20190225 of Central Sun Ascension Report

/子供へのしつけ/親自体が教育されていない/何もしないと格差は広がっていく/格差を広げないようにするには仕組みが必要/平均化を行なう仕組みづくりを人間が考える/我が子だけを優先させようとすると仕組みが機能しない/

2019/2/25 宇宙交流会

このメッセージのいいねポイントは

子供へのしつけと親への教育


①正しくしつけされていない子は自分の子にもしつけができない

光のハイアラーキとしてお話をいたします。日本における家庭の在り方、家族、親子の関係、今、いろんなところで不整合なところ、不都合なところが現れております。一つにまとまるという状態がなくなっていき、一人ひとりがバラバラになっていく、親子でさえも夫婦でさえも、一人ひとりがバラバラになっていく。今、そういう人間たちの関係のように見えております。

宇宙の進化の流れから見たとき、肯定的に見れば一人ひとりが自立する、親子や兄弟やほかの家族たちとのつながりに依存せず、一人ひとりが自立するという見方をとれば、それはそれで宇宙の進化の流れに合ってるのかもしれません。しかし、現実的に親子であって親子ではない、別々の個人の関係を全面に出してしまうと、基本的に子供は何も親の愛情を受けることなく、親からのしつけや教育を受けることなく、はじめから子供が一人で、自分で自立して生きていく状態に入っていきます。

子供のころからこのまま一人で生きなければならない。今、これが日本に起きている状態になっています。親がしつけしているように見えても、実際には間違ったしつけ、間違った教育をしているだけであり、子供はただそれを受け継ぐ、受け入れるという状態になっております。こういう状態の中で子供はいかにして自分を守り、自分を成長させていくか。子供にとっての大きなテーマが今、与えられております。

しかし、子供は当然、未熟であり、力もないために、親と同等に話をすることもできず、対等な位置関係を表現することもできません。まるで子供は親の所有物であるかのように扱われており、それにもかかわらず、親は親で勝手に子供が自立するように、親は何もしなくても子供が自分で自立するのを望んでいる親もいます。

日本において子供をしつける、子供を教育するという仕組みはできておりますが、親を育てる、親として認識させ、親らしく育てるという働きがなされておりません。確かに戦前は姑やほかの親戚の母親たちが新しい母親に対していろいろ教えたり、いろんな知恵を与えたりすることができました。しかし、戦後そういう習慣が少しずつ薄れてきて、あまり親に干渉しない、余計なことはしないという風潮が強まっていき、母親は母親で自分だけの力で、あるいは似たような環境の母親から情報を得るだけで、必ずしも子供にとって、一番良い育て方やしつけ方を身につけているわけではありません。

これが今の日本の親子の関係を端的に表しております。いわゆる親も子もまともなしつけを受けておらず、まともな訓練や教育を教わっていない状態で親子関係が作られております。やはり成熟した西洋諸国では、ある程度、親子の関係や子供のしつけ、親としての認識、そこに関してはもっと強いものがあります。

もちろん国自体もそういう母親や子供に対する補償制度やいろんな仕組みが備わっており、それに対して日本は極めて未熟なレベルの仕組みになっております。これらは、黙っていても自動的に変わったり育っていく状態ではないために、やはり皆さん方が問題意識をもち、この問題を解決するための仕組みや知恵をうまく作り出し、母親のネットワークをうまく作り出したり、新しい母親に対して先輩たちの母親の声をどのように反映させるか、そういう仕組みづくりを皆さん方が作り上げていく、そういう努力は十分に良い効果を与えていくでしょう。

疑問に思ったこと、おかしいと思ったところには皆さん方が本当に話し合ったり、問題を見つけ解決しようとしたりして、皆で協力し合う。ただ話し合うだけで終わらずに何らかの解決法を見出したり、現実化させるようにもっていく。この実際の行動が皆さん方に与えられております。ただ話し合い問題点を見つけるだけで終わるのではなく、本当に社会に生かせる仕組みを作り出していく。あるいは自分たち自身が親子の関係において、実際に行動を変えてみる。新しい仕組みを自分の家庭で行動に移してみる。そういったことも必要となります。

今、話し合っている内容は日本全体にとっての大きな問題であり、さらにこれから問題は大きくなっていきます。どうしても一人ひとりの価値観の違い、一人ひとりの豊かさの違いがあるために、問題はさらに広がっていくでしょう。

余裕のある人は余裕がある範囲内でどんどん良い環境に入っていきますが、余裕がない人は余裕がない状態のままでさらにうまく能力が発揮できない仕組みや、ただ言われるがままに動いてしまう社会、そういったものに利用されたり、つぶされたりする仕組みの中で、生きる方を選んでしまいます。

だまっていると格差はどんどん広がるだけであり、一部の裕福な者たちだけが良い環境を手にすることできるのです。こうやって格差がどんどん広がり、良いものがどんどん良くなっていくのは基本的に野放しにしている状態、問題意識をもつことなく、ただそのままに任せていると、そのようになっていきます。この格差がどんどん広がっていく社会において、問題意識をもち、解決しようとしていろんな仕組みを作り出していく。下の方で困っている人たちをいかに裕福な人たちの力を得て、平均化する方向、皆が同じように豊かになる方向へとどうやってもっていくか。そのためには皆さん方の努力や仕組みづくり、活動が要求されるのです。

何もしないと格差は広がるだけであり、一部の上の方にいる者たちだけが利益を得る。ほとんどの大部分の者たちは十分な生き方ができずに、最低限の生活をただ過ごす。そういう状態になってしまいます。平均化させるためには何らかの仕組みづくりが必要となり、仕組みづくりをするためには、人間が努力すること、分かっている人、気づいた人が何らかの仕組みづくりをする。行動に移す。訴えて何らかの仕組みづくり、それを世の中に広げていく。こういう実際的な活動が要求されていくのです。

これからも何かに格差がどんどん広がっていると感じたとき、格差をなくし、標準化するために何が必要か。それを皆で考え、考えた後は具体的な対策法を皆で見つけていき、見つけたらそれを実際に現実化させることを行動に出していく。そういう観点でこの社会そのものを変えていくような仕組みづくりや行動ができること進めていってください。

②我が子だけを優先させるエゴがぶつかっている

天の世界からお話をします。今、皆さん方が話し合っていた親子や母親、教育、つけけという世界において、天の世界から見たとき、きわめてエゴのぶつかり合い、人間的な本質のずるさや未熟さ、自己正当化、いろんなものがぶつかり合っているのがよく見えております。

親は親で子供を引き合いに出しながら、自分に都合の良いことを要求し、求めて、できるだけ自分が良い暮らしをできる方向へともっていく。近所付き合いにおいても、同じレベルの者たち同士においても、少しでも自分がよく見られる方、自分が評価される方向を選ぼうとする、こういうエゴのぶつかり合いがあるために、自分の子供だけ良ければ良い、ほかの子供は自分よりも下でかまわない。こういうエゴがぶつかり合い、それによってお互いにつぶしあっているのが今の状態になっています。

本当に良い仕組みを作りたいのであれば、自分の子供だけよければ良いという発想ではなく、どの家庭の子供も、隣の家庭の子供も、近所の子供も、子供皆がうまくいくような仕組み、また別の国やつの社会の子供でもうまく生きられるような仕組みづくり、そういう発想が必要になります。今のように自分の子供だけに問題点を見つけ、自分の子供の問題だけを解決しようとする。こういう発想ではお互いに子供を潰し合い、結果的に良い仕組みづくりはできない状態なってしまいます。

全体にとっての良い仕組みづくりを考えるとき、自分の子供を最優先に考えるのではなく、全体的な観点で、子供全体という状況を理解した上で仕組みづくりをしていく。場合によっては皆の子供のためにしたことが自分の子供にとっては何も利益がないということもあるでしょう。

それでも皆の子供のために制度づくりを進める。それぐらいの心が身についていくかどうか、これが親一人ひとりに求められている親の力量になります。いろんな観点から問題意識をもちながらも、実際に具現化するとき、心がどのように動いていくか。その自分の心の動きをよく見るようにしていってください。



※個人アドバイスは省略します。

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