/古代から続く輪廻の輪/悲劇の種は前世にある/現実を受け入れカルマを流す/変えたいという強い気持ち/良い方向・正しい方向へ変える/本来もっている個性的な意識は浄化すべきカルマ/
2016/8/10 特別セミナー:カルマのコア |
このメッセージのいいねポイントは |
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人生のすべてに意味がある |
①自分の意志と勇気で取り組む
Aさん、あなたの前世の流れの中に、江戸時代中期の頃、農村部で家族で暮らしていた時、家族の中で執拗に自分の人生を邪魔する者が兄弟にいました。自分はこの家族の中でも比較的家族のためを思って皆で仲良く、少しでもお互いが助け合って良い人生の流れに入るのを望んでいながらも、兄弟の多くの者は江戸に行き、豊かになり、名を上げ有名になっていく、それを口に出しているものがおりました。あなたはそういったものに惑わされることなく、家族を大事にする、皆で仲良く生きていく、これを熱心に言っておりました。しかし自分自身の思いが実らず、家族の雰囲気全体が江戸に行き、豊かな生活をする、華々しい生活をする、そこに意識が変わっていき、いつの間にか自分もそれに飲み込まれてしまい、江戸に行けば楽しくなる、江戸に行けば豊かになる、そういう心をもって江戸へと向うようになってしまいました。
実際に江戸で暮らし始めると、まず言葉が通じない、作法が違う、思っている通りにうまく進まない、そういう状況が次々と起こっていき、はじめに描いていた理想はことごとく打ち砕かれていきました。結局自分はもう戻ることもできず、かといって江戸で暮らすこともできず、自分は孤独でその日その日を何とかして生きるという生き方をするようになっていきました。自分が困っていた時、江戸の商人が助けてくれて自分を雇ってくれ、そして一人前の仕事ができるように教えてくれた商人がおりました。そこでお世話になり少しずつ江戸のことを覚えていき、その中で人間関係が少しずつうまくいき、商売のことも分かっていく、商売のやり方や習慣、いろんなことを学んでいきました。あなたのこの人生の流れの中で自分がうまくできない、表現できない、本来の力を発揮できないと思っていたのは、江戸に来た当事の状況であり、自分が身につけてきた生き方がまったく通用しない、習慣が合わない、作法が異なる、それによって自分はもう生きていけないという感覚になった状態がエネルギーとして現れております。
しかし商人に救われ助けられた後は学びの精神をもって純粋に正直に学んでいけば少しずつ少しずつ能力が芽生えるようになっていきます。しかしその初心の心を忘れてしまい、学びの気もちや接し方の純粋性が失われてくるとうまくいかないようにエネルギーが動いていきます。したがって謙虚な心で純粋に教わり、自ら学び、多くの人に商人の心をもって正しく接していく、そうすれば自分一人でもどんどん道が切り開かれていく、自分の人生は豊かになっていく、その流れを手にすることができます。ただ一人でうまくできたとしても、最終的には自分が豊かな家族をもつことが一つの目標ですが、まだそこにいくための一つの流れには入っておりません。この商人の一つのエネルギーを完全に克服した時に次の段階として家族のエネルギーが目の前に現れてきます。まずは正直さや謙虚さ、素直さをもって学び、意識を高めていく、そのエネルギーをうまく切り開いていってください。
Bさん、あなたのギリシャにおける人生において、ギリシャの中でも貧しい商人的な生活の時代がありました。ギリシャは一見発展しているように見えても、地方や農村部の方では必ずしも豊かではない生活の時代がありました。そこで生まれたあなたの家庭において、毎日の生活が思ったようにうまく繁盛しないという状態が続き、家族をどのようにしてうまくもっていかせるか、それぞれがどこかへ働きに出かけるのか、それとも自分たちの場所で頑張り続けるか、いろんな話が常に起こされておりました。あなたはその家族において長男の立場で物事を考え、兄弟のことを考え、家族を考えるという生活が始まっておりました。長男として責任、また子供たちの面倒を見ながらも全体を養っていくという強い心を常にもち、そのためにどうしても強さが表に出てしまい、時には他の人に意見をしたり、強く言ってしまう傾向をもち合わせておりました。
商人としての仕事の流れにおいて、少しでも有利になろうとするために大きなことを言ったり、あるいは騙すような感じで利益を得ようとしたり、いわゆる商売の中でも少しでもうまくいくためにはいろんなことをするというやり方をとっておりました。自分自身がそういう人間関係の中でお互いに騙したり、騙されたり、相手の言うことをうまく利用したり、足を引っ張ったり、いろんなやり取りが常に行なわれていき、いわゆるその時その時の状況に合わせていい加減なことを言う、適当なことを言ってしまうという状態を普通に行なっておりました。当事のその村ではそれが普通のことであるために、同じような人が常にやってきて、お互いに騙し合う、うそをつき合う、なかなか真実を言わない、そういう生活をごく普通のものとして生きておりました。自分がだんだん大きくなっていき、社会の中の主要な存在になってきた時、一つのうそで大きな事件を引き起こしてしまったり、場合によっては人の家族を悲しませるというような状態にまでなったりしていきました。自分の言葉遣いによって人を大きく傷つけてしまう、家族をも傷つけてしまう、それを感じていても生きるためには仕方がない、生きるためにはしょうがないという意識でそれを続けていきました。
その時のカルマが今の人生にも大きく流れており、生きるためには仕事でいろんなことがあってもやらなければならない、場合によってはずるいことや卑怯なことをやってでも仕事はうまく進めなければならない、いろんなことを言っておきながらもだんだん自分の心がそれに動き始めていき、今ではスピリチュアルな学びを続けることによって、正しいことをしなくてはいけない、うそを言ってはいけない、そういう心とカルマ的に押し寄せるうそをついても良い、騙しても良い、こういう二種類のエネルギーが同時に流れてやってきております。今自分の心の中で正しく生きなければならないという心と、カルマで流れてきている、できるだけずるして生きている、できるだけ適当に生きていく、このエネルギーがぶつかり合いながら現実を動かしております。今はとても重要な時であり、どのようなカルマのエネルギーがやってきても、自分は正しい生き方に徹する、カルマに負けることなく常に正しいこと、常に光の言葉を口に出していく、それに専念できるかどうかが大きな鍵になっています。したがって自分の心の中にある葛藤を感じながらも、その中でいかに正しい道を選んでいくか、正しい道を選ぶことによりカルマを無視することができ、カルマのエネルギーにつながることがなくなっていきます。心で感じていきながらもカルマに負けないように生きていく、ぜひそこに取り組むようにしていってください。
Cさん、あなたの中世のヨーロッパ、いわゆるフランス革命の前後の時代といえるでしょう。町民の中で比較的安定した生活をしていたあなたの家庭において、生活がだんだん乱れてくるに従って、普通の人々と同じように意識がだんだん変化していき、いわゆる貴族や王族たちに不平不満を言うようになっていく、自分たちはこんなに大変な生き方をしているのに、貴族たちは豪勢で自分たちだけが無駄なお金をいっぱい使った生活をしている、そういったことに許せない心が動き出していきました。同じような仲間たちが次々と集まってきて、皆で不平不満を言い合う、皆で王族や貴族の悪口を言う、そういう現象が進んでいき、どんどん人々が増えてきて皆で貴族や王族を非難する、場合によっては相手を傷つけるくらいの大きな意識にまで高まっていきました。王族や貴族に対し強い不平不満、強い憤りが高まってきた時、皆で一丸となって王族、貴族をつぶそう、王族、貴族のものたちをとっちめようとする言動が高まっていき、そのまま大きな流れに発展していきました。
あなたはそういう流れの中で率先して王族や貴族の批判をする、悪口を言う、皆を先導するという役割を行なっておりました。それを機会にして少しでも自分たちが良い暮らしになることを望み、貴族さえいなければ、王族たちさえいなければ、庶民の人々はもっと豊かになれる、それを信じて大きな戦いへと進んでいきました。フランス革命がそれによって大きな変化を進んで、自分たちが市民や町民たちにとって良い社会の流れに入っていく、本来の自由と平等を取り戻し、市民や町民が中心となる生活の中に入っていく、それを信じていろんな行動をとっていきましたが、そういう時代を過ぎたとしても、やはり結果的には王族、貴族を中心とした体制そのものは本質的に変わることはなく、必ずしも町民や普通の人々が豊かになるという状態にまでは変化は起こりませんでした。結局またそこで不平不満が募ってくる、せっかく勝利を手にしたのに、実際には豊かになってこない、その時の苛立ちや憤り、怒りがまたこみ上げてきて、誰にこれを言ったら良いのか、どのようにして解決したら良いのか分からないまま、ただ不平不満だけが強くなっていき、多くの者たちと一緒にただ不平不満、愚痴を言い合う、多くの者たちと一緒にただ怒りを表現していく、そういう時代を過ぎていきました。
この不平不満を言い合う、一方的に不平不満を聞いていく、あるいは一方的に不平不満を言い出してしまう、こういったことはその時のカルマから現象化されております。これをうまく解消するためには、基本的には不平不満を抱くという心そのものが問題となっており、相手のせいとか、誰かの問題ではなく、ただ自分の心の中にある不平不満、愚痴、それ自体が問題であることを理解する必要があります。どのような状況であれ生かされていることに感謝をする、生きていることに感謝をし、どういう状態であったとしても、自分の人生があること自体に喜びを感じていく、その本来の心に戻してください。そしてどのような貴族、王族であろうとも自分はただ正しく良い心で生きていく、それだけに徹することです。そういう意識ができて、自分と関連する人、一人ひとりにただ良い心を出していく、しかし愚痴や不平不満に耳を傾けたり、一緒になって話したりすると自分の波動がどんどん下がってしまいます。もうそういう言葉は一切口にしないこと、そういう話題に乗らないこと、それを強く決意して、不平不満や愚痴というエネルギーから完全に切り離されていく、それを理解するようにしていってください。
Dさん、約二百年前のアフリカにおける生活のカルマがあります。アフリカの生活の中において、いわゆる植民地化されてしまっている場所があり、そこで新しくやってきた白人の者たちと自分たち自身の本来の地域である土地、そこの動きが大きなエネルギーをつくり上げております。今のケニアに近い場所において、現地の住民として暮らしていたあなたの家族や村、部族の集まりのところに白人たちがいきなりやってきて、その部落、部族を支配する、彼らにとって気に入られた者たちが連れていかれたり、彼らの言うなりになって働かされる、場合によっては強姦されたり、傷付けられたりするというとても辛い部族たちの生活がありました。そういう時代の流れにおいてあなたの家族もバラバラになってしまい、家族や兄弟、それぞれがまったく出会うことのない状態へと分離されていきました。あなたはその時は男の子として生きていましたが、そのまま子供であるにもかかわらず白人のものたちに連れていかれ、そして奴隷として刻印され、白人の家庭の中へと連れていかれました。したがって奴隷として主人の元で働かされる、強制的に使役させられるという現実の中でなぜこんな目に遭うのか、なぜ自分だけがこういう状態になるのか、何も分からないままただ現実を過ごすことになってしまいました。
自分がそこで言われるがまま、なるべく少しでも生きるために言うことを聞き、いろいろ思いがあったとしても心に溜めておき、ただ言う通りにしていく、そういう生活を続けていきながらも、心の中の不満は少しずつ少しずつ大きくなっていきました。自分がだいぶ大きくなってきた時、いろいろ指示されることをうまくやるようになっていきながらも、心の中には常に不平不満が身についてしまい、なるべく顔に出さないようにしようとしても、すぐに不平不満が主人たちに分かってしまい、それによって不機嫌な言動がすぐにばれてしまい、攻撃される、暴力をふるわれるという状態が続いておりました。自分がそういう生活をしていきながらも生きるために何とかして言われたことだけは行なっていく、不平不満を感じながらも言われたことを淡々と行なっていく、そういう人生が続いていきました。
あなたの今の流れの中でいわゆる所有欲、自由に自分の好きな通りにやっていきたいとか、自分で大きなことをしてみたい、自分が手に入ることを自由にやってみたい、そういう気もちはその時にずっと心に抱いていたものであり、制限された生き方の中で自分はもっとやりたいことをやってみたい、もっと自由にやっていきたい、そういう心が今自分の心の中で現象化されております。あなたがこの流れをつくり上げたのは、本来はアトランティスの時に自分たち自身が他の人間たち、いわゆるレムリアやまだ一人前になっていない人間たちを奴隷のように使っていたことから自分に戻ってきた現象となっております。人間が人間を使うということにより自分が使われてしまう、自分が自由にやっていたことによって自分が自由に動けなくなる、この輪廻を繰り返しております。したがって今の人生においてこのエネルギーを解消するために、もう十分に人間を使ったり使われるという学びは十分に体験した、人をコントロールすることは良くない、人をコントロールしない、人を自由に生かせるようにもっていく、自分が自由に生きたいと願うのではなく、他の人が自由に生きられるように手伝っていく、他の人が自由に動けるように協力していく、こういう気もちをまずもつことになります。自分が願っていること、自分が欲しいと思っていることを他の人が手にできるように手伝っていく、他の人にどんどん与えていく、そういう心をもつことによって自分の中で常に動いている所有欲や自由になりたい、こういう心のエネルギーも浄化されていきます。
Eさん、あなたの中世のイギリスの体験として、その頃あなたはイギリスにおいて貴族の娘として生まれておりました。貴族の社会において礼儀、作法、人との関係においてやらなければならないことがしっかりと教わり、それによって正しく生きるということを常にしつけられておりました。自分の心の中では貴族としての優雅さや楽しさ、そういった心の満足感はほとんど感ずることがなく、ただやるべきことばかりがやってきて、面白くない、楽しくない、そういう気もちばかりが動いておりました。貴族の生活の中においていろんな自慢話、あるいはいろんな人々との噂や場合によっては足を引っ張られてしまう、すぐにやられてしまう、そういうような恐怖感なども常に襲ってきて、必ずしも喜びや安定が保障されない毎日を過ごしておりました。あなたはその貴族の生活の中で、本当の自分の望んでいるもの、本当に自分がやってみたいことは何なのか、それが常に頭の中で動いておりました。自分の両親からはなるべく良いところへ嫁ぎにいく、良い王子や良いところへと嫁ぐことによって自分の貴族の地位や生活が安定できるようにする、そればかりを小さい頃から言われており、自分の人生は夫となるべき人間によって左右される、そういうことがいつも自分の頭の中にめぐっておりました。自分の人生が自分のものではなく、相手によって大きく変化してしまう、それをあまり楽しいと思わず、常に不安な状態だけが襲っておりました。
ある時自分のパートナーとなるべき人物が紹介され、それによって自分の家系がより良い立場になっていく、貴族の中でもさらなる上の方のランクに上がっていく、そういう機会があり、自分としては必ずしも望んではいない相手であったとしても、家族のためにそこの相手のところに入ることになりました。しかしいざそこで新しい流れに入っていくと、自分がそれまで教わってきたマナーや作法、やり方はまったく異なっており、はじめからまたやり直す、しつけをはじめからやり直し新しい作法を身につける、そういったことから始まってしまい、楽しさがまったくなく、ただ皆に合わせる、相手に合わせる、いろんな習慣に合わせる、そういう意識だけで時間が過ぎていき、楽しい日々というものを感ずる余裕もまったくない状態になっていきました。結局自分は何のために嫁ぎ、何のために生きているのか、自分の人生そのものが疑問だらけになってしまい、楽しくない、面白くないという意識だけが続いていきました。あなたの今の意識状態、何をどうして良いか分からない、人生の方向性が分からない、つまらない、やる気が出てこない、こういうような思いはすべてその時の心の動きであり、つまらない、身が入らない、どこに行って良いか分からない、そういう状態がそのまま繰り返されております。
このエネルギーをうまくもっていくためには、このやる気が出てこない、うまくできない、こういう意識を一度完全にリセットしていき、自分の人生を自分でどううまくもっていくか、自分のやりたいこと、楽しいことを自分でしっかりとつくり上げる必要があります。自分がしてみたいこと、自分が挑戦してみたいこと、今分からなかったとしてもこれから少しずつつくり上げてもかまいません。こういう学びをしていく、こういったことを練習していく、そういった分野でかなり先へ進みたい、そういうような何かを自分なりに見つけ、そしてそこに向って真剣に学び努力していく、こういう力が必要となります。それまでは周りの習慣に合わす、家族に合わせる、相手に合わせる、そういう意識だけで生きてきたために自分で何かをつくり、自分で進むという力が養われていないまま人生が続いてしまったのです。したがって相手に合わせる、誰かに合わせるという意識ではなく、自分でつくり出し、自分から進んでいく、この力が必要となるのです。どんなものでもいいですから自分でつくり、自分で進んでいく、ぜひそれをつくり上げ、それを今回の人生の流れの中で自分のものにできるようにしていってください。
Fさん、あなたはレムリアの頃の人生の中で、いわゆる王族の娘として生まれていた時期にあなたの強いカルマがつくられていきました。王族の娘として生きていた時、豊かな国であったあなたの地域において、豊かな人々同士が集まり、お互いにいろんな素晴らしいものを交換する、つくり上げたものやできたもの、とれたもの、いろいろ素晴らしいものを交換し合うという習慣があり、それによってお互いに必要なものを手に入れていく、お互いに良いものを交換していくという習慣が現れておりました。あなたはその良いものを交換するという仕組みにとても興味をもち、その当時なるべく誰もまだもっていないもの、誰も手にしていないものを手にしていく、いろんな良いものを交換して素晴らしいものを手にしていくという思いに意識が動いていき、いろんな交換の仕組みの中でできるだけ素晴らしいものを手にしていく、ここに強い興味をもっていきました。
この素晴らしいもの、誰も手にしていないものを交換して手に入れるというやり方がだんだん強く強く働き出していき、ついにはその時の王でさえも手にできないものを手にしようとする、まだ誰も手にしないものを手にしようとする、そういう意識へとどんどん高まっていき、そこへ意識が強く強く働きかけていきました。そうやって素晴らしいものを手にする、まだ誰も手にしていないものを手にしていく、この意識が強く動き始めた時、あなたのカルマが動き出していきました。この手にする、誰も手にしていないものを手にするというカルマの動きによって、いろんな時代でいろんな人間として生まれてきながら、その人生でまだ誰も手にしていないものを自分が手にする、常にこうやって手にするという動きが始まっていきました。ある時代においては誰も手にしたことのない素晴らしい相手を手にする、またある時代においては、誰も教わっていない素晴らしい教えを手にする、またある時代においてはまだ誰も見つけたことのない素晴らしい場所を手にする、こういう意識でどの時代においても、どの人生においても素晴らしいものを手にするという流れが常に動いております。
したがってあなたのこのコアの部分のカルマとして誰も手にしていないものを手にしたい、この本質的なところにしっかり意識を向け、もうそれを終わらせる必要があります。自分が素晴らしいものを手にして当たり前、素晴らしいものを手にして普通という意識を取り除いていき、もう十分に自分は手にしている、必要なものはすべて手にしており、それ以上手にする必要はない、自分に必要なものはすべて与えられている、そこに気づく必要があります。これから素晴らしいものを手にするという意識ではなく、必要なものはすべて与えられている、必要なものがすべて与えられているということを感謝する、自然や神に感謝し、十分に必要なものが手に入っている、この気持ちがはっきりと目覚めてくると、素晴らしいものを手にしようとする意識が少しずつ弱まっていき、そのカルマの動きからも離れていき、次からの人生としてまた何かを手にしようとする動きはなくなっていくでしょう。しかしこれがまだ完全にできない時はまだ次の人生でもその次の人生でも、何らかの素晴らしいものを手にしようとする動きはまだ続くことになります。今回の人生においてそれをどこまで完全に取り除くことができるか、もう必要なものはすべて手に入っている、完全にこの意識を心の深いレベルで身につけることができるかどうか、今回の人生でしっかりと自分の心を変えていってください。
Gさん、室町時代の商人として生まれたあなたの家庭において、あなたはその家庭においてとても良い娘として育ち、そして家庭のために真面目に働いていた時期がありました。しかしその当事の時代の流れとしては、まだまだあちらこちらに戦いがあり、決して油断ができない状態になっておりました。それでも比較的安定した生活を続けることができ、家庭としては豊かで恵まれた状態になっておりました。あなたはそこでとても美しい娘として育ち、周りの人々からも愛される可愛い女性として生活を行なっておりました。しかしその評判は逆によからぬ男たちによって付きまとわれたり、いろんな嫌なことが繰り返されることになってしまい、だんだん男性に対して不快感や恐怖心、違和感を身につけるようになっていきました。相談する相手も特にいないために、自分の心の中で常に不快感や違和感、嫌悪感だけが強くなっていき、家族の中でもいつの間にか自分一人が暗い心になってしまう、家族にうまく話すこともできず、明るかった自分の性格がだんだん暗くなってしまい、うまく表現できない、本当の自分が口に出せないという生活に変わっていきました。
だんだん自分自身の年も重ねることによって、いわゆる嫁ぐという時代になっていきます。しかし自分自身の心の中には男性に対する恐怖感や違和感、嫌悪感が常につきまとっており、どうしても嫁ぐということが喜んでいくことができない意識になっておりました。親の説得によって相手が選ばれ、相手のところに嫁ぐという時期に入った時、あなた自身はまったく相手のところに入る心が現れてくることがなく、結局はそこから逃げ出し、できるだけ家族のいないところ、相手のいないところに去っていくという道を選んでいきました。しかしそれは浅はかな自分の考えであり、結局はすぐにいわゆる好ましくない者たちに見つかり、犯され、余計に惨めな流れの中に進むことになってしまいました。その時の自分自身の心の未熟さやいろんなことに改めて気づき、自分自身を呪うと同時にいろんな思いが沸き起こってきました。それによって自分自身がまったく満足できない心の状態になりながらも、その中でも一人でも必死になって生きようとする、何とかして生きようとする心だけはもっており、自分自身はできるだけ自分の身が安全なところ、自分が自分自身で守れるところを見つけ、そこで一人で暮らすことを願っていきました。一人で生きようとしている時でもしっかりと自分のことを見てくれているいろんな人々と出会ったり、助けてくれるものが時々現れてきますが、どうしても男性にだけは心を開くことができず、比較的良い女性のところで面倒を見てもらう、比較的安全な女性のところで育ててもらう、そういう風な生き方をずっと続けていき、そしてそういう人々とのかかわりの中で人生が進んでいきました。今のあなたの心の中にあるいろんな動きの中で、いわゆる男性に対する不信感や違和感、恐怖感、こういったものはその時のエネルギーからもち越されております。また女性に対しても心の中で、「良い女性」と、「良い女性という認識」が自然に行なわれていき、本当に面倒を見てくれる良い女性と、ただ男に媚を売って自分だけが良い思いをしようとする女性、いろんな女性を感じながらも、男に媚を売る女性に対しては何らかの違和感や嫌悪感を感じていき、正しく生きようとする女性には自分なりに良い感覚をもっていきました。
あなたは今回のこの人生において、これらのカルマを解消するために、まず自分自身はいかに男性に対してでも普通に接し、許し、そして感謝をすることができるかどうか、感謝というのは難しいかもしれませんが、基本はやはりもっと古代の流れにおいて、あなた自身が男性であった時に女性をレイプしていたという流れからもち越されております。それが戻ってきているだけのことであり、自分自身にもそれなりのエネルギーがつくられており、意味があり、今それを解消していること、それを理解して男性と女性がいかに良い協力関係で、良い人生を送れるかどうか、どちらか一方が悪いわけではなく、お互いの関係によってただ現象化されていること、それを心から理解し、お互いに許し合うこと、憎むのではなく許し、愛することによって正しいエネルギーをつくり上げていく、これが今回のあなたのエネルギーの目標になります。逃げたり避けたり、エネルギーを切るのではなく、いかに良いエネルギーをつくり上げ、良い男女間のエネルギーに向っていくか、それによってあなたの人生も大きく変化していき、カルマのエネルギーを解消することもできるでしょう。
Hさん、あなたの江戸時代の頃の人生において、江戸の飢饉の時、いわゆる農作物がうまく採れない、農業がうまくできないという時代の頃にあなたは人生を送っていたことがあります。家族皆で協力し合い、何とかして飢饉を乗り越えていく、皆で協力し合い、皆で良くしようとして家族皆で協力し合う、こういう意識をもってお互いに協力し合うことを常に望んでおりました。しかし実際にはなかなかそうはうまくいかず、いわゆる年貢を納めるべき時期や、いろんなものを納める時期がきた時にどうしても納めるものがなく、自分たち自身も他に何もできない、そういう時代が何度かありました。結局その時にあなたは娘として売られてしまった時期があります。結局農家の方では娘を売り、それによって金銭的なものを手にして、家族が助かる、救われるという状態がありました。売られたあなたは町に出ていき、いわゆる娼婦的な活動をすることによって男たちを喜ばせ金銭を取るという働きが行なわれていきました。しかしそういったことに必ずしも望んでいなかったあなたとしては、楽しんですることもできず、積極的に儲けようとする意識もないために、どうしてもうまく客を集めることもできず、ただ仕方なく毎日を過ごすという状態になっておりました。まったく人生が楽しくない、面白くない、つまらないという意識ができ上がっていき、人々と話をすることも楽しいとは思えない毎日になっていきました。
自分自身がこの生活をしていて今後どうなるのか、自分はどういう風になっていくのか、まったく分からないままただ毎日を過ごしていく、そういう日々が続く中で、たまたまトラブルがあった時にその隙をついてあなたはそこから抜け出すことができ、遠く離れた場所へと自分で逃げていきました。自分一人でそこから出ていったとしても、特に行くあてはないために、ただ一人で放浪している、一人であちこち歩いているという状態になっておりました。その歩いている最中に出会ったいろんな人々と話をしたり、いろんな人からの思いを受け取ることによって自分なりに一人でも生きていけるかもしれない、自分なりに何かできるかもしれないという意識が少しずつ強くなっていき、自分は一人でも十分に生きていける、何かできるという意識が強くつくられていきました。そして自分なりに何かできることを探そうとしていき、いろんなお寺やいろんな場所に行きながら、話を聞き、少しでもいろんな良い話を聞いて、人の相談ができるようにしていく、いろんな良い話を聞いて知恵を身につけていく、そういったことが興味をもつようになっていき、お寺のところで修行を始め、お寺の手伝いをするという流れがつくられていきました。
自分をいろいろ導いてくれたお寺の人に感謝を感じながら、そこでいろいろ奉公を行なっていく、貧しいながらもお寺に奉公することにより自分の人生の喜びを見出し、そして人々が相談にきても何らかの手助けができるようになっていく、そういう流れに進んでいきました。あなたが今感じている何らかの無力感やまだ何もできない、どうして良いか分からないというような心は、これからいろいろ自分が学びを重ね、奉仕をしたいという気もちが現れることによって少しずつ変化していき、人に何か奉仕することの喜びを感じていく、人にいろんなことを手助けすることが喜びとなるようになっていく、そういう流れへと変化を起こしていくでしょう。そこに向うためにはまず今自分自身が人々に対してどういう思いをもっているか、まだ何らかの違和感や恐怖感、いろんなものがある時はその時期には入っておりません。まず恐怖感や違和感をなくし、いろんな人の話をまず聞けるようにしていく、自分からいろいろ接していき、良い話をどんどん引き出せるようにしていく、まずこうやって自分から人々に近づくことができるようになっていくと、流れが大きく変わっていき、それによって奉仕という一つの世界が動き出していきます。まずは違和感のある人間関係において、少しでも自分から動くことによって流れを変えていく、そのためにカルマのエネルギーを浄化していき、人間に対する違和感や不信感をなくすようにしていってください。
Iさん、ベネズエラと呼ばれている地域において、そこでの家庭の流れの中であなたのエネルギーが強くなっていきました。その家庭の生き方として、いわゆる物をうまくもってきてはそれを人々に与え、生活のために維持していく、そういう生き方の流れにおいて物がうまく手に入らない時、どうやって生活を維持していくかを常に悩んでおりました。物を手にしてそれをうまく人々に回して、それで生計を立てていく、その流れの中で物が手に入らない、うまく取れない、そういう時に自分自身の生活が苦しくなっていき、人々との関係もうまく進まなくなっていく、そういう体験があります。その家庭で育ち、育ったあなたの流れにおいて、常に何か物がうまく入らない、手に入らないという時にどうやって生計を立てていくか、それが家族皆のテーマになっておりました。
どんなものでも良いから何か手にする、そういう意識がだんだんつくられていき、とにかく売れるものを手にしなければならない、与えられるものを手にしなければならない、そういう意識の中で育ち、兄弟皆でいろんな工夫をしながら何か物を手配してくる、そういう風な意識になっていき、だんだん人の言われる通りに自分は動き、良くないことでもそれを実行に移さなければならない、命令されたらそれに従い物を取ってこなければならない、そういう生活の中に入っていき、自分自身は良い悪いの価値観がだんだんなくなっていき、ただ言われた通りに行動していく、言われた通りにやって満足する、そういう意識へと変わっていきました。自分自身が最初もっていた善悪の価値観や、いわゆる良心のような価値観、そういったものがどんどん薄れていき、良くないこと、正しくないことであってもそれを普通に行なってしまう、そういう人生が中心になっていきました。そういう流れの中で自分は捕まり、かなり厳しい体罰を受け、牢獄の中に入ったり、いろんな流れが進んでいきました。そういう人生の大きな部分が今の自分の人生の中にもち越されております。
牢獄に閉じ込められたり、いわゆる体罰を加えられたりしたことにより、普通の人と正しく接することに何らかの恐怖感や、あるいは正面から堂々と接することができない、何か自分は悪いことをしている感じが出て、常に人と堂々と話すことができない、こういう意識が動いていきます。あなたが今回の人生でこのエネルギーを解消するためには、自分はただ正しいことを行なう、あまりいろんなことを考えることなくただ正しいことを行なうことに徹していく、それに意識をしっかり向けてください。どのような誘惑や惑わしの言葉、正しいことと違う思いがやってきたとしても、正しいことをし続けていく、これがあなた自身のテーマになっております。そして目の前の人には堂々と接していく、どんな人に心から誠意をもって接していく、これをしっかり行なう必要があります。染み付いてしまった、何か引け目を感じる、常におどおどして表に出せないという心をしっかりと取り除き堂々と接していく、この心をつくり上げる必要があります。そして身につけてしまった自分のネガティブなエネルギーを完全に良いエネルギーへと切り替えていき、新しい心で生きていく、堂々と人と接していける、そういう心へとつくり変えていってください。
Jさん、インドの土地の中で人生を送ったことがあります。ヒンズー教の中心となっていた時代の流れにおいて、ある部落の中で生まれ育ち、その当事の生活としてはごく普通の生活を行なっておりました。カースト制度がありながらも必ずしも低い身分というわけではなく、また高い身分というわけでもなく、いわゆる中間層のレベルで普通の生活が行なわれておりました。その人生の流れの中で周りの人々とごく普通の中間層の人々の生活が進んでいき、毎日皆といろんな話をして話すことが楽しみ、常に皆と一緒にいて話し合い、そして語り合うこと自身に喜びを感じた生活が行なわれておりました。ただその当事のインドの風習としていろんなものにマジック的なものが常に関連づけられており、いわゆる呪い、悪魔的なものに対しての意識、そういったものが普通の習慣や文化として常に存在が行なわれておりました。自分自身はそういう文化の中で少しでも良い生活をする、良く生きるためにはどうしていくか、そういったことを周りの人々と話し合いながら、悪魔に打ち勝つ、正しい神につながり、正しい生き方をする、それを目標として毎日の人生が進んでいきました。ただ自分が悪魔と戦い、正しい神につながるという意識をもっていきながらも、人生そのものは必ずしも良い人生というわけではなく、いわゆる普通の生活がただ毎日続いていくという流れになっておりました。
ある時家族の中でとても苦しい病が起こり始め、家族皆で助け合おうとしても誰も助けられない、魔術師的なものやいろんな祈祷師たちを呼んでも何も治らない、そういう状態の中でどうしたらこの病気を治せるのか、どうしたら家族を救えるのか、そういう意識が動いていき、家族のために何かしよう、家族のために自分が何かできることをしよう、そう思って自分がいろんな人々を訪ね歩き、いわゆる魔術的なことに興味をもち、それで家族を救おうと考えていきました。しかし教わったいろんな魔術的なことを行なっても結局家族のものを助けることはできず、そのままただ悪くなるのを見ていくしかない、そのまま亡くなるのを見るしかないという状態になった時に、魔術的なもの祈祷師やいろんなものに対する不信感が一気に動き出し、すべてがうそ、すべては意味がない、そういう思いになってしまい、魔術的な世界すべてを全否定する意識がつくられていきました。
あなたの今の流れにおいて、この時のカルマが動き回っております。自分は真理を求めようとしている、正しいものを求めようとしても人生は何も変わらない、結局何をやっても意味がない、そういった意識が動いていき、何も変わらないことに対して今自分はどうしようか悩んでいる最中にあります。ではもうこれを諦めて捨ててしまうのか、ただ自分の好きなように生きれば良いのか、それとも確信のもてないただ正しい光を思い続けるのか、今そういった心の葛藤が動いており、これがまさしくカルマとして動き出しているのです。カルマに従えばあなたはここで投げ出し、自分の好きなように生きるように動いていくでしょう。これをしっかりと自分でコントロールし、基本はただ正しく正直に生きる、悪魔的なものがあろうがなかろうが、奇跡が起ころうが起こるまいが関係なく、ただ自分は正しいことを行動していく、それに徹することができるかどうか、これがカルマに勝つか負けるかの大きな分岐点になっているのです。したがって正しく生きる、それをしっかりと身につけ行動できるようにしていってください。
Kさん、今の中南米の地域、ややアマゾンに近い地域のところであなたは生活をしたことがあります。マヤとは違いますがマヤ的な文化がかなり影響を与えていた地域になります。そこで育っていたあなたの地域や部落、家族の風習として、いわゆる女性と男性の役割が明確に異なっており、女性はむしろ強い心をもって生活のために活動していく、いろんなものと戦ったり獲物をとったりするのも女性がしっかりと動き回り、うまく動物につながる意識を使いこなして、動物を引き寄せ動物をしとめてくる、これが女性たちのもっている能力として動いておりました。男性は主に手にしてきたものを料理したり、それを家族皆がうまく手にして食べることができるようにつくり上げたり、うまく家庭の仕組みを維持して全体がうまくいくように協力し合う、男たち同士が皆で儀式をうまくつくり上げ、儀式を行なうことによって一つにまとめていく、こういった生活スタイルが行なわれておりました。あなたはその中で一つの部族の長、村長のような感じで部落をまとめた時期があり、それによって多くのものたちをしっかりと維持しているという時代がありました。
うまく獲物がとれたりした時はとても良い部族のまとまりですが、獲物がうまくとれない時は部族がとても好ましくない意識になっていき、皆で恐れや不安を感じてしまう、いわゆる天の裁き、あるいは悪魔の報いという意識になってしまい、皆で恐怖心を感じてしまう、天や悪魔、いろんなものとのかかわりの中で自分たち自身をどう認識するかを常に考えていく、そういう生活スタイルになっておりました。その中で多くのものたちをまとめ、動かすために必要に応じて神の怒り、悪魔のささやき、いろんなものが訪れているかのように人々に伝えていく、そうやって人々をコントロールしたり、人々に対してうまくもっていくというやり方も行なったりしておりました。いろんな動きによって村はまとまったり、うまく団結することもありますが、いろんな獲物がとれない時は不信感が動き出してしまい、結局いろんな神の怒り、悪魔のささやきが部落のものたちを苦しめる状態へとなっておりました。その時のいろんなエネルギーが今のあなたに影響を与えております。いわゆる自分が部落の人々のためにしたことがどう出てきたか、それが今自分に戻ってきている状態になっており、上のものとの関係でうまく情報が降りてこない、コントロールされる、そういう場合として出てくるのは自分が長であった時に他のものたちにしたことが戻っていることになります。また良い方としてまとめていた、部落全体をまとめていたというものは今は良い状態としてそのまま繰り返されることもあります。
カルマとして見ていくとその時の天とのつながり方、人々の心とのつながり方、ここに大きなカルマ的なものがあり、何でもかんでも天のせいにする、何でもかんでも悪魔のせいにする、こういったことが今現象化されている状態でもあります。あなたのいろんな現象の中で場合によってはすぐに神のしわざに感じたり、悪魔のしわざに感じたりする、これは実際にはそう思わされているだけのことであり、実際に神や悪魔が何かしているわけではありません。ただそのようにただ感じられてしまう、そういう風にしてカルマが動いております。したがって自然界とのつながりにおいて一つひとついろんな思いがあったとしても、本当に自然の声なのか、それともカルマとしてそう思わされているだけのことなのか、それを見抜くようにもっていってください。天の言葉も本当の天の言葉なのか、カルマとして戻ってきた単なる天の言葉なのか、そういったことを見抜く必要があります。そして正しい天の言葉だけを聞いていく、悪魔の本当の言葉には耳を貸さなく、またただ戻ってきている悪魔の言葉はしっかりと見抜き無視していく、こういった正しい分別、それを身につけることによって本来の天をしっかりと意識し、また悪魔をしっかりと遠ざけることができるようになっていくでしょう。
Lさん、あなたのオーストラリアにおける人生の流れにおいて、いわゆるアボリジニの人間として体験した時期があります。当時の部族のものたちは大地につながり自然と一体化し、自然界の生命そのものをしっかりと感じた生活を行なっておりました。特に長のものたちは本当の正しい光につながり、大自然のルールを理解し、大自然のルールと共に生きている、そういうものがしっかりと部族のものたち皆に伝わっていき、とても深いレベルの真理を手にすることもできました。あなたはそこで生活し育っていきながらも、だんだん大きくなっていった時、いわゆる他の人間たちがやってくる、アボリジニ以外のいわゆる西洋文明がだんだん入ってきて、異なる文明、異なる生活を進めてくる、そういう時代になっていき、まったく考えが異なる、言葉も異なり習慣も異なる、そういう人々が現れてきた時、それまで身につけてきた自然界のルールや自然界のおきて、すべてを無視する言動が普通に行なわれているのを見て、とても違和感を感じ、嫌悪感を感じ、西洋人に対する不信感が現れてきました。
そういう文化の流れの中で自分は西洋人の人間の中に連れていかれ、だんだん西洋的な習慣で生活せざるを得ない状態に入っていきました。仲間たちが次々と白人の中に連れていかれ、考え方、言葉、習慣を全部変えなければならない、そういった意識に進んでしまい、自分もその流れに逆らうことはできなくなってしまいました。しかし言葉や文化を白人のように変えたとしても、白人と同じに扱ってくれるわけではなく、あくまでも奴隷的な感じでしか接してくれることはないために、違和感、嫌悪感、悲壮感が漂っていき、白人に対してまったく良い気がしない、嫌悪感を感じてしまうという状態になっていきました。この白人に対するさまざまな嫌悪感や違和感、これが今あなたの心に残っており、自分がどこかで特定の人に対してもつ違和感や嫌悪感、それは白人が行なっていた言動と共通しているところを見た時に何らかの違和感、不信感、いろんなものが思い出されてしまうのです。
見かけは白人でなかったとしても、言葉遣いや振る舞い、いろんな言動、そういったものを見た時、白人のいろんなものが思い出されてしまい、自分は嫌悪感や違和感を感じてしまうのです。今のあなたがそのエネルギーを解消するためには、まずどのような違和感をもつ人がいたとしても、ある意味では心から許していく、何事もなかったかのようにしっかりと心から許していくという意識が必要となります。自分がそういう白人たちに嫌な思いをさせられたというのも、それはまた一つの流れからつくられているのです。いわゆるアトランティスの頃に地球のまだ未発達なものたちを相手にしていろんな実験を行なった、未開発な人間たちを自由に好きなように実験した、そういったことから起こされているために、基本はやはり自分自身がいろんな人に誠意を込めて接する、いろんな人に愛を込めて接する、それによってエネルギーを浄化するしかないのです。違和感があったとしてもすべては自分が蒔いた種であることを理解していき、心から誠意をもって接する、愛と感謝をもって接する、これを行ない続けることによって自分のつくり上げたカルマは次第に軽くなっていき、そのうち自分のエネルギーも軽くなり、カルマを解消することができるようになっていくでしょう。
Mさん、あなたは中世のヨーロッパの時期、フランスの下町の方にあるある裕福な家庭の元で生まれたことがあります。この裕福な家庭では、先祖が比較的良い身分であった流れから維持されており、必ずしも貴族ではなかったとしても比較的裕福な生活をすることができました。いわゆる庶民の中でも比較的良い暮らしを行なうことができ、ある意味では苦労はほとんどすることがない人生を送ることができました。その人生の流れの中で国全体が常に何か不安定、いつ滅びるかもしれないというような不安定な状態の時にあなたは青春時代を向かえておりました。自分が心から親しいと望んでいた男性、この人は信用できて心から安心できるというとても良い男性と巡り会うことができ、自分自身の裕福な環境と同時にとても良い男性と巡り会い、幸せそうな流れが現れてきました。
しばらく一緒にいろいろ楽しい時代を過ごしていましたが、その男性が突如としてあなたから離れ、自分は都会の方へと進んでいく、下町ではなく都会の方へと男性が移動していき、自分から離れるという体験がつくられていきました。それをとても悲しく感じ、心から痛手を感じ、せっかく自分がすべてを捧げた男性がいなくなる、出ていったという強い悲しい思いがあなたを一変させてしまい、それ以降自分の人生が全然楽しくない人生に変わってしまいました。その時のいろんな思いが今のあなたの心の中にもち越されております。誰かを特定の人を好きになったりすると逆に不信感や心配、不安が押し寄せてしまう、本当に一緒になって良いのかどうかという恐怖感、いろんなものが動き出してしまうのです。親しい人、仲の良い人と一緒にいてもまたいつか離れてしまうかもしれない、この親しい人はずっと親しくいられるのかどうか、そういった意味においていろんな親しい人が現れてくると、常に不安や恐れが動き出していく、こうやって自分の人生に常に不安や恐れが動き出しているのです。自分自身は誰かと一緒にいる時や親しい人がいると、その人こそが私のとても良い人、そういう思いになってしまい、それ以外目に入らなくなってしまう傾向もあります。しかしそれと同時に不安や恐れも動き出してしまい、いろんな複雑な心が心の中で動き出してしまうのです。
このエネルギーが今のあなたの人生のすべてに影響を与えており、特定の人と親しくなると逆に不安や恐怖が出てくる、あるいはその人とだけちゃんとした関係をつくろうとして他の人を排除してしまう、いろんなものが心の中で現れていくのです。これを解消するために、自分が親しい人やいろんな人と接する時でも常に相手を尊重し、どのような状態になったとしてもその人の自由意志を認めていく、場合によっては自分から離れていくという選択をしたとしても、その自由意志を認める、自分は自分で自分の人生をしっかりとつくり上げ自分で人生を進み、人に左右されないようにする、この意識をつくり上げることが必要となります。自分の人生を他の人に合わせるのではなく自分でつくり上げていく、他の人が自分から離れていこうが自分に近づいてこようが、すべてを任せておき、それぞれの自由意志を認めていく、これをはっきりと認め理解し、実際に行動に移す必要があります。こうやって自分は人をコントロールしない、自由意志に任す、自分は自分で自分の人生をしっかりつくり上げていく、こういう意識を確立することによってこのカルマを解消することができるでしょう。
Nさん、あなたはドイツに生まれていた時、特にドイツのナチスの時代に生まれていたことがあります。ナチスの時代においてはだんだんナチの力が強くなってきた時、人々は言動に注意する必要が出てきて、余計なことを口に出すことができない、余計なことを言うとすぐに捕まってしまい牢獄に閉じ込められてしまう、そういう意識が広がっていくために言葉そのものがとても慎重になり、一つひとつ言葉を選びながら安全な言葉だけを口に出していく、少しでも危ういことや誤解されるような表現をとると、すぐに捕まってしまう、そういう恐怖感の中で過ごした時代があります。
そのために自分の言葉には慎重になっていき、必ずしもうまく表現できない、思ったことの本音が正しく表現できないという時代がありました。今のあなたの人生の流れの中にこのエネルギーがもち越されてきており、言葉を表現する時にいろいろ考えてしまう、もし間違って表現したり正しく表現しなかった時、どういったことになってしまうのか、相手が間違って解釈したらどうなってしまうか、このような意識が動いてしまうのです。
このエネルギーをうまく解消するためには、自分自身の心そのものは健全で心そのものは自由である、どのような表現をしようとも心そのものは自由であるという意識をしっかりつくり上げる必要があります。いわゆる周りの人の反応を気にしたり、周りに合わせて言葉を選んだり、周りに合わせた行動をとろうとすると、だんだんおかしくなってしまい、逆に不自由な言動がなされるようになってしまいます。したがって周りにいちいち合わせたり反応を気にするのではなく、心から素直に感ずることを正しく表現していく、無理に周りに合わせようとせず、自分が表現したいことをただ表現していく、そこにしっかり意識を向け、自分の力でエネルギーに負けないようにしていくと、自分自身が周りにいちいち惑わされるという意識が解消されるようになっていくでしょう。
Oさん、あなたのイギリスにおける人生の流れにおいて、イギリスの王室の近くで体験した人生があります。王室の近くというのは正式な王室の貴族の流れではありませんが、そのすぐ近くであなたが活動したことがあり、その王室のすぐ側においていろんな手伝いをしたり、いろんな作業を行なっていた時代がありました。常に王や王妃、王室のいろんな面倒を行なっていき、あなたはそれに必要なことをいろんなことを行なっていき、常に礼儀正しく、マナーをしっかりと身につけ、粗相を起こさないような人生を進んでおりました。この王室のためのいろんな作業をしている中において、だんだん自分自身のレベルが上がっていくと、その周りの人々に教えていく、導いていくというレベルにも上がっていき、王室の近くでだんだん自分自身の力が強くなっていく状態が進んでいきました。人々のいろんなルールやマナー、作法を教えていく、王室としてのやるべきこと、そういったものをだんだん自分自身が指導していくという流れに入っていき、大いなる権力を手にするような状態へと進んでいきました。
そういう流れの中である時、自分自身が王室のすぐ側で行なっていた一つの作法において、大きな間違いを犯したことがあり、それによって強く責められ、自分自身がとても残虐な痛手を被るような状態になってしまいました。それによって自分自身の地位も名誉も身分もすべて悲惨な状態へと落とされてしまい、せっかく自分が身につけてきたさまざまな良いものがすべて失われてしまうという状態になっていきました。しかし生命はしっかりと保障され、身分的にはかなりひどくなったとしても、自分自身はその中で一つの大きな加護の中で生きることができるようになっておりました。その時のエネルギー的なものが今の人生にも影響を与えております。いわゆる良いところ、いろんな身分の良いところや、豊かな人のところで自分がある程度恵まれた生活をしたり、でもその中で間違いや失敗を犯したりしてしまうというエネルギーが体験されております。今の人生の中でこれが大きな影響を与えてしまうのは、せっかく良いところまでいっても肝心なところで力が発揮できない、肝心なところでうまくいかない、大事なところで先に進めなくなってしまう、こういう意識が動いてしまい、何らかの恐怖感や不安が先に動いてしまうのです。
それによって思い切ったことができない、先に進めないという状態になっております。したがってあなたがこのエネルギーに負けることなく、一歩先へ進む、完成させる、頂点に立つ、そこへ行くためにはこのエネルギーを完全に解消する必要があります。そのためにはまず自分自身が身につけてきたさまざまな能力やさまざまなテクニックが、ただ自慢とか表面的なものとか、ただのルールとかいうレベルではなく、本当に正しいもの、正しい在り方、そういったものとして心から身につけていく、ただ習慣やマナーとして身につけるのではなく、正しい素晴らしいものとして身につけたもの、そういうものとしてつくり上げていけば、それは失敗がない自分の良いものになっていきます。いわゆる見かけだけのただのマナー、形式的な作法、そういった人間のつくったマナーや作法にこだわると、大失敗する流れに入ってしまうのです。形式的な作法やマナーではなく、本当に必要な大事なもの、大事なルール、そういったものをしっかりと身につけておけば大失敗することなく先に進むことができ、それによって超えられなかった壁を越えていき、素晴らしい先にまで到達することができるようになります。したがって本当に必要なもの、素晴らしいマナーや作法、ルールやるべきことの本当のものを手にして人間がつくったルールや作法に負けないようにする、それを手に入れて新しいエネルギーを自分のものにしてカルマのエネルギーを浄化するようにしていってください。
Pさん、あなたの中国での流れの中でかなり以前の時代において、中近東やペルシャ、そことの交流を行なっていた時代があります。ペルシャとの交流の流れの中で、いわゆるペルシャ商人、そういうような感じで生活していた時期があり、その時の時代の状況としていわゆる商人の暮らしの流れがあります。いろんな良いものをもってきては文化と一緒に広げていく、新しいものをもってきて人々に広げ普及させ、そして金銭に変えていく、こういう時代があり、あなたはその中で素晴らしいものを見つけてはそれを買ってくれる人のところへともっていく、そういう仕事をしていたことがあります。素晴らしいものを手にしてそれを立派な人のところに届け金銭を得る、そういう作業を行なっている中で、美しいもの、素晴らしいものをもってきて、それをどういう良い人にもっていくか、いわゆる貴族階級や良い人のところにそれをいかに良い値段で売っていくか、身分の高い人、金銭をもっている人にどれだけ高く売っていくか、それを商売としておりました。
その商売を行なっていく流れにおいて、実際にそれを本当に望んでいる人がたくさん現れてきた時、値段をつり上げていき、そして自分がその分裕福になる、そういう商売を普通に行なっておりました。したがって常にお金がいっぱい出せる人を探しては良いものをもっていき、できるだけ高く買ってもらう、そういう人生を普通に行なっておりました。しかし世の中は必ずしも良い人ばかりではなく、いわゆる盗賊たちも存在しており、せっかくもってきた素晴らしいものが無理矢理取られてしまう、取り上げられてしまうという事態も何度かあり、実際には必ずしも裕福になれるわけではなく、物を売って大金を得ると同時に実際に物も取られてしまう、こういった繰り返しが行なわれておりました。その時のいろんな思いが今の人生に影響を与えております。良いものを手にして良いものを伝えようとする、しかしそれの価値が分かる人と分からない人がいて、価値が分かる人には分かってくれても価値の分からない人にはまったく相手にされない、またせっかく自分が手にした素晴らしい物も無視されてしまう、まったく何も伝わらないでそのまま無視されて捨てられてしまう、こういったのはその時の商人の時のエネルギーから現象化されております。
あなたがそれをこの人生でうまくもっていくためには、自分自身がこのエネルギーをしっかりと良いものへと切り替えていく、本来商人としての正しいエネルギーは良いものを正しく伝えていく、それを必要としている人、それを望んでいる人のところにもっていく、これが本来の商人になります。したがってあなたが手にした素晴らしい物、素晴らしい知恵や教え、それを求めている人のところに正しくもっていく、必要な人のところに必要な知識や知恵をもっていく、これがあなたの本来のエネルギーになるのです。これがうまく行なわれていない、それは商人の時のエネルギーが動き、できるだけ多く儲けようとか、できるだけ得しようとする心から正しく伝わっていかなくなってしまうのです。したがって自分が得するというこの意識を取り除き、ただ必要な人に必要なものを届けていく、自分の損得ではなく、必要な人に必要なものをただ届けていく、必要な教えを求めている人のところにもっていく、こういう意識をしっかりもち、それを実践することができると商人の時のエネルギーがだんだんなくなっていき、良い流れができ上がっていき、今の人生において必要な人に必要な情報を流すことができるようになっていくでしょう。