/現日本人の女性性と男性性/統合できないように仕組まれた/悪い女性性・男性性と良い女性性・男性性/真の統合に向けて/一人ひとり異なる統合の仕方/
2015/3/16 宇宙交流会 |
このメッセージのいいねポイントは |
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自分自身の女性性と男性性の統合 |
①統合のプロセスは各人各様
光のハイアラーキとしてお話をいたします。今の日本における男性性と女性性のエネルギーについてお話をしていきます。今の日本における男性性のエネルギーとして、一つの方向に向かって確実に進んでいく。目標を達成するために協力し合って一つの方向へと進んでいく。少しでも洗練された巧みな技術を使いこなし、美しさ、質の高いもの、そういったものをつくり上げるという能力が男性性のエネルギーとして培われてきました。女性性のエネルギーとして多くの人との仲間をつくり上げていき、仲間意識によって安心感を得る、つながりを感じていき、仲間意識で仲間を大事にしていく、こういう女性性のエネルギーが育まれてきました。
男性性のエネルギーは少しでも質のよいもの、少しでも高きに至ろうする意識によって、どうしても競争意識が発生してしまい、古代においては育てる、未熟なものや能力のない者を育てていき質の高いものをつくれるように育てていく、そういう男性性のエネルギーがありましたが、だんだん変化していき、競争意識が強く現れてきております。
女性性のエネルギーは仲間意識によって仲間という喜びを味わおうとしておりますが、逆に仲間でない人を無視する、排除する、攻撃したり場合によっては悪口を言っていく、こうやって仲間意識が仲間と仲間でない人をつくり上げていき、仲間外れにされる不安や恐れ、心配を常に感じながら仲間に入るという矛盾が起こっております。
今の国におけるこの男性性と女性性のエネルギーは洗練された男性性や女性性ではないために、今の男性性と女性性のままで統合を行なおうとすると、統合はできないエネルギーになっております。今の男性性と女性性のエネルギーのままで統合をさせようとすると、男性意識の中の競争意識や比較のエネルギーによってどうしても女性を下に見ようとしたり、自分が優位であろうとする意識が働いていきます。
また女性は仲間意識を強く感じようとするために、男性に対して仲間という意識をつくることができず、常に仲間外れにされる、仲間外れにする、このエネルギーが動き出し、統合を阻害させていきます。現代人が身に付けているこの男性性と女性性のエネルギーは統合できない男性性と女性性に創られてしまい、本来の男性性と女性性の統合が難しい状態になっております。
今の現代人において統合が難しいというのは、この国における条件もありますが、また地球レベルで行なわれている状態でもあります。地球レベルで分裂のエネルギーが押し寄せており、少しでも分裂させる、何とかして男性性と女性性を分離させようとする力が動いており、統合を妨げているのです。したがってもし統合を求めるのであれば、押し寄せてきている分離の波動に立ち向かい、分離以上の強い統合の意識を身に付ける必要があります。
今の時代は分離のエネルギーがとても強く影響を与えており、普通の状態でも分離へ、分離へと進んでおります。今の人間は精神的な自立を要求されており、それがさらにスピリチュアルな自立へと成長することを望まれております。この精神的な自立というのが人によっては分離という意識になってしまい、何でも一人でやる、他と自分を分離し、自分のものは自分で行なっていく、こういうのを自立と勘違いしているために、自立がどんどん分離へと進んでいき、結果的に分離へのエネルギーをただ強く表現していき、統合することが難しくなっております。
今の皆さん方に求められている自立というのは、精神的にもスピリチュアル的にも自立することであり、それは経済的な自立ではなく、物質的な自立でもありません。精神的な自立というのは依存心、執着あるいは比較や競争、こういったほかの人を前提にした生き方であり、ほかの人と比較することによって自分の価値を確認することができる、ほかの人を下にみたり、ほかの人を自分よりも劣っているものと認識することによって自分の存在感を感ずることができる。それを自立すると認識している人がいます。
したがって今の日本の社会においては、一人でうまくいっている人、成功している人を自立という風に呼んでおり、一人でいてもうまく成果をだしていない人、うまく経済的にやっていけない人は自立してないという意識をもつ場合があります。これはまったく間違った考えであり、本来の自立というのは精神的な自立であり、そもそも他の人と比較・競争しない、執着もせず依存もせず、ほかの人を前提にした行動をとらない、これが自立になります。
男性の場合はコントロールすることによって安心するという性質があります。自分がコントロールできる人をたくさん用意していくと、自分がなぜか上であるかのような感覚をもち、それで安心する、これは自立しておらず、自分よりも劣っている者がいるという安心感によって自分の存在価値を確認することができるのです。こういう意識の人は自分がコントロールする人間をすべて手放し、それでも自分自身に満足できる本当の自立を学ばなければなりません。
また女性の場合は仲間という意識を強くもっており、仲間から認めらる、仲間から愛される、仲間から自分を大事にしてもらえる、そういうことによって安心感を得ており、自立しようとすると仲間から外れるという意識をつくり上げてしまい、仲間外れにされてしまう、仲間ではなくなってしまう、こういう恐怖感によって自立できなくなっております。
したがって女性が自立する場合は、あえて仲間という意識をつくらず、仲間を用意したり仲間に入ったりせずに、自分ひとりで自分のことをすべてできるようにしていく、こういう自立を行なうことにより、自分の存在感を自分で確認できるような道を探そうとします。しかしそれに向けて行動していくと、本来の女性性のエネルギーがだんだん弱くなっていき、逆に男性性のエネルギーがだんだん強く現れてきます。したがって女性が自立しようとすると男性的な言動をとるようになっていき、女性性をあえて封印するような生き方に変わってしまいます。
いずれにしても自立というのは本来、他人との依存関係をなくし、執着したり他人をコントロールすることなく、自分で自分の生き方、自分の信念に見合った生き方が心からできるようになるのが自立であり、そこには経済的な自立やほかの仲間意識や人間関係とは本来、まったく関係することはありません。
あくまでも自分の中で自分の信念がつくられてきて、自分の信念に従って生きていく。いってみれば自分の中に自分の神を見出し、自分の神に従って自分が真理の生き方を行なっていく。これが自立した生き方であり、そこにはほかの人間との関係はまったく入ってきません。しかし、当然、コントロールしたり比較・競争したり、仲間意識という考えをもっていれば、それは自立をできなくさせてしまい、どうしても人間関係の執着のエネルギーが動き出していきます。
今のこの日本の社会において、自立を促すようなエネルギーが動いております。それまでは家族での束縛や仕事での束縛、友人との束縛、いろんなエネルギーが自分自身をコントロールしていき、自分が心から生きることができない社会になっていました。この自分を束縛しているエネルギーを次第に崩壊させていき、今は自分の信念で生きられるように、自分の望み通りの生き方ができるように変わってきております。しかしそれでも実際の人生においてまだ不安を抱えており、どうしても家族のしがらみや友人のしがらみに負けてしまい、本当の自立をできなくさせております。
本当の自立は自分の心からの信念によって生きることであり、これは家族と一緒でも仲間と一緒でも、いくらでも実行することができます。ただ皆に合わせるとか皆のことを考えた言動をとっていると、それは自分の信念ではなく、周りに依存する生き方になってしまいます。家族や友人たちと一緒にいたとしても、自分の生き方を自分で選び、自分で進めていく。これは自立した生き方であり、自分だけの本来の正しい生き方になっていきます。
これから日本も少しずつ変化していき、そういう自立した生き方を行なう人が少しずつ現れてくるでしょう。依存や執着の心で生きてきた人はすぐに自立しようと思ってもなかなか行なえず、どうしても不安や恐れ、分離感を感じてしまいます。その度に自分一人で自立するということがどうしてもできず、誰かが自立するような状態になると自分も一緒に自立する、こういうような意識が精いっぱいになります。
しかしこの誰かが自立する時に自分も一緒に自立するというのは完全に依存した生き方であり、本来の自立にはなっておりません。これからの自分たちの生き方において本当の自立した生き方を身につけていく。これがある意味では自分の中の男性性と女性性を統合するきっかけに入っていきます。
自分の中にある男性性と女性性、これはなかなかすぐには変えることができないぐらいさまざまなエネルギーで執着され、依存の状態になっております。男性性のエネルギーに比較・競争や自分を高いところに常にもっていこうとする意識はどうしても比較・競争が働いてしまい、自分よりも下の者を見ることによって安心する心の状態がつくられております。また女性性においても仲間外れ、仲間意識が常に働いてしまい、さまざまな不安や恐れを伴う仲間意識をつくり上げております。仲間として楽しくうまくやってる時はとても大事にしますが、だんだん無視されたり否定されたり相手にされなくなると、いきなり怒りに変化していき、嫉妬や怒りのエネルギーによって強く相手を攻撃してしまいます。
これらの男性性と女性性の不完全なエネルギーを統合にもっていくためには、今のままで統合させるのではなく、まったく違う発想が必要となります。まず自分の中にある男性性と女性性のエネルギーをしっかりと感じながら、この自分の中の男性性、少しでも良いものを早く先につくり上げていく、皆に役に立つもの、社会に貢献できるもの、そういったものを少しでもつくり上げていく。こういう男性性のエネルギーは純粋に自分が奉仕の心で動いているときはとても良いエネルギーとして動いていきます。
これがおかしくなってしまうのは比較・競争が入ってしまったときであり、いわゆる自分よりも下のものをコントロールするとか、自分よりもうまくできる人を下にもっていかせようとする。こういう比較・競争が動き出した時には男性性のエネルギーが崩壊を始めていきます。したがって他との競争、他との比較というエネルギーが一番の問題であり、他との競争によって自分がどんどん堕ちていくのです。
自分の心の中にある男性性のエネルギー、これは女性の中にもありますが、自分の中の男性性のエネルギーを感じながら、ほかの人と競争する、自分よりも良くできる人、自分よりもうまくできる人がいたときに何か気に入らない、下に落とそうとする、常に自分の方が上で主導権を取りたいという心、これが間違った男性性のエネルギーであり、自分の中の間違った男性性をよく感じていき、ほかの人と競争するというエネルギー、自分が上でないと嫌だというエネルギー、コントロールしたいというエネルギー、これをしっかりと見つけていってください。
男性性の中に潜んでいる競争心、他を蹴落とし、コントロールし、自分が常に上であろうとする思い、その部分に天界から光が入ってきて、少しでも競争心のエネルギーを破壊させようとしていきます。もう自分は競争しない、競争する気持ちが湧いてこない、自分が上に立とうと思わず、誰が上にいても良い、優れた能力をもっている人が自分よりもたくさんいて構わない、下の者をコントロールしようとせず才能や能力を認めていく、こういう本来の男性性のエネルギーに戻していきます。
次は自分の中の女性性のエネルギーに目を向けていきます。仲間意識、多くの人と楽しく仲間意識でつながり、分かってくれる人、理解してくれる人、そういう人がいっぱいいる、こういう仲間を感じていきます。こういう仲間がどこかで自分の悪口を言っていた。自分の言動を無視して自分の言うことを聞いていなかった。自分を無視するような言動が起きたとき、それでもその人を攻撃したり無視したり怒り出すのではなく、そのままただ許していく。何事もなかったかのように。そういう自分を無視するような言動の人でも、そういう仲間意識をつくり上げていき、大きなレベルの仲間をつくり上げていきます。
自分の中に目覚めてきた男性的な能力を正しく使って素晴らしいものをつくり上げ、社会に貢献していくという男性性のエネルギーと、多くの人を自分の仲間のとして感じていき、ほかからどうされようとも自分はほかの人を大事にする、自分はすべての人を自分の仲間と感じて、すべての人を大事に仲間意識としてつくり上げていく、こういう本来の女性性のエネルギーを組み合わせていきます。
いろんな人の才能を認め、いろんな人をより才能が発揮できるように導きながら、たとえ自分を無視したとしてもその人を暖かく包み込む。自分はその人を仲間として大事に育てていく。こういう心が自分の中の男性性と女性性の統合になります。どんな強い分離のエネルギーがきても、どんな強い破壊のエネルギーがきても負けることなく、多くの人を仲間として大事に育てていく、大事に導いていく、こういう自分のエネルギーをしっかりと心の中につくり上げていってください。
Aさんの今の男性性と女性性の統合において、今の時点でエネルギー的な問題として存在するのは、男性性のエネルギーの中にどこかで自分の方が正しい、自分は正しい言動をとっている、こういう意識が備わっております。また自分の女性性のエネルギーの中に、せっかく何かしてあげたんだから何かしてほしい、こういう女性性のエネルギーが入っており、この男性性と女性性のエネルギーが統合を阻んでおります。したがって自分の男性性の自分は正しいという思い、これを皆が正しい、全員が正しいというエネルギーに変えていき、また女性性のエネルギーで、何かしてあげたから何かしてもらえるというエネルギーをただ自分が何かしてあげる、見返りを考えることなく、どんな状態でもすべて自分はただしてあげる、こういう思いによって統合へと進むことができるでしょう。
Bさんの今の男性性と女性性のエネルギーにおいて、あなたの今の男性性のエネルギーの中に、正しいことをやっていれば大丈夫、基本的に正しいことさえしていればそれで十分という意識があります。この正しいという意識を変えていき、正しいという意識よりも自分はそれを捨てる方が安心できる、自分は正しいと感じた選択肢を取ると自分が安心する、こういう考えに変える必要があるでしょう。また自分の中の女性性のエネルギーとして、いろんな人のことを考えながらも結局それぞれが好きにすれば良い、それぞれが自由に、それぞれが自分のやりたいことやっていればそれで十分、こういう女性性のエネルギーがあります。この一人ひとり自分で自分のことをやっていればよいというエネルギーを正しい女性性にもっていくためには、一人ひとりに正しい生命を与える必要があります。一人ひとりの動きや言動を常に感じていき、そこに喜びをもたらすエネルギーを与え続けていく。ただ見ているのではなく、何かエネルギーを入れていく。それで正しい方向へ進むように常にエネルギーを流していく。こういう男性性と女性性の修正によってこれらの統合がよりスムーズになっていくでしょう。
Cさんの男性性のエネルギーにおいて、あなたの男性性の中で自分は自分で納得できる信念、自分が身に付けた正しい信念というものを構築しており、それによって自分は安心し、自分なりの信念体系をつくることができます。この男性性のエネルギーは一見真理のように思えても実際には本当の真理とは必ずずれており、自分の中だけの真理になっております。したがって自分の構築した真理はあくまでも本当の真理の一つの部分にしか過ぎない、あるいは真理そのものではなく少しずれているかもしれない、常にこういう意識を持ち続ける必要があります。したがってその信念を正しいもの、絶対的なものとして信じたり、他の人に話したりすることなく、常に可能性として話しておく。可能性として頭に入れておく。そういう程度にするようにしてみてください。また女性性のエネルギーとしては、あなたの心の中に常に平和を求める思いがあり、争いがないこと、混乱がないことを求めている心があります。それによって諍いや衝突、破壊的なことを常に避けながら、なるべく破壊に巻き込まれないようにしようとする心があります。このなるべく争いに巻き込まれないようにするというエネルギーは、女性性のエネルギーの中でもやはり間違ったエネルギーであり、争いを避けるとか、争いが苦手という意識そのものが争いを招いていきます。避けようとすると、そういう現象が逆に表れやすくなります。したがって本来、争いはない、本来トラブルや問題はない、そこに完全に意識を戻す必要があり、ただ自分が苦手なことを争いと感じて、自分が不得手なことをトラブルと感じている。それだけの違いになります。したがって単純に実際にはトラブルや争いというものはなく、ただ自分の苦手なことだけがある。それは自分で解決していき、本来はそういったものは存在しないこと。こういう女性性に変えていき、本来の男性性と本来の女性性をうまく行動で一つにすることができれば、自分の中での統合が行なわれていくでしょう。
Dさんの男性性のエネルギーの中に、自分の男性性のエネルギーの一つとして、本来のやるべきことを達成する、自分が心から正しいと信じ、心から信じられるものがあると、そこに向かってただまっすぐ進んでいく、こういう男性性のエネルギーがあります。この男性性のエネルギーは方向性が正しくうまくいっているときには自分にとって良い働きを行なわせていきますが、間違った方向性や間違った認識があると努力しても努力しても間違った方向に進んでしまいます。したがって何か目標となるものや進むべき方向性を感じたときに、絶対的にそれを信ずるのではなく、常に可能性の一つとして認識していき、いつでも修正できる考え方、臨機応変に戻ったり方向を変えたりするやり方、これを身につけ、柔軟性をもたせるようにしていってください。また女性性のエネルギーとして、仲間と通じ合うというエネルギーが備わっており、同じような仲間と一緒にいると心が通じることの喜びを感じていき、自分も喜びを感じ、ほかの人にも喜びを伝えていく、こういう女性性のエネルギーがあります。これはお互いが喜びを感じているときは良い波動となって自分も喜びを感ずることができますが、場合によっては執着してしまい、依存してしまったり、そういう状態を長く望んだりしてしまいます。これは執着になってしまい、特定のところにずっと執着し続けるエネルギーをつくり出してしまい、人間関係がうまく発展しなくなってしまいます。したがって特定のエネルギーに執着せず、いろんな人間、いろんなパターンがあったとしても、それぞれの人とうまく心で繋がることができる。いろんな人とのつながりをつくることができる。そういう女性性のエネルギーに変えていくと、男性性との統合がうまく進むようになっていくでしょう。
Eさんの今の男性性のエネルギーを見ると、あなたの男性性のエネルギーの中に高いところへ到達する、上へ上へと上がっていき、高いところで自分自身をしっかりと位置付けていく、こういう男性性のエネルギーが働いており、常に上へ上へと向かっていきます。これが好ましくないエネルギーとして動き出すのは、やはり比較をして下の者に対して、場合によっては厳しく見たり、まったく無視してしまったり、いろんな心が感情によって現れてきます。またあなたの女性性のエネルギーとして多くの人との和をどこかで感じていながらも、実際にそういう状況になると何か抵抗を感じてしまう。人々とのつながりや関係を大事にしながらも、いざそういう状態がくると何か人を避けてしまったり、無視したりしてしまう。こういう女性性の波動があります。これは多くの人と人間関係をつくりたいという意識をもっていながらも、ある意味では自分にとってメリットがない、自分にとってあまり意味がないという人間関係の場合はそれを無視したり、あまり本格的に人間関係をつくろうとしなかったりしまう。この部分のエネルギーがどうしても女性性を止めてしまい、自分の人間関係を豊かにする阻害を行なっております。この部分を修正していくと、自分の中の女性性と男性性がうまく統合され、自分が常に上を目指しながらも良い人間関係で恵まれて常に上に引き上げる人間関係が自分の周りにそろってきます。そういう統合を行なうことです。
Fさんの男性性のエネルギーを見ていくと、あなたの男性性のエネルギーの中に、信念をもって何かに取り組んでいく、自分が心から正しいと感ずるもの、心から真理と感じられるものがあると、そこに飛び込んでいき、どんどんその流れの中に入っていく、こういう男性性のエネルギーがあります。これによって自分は真理を手にし、先へ先へと進むことができます。ただそれが自分の感覚が時々ずれていたり、間違っているときに、方向性が必ずしも合っていない場合があったりします。多くの場合はしばらくしてから気が付き、自分で修正することができますが、ときどき場合によっては騙されたままで気づかない場合もあったりします。したがってまず騙されない、利用されないという意識が必要であり、常に利用される、騙されるという意識を感じながら、そこに負けないようにする、騙されないようにする、そうやって正しい道を常に歩き続けるように修正を行なってください。またあなたの女性性のエネルギーにおいて、多くの人の面倒を見る、多くの人を感じながらそれぞれが成長をし、うまく育っていくのを面倒をみていく、こういう女性性のエネルギーがあります。この多くの人の面倒をみていくというエネルギーは、時々別のエネルギーが入ることによって、急に何かちゃんと分かってくれないと面倒を見てあげない、ちゃんと分かってくれないともう相手にしない、何かの感覚によってそうやって反転してしまう場合があり、面倒を見るというエネルギーと無視する、相手にしないというエネルギーが両方、入り混じっております。したがって自分のこの女性性のエネルギーの中のときどき沸き起こってくる無視する、相手にしない、というエネルギーをしっかりと自分でコントロールし、どういう状態でも自分の方から生かすようにエネルギーを広げていく。どんな人でも生かすようにしていく。こういう女性性のエネルギーがつくられ、だまされないようにしていくと、常に統合された自分を表現することができるでしょう。
Gさんの男性性のエネルギーをみていくと、あなたの男性性のエネルギーの中にある一つの方向に向け、取り組んでいくと、そこに何らかの明るい希望が見えてくると、どんどん追求していき、自分が何らかの成果を出すまで進むことができます。しかし始めてすぐに、そこには何も感じない、何も見えないと思うとすぐにやめてしまったり諦めてしまったりする傾向があり、まだまだ先に本当の真理や正しいものがあっても、そこに達する以前にすぐに辞めてしまう波動があります。したがって自分が本当に正しいと感じた場合はすぐにあきらめることなく、ある程度、自分で努力したり工夫したりして、とりあえず先に進んでみる、取り組んでみる、こういう意識が必要となるでしょう。またあなたの女性性を見ていくと、いろんな人とのかかわりの中で自分を感じ、自分が安心でき、落ち着くという波動があります。自分ひとりでは自分の存在感を感ずることができず、いろんな人とのかかわりの中で自分を認識し、自分を認めることができるのです。この女性性のエネルギーは常に誰かに依存する、誰かとの間の執着のエネルギーをつくり出す傾向があるために、執着しない人間関係、ある程度ほかの人からどんな反応がやってきても、期待通りの結果が得られなかったとしても自分で満足できるという生き方、そういう自立のエネルギーが必要となります。この自分の女性性の自立と、男性的な努力、試練、困難を克服するという力が身につけば、両方の統合に向け、進むことができるでしょう。
Hさんの男性性のエネルギーを見ていくと、あなたの男性性のエネルギーの中に、正しいものを追求する、本来あるべきもの、心から納得できるもの、そういうものにしっかりと向かうという強い決意があります。それによって細かいことは気にしない、どうでもよいことに惑わされないという心も身についており、正しいものだけを見抜こうとする力が動いていきます。この男性性のエネルギーは本来の正しいものを追求しようとするあまり、細かいところでミスをしたり、どうでもよいところでほかからの干渉がきて邪魔されたりしてしまう傾向があります。したがって本来の正しいものを常に見据えながらも、常にほかの細かい所にも目を向け、邪魔されないように、破壊されないように、いろんなところに目を向けておく心が必要となります。またあなたの女性性をみていくと、人々とのかかわりの中で、いろんな人とのつながりをあまり深く追求せず、ある意味では表面的につながる人間関係で十分に満足できるエネルギーがあります。これによってあまり深いレベルで傷つくことがなく、ある意味では自分を守るために深く入らないという心になっております。これは多くの人と表面的に付き合うときには良い波動ですが、ただ大事な時に相談にのってくれる人や本当に自分のためにアドバイスしてくれる人があまり現れないという状態になります。深いレベルで何らかのつながりをつくっていくと、自分が本当に困ったときに助けてくれる人が現れてきますが、自分があまりそういう風な行動をとっていないとすべて自分ひとりで解決するという現実に入っていきます。したがって自分があまり介入されたくなければそれで構いませんが、本当に大事な時に誰かに助けてもらうのがよいと思うのであれば、ある程度深いレベルの心のつながりもつくり上げる必要があるでしょう。この自分の女性性を少しでも深いレベルに入って心の絆をつくり上げたり、信頼できる女性関係をつくり上げていくと、自分の男性性とうまく噛み合って自分を正しい方向へと常に導きながら、深いレベルでの人間をうまくつながりをつくって人間関係をよくすることができるようになるでしょう。
Iさんの男性性エネルギーを見ていくと、あなたのエネルギーの中に自分自身で身に付けた信念や正しさ、自分が心から納得できるもの、感ずるもの、この自分の信念が少しずつ身に付いてきており、それに従って自分の日常の生活を進めていきます。これは男性性のエネルギーとして自分の信念に従うという流れ進めていきますが、ただこの自分のつくり上げた信念が正しいかどうかは必ずしも証明することができません。そのため時々自分でも不安になったり、間違っていると思って修正したりする場合があります。また実際に自分が思っていたことが思い込みだったり概念だったりする場合があります。本当に違っている場合と、正しく歩いているのにもかかわらず違っていると感ずる場合、いろんな惑わしが常にやってきて、これがあなたを不安に陥れていきます。したがってどのような不安がやってこようとも、まずそれは自分自身の問題であること、自分自身の信念のつくり方が問題であること、そこをしっかりと理解していき、けっしてそれを周りやほかの人間たちと関連させないようにしてください。またあなたの女性性のエネルギーを見ていくと、常にいろんな人を大事にしよう、自分とかかわり合う人は大事にしようという思いがあり、できるだけ多くの人と良い人間関係をつくろうとするエネルギーがあります。この多くの人と大事にしようという人間関係は、逆に自分が大事にされていないときに急にこのエネルギーが変化していき、その人を大事と思わなくなってしまいます。ほかの人を大事にしようと思う心と、自分が大事にされたいという心が常に動いており、それによって自分の存在感を確認しようとしております。したがって女性性のエネルギーをうまくもっていくためには、自分がどのように思われようともただほかの人を大事にしていく。ほかの人を大事に育て、大事に導き、大事に生命を与えていく。こういう女性性のエネルギーと、自分自身の考え方を常に修正できるようにしておき、常に自分の考えで方向性を正していく。ほかの人に惑わされたり、ほかの状況に惑わされるのではなく、単に自分自身が自分で方向性を修正していく。これがうまく備わっていくと、自分の中の男性性と女性性がうまく統合され、新しい自分の生き方を進めることができるようになります。
今日は皆さん方の今の男性性と女性性を見ていきながら、それぞれ歪められてしまった男性性と女性性をどう修正し、本来の統合にもっていくかをアドバイスしていきました。すぐには修正できないエネルギーとしてつくられておりますが、それに負けることなく日常を意識しながらエネルギー的な調整を行なうようにしていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。