20120312 of Central Sun Ascension Report

2012/3/12 月例セミナー

もっと賢明になること

①利用されてしまう日本人

私は日本という国において皆さん方を眺めている存在です。これまで日本の神という言い方をしてきましたが、時代が急速に変化していき日本の国とか東洋とか西洋とかいう表現が適当ではなくなってきております。これまでそういう国々をつくり、国ごとに管理していた存在たちも今かなり入れ替わってきております。

国ごとに民族を導くという役割を持った存在たちが地球から離れたり、地球での役割を終えたりしてきております。それによってこれから国や民族においていろんな変更が生ずるところもあるでしょう。皆さん方の日本という国に関して言うと、これまでの日本という国をつくり上げてきた仲間たちも少しずつ入れ替わりが行なわれており、これから日本という一つの領域が段々分かりづらくなっていくことになります。

そして地球や宇宙においてただ自分たちが必要な場所で必要な体験をする、そういう思いが強くなっていくでしょう。ただ皆さん方にとって皆さん方の魂は日本という民族をつくった神々たちの手によって維持され、守られ、育てられてきました。したがってこれから段々時代が複雑になり、国の関係が特別な状態になったとしても、皆さん方の魂そのものは長い日本民族の魂を受け継ぐことになまります。

魂という観点で皆さんを見た時、いろんな意味において重要なエネルギーがあります。この地球においてそれぞれの人種がいろんな目的でいろんな魂をつくり上げていきました。日本という民族に与えられた魂の設計図において、多くの魂が始まりは普通の人間的な始まりで進めていきながら、段々本来のエネルギーに目覚め、動き出し、それによって本来の能力を発揮する、このような仕組みがつくられております。

つまり初めはごく普通の人間のように生まれていたとしても、生きていくうちに何か特別なことをする必要がある、何かを変えなければならない、何かを思い出させなければならない、こういうような思いが沸き起こってきて何かに取り付かれたように始めたり、何かに熱中してしまうような感じを持ったりしてきます。

こういう状況において自分が何かに興味を持ち、何かを始めていく、こういう流れが出来上がってくると、それが少しずつ強い力をつくり出すようになり、周りに協力してくれる人や一緒にやってくれる人が現れたりしていきます。日本の人々はお互いがうまくやる秘訣として思いやりやいたわり、真心という点で接することを大事にしてきました。

日本人同士の場合はまさしくそれが大事であり、それによって人間関係がスムーズに進んでおりました。この日本的なやり方が段々通用しなくなってきております。これからのいろんな流れを見た時、思いやりやいたわりという尊い波動がだんだん分かりづらくなっていきます。まるで親切にしているように見えながら実際にはとんでもないことを考えていて、相手を油断させ、相手を騙して自分が金銭を手に入れる、自分だけが得になるようなことをする、こういう人々が少しずつ増えてきており、相手のためを思うとか、相手をいたわって行動するというのが逆に利用される状態をつくったりしていきます。

そのため現在の日本人と呼ばれている人は日本から離れると利用される、その弱さをうまくついてきて騙されてしまう、こういう状況が目立つようになってきております。日本人同士の中においてはそんなに極端ではなかった現象が日本から離れると途端に大きく目立ってしまうのです。

したがって、今の日本の人々は思いやりやいたわり、優しさや素直さという波動を国際的なレベルで学ぶ必要があります。ただ優しくする、ただ親切にする、その場合でも他の国々では一度親切にされるとずっと付きまとってきて、結果的に何から何まで吸取っていく、一度利用できると思われると徹底的に利用されてしまう、こういう波動が強く存在し、大部分の日本の人々がすぐに騙されてしまいます。

これを見抜く能力が必要となります。日本だけでいるとどの人もそんなに悪どい人はいない、そんなひどい人はいないという思いがどこかに存在し、結局は相手を許してしまう、相手の希望通りにしてしまう、こういうことがたくさんあります。今それを日本人が狙われており、気が付いたら日本の人々は次から次と他の人々から尊いものが抜き取られていきます。

したがって日本の人々はもっともっと賢明になる必要があります。賢くなって見抜くことです。嘘を見抜く、騙しを見抜く、この見抜くという状況が必要であり、これを身に付けることによって利用されない、自分はしっかり自立して利用されないで生きていく、こういう生き方が可能になります。

利用されないで生きるというのはとても難しく、ほとんどの人々は利用しようとして接近してきます。何か自分に得になることはないかどうか、そうやっていろんな人と接し少しでも利用できるものが見つかるとそこを徹底的についてくるのです。日本の人々はこれから賢く生きなければなりません。

ただ無条件に愛する、ただ無条件に認めていく、これは口では簡単ですが実際の言動としてはとても難しいものがあります。それでも人々のためにそう信じてつい騙されてしまったり、利用されてしまう人が後を絶ちません。日本の中だけで見た時はお互いが納得し合い、お互いが良い波動を持っているのでそれほど激しく騙されたり、利用されることはないでしょう。

しかし一般に他の国々では常に騙すことや利用することばかりを考えております。日本人のように相手がかわいそうとか相手に申し訳ないという思いを持つ人はそんなに多くはありません。したがって他の国の人々も日本人のように考えていくとまったく見当違いの状況が起こったりします。

これからの時代に向けて一人ひとりがまず行なわなければならないこと、体の浄化、心の浄化が必要です。心だけではなく体の浄化も必要、それによって自分は常に満足のできる生き方ができるようになります。他の国々の人々と一緒に出会ったり、何らかの話をする時に、他の国々はいかに自分が優れているか、いかに鋭い良いものを持っているか、それを強調して自分のことを認めてもらおうとして手を尽くしていきます。

しかし日本の人々は自分から表現したり、自分から素晴らしいものを認めるということがなかなかできず、結局それがしっかりと身に付いたり伸びることがそんなに多くはありません。これからの時代に向け思いやりやいたわりを持ちながらしっかりと自立していく、相手のペースに負けないように、相手の中に連れ込まれないようにしながら生きていく、この生き方が重要になります。

いくら自分は大丈夫と思っても他の国々の人はとても狡猾であり、いろんなを手を尽くして奪ってしまおうという波動を持ってきます。それに対して日本人は面倒なことを起こすくらいならお金を払った方が良い、そう考えている人が多いためにどうしても利用される対象になってしまうのです。

これからの日本での教えとして、心や魂を磨くことや人と接することがいかに大事であるかを説いていきます。しかしそれと同時に他の国から来ている人々と接する時には、本当に注意をして確実に分かる人だけに話しをしていく、少しでも利用されたり相手のペースに負けそうな時はすぐに結論を出さずに十分に考えてから結論を出していく、こういう生き方が必要になります。

自分たちの世界で何が起こるのかまだまだ何も分からない人がたくさんいるでしょう。また私たちもそれを詳しく言うつもりはありません。基本的には人間のつくり出した波動が戻ってくるだけであり、誰が悪いわけでもないのです。それを誰かのせいにしたり特定の宗教団体や特定の人のせいにするとそれはとても複雑な波動をつくり上げてしまい、結局は流れが悪くなっていきます。

②真理を求める真剣さを

私たちは日本の存在としてお話をいたします。今話されたように日本の人々はとても利用されやすい、騙されやすい民族といえます。しっかりとした理念を持っていながらどうしても相手に甘くなってしまい、相手を信じ結果的に騙されてしまう、こういう人がたくさんいるからです。一人ひとりは真面目に取り組み人生を豊かにしようと思っています。しかし多くの人がそれを望んでいないことも事実です。

他の人が幸せになると何故か許せない、嫉妬してきたり、不快感を持ってきてその人の邪魔をしようとしてきます。そうやって何か事ある毎に邪魔されてしまう人、あるいは邪魔してしまう人がおります。自分のレベルをよく知ることが必要であり、今自分はどういう学びをやっているのか、どの段階まできているのか、常にそれを考える意識が必要となります。

それによって自分の置かれている立場、置かれている位置を見抜いていきます。今回は日本の宗教的な考えをベースにして私たちの世界と繋がっております。この世界は日本人がかなりこれまでの長い体験の中で常に整理し、理解しやすいようにまとめていたか、それはとてもよく分かる状況になっております。

これからの日本の生き方がどうなっていくのか、とても興味深いと思われます。地球上でいろんな状況が起こり、そのうち日本という国もほとんど無意味なくらいに状況が一変することになるでしょう。その場合一人ひとりが何をどう考えていくか、これまで多くの日本人が行なってきたことを自分が受け継いでいくのか、それとも単純に誰もしないことを自分がやってあげるのか、いろんなことが思われていくでしょう。

日本人の個性をしっかりと見て特徴付ける時、日本にはとても素晴らしい能力を持った人がたくさんおります。しかしそれに目覚めていない人が多く、結局は素晴らしい能力を手にしていながら、まったく使わないで人生を終えるという人もいるでしょう。自分をどのように見ていくか、自分はどこまで客観的に見ることができるか、これがとても重要です。自分を客観的に見ていく。

日本の神として方向性を見た時、今日本人の心の中で本来の神のような心を維持している人はほとんどいなくなってきました。まだまだ自分で真理を見つける、真理を手にする、必死になって真理を集めようとする、こういう人がそれほど多くは出ておりません。他の国の人々は自分を知るために真理を知るためにとてつもない努力をしております。

しかし日本の人々はそこが意外と気楽であり、真剣さが足りないと言えば足りないという状況になるでしょう。自分自身の能力をよく理解してこれからの時代で過ごすにはどうしたら良いか、何をどう変えたら良いか、常にそれを見分けられるようにしておいてください。

③身体にしみついた厄を認識すること

私は瀬織津姫として現れてきました。人間の持つ厄を海に流すという働きとして知られております。実際私はそのように人間の厄を集めては海に流していた時期がありました。今の日本人の元になる人々がこの土地にやってきて、この土地を基点にして文明をつくり出した頃、私は人々の厄を取り除き、少しでも楽しく明るい人生が送られるように見守っておりました。

この働きが少しずつ弱くなってきてせっかく厄を取り除こうと思っても取り除けないケースが出てきました。人間自身が自分で身に付けた厄はある程度自分で理解し、自分で理解したものが厄を祓うことができます。しかし段々自分で理解していない人が増えてきて、ただ何でも良いから厄を取って欲しい、何でも良いから助けて欲しいという状態になってきました。

本来は自分から厄を出す時に自分はどういう厄を身に付けていて、どの厄をどのようにして祓っていくか、それを一人ひとりの人間が考えておりました。今は何も考えずにただきれいにして欲しい、ただ楽にして欲しいという人が増えてきました。この場合は厄を取って遠くまで運ぶことができません。自分で理解しなければならないのです。

まず初めに自分はどのような厄を取り入れ、どのような日常生活を過ごしているか、これがとても大事なのです。したがって自分自身が日常生活の中で厄を取り除いていく、これが本当に理解され実行していくと、それに関係している人々の厄も一緒になくなっていきます。しっかりと行なわれれば今でも有効なお祓いのやり方になります。

ただ今の時代において難しくなってきているのも事実といえます。ただ取ってもらう、ただ楽にしてもらう、こういう意識の人が多く、自分で厄を持ってきた状況をなかなか認識していないのです。しっかりと自分の厄を認識する、この能力が必要であり、それによって一つひとつが解放されていくのです。

ぜひ一人ひとりの厄をしっかりと見て自分で分析し自分で手放していく、それが無事に行なわれれば後は瀬織津姫のパワーによって体から取り除き海へと運んでくれます。今の皆さん方で自分の人生をもう一度見直してみて、体の中にたまっていると感じられる厄、もう落とした方が良いと思っている厄があればまず頭の中にその厄をイメージしてみてください。

心の中に十分に厄を認識できた人はその厄のところに意識を向けておいてもらいます。一人ひとりの守護神や守護霊、背後のものたちがこの厄をしっかりと見つけ、取り除き、自分の世界から瀬織津姫の世界へと運んでもらいます。自分の厄が少しずつ消えていき、楽になり心が明るくなっていくのを感じてください。宇宙から素晴らしい光がやってきて自分の心の厄をきれいにしてくれる、体の厄をきれいにしてくれる、これを感じていてください。

Aさんのワークにおいて、あなたの心の中にあった厄、主に自分のやりたいことがあってもうまく進まない、できない、何かをやろうとしてもうまく見つからない、これが心の厄によって制限されていた状況でありました。心の厄の中に他の人に対して何か嫉妬したりやきもちを焼いたり、うらやましかったり、こういった厄が出来上がってきて、それが自分自身の行動をうまく進ませないようにする、自分自身の働きや仕事が前に進まないようにする、こういう現象をつくり上げてきました。この厄を処理し、自分の心から取り除いていきました。これからは他の人の仕事を褒める、成功を祝う、他の人の大きなことをそのまま喜びとして受け取れる、こういう思いによって厄をつくらなくなっていくでし
ょう。

Bさん、あなたの心の中になかなか自分の本当のことが表現できない、正しく表現できない、相手に伝わらないという波動がありました。これは相手の話を聞いていても自分がなかなかそこに相手の世界に入って理解することができない、しっかり相手の身になって考えられないというところからつくられた厄です。自分が本当に相手の心の中に入って相手の心を真剣に理解しようとすると、今の厄はつくられなくなります。この厄を取り除いておき、これから相手の心の中ではっきりと理解できるようにしておく、そうするとこの厄がこれからも現れなくなってくるでしょう。

Cさんのワークにおいて、あなたの心の厄として、自分の思いがうまく表現できずについ感情的なもので発散してしまう、うまく説明できないで感情的なエネルギーで処理してしまう、こういう状況がありました。これは相手と自分をつなぐ役割のところに厄がたまってうまく相手とつながらないようにされておりました。相手と自分をつなぐところにあなた自身がどこかに相手に対して不信感や不安、恐れ、こういったものが存在し、そこに厄が付いてきました。それによってなおさら相手とのつながりがうまくいかなくなり適当な表現もできずに人間関係でうまく通じ合えない状態ができました。この部分の厄を取り除いておきました。これからは相手を信頼する、相手を信じて相手の言っていることをまず理解しようとする、そういう思いによって厄をつくらないようにしていきましょう。

Dさんのワークにおいて、あなたの心の中にある厄はあなた自身は世のため人のためということでいろんなところで自分の良き行動を取ろうと決意しております。この良いこと、人のためになること、こういう思いを常に持っているために何か良いことをしていないと自分が満足できない、ただ黙っている自分が何かいらいらしてきたり、良くないことをしている感じになる、常に何か良いことを見つけて良いことをしたい、こういう思いが逆に厄を持ってきて、自分自身の思いを余計に不安や心配に持ち込んでおります。わざわざ良いことを見つけてきて、それをしようとする思いが厄をつくり上げていきます。そして不安や心配、恐れが強く現れるようになります。あなたのこの厄を取り除くと同時にあなた自身が今後こういう厄をつくらないためには、まず自分が正しくしっかり生きるということを自分で目指し、自分がそれで納得できるようにする、自分は正しく明るく元気に過ごしていればそれだけで周りの人のためになっている、こういう心を身に付けるようにしてください。自分が明るく正しく生きているだけで周りの人のためになっている、そうすれば厄はつくられなくなります。

Eさん、あなたのワークにおいて、心の中に積み重ねられた厄として自分自身を評価する時にマイナスの観点から評価していき、なかなかプラスとして評価を見つけることが難しい、こういう思いを持っております。常に自分のできないところ、失敗するところ、良くないところを先に考えてしまいます。そうすると良くないという自分をつくるために厄がつくられていきます。それによって余計に自分が何かをするとうまくいかないように現象化されたり、ちゃんとやったつもりでも周りではやってないかのような現実になって現れてきます。自分を評価する時、自分はしっかりと正しく行なっている、自分は正当な評価をしっかりと受けている、まずそれを理解することが必要です。しかしだからといって間違ったことを正しいと思う必要はありません。自分の言動を正しく評価し、過ちがあればただ変えていく、ずっと悪く考えのではなく正しくできたことを正しいと理解し、できなかったことはこれからできるようにもっていく、常にそういう見方に変えていき、厄をつくらない考え方、それを身に付けるようにしていってください。

Fさん、あなたの心の中にあった厄は、自分が他の人からどう思われているか、どう見られているか、ここに強く意識が向く傾向があります。何かをするとおかしく思われる、変に思われないかどうか、こういったことによる厄がつくられております。それによって自分がすべきこと、すべきではないことが決められてしまうために、正しくても周りの状況で行動できなかったり、悪いことでも周りの状況で行動してしまうことがありました。これが段々積み重なって罪に変化していきます。根本的なところで人の評価、これを気にしないようにする必要があります。まずはその部分の厄を取り除き、これからも人の評価を気にせずに行動を取ることができれば、厄をつくらないようになっていくでし
ょう。

Gさん、今のワークにおいてあなたの心の中の厄、それは自分を自分でいじめてしまうところが時々あります。どうして自分はこうなのだろう、何でこれができないのだろう、どうしてこういったことができなかったのだろう、自分を責めてしまう厄があります。それによって本当に心ができなくなってしまい、思った通りに心がまた小さくなってしまいます。その部分の厄を取り除いておきました。これからはできる自分、できた自分に意識を向け、自分の可能性を大きくすること、できる自分に意識を向けておくと物事が本当にできるようになっていきます。もっともっと大きな心に移していきいろんなことがすべてできる、そういう意識をつくり上げるようにしてみてください。

Hさん、今のワークにおいてあなたの心の中に自分を正しく見ようと思っても常に正しく見ることのできない状況がありました。自分を分析しようとしたり、客観的に見ようとしても時々うまく自分は見れなくなってしまう、これは他人を見る時に正しく他人を見る、正しい観点で見るということが時々疎かになってしまうところからつくられた厄といえます。他人を正しく評価して分析していく、他人の良いところ、素晴らしいところも正しく評価していく、これがうまく行なえない厄になっておりました。この厄を取り除いておき、これからは正しく人々を評価し、認めてあげることによって自分自身を正しく見ることができるようになっていくでしょう。

Iさんのワークにおいて、心の中に常に自分自身との葛藤、自分に対してうまくできない、やろうと思ってもうまくできないという思いの厄がありました。自分ができない、そういう思いによって本当に自分をできなくさせる厄が集まってきています。その部分の厄を取り除いておきました。これからは自分はすべて思った通りに実現している、自分は思った通りに実現できる、どんな良いことが実現できるようになっていく、これを心から信じ自分の中に厄をつくらないようにしていってください。

皆さん方のワークを共にしながら一人ひとりの厄について説明をしてみました。この厄という考えは古来の日本の人々においてはとても強く認識され、また重要なものとして扱われておりました。今ではほとんどそういう認識がなくなってきており、自分の心のせいではなく、他人のせい、社会のせい、このように思い、それで解決するケースがとても多くなってきております。

しかし実際にはそれ自身も厄であり、自分ではなく他のせいにする、そういう思いによって他のせいにするような現象が起こされてくるのです。やはり自分の心にある汚れ、厄、そして罪によって心が歪んでいき、それによって歪んだ現実が現れてくるのです。すべては自分の心から起こる現象、心にある罪や汚れ、厄によって心がうまく機能しなくなっていく、この仕組みは今もそうであり、またこれからもそうでしょう。

厄という言葉が使われなくなったとしてもそういう現象はまったく変わっておりません。またこれは日本人であろうが、他の民族であろうが、他の国であろうが原理は同じです。他の国の人々や他の宗教では厄という概念や言葉は使っておりませんが、実際にはどの人間にも心の中にある厄によって心が歪んでいき、現象が歪んでいきます。

したがって仮にこれからどのような時代に行ったとしても、どのような世界に行ったとしても心を常に清めておき、厄をつくらないようにする。罪、汚れや厄ができたら、それをまた綺麗に変える努力をする、これはどこまで行ってもずっと必要となります。したがって他の国に行ったとしても他の宗教に入ったとしても心を清らかに、常に心を清めておく、この作業だけは続けることを忘れないでください。それでは少し休憩をとります、ありがとうございました。

④心の壁を取り除く

私たちはこれからの日本という民族を指導していくマスターです。これまでの日本の民族を導いてきたマスターと、これからの日本を導くマスターの入れ替わりが少しずつ進んでおります。そのためにこれまでの日本を導いていたマスターが入れ替わる毎に古い伝統、古いしきたりというものがなくなっていくように感じられてくるでしょう。

そして新しいマスターに変わることによりこれまで日本にはなかった考え方、これまでの日本人らしくない日本人、こういったものが表に出てくるようになります。したがってこれから日本人の心や言動が変わっていったとしても日本人でなくなったとか、日本の心がなくなったという意味ではありません。

これからの日本人のやるべき役割ややるべき心の波動を持っており、それを皆さん方は身に付けていく段階に入ってきています。これからのポイントは日本ということにこだわらず、あくまでも人間そのものとしてのいろんな側面を味わっていく、人間として用意され、人間として生きている皆さん方の魂に様々な側面が入っております。

日本人としてこれまで体験してきたのはその中のごくわずかな波動にしか過ぎません。これからはいろんな波動を体験していく流れに入っていきます。しかしこれまで日本人としての心をまず先に体験し、これを身に付けていたということはとても大きな力になります。

そして日本人の心を身に付けてから他のいろんな波動を身に付けていくと、ある意味では常に分かり合う、分かち合う、共同で行なう、心を共有する、こういったことがやりやすくなっていきます。他の世界から学んできたものたちはどうしても排他的になったり、独善的になってしまう傾向があり、相手を受け入れるということがとても難しくなっていきます。

その点日本人は初めはとっつきにくく何か偉そうに思われますが、自分自身が心の壁を取り除き相手と一つになる気持ちを持っていくと相手もそれが分かってきて、どんどん一緒になろうとして近づいてきます。したがってまず今の日本人の方々は心の壁を取り除くこと、自分から先に壁をつくっていて相手が入りにくくなっています。

まず自分が壁を取り除きいろんな文明、いろんな民族、いろんな宗教の人もまず受け入れていく、しかしだからといって何でも相手の言う通りにしたり、相手にすべてを任せるわけではありません。心の壁は取り除いても自分でしっかりと考え、しっかりと嘘を見抜き、自己主張をしっかりと行なっていく、確かに言っていることは正しそうだけれども心では何か変な感じがする、理論的には正しいけれども何か騙される感じがする、こういったこことは日本人がよく感ずることでしょう。

そしてその時に壁が出来上がってきて、もうその人と接しないようにする、こういう状況をつくることがよくあります。これからは何か心で違う感じがする、そういう場合相手の心に繋がってみて相手が何を感じているか、相手が騙そうとしているのか、それとも単純に相手も不安を感じてなかなか本当のことを言えないだけなのか、相手の心の奥底を感ずるように練習してみる、そして相手が本当は騙すつもりではなく、相手も心の底で付き合おうとしている、そういった気持ちが分かったりしてくると自分も深いレベルで付き合えるようになっていきます。

したがって何でもかんでも感じたことをすべて違和感で拒否したり、避けたり逃げたりするのではなく、心の面でも相手の深いところと繋がろうとして理解し合おうとする、こういう思いを常に持ってなるべくいろんな国々の人、いろんな民族の人と接することができるような新しい日本人の心をつくり上げていってください。それでは今日はここまでにいたします、ありがとうございました。

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