2012/6/18 宇宙交流会
自分ではなく国・人類の浄化を
①失われた祓いの心
私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。皆さん方の今の話において日本という国の大祓いというアイデアが出されてきました。国という単位でエネルギーを見た時、日本の人々の集合意識のレベルで日本に持ってきた穢れや罪がかなり入り込んでおります。しかもこの日本という集合意識のレベルで入ってきた罪や穢れを浄化しようとか、大祓いを行なうという意識を持っている人はほとんどおりません。
皆自分の意識の中に留まってしまい、自分が浄化される、自分が祓われるという意識になっており、国というレベルで意識の浄化を考えている人はほとんどおりませんでした。今日はその意味において皆さん方の光を使い、今のこの日本という国において集合意識レベルにおける意識の浄化を行なっていこうと思います。
皆さん方が話し合っていたように日本人の集合意識のレベルで急激に変化してきたものがあります。個人主義に走る、物質主義に走る、個人の快楽を求め全体的な方向性を見なくなってきて、他人よりも自分を優先し自分が勝つこと、自分が先に行くことに興味を持つ、金銭を尊重し金銭で手に入るものがあればいくらでも手にしていく。結果的に心が歪んだ心になってしまい、本当の喜びがどういうものなのか、本当の幸せが何なのかが分からなくなってしまっております。
金銭や物質を得ることが幸福だと思い、金銭を得ること、物質を得ることに知恵を使い、体を使ってきました。それで手に入れた幸せはまた物質のようにはかなく消えてしまい、物質的なものによって手に入れた快楽は物質のようにはかなく消えていきます。
心に残り続ける喜び、幸福感、心の平和というものが何によってつくられるのか、それが分からなくなっております。満たされないものがあれば何か金銭で補う、金銭を使うことによって幸福を感じ幸せを感ずる、こういう意識になっているためにすべてを金銭で解決できると思っております。
金銭も物質であるために金銭を使って手に入れた幸福は物質のようにはかなく消えていきます。金銭や物質ではない別のもので心を平和にすること、心を幸福にすること、それは何なのか。物質に目を向けるに従い人間関係が難しくなってきました。物質は金銭を使えば欲しいものが手に入ります。しかし人間は思う通りに動いてくれない、金銭を使っても思い通りには動かない、人間を使うのが非常に難しい、人間と接するのが苦痛になってくる、そういう理由で人間とのコミュニケーションを避け、一人の世界に入ってしまう人が増えております。
人間関係を閉ざして一人だけの世界に入っても、もちろんそこに幸福はありません。物質的に手に入る幸福だけであり、一時的なもの、刹那的な幸福ですぐに消えてしまいます。心の中の豊かさや幸福感は物質ではなく自分自身の心からつくり出されていきます。
自分自身の生活に安心している、自分の生活が幸福だと感じ、人生を生き生きと生きている、これができている人は物質や金銭がどのような状況であろうとも毎日が幸せな日々を続けていきます。たとえ金銭的に見て必ずしも満たされていなかったとしても結果的に毎日楽しく生きることができた、常にその時に必要なものが手に入り、十分に生活ができている、毎日何らかの喜びが見つけられ、そのたびごとに新しい人と出会ったり、新しい会話の内容が得られたりして毎日何らかの喜びを感じている、こういう生き方ができている人は物質を求めようとしなくても毎日を喜びの人生として生きることができます。
自分の人生そのものに喜びを感じ満足感を持っていると、それに応じて満足できるエネルギーが常に毎日やってきます。物質がないと満足できない、何か不足感を感ずる、そう感じている人は常に不足感が自分のところに近づいてきます。物質や金銭がないと幸福になれないと信じている人はそういう流れがつくられていき、常に物質や金銭が自分を幸福に導いているかのような流れがつくられていきます。
すべてはその人の奥底で思っている通りの流れがつくられていき、表面意識で理解しているレベルではありません。もっと深い心の奥底のレベルで自分は人生をどうとらえているのか、毎日幸せで面白いことばかりが毎日やってくる、物質や金銭が不十分であったとしてもまったく気にすることもなく、結果的に毎日楽しいことが起きている、こういう気持ちを奥底に持っている人は毎日を本当に喜びを持って生きることができ、物質や金銭に意識を向ける波動はほとんどない状態になります。
必要な時に必要なものが常に与えられるために、それ以上のものを手にしようとする気持ちがまったく出てこないのです。物質や金銭を手にすることによって幸福である、幸せであるという意識を身に付けた人は、これを完全に手放す意識が必要となります。今皆さん方の頭の中から物質や金銭が幸福に導いてくれると思っている意識を浄化、大祓いし、さらに集合意識レベルにまで拡大させ、日本人の集合意識のレベルでワークをしていこうと思います。
自分がこれまで物質や金銭を追い求めてきたことや物質や金銭が幸福を与える、物質や金銭を手にすることによって幸福感を感じたい、そういう時の状況を思い出して自分の頭のところに物質や金銭が幸福感を与えるというエネルギーを集めてきてください。
②物質・金銭を追い求める亡者
物や金に執着するものよ、物や金は人間の道具としてつくられた物質に過ぎず、それを良き方向で使えば人間に幸せを与えるだろう、それを道具と思わずまるで宝物のように独り占めにしようとする気持ちができれば、独占欲、支配欲のエネルギーを引き寄せ、たちどころにして亡者のような魔物に取りつかれてしまう。
物質、金銭を追い求めるものは亡者となり、限界のない意識レベルを常に持ち続けることになる。自らが亡者であったことを悔い改め、自らの心を正し、物や金銭はただの道具であること。集めることに意味がなく、独占することに意味がなく、世のため、人のために使うことに意味があること。亡者としての染みを取り祓い、世のため、人のために道具として物や金銭を使う心に変えられよ。
宇宙の大いなる大神様、日の本の国の心に亡者を解き放つ光を与えたまえ。物や金の亡者よ、去れ。他の者を幸せに導く光の使者として物や金を使いたまえ。
また皆さん方の心に比較、競争、一番になる、隣の人よりも少しでも良いところに存在する、友達よりはちょっとでも良いものを身に付ける、このような醜い心の波動があります。
わずかでも他の者より己を高しとする、己が高く美しきものとして崇められることを喜ぶ、このような心が日本人の集合意識にへばりつき、人々の心を次々と醜い心へと変えてしまいました。他の者と競うのではなく、他の者と協力し合うこと、助け合うこと。他の者と分離し離れていくのではなく、他の者に近づき他の者を生かすことを行なう。この和の心が薄れていき、ほとんどないくらいにまで光がなくなっております。
己の心をよく見つめ、比較、競う、少しでも先に行く、少しでも高きところに行く、そのような心を見つけ、それをしっかりと表に出してきてください。心に現れた、競う、他と分離するという醜い波動は、常に他を生かす、他と一つであるという美しき波動に変えねばならない。
己の心をよく見つめ、他と分離させ己だけを先に行かそう、己だけが優れているという心をしっかりと神の前に差し出してください。
宇宙の大いなる神々よ、ここにあられる日の本の一人ひとりが己の醜き、競う心、分離の心を神の御前に差出し、自らの心を変えようと望んでおります。願わくば神の御力において心を改めさせたまえ。
他と比較する心は自分と比較する心に変わりて自分自身を分裂させていく。他を分離すればするほど自分自身が分裂していき、何が本当の自分か分からなくなっていく。自分で自分を分離させながら自分は誰かと学ぼうとする。自分を分離させている以上、いくら学んでも自分は見つけられない。自分を見つけたければ自分と他人を一つにせよ。
自分と他人を一つにすることにより自分が一つになり自分が見えてくる。ここにいるものの心の波動、分離した波動を一つに統合させ、己の心を一つの心として理解し、他と分離する意識を取り除きたまえ。
私は一つです。
これを何度も口に出してください。
すべてが私です。他人は私です。
③自ら変えていき集合意識へ
皆さん方の意識を使って集合意識レベルでの浄化のワークを行なっていきました。一人ひとりの個別の波動も集合意識レベルで影響を与えたり、影響を受けているものもあるでしょう。これからの日常生活の中でまず自らが気付き変えていく、そういう気持ちで日常生活を送り、集合意識レベルで新たる光になることを望んでおります。
Aさんの今の波動において、宇宙レベルで見た時、あなたの意識のある部分において新たなる波動を地球に降ろす役割と、またその時に人間的な意識波動に変換されて降ろしてしまったために、うまく起動できない部分があります。この部分を調整し、宇宙レベルでの新たな波動が本来の正しき光に変換されて人類に定着できるようにエネルギーを流していきます。しばらくはエネルギーを感じながら自分の体を通して良い波動に変換され定着できることを考えておいてください。
Bさん、あなたの心の中に古来から染みついていた日本の古き波動がありました。全体的な仕組みの中で自分の動きをどう位置付けていくか、そのかかわりの中で全体を常に優先させ、個人の意識レベルはほとんど考慮するに至らないこと、必要とあればいくらでも全体のために身を捧げる。これが古来からの波動であり、古来の日本の人間としては美しき波動として光っておりました。今時代が進むにつれ、全体を生かしながら自分も生かすというこの意識が重要になってきております。ただ自分が生きるために全体を止めたり、全体を破壊させることは許されておりません。全体の動きの中で自分が最大限に輝く、全体意識の中で自分の意識を最大限に活用する、これが望まれているのです。あなたの意識の中から全体の中で個人が最大限に光を発揮できるように調整が行なわれております。
Cさん、あなたの心の中に物事を考える時の考え方、基準が分からなくなってきており、常に新たなる考え方の基準を求めようとしております。考え方の基準は言葉でできているものではなく、心で魂で感ずるものです。何か明確な基準が欲しい、明確な評価、考え方が欲しいと思う心を変える必要があり、そういうことではなく、魂や心のレベルで感じ取りそれに合わせること、その時その時に感じられる心や魂に従って考え方を合わせていくこと、これを身に付けるように意識を変えていってください。
Dさん、あなたの心に常にさまざまな対立構造が頭を動かしていきます。常に何らかの相反する考えが現れ、どう考えるか、どう選択するか、どう位置付けるかを常に頭の中で動かしております。相反するもの、異なるものは一つのものの表と裏であり、常に一体となっていること。分離して考えるものではなく一つのものとしてとらえていく、この認識の仕方が必要であり、分離して考えるという発想そのものが無意味になってきます。二つのものを分離して考えるのではなく、元々一つのものという発想を身に付け、一つのままで結論を出す、一つのままで論理を進めていく、そういう考え方を身に付けていってください。
Eさん、あなたの魂はあなた自身を高きところに引き上げようと毎日のように何らかの波動を送り届けております。あなたがそれをどのように受け取りどう判断しどう行動するかをつぶさに眺めております。受け取り方がまだ完全ではなく、ところどころ勘違いしたり、思い違いもあったりしていますが、ただ何らかの反応は必ず起きております。したがって自分が何かを考え始めた時、何かを考えたくなった時、それはそういう波動がやってきていること、その時にこれまでいつも考えていたいつも通りの考えではなく、新しい考え方、別の考え方を工夫し、これまでいつも考えていた思考のパタンから抜け出ることに挑戦をしてみてください。
Fさん、あなたのマインドの中にいつもいろいろと考える波動が動き回り、いろんな考えが同時に動いております。そのためにそれぞれ別個の考えが常に結びついてしまい、一つの考えが他の考えにもすぐに影響を与える状態になっております。いつの間にかまったく繋がりのない別々の考えがあたかも一つの考えであるかのように全体的に動き出しております。物事を考える時個別のテーマをしっかりと理解し、別の考えのものとは一緒にしないこと、一つひとつをしっかりと分けて考えるようにすること、そうすることによってマインドがクリアになり必要なことだけを考える、不要なことは考えないようになっていきます。あなたの意識レベルのマインドの使い方を変えると、同じような人間たちが集合意識レベルで中和されていくでしょう。
Gさん、あなたの心に自分の通用する世界と、自分が通用しない世界があり、通用する世界においてあなたは光を放ち、堂々とした生き方ができております。通用しない世界において光がまったく出なくなり、自分で自分を見失ったりする状況が現れております。通用する世界と通用しない世界でできるだけバランスのとれた生き方、バランスとれた行動の仕方を常に見つけていき、自分自身が不安定な波動をできるだけ安定化させるように意識を持って行ってください。
Hさん、あなたの心に古代からの日本の人々に関与していた波動があります。自分自身の生き方を考える時、古代の人々は常に全体的な方向性を考えたり、全体的な調和を考えて行動しておりました。それが今では己のことばかりを考える人が増えてしまい、全体の方向性に関心を向けなくなっております。あなたの心の中には全体性を考えるという波動が残っており、あなたはそこに意識を向けるだけで全体的なところに感ずる作用が起こります。全体的な方向性、全体的なところに意識を向けるとそこに繋がり自分がそのためにどうするかが感じられてくるのです。ぜひ自分を全体性に合わせ、全体性をうまく持っていかせるための自分の行動の在り方を見つけていってください。
Iさん、あなたの心に自分のことをいろいろと考え、自分を正しく導こうとしてかなりのマインドやハートを使っております。しかしそれによって他人と自分が分離されてしまう傾向が強くなり、いつの間にか自分は他人とは別という波動がつくられてしまいました。今意識をしっかりと安定させ、自分は他人と同じであること、たとえ考えや生き方が違ったとしてもそれは問題ではなく、本質において同じであること、そして違うところは一人ひとりの個性であり、たとえ考え方であろうとも個性の違う考え方ということ、それを理解し、異なる相手を認め、異なる相手を許し、またそれと違う自分をも許すこと、許しを行なうことにより心は一つに戻り、他人と自分の分離が減っていき大いなる自分に統合されていくでしょう。
Jさん、あなたの心に自分の個人的な喜びと家族や他の人々の喜び、これらについて何度も何度も考えております。自分の喜びは何なのか、家族の喜びは何なのか、一人ひとりの喜びは何なのか、これを常に考え、そして自分が何をすれば幸福になれるのかが分からなくなっております。どうすれば幸福になるかということを知り、それを行なうことによって幸福が手に入るという考え方そのものを取り除く必要があります。何かをすれば幸福で何かがあれば幸福ではないという考え方そのものが不要となります。ただ自分が生かされていることに喜びを感じ、自分が生きていることに喜びを感ずる、今いることに喜びを感ずる、そこに何らかの説明や理由はなく、ただ生きているから喜びであること、その原点に戻る必要があります。そうすれば他の喜びのために自分がそこに存在し、自分が存在すること自体が他の喜びに繋がる、一人ひとり一番幸福な状況が得られるところに存在していること、その原理が見えてきます。何かをして幸せを感ずるという理解ではなく、そもそも幸せを感ずるところに一人ひとりが存在していること、それを理解していってください。
Kさん、あなたの心に大いなる平安が訪れようとしております。この平安はあなたが望んでいた平安であり、自分が悩んでいたこと、分からなくて困っていたこと、理解できなかったこと、それが分かるようになり、それに向けていろいろと行なっていたことがすべて解決されていきます。自分が求めていた本当の平安は何だったのか、それが心から理解され、そしてゆとりが出てきて本来の喜びのある生き方へと変わっていくでしょう。
Lさん、あなたの心に毎日自分がいろいろと考えていることや、他と自分とのかかわりの中で自分を低しと考えてしまうこと、それらの低き波動を先ほどの儀式で取り除き、あなた自身が堂々と生きられるように修正されてきております。自分はもう違う人間になった、違う意識になった、それを信ずることです。もし以前と同じ考えを持ち続けているとたちどころにして戻ってしまい、同じことを繰り返してしまうのです。同じことを繰り返さないために意識は変わったと思う、実際に変わっているという意識を感ずる、そして新しい自分として行動していく、ぜひそれを行なってください。
Mさんの心を見た時、心の中に光を求める自分と、光でないものに惑わされる自分があり、だんだんどれが本当の自分かが混乱しつつ自分が不安定になりつつあります。あなたが光を求めれば求めるほど、あなたに対し嫉妬や執着を持つものの醜き思いがあなたを責め立て、あなたの心を惑わしていくのです。あなた自身が他のものに対し比較や思いを一切向けなければ、それらの波動を受け取ることもなくなっていくでしょう。常に他の人の中の光だけを見て己の光だけを見た時、惑わす光は次第にずれていき、そして醜き波動を送ってきた本人に戻されていくでしょう。強き心でひたすら正しき光に向かっていってください。
皆さん方の心を通し集合意識レベルでの浄化を行なっていきました。一人ひとりが今感ずること、集合意識に向けて願うことあれば今お祈りとして日本人の集合意識に訴えてください。
日の本の神々よ、この者たちの心を救いたまえ、日の本の人々の意識を救いたまえ、日の本を大いなる和として救いたまえ。