/徳の法則/無宗教の人は徳に無関心/無宗教では自分を律するのが難しい/社会が秩序を保つためには個人が秩序を実践すること/心の世界で見る徳から全体の中で見る徳へと変わってきている/第三密度の徳と第四密度の徳の違い/素直に徳を実践できるような純粋な心を育てる/
2016/9/12 月例セミナー |
このメッセージのいいねポイントは |
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徳は社会の秩序を維持するのに必要 |
①素直に実践できる心を養う
光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日は徳のテーマを扱っております。今の皆さん方のこの時代において、徳を語るということが難しくなってきているでしょう。今の現代人の多くの人が徳という行為に意識を向けず、徳の文化そのものが薄くなってきております。
日本においてはやはり宗教的な意識が強い方が徳という行為においても強い意識をもっておりました。無宗教という社会の流れに入っていくと、徳という意識が薄れていき、今の日本の現代においては徳の意識がかなり弱くなっております。確かに欧米社会においては徳の文化は日本とは異なる状況にあります。
いわゆる皆さん方の言葉で言う功徳、美徳、明らかに徳という行為を実践することによって多くの人が認識していく、こういう文化が育っております。いわゆる宗教における事前活動や良いこと、人のために良いことをしてあげるということが徳の文化としてでき上がっており、欧米の今の社会でもこの意識は変わらないものがあります。
どのような宗教においても、人のために良いことをするということは基本的に意識をもっており、西洋社会においても弱いものを助ける、困っている人を助ける、そういう意識は身についております。日本が宗教そのものが良くないという意識を身につけていき、今では無宗教という人々がとても多くなっております。
この無宗教という社会になっていくと、自分の心を律するという行為が難しくなっていきます。宗教社会においては心を律するということが一つの修行として身についており、世のため人のために自分の体を犠牲として使う、自分の体を世のため人のために使うために、自分自身は良いことをしたという意識をもつことによって自分自身の心を維持することができる、こういう意識が身についております。
今の日本の無宗教という人々が増えてくると、自分の心を律するという意識が弱くなっていき、好きなことをして何でも自由にして良いという意識が広がっていき、自分の心を律するという意識そのものがなくなっていきます。自分の心を律することができずにただ好きなことをする、ただ楽しいことをする、こういう社会になっていくと社会は一つの秩序がなくなっていき、ルールを守らない、迷惑をかけても何とも思わないという人たちが多くなっていき、社会は混乱の中へと進んでいきます。
日本という社会がこうやって少しずつ社会での一つのルールがなくなっていき、一人ひとりが自由に行動するようになっていくと、日本人自身のこの社会という概念が大きく変化を起こしていきます。自分の心を律するということが宗教の世界では普通にあっても、無宗教の人々が増えてくると自分を律するという意識がなくなっていき、ただ好きなことをする、好きなことをしていて構わない、こういう考えが支配的になっていき、いずれこのような自由という意識がこれまでの心を律するという人の意識よりも強くなっていき、秩序が保たれなくなっていくでしょう。
自分を律するという意識がどれだけ大事なものか、まずこれを理解していない人たちがたくさんおります。社会は人間の一人ひとりの集合によって構築されていきます。社会を秩序にもっていくためには一人ひとりが秩序を認識し、一人ひとりが秩序を維持しようとする意識がべースになります。
秩序を維持しようとする心、この心と自分を律するという心はかなり似ており、いわゆる社会に迷惑をかけない、他人に迷惑をかけない、共存を良いものとして理解し、お互いに助け合う、こういう意識が多くの人々がお互いに助け合って生きるための基盤になっていきます。今の日本のこの状況を見ていくと、一人ひとりが好きなことをしている、他人のために何かをするというよりは自分が好きなことをして楽しんでいく、こういう考えの人が多くなってきており、いずれ半分以上の人々がそういう考えの人になっていくでしょう。
日本人の中で半分以上の人が、他の人がどうであろうと気にしない、自分は自分のやりたいように行動していき、他人への迷惑とかそういうとこには意識は向かない、こういう状況になっていくでしょう。一人ひとりの生き方が好きなことをして良い、何をやっても良い、こういう人々が増えていくと秩序を維持することが困難になっていき、実際秩序が保たれなくなっていくでしょう。
今の日本の意識のレベルにおいて、とても大事な時期に入っております。お互いに助け合う、人のために何かするという意識が消えていき、自分が良ければ良い、自分の好きなことをしたい、こういう人たちが多くなっていきます。この社会において社会を良い方向にもっていかせようとするのではなく、自分が生きるのに良い社会をつくりあげよう、自分自身が自分にとって良いものを手にしていく、こういう意識によって他の人を思う心が弱くなっていき、自分だけが生き残る、自分だけが良い思いをする、こういう意識が強くなっていきます。
徳という意識は少しでも社会を良くしよう、人間社会を良くし秩序を保とうとする、こういう意識が要求されてきます。特定の人に何か良いことをしてあげて、それで喜んでもらう、ご褒美をもらう、そういう意識ではなく、社会そのものに働きかけ、社会を良くするために社会そのもののレベルを引き上げるために自分は何ができるか、こうやって自分のできることを考え、見つけていき、実践させていく、それがこの社会において大きな流れをつくり上げていきます。
徳という行為を一つひとつ見つけていくのは難しいですが、今の皆さん方の意識レベルにおいては、陰徳という行為、相手に直接知られることもなく、自分から積極的にアピールするのでもなく、自然の中でうまく進んでいるのを見た時、何か良い働きかけによってうまく進んでいる、良い意識によってどんどん前に進んでいく、そういったことが理解できるようになります。
徳という行為は一言で言うのはとても難しいですが、相手が何らかの行為で傷ついたり、裏切られたりして落ち込んでいる時、その者を救うためにできることなら何でも行なう、自分ができることをしっかりと見つけていき、自分ができることを行なっていく、これが基本になります。自分ができることは何なのか。
今の皆さん方のこの時代においては、徳という性質が少しずつ変化を起こしております。心の世界で見る徳という行為から全体の流れの中で見る徳の世界へとシフトが起こっております。人間社会の中において良いこと、人のためになることは少しずつ人間を成長させない方向に向っていき、本当の人のため世のために必要なものが分からなくなっていきます。
皆さん方はその環境の中でいかに良いこと、素晴らしいことをそれとなく行なうか、自分自身の行為がどういう人にどういう影響を与えていくか、そういったことも考えてみる必要があるでしょう。皆さん方の一人ひとりの心の中に既に徳のエネルギーが存在しており、この徳のエネルギーを少しでも良いものへ、素晴らしいものへとつくり直していくのが皆さん方の通常の働きになります。
自分が毎日何らかの神とのつながりを保ち、何らかの自分のスピリチュアルな学びをしていく、こういう一連の流れの中でこれから必要となる徳というエネルギーが皆さん方に新しく動き始めていくのです。まず今の人間たち、いわゆる第三密度としての典型的な日本人の徳のエネルギーを流してみます。普通の人の徳、あるいは自分が未熟だった時の意識を感じながら、普通の人の徳はどういうエネルギーなのかを身体で感じてみてください。
これが普通の人の徳のエネルギーになります。いわゆる何か良いことをした時、それをしっかりと覚えておいて感謝やお礼を楽しみにしている、感謝されると喜びが沸き起こってきて、もっと相手に何か良いことをしようとする思いが強くなってくる、喜んでもらう、感謝してもらうが目標になっていき、その目標に向って自分自身の徳をうまく見せていく、これが普通の人の徳の意識になります。
では一度手放してもらって、今日ここに来ている人の全体的な徳のエネルギー、ここに来ている人だけの徳のエネルギーを感じてもらいます。
今感じていただいているのがここに来ている人の徳のエネルギーの集合エネルギーになります。まさしく陰徳というエネルギーが動き始めており、目に見て分かる徳ではなく、分からないように徳を積んでいく、人のためという意識だけではなく、自分のためにも社会のためにも必要なもの、また自分を律する心との戦いの中で自分がしっかり克服していこうとする強い心が育ってきております。今の皆さん方の平均的な徳のエネルギーがこの状態にあります。
では次は皆さん方が向う第四密度の世界において、いわゆる第四密度の入り口のところ、第四密度に入りたての人の徳のエネルギーを感じてもらいます。
皆さん方の目標とする徳、それがこのエネルギーであり、この徳のエネルギーは広い心を身につけ、マインドも高くて広いレベルのマインドにつながっており、目の前の人だけではなく少し離れた人や自然界や宇宙に対しても心を向けておく、その中で自分ができること、この自分ができることを理解しておき、そこからうまく人のためのエネルギーを使いこなしていく、それが皆さん方の目標となる第四密度の始まりのところの徳のエネルギーになります。
この徳のエネルギーにしっかりとつながり、ここを目指していく、この徳の心を身につけ、自然に具現化できるようにしておく、これが皆さん方の目標になります。この第四密度の徳を感じながら自分にとって苦手なもの、すぐにできるもの、いろんなことを感じていきいつでもどこでもどんな人にでも普通に徳を実践することができる、そういう意識を身につけていってください。
さらに第四密度の普通の世界の人々の意識、第四密度の住民たちの平均的な意識から発せられる徳のエネルギーを感じてもらいます。
このエネルギーが第四密度の世界における人々の集合意識から来る徳のエネルギーになります。この徳のエネルギーになると自分という意識がかなり弱くなっていき、周りの人たちとのつながりすべてが自分という存在のように感じられていきます。
自分と関係のある者たちすべてがお互いに生かし合い、お互いに許し合い、一つのように行動をとっています。こういう時代において徳というのは、さまざまなレベルに振り分けられたり、まったく異なる世界に行った人でも徳という行為で生かすことができる、相手を生かし、相手を許し、相手との関係が良い関係を続けられるようにする、そういう状態が第四密度の普通の人の徳のエネルギーになります。
人間としての意識の範囲内ですが、それでも高いレベルにシフトしている、自然に言動の一つひとつが良い言動となって具現化されている、さらにいわゆる聖者、大師、アデプトという人々の徳を感じてもらいます。ただこちらは人間の徳であったとしても、かなり浄化され質が高い徳のようになって感じられていきます。そのためにはエネルギーとして感ずるよりは、何か智慧的なもの、高度なものとして感じてみる、そのような感じになるかもしれません。聖者や大師、アデプトと呼ばれている人の徳のエネルギーを感じてください。
このエネルギーは人間の力によって身についた徳ですが、そうはいっても人間的な特性がかなり弱く感じられるものと思われます。そして遠くの人々、遠くの地域でも感じとり、意識を向け、徳として奉仕することができる、そういう特性をもった徳のエネルギーになっております。自分が意識できるところをしっかりと感じていき、徳の心で接することができる、こういう生きた徳のエネルギーになっている、時間空間を超越していろんなところに働きかけることができる徳の波動になっております。
では続いていわゆるマスターと呼ばれている存在たち、高度にスピリチュアルな意識レベルが高まっており、かなり悟りのレベルを高いレベルに引き上げているマスターと呼ばれる人々の徳のエネルギーを感じていただきます。
このマスターの徳のエネルギーはおそらく感ずるのが難しいものと思われます。より高度に昇華され高い周波数で振動し、地球全体を包み込むくらいの繊細な波動のように感じられているでしょう。この精妙でしかもしっかりと存在している徳のエネルギーがいわゆるマスターと呼ばれている人の徳のエネルギーであり、皆さん方一人ひとりもこの徳のエネルギーで常につながり、皆さん方と一つになっているのです。したがって皆さん方の日常生活においてこのマスターの徳につながっていると、必要な時に何か役に立ちたい、何かしたい、そういう心が沸き起こってくるのです。皆さん方が突如として何か人のためにしたい、何か世のためにしたいという思いはこのマスターの徳のエネルギーから起こされていくのです。
このマスターの徳のエネルギーはすべての人類の心につながっております。したがってこのマスターの徳のエネルギーを感じた後、それを陽徳として徳の実践に結びつけていくか、あるいは何の思いも反応せず、ただ自分で好きなことをしていくか、これによってかなりの波動が変化していきます。
良いことをしようとする意識が動くと、このマスターの徳の力によって良い方向へと動かされていき、そして大師や進んだ人々の徳のエネルギーに導かれて具体的な徳の行動をとるようになっていきます。しかしこのマスターの徳を感じても何も思わない、何も感じられないという場合、その人が徳の実践を行なうことは難しく、結局は自分の好きな行為をとり続けることになるでしょう。
したがって普段からこのマスターの徳のエネルギーを感じられるようにしておく、このマスターの徳のエネルギーを感じから自分ができることを常に実践していく、こういう意識を身につけるようにしていってください。
②自分をコントロールすることを身につける
天照大御神として現れてきました。徳という意識を身につけることは難しいようですが、簡単な行為でもあります。余計な概念や思いが徳の実践を難しくさせていくのです。もう大人だからできないとか、この人の前ではできない、この状況ではできない、こういういいわけ的な意識が染み付いており、それによって純粋な徳の実践が難しくなっているのです。
そういう意味においては、まだ子供の方が純粋にできる場合もあるでしょう。ただ子供だからといってすべてが純粋にできるわけではなく、今の皆さん方の社会においてはもう三歳になると純粋な行動もできなくなってしまい、親の目を気にしながらできるだけ好きなことをする、自分の楽しみを優先させようとする、こういう意識が働いていきます。
したがって子供を育てる時、いきなり徳を教えるというよりは自分で自分をコントロールするということを身につけさせる必要があります。あまりルールや難しいことを教えたとしてもすぐには行動できないことが多いものです。子供には子供なりの子供の目線で接する必要があり、子供の目線において自分が喜んでできるようなこと、楽しくできそうなことを教え、導いていくのです。
しかし大人になってもその基本姿勢は同じであり、できるだけ子供の心のように無邪気に誰にでもどこでもすぐに実践できるようにしておく、この意識がとても大事です。つい社会で過ごすことが長くなると社会のルールに合わせることが優先されてしまいます。常識や社会のルールに合わせていくと素直に行動することができなくなっていき、結局はルールに基づいた行動、習慣や社会に合わせた行動しかできなくなっていき、自分自身の心からの働きで徳を実践することが難しくなります。
普段からなるべく心を柔らかくして、いつでもどこでも純粋に徳を実践していく、そういう行動をとることによって少しでも自分自身の徳のレベルを引き上げていき、純粋に行動できるようにしていく、そうやって自分の徳のレベルを引き上げるようにしていってください。
徳の文化は日本においてとても大事な資質になります。特に陰徳として何気なく行なう徳の行為は日本人にとって美しい響きがあります。この美しい徳の実践、美しい徳の文化をぜひ表に出していき、多くの人々が自然に徳を実践できるような、そういう環境をつくり上げるようにしていってください。それでは休憩をとります、ありがとうございました。
それでは個人のアドバイスを行なっていきます。
Aさん、あなたのもっている徳の資質において、あなた自身の魂がもっている本質的な徳の特性に人のために尽くすという意識をもつことなく、普通の行動として徳を実践するという力が身についております。これまでの人生の流れの中で普通に良いことをする、普通に人のために行動するという行為がかなり蓄積されているために、人のために何かする、社会のために何かするという行為に対して一つひとつ見返りを求めることもなく、ただ身を尽くすことには十分にそれなりの徳が身についております。これからのあなたの徳としての進化の流れにおいて、いわゆる自分の意識そのものを広げていき、自分の意識の範囲内で徳を実践する力を身につけていく、これがあなたの今後のテーマになっていくでしょう。与えられた環境、与えられた状況において良いことを普通に行なうということは身についておりますが、自分の方から新しい環境、新しい場において何かそこで必要なことを積極的に行なう、今の世界よりも大きな観点で世界を感じていき、そこで良い行動をとっていく、これがこれからのテーマになっていきます。そのためには自分の世界観を大きくしたり、行動範囲を大きくするなどして、これまでと同じ環境ではないところで何が必要なのか、何が良いことなのか、何が徳として大事なものなのか、それを見極め、それを実践する流れに入っていくのです。そこにおいて自分が必要なことを身につけ、今よりも大きな行動範囲で徳を実践できるようになれば、いわゆる第四密度の社会の人々の徳のレベルとほぼ同じような徳のレベルになっていきます。そういう意味において今の徳のレベルよりも広い世界で大きな環境の中で徳を身につけ実践していく、そうやって第四密度の徳と同じレベルまで引き上げてみてください。
Bさん、あなたの徳の波動において、あなたの本質的な魂の特性の中に、いわゆるごく普通の常識や社会の範囲の中での徳という行為は身についております。特に表立って行なう徳よりは、分からないように目立たないように実践する徳の方があなたには合っており、むしろ自然に何気なく徳を実践していく、自分ができることは行なっていきながら、自分が不利になったり、利用されそうになったとしてもいちいち反応することなく、人のためや皆のために役に立つことであれば良いものとして実践していく、こういう徳の波動になっております。魂が身につけてきた徳の特性は本来別の徳の特性が魂に入っております。それは自分が何らかの目標に向って何かを達成したり、自分が大きなものを手にして自分がそれを手にしたものを他の人にも役立つように広げていく、自分が達成して手にしたものを周りの人も役立つように周りに提供していく、こういう徳が魂のレベルで身についております。したがってあなたがもっと強く魂につながっていき、魂の徳を実践できるようになっていくと、自分が何か手にしたもの、自分が身につけてきたものをそのまま多くの人々に実践していく、手にしたものを他の人にも普通に分け与えていく、こういう大きなレベルでの徳の実践ができるようになっていきます。したがってこの魂が本来身につけている多くの人々に徳を実践していく、自分が手にして身につけたものをそのまま多くの人々に分け与えていく、この魂のもっている特性を目覚めさせ、実践できるようになること、またこれを実践することによりあなたの徳のレベルは十分に第四密度の徳のレベルに引き上がっていき、それによってあなたの魂は第四密度の社会で普通に実践できるようになっていきます。常に自分の行動を実践を通して身につけていく、これを感じながら魂の徳を自分のものとして行動に移せるようにしていってください。
Cさん、あなたの魂の特性を見ていくと、あなたの魂は本質的に人の痛みを感じとりながらそこに共感し、何らかの良いことを行なっていく、こういう特性を魂が身につけております。したがってあなたの魂そのものはいろんな人々とのつながりにおいて、一人ひとりの痛みや悲しみ、一人ひとりの辛さを感じとりながら、そこにおいて何らかの光を提供していく、何らかの開放感や何らかの安らぎ、そういったものを提供していくという波動が魂のレベルで身についております。あなたのこれまでの人生の流れにおいて自分自身が辛く苦しい立場にある時、その苦しさを誰かに分かってもらい、誰かに何とかしてもらいたいという思いをもつことが多くありました。自分が辛い時、苦しい時、誰かに分かってもらう、それによって自分が楽になり、自分が前向きに行動できるようになる、こういう体験を何度もしてきており、それによって逆に相手が辛い時話しを聞いてあげる、相手が苦しんでいる時そこにつながり、楽になってもらう、こういう意識が育ってきております。したがってあなたが自分の徳を使い、徳を大きくし、人のために徳を実践していくためには、まず他の人の辛さや痛み、悲しみにつながり、それを楽にしてあげる、一人ひとりの苦しいところや痛みを分かってあげ、それによって自分自身からできること、安らぎを与えることを行なっていく、これがあなたにとっての徳としての始まりになります。そして他人の痛みや悲しみが分かってきて、安らぎを与え、悩みを解消させていけるようになっていき、はじめは自分自身の痛みや悲しみと重なってしまうために、始めはすぐに徳として行動することは難しいでしょう。他人の心を安らげているつもりでも自分の悲しみや辛さが重なってしまい、つい同情してしまったり、自分のことを思い出してしまったりするからです。したがってあなたがそれを乗り越え徳とするためには、自分の悲しみや苦しみと重ね合わせないこと、同情をあまりしないようにしてその人の痛みだけをただ感じ、それを取り除いてあげる、自分自身のことを思い出したりせずに、単純にその人に何かしてあげようとする心、これをつくりあげる必要があります。こうやって単純に自分は自分、他人は他人というその境目をしっかりと理解し、何かしてあげる時自分のことではなく単純に人のために何かしてあげる、そこから始まっていくと、だんだんその人の顔を喜びになったり、苦しみから解放されている状態を単純に感じて自分も喜びを感じられていく、自分も楽しい思いをもつようになっていき、単純に人の苦しみを取り除くことがただ楽な意識になっていく、これができるようになると今度それを繰り返していきながらいちいち喜びを求めることなく、感謝を求めることなく、行動を移せるようになっていくと陰徳として身につくことができます。こうやって人の辛さや苦しみから始まっていき、本当にどんな人でも自分の知らない人や他人であったとしても辛さや悲しみを取り除いてあげる、これが普通にできるようになっていくと、あなたの徳のレベルも高いレベルへと引き上がっていき、第四密度の徳へと近づきまたそのレベルまで引き上げることもできるようになっていきます。まず自分の心を強くして他人の辛さや悲しみをしっかりと理解し、安らぎを与えていく、それを目標にして徳を実践できるようにもっていってください。
Dさん、あなたの日常の行動において、多くの人のことを考え、うまくいくように楽しくなるように、苦しくないようにしようとする意識が働き、それによって少しでも皆が喜ぶ姿を共感しようとして意識を向けております。この意識そのものは徳を引き上げる大きな力になっていくでしょう。ただどうしても感情的なものが入り込む傾向もあり、人によって感情抜きに大きな心で接することができる場合と、人によって感情が動いてどうしても大きな心で行動するのが難しくなってしまう場合があります。あなたの魂の特質から見ていくと、あなたの魂そのものは多くの人に影響を与える魂の波動になっており、いわゆるどんな人にでも魂はつながることができるようになっております。このいろんな人につながる魂の特性には、いわゆるはどの高い人もいれば波動の未熟な人や意識レベルの低い人もおり、いろんな人にあなたがつながれるように魂がつくられております。あなたにとってこの徳の資質を上げていくためには、つながりやすい人とつながるだけではなく、つながりにくい人にいかに徳を実践できるか、自分にとって苦手な人や感情で見て難しい人にいかに普通に徳を実践できるか、これが魂から見た場合のテーマにもなっているのです。この魂のテーマが今あなたの人間の中にそのまま現れてきており、いわゆる自分にとって苦手な人ややりにくい人、そういう人々と自分にとってやりやすい人、両方のタイプが現れてきて、自分のやりにくい人にいかに普通に徳を実践できるか、自分の意識の範囲外にある人にどこまで徳を実践できるか、これがあなた自身のテーマであると同時に魂そのもののテーマにもなっております。したがって今の人生において自分が自分自身のテーマと立ち向かい、いろんな人に徳を実践できるようにしていくと、魂そのものもそれによって引きあがっていき、アセンションに向けての魂がかなり高度なものへとシフトできるようになります。特に今はアセンションの前において一番苦手なところや問題となっているところ、最後の砦のようなものが現実化しやすい時期になっているために、現実で苦手なことを克服することによって魂がアセンションしていく、そういう関係を理解して自分の徳のレベルを引き上げ、第四密度の中に入っていくようにしていってください。
今日は徳というテーマを扱いながらアセンションに向けてのアドバイスをしていきました。ぜひ日常の生活の中で徳を実践しながら、自分の魂そのものを引き上げていく、そうやってアセンションの流れを進んでいくようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。