/大国主尊/日本/間違った日本の教え/日本にこだわるなという真意/本来の日本の力を封印させる外来の力/周囲に負けない力を身につける/人を信じる心/
2015/3/30 宇宙交流会 |
このメッセージのいいねポイントは |
|
日本の真の力を封印する外来の圧力 |
①最初の時期から汚されていた日本の流れ
私は大国主之尊と呼ばれている存在です。日本人には大国主と呼ばれておりますが、必ずしも日本人という存在ではありません。元々はこの銀河のある星からやってきており、この地球の流れに入るとき、さまざまな条件からまず日本の進化過程の流れをつくり上げ、そして自らその進化の流れに入っていきました。
最初、日本の進化の流れをつくっているころ、同じように思いを共有する仲間たちがやってきて、日本の流れをつくり上げていきました。皆さん方の神道における神の初期の頃の存在たちは主に日本の流れをつくり上げておりました。この日本の流れが進んでいき、地球自身の進化の流れに入り込み、地球の進化の流れとうまく馴染み始めたころ、地球のさまざまなエネルギーが日本の中に入ってきて、それによって日本としても本格的な活動が始まっていきました。
当初、日本は神からの教えを常を保持し、どのような状況にあっても神の教えを忘れることなく残し続けていく。そういう意識を保持するためにつくられておりました。神の教えをしっかりと保持して残しておく、そういう文化文明つくり上げ、日本人の心に常に神とのつながりを残しておき、自らが神となって役割をなしていくように設定されておりました。
しかしだんだんさまざまなエネルギーが日本に入ってきて、影響を与え出してくると、この日本の神の教えに関するところが次々と汚されていき、本来の神とは異なるものを神として崇め、本来の教えとは違うものが教えとして受け継がれ、本来の日本人として行動すべきことが別の教えをモトにして行動するように変わってしまいました。
ときどき皆さん方に日本人にこだわるな、日本ということにこだわるなという話をしてきました。その本来の意味は日本とか日本の神、日本人の教え、さまざまなものがすでに間違って伝えられ、変えられており、本来のものではないからです。変わってしまった日本、日本人、あるいは日本の神というイメージで、日本や日本人、日本の神を考えていると、すでにそれは本来の日本の教えとはまったく異なった内容になっているのです。
今、多くの人が日本や日本人、日本の神について話し合ったとしても、間違って覚えていることを前提として間違った結論を導き、間違った方向と進んでいくのです。そのために日本にこだわるな、日本の神や日本の教えにこだわるな、という言い方をとるしかなくなっているのです。
だからといって、では本来の日本日本の神、日本人の教えを説くことは許されておりません。皆さん方が思い出さねばならないのです。日本人自身がそれを思い出し、日本人の手で復活させねばならないのです。日本人が自ら今の日本の教えをつくり直し、本来のものを導き出していく。日本人自ら今の日本の神に執着せず、本来の日本の神を引き出してくる。これが要求されており、ただ何か真理が降ろされてくるのを待っている、いつか天から神の教えが降りてくるまで待っている、これは許されておらず、またそういう考えそのものが間違った日本人の考えなのです。
何でも受け身受け身で、自ら行動しようとしない。これが間違った日本人であり、本来の日本人はまず最初に行動する力をもっていました。まず最初に光を流し、最初に言葉を出し、最初に行動していく。これが本来の日本人のパワーになっておりました。この日本のパワーに恐れを抱いたほかの国々が日本を封印するためにさまざまな仕掛けをつくり、日本人が積極的に行動できないように封印をつくっていったのです。
今の日本人がおとなしくて、なかなか表現しない。自ら積極的に働きかけていかない。これが外国人がつくり上げた日本人の姿であり、本来の日本人の姿ではありません。ところがこれを本来の日本人と思い込んでしまい、控えめに、おとなしく、なるべく目立たないようにしておく。これが良い日本人であるかのようの勘違いしているのです。
本来の日本人は正しいことを正しく発言し、正しい行動を行ない、そして自らがその見本を見せていく。他人を切り捨てるのではなく、まず自ら先に行動していく。自ら行動することによって見本を示し、他のものがついてこれるようにする。これが本来の日本人の姿になっていました。まず日本人はこの本来の力を思い出し、引き出し、実践していく必要があります。
日本人を封印させようとする力は今でも働いており、日本人が目立つようになると日本人を陥れ、日本人があまり発言をできないようにさせようとする。こういう力が常に動いております。世界で日本が表に出て活動する時期、そういう時期が近づいていけばいくほど、日本人をおとなしくさせ、封印させようとする力も強くなっていきます。
今はいろんな国において日本を封印させよう、日本人をおとなしくさせようとする力が強くなっており、なるべく日本人が世界に貢献しないように動かされているのです。もし日本人がそういう封印を解いて、自分たちが正しい行動、正しい言葉を使って動き出していくとその影響力はとても大きくなり、多くの国において間違った考え方、間違って生きてきた根本のところが覆されていき、どんどん真理に目覚め、正しい生き方を行なえるようになっていきます。
今はどの国においてもそうなると都合が悪くなるために、自分たちの国の人々を支配するために、今の状態を維持しようとします。宗教的な力や武力の力で国民を支配していく、宗教の力で国民を支配し、なるべく人々が目覚めないようにする。こういう力が動いており、日本人が宗教にも文化にも依存しないで自由に行動をし始め、人々の心を解放させようとすると、それを阻止しようとする力が強くなって、日本人を封印しようとするのです。
今、日本においてもそういう外国からの力に負けて、ただ言いなりになっている、静かにして周りに合わせていく、本当のことを言わず、周りの人の意見を参考にして目立たないようにしていく、こういう日本人がとても多くなっているのです。あたかもそれが自分自身だ、私はそういう人間だと思い込んでいる人もいるのです。実際にそういう人は本来の姿ではなく、外国人によってつくられた日本人の姿だということを理解する必要があります。
本来の日本人の心を思い出すために、昔の日本の文明、文化をどんどん調べ、いかに日本人が明るく元気に過ごしていたか、いかに楽しいこと、面白いことが大好きで平和を求めていたか。それがよく分かっていくでほう。明るく元気に発言することを否定したり封印させるのはすべて邪悪なエネルギーであり、日本人を封印させようと力なのです。それに負けることなく、さらに元気に発言していく。どんなものにも楽しさや面白さを見出し、お互いに楽しい毎日を過ごしていく。これが本来の日本の姿なのです。
これから押し寄せるアセンションに伴う破壊、アセンションに伴う大きな混乱の時期に、日本人がどうやって本来の生き方を進めていくか。多かれ少なかれ、日本という国はほかの国の影響を受けながら、歴史を進んでいきます。やはり力のある国、権力のある国に日本がコントロールされ、周りの都合のよいように動かされながら、日本は進んでいくでしょう。しかし日本人の心が少しずつ目覚めてきており、利用されていながらもそれをうまく使っていき、利用されているように見せながら実際には日本人としての本来のあるべき方向へとうまく修正していく。ほかの国の言うなりにならないようにうまく切り替えていき、日本の国として単独に良い行動ができるようにもっていく。今、そういう働きも少しずつ行なわれてきております。
まだこれが浸透していないために、周りから利用されているように感じられておりますが、実際には本当に日本のことを考えている一部の者たちによってうまく切り替えていき、完全にコントロールされないように日本の流れをつくっております。したがって最終的には皆さん方、一人ひとりがいかに自分がコントロールされることなく、自分も正しい道を進んでいけるか。いっけん社会に利用されたり大きな力に利用されているように見えながらも、実際には自分の意志で、自分の力で前に進んでいる。そういう仕掛けをつくる必要があるのです。
これからはそういう意識をしっかりもって、たとえどのような状況になろうともそれに合わせた行動、それに流される行動ではなく、自分の意志で、当然あるべきこと、正しいことを行なっていく。周りに利用されるのではなく、むしろ自分がうまく切り抜けて、周りにコントロールされないようにして自分の人生をつくり上げていく。これが皆さん方の生き方になります。
当面はまず日本人がそのやり方を身につけていき、周りの力に負けないように、利用されないように生きていく。そして本来の自分の在り方、日本人として世界の大きな力となる日本の力としてうまく生きていく。それが要求されていきます。
いろいろ文明も変化していき、社会も変化していくでしょう。日本という意識もかなり変化していき、今、皆さん方がもっている日本という意識もかなり変わっていくでしょう。ただどれだけ文化が変化し、社会の状況が変化していたとしても、日本の人々が根本にもっている優しさ、相手を信ずる心、人を信じる心はそんなに急に変わることはありません。
人を信ずる心、人を許す心は日本人が本質的にもっている力であり、この力はぜひ失わせないようにしてください。日本人は基本的に相手を良い人として信じている。そんな悪い人はいないはずという心で信じている。こういう心があります。確かに何でもかんでも信じてそれによって自分の身が危うくなる人もいるでしょう。それは別問題の現象として起こされているだけであり、そういうことがあるからといって自分が他人を信じないという理由にはなりません。
どのような状況があっても本質的に人間を信ずる、人間の良い心を信ずる、これは失わせないようにしてください。人を許し、人を信じる心、この心に日本人の良さが残されていき、またこの力が地球を変えていくのです。ぜひ皆さん方の心に人を信ずる心、これを大事に大事に育てていくようにしていってください。
Aさん、これからの流れに向け、あなたの心も少しずつ変化していきます。しかしあなたの心に培われてきた優しさや人を信ずる心はずっと受け継がれていくでしょう。あなたが人を信ずる心を強く身につけ、どのような外国の人でも、どのような宗教の人でもあなたがそれを信じ、その人の良さを常に認めていくと、必ずあなた自身の魂のレベルで強い心がつくられていき、人を信ずる、人を受け入れるというパワーがみなぎっていきます。あなたがその力を本当に強くすると、いろんな人を許せるようになり、そして自分は多くの人を受け入れる強い力発揮することになります。まず自分の心から沸き起こる信ずる力、受け入れる力をしっかりと育てていき、それで日本人の心を残していってください。
Bさん、あなたの心の中に日本人の本質的な心とほかのさまざまな人々を理解し、学び、受け入れていこうとする心があります。日本人の心としてあなたが身につけているのは、それぞれ皆、どこか良いところがある、何らかの形で良いところをもっている、それを信ずる力が備わっており、それがあなたの日本人的な心として維持されております。その一方でいろんなな心の勉強をする。日本にはないいろんな人々の考えやいろんな人々の感情を学び、日本人のまだ理解できない心を探求していく。こういう心があります。あまりにも自分が理解している日本人の心と違ってくると、そこで戸惑いや混乱が起こりますが、そういう心も長く接していくと、だんだん理解できるようになり、いずれは許せる範囲の心になっていきます。こうやっている日本人が受け継いできているいろんなものに関心をもちながら、そういう人々の心を受け入れていく。こういう心があなたに培われており、これを広いレベルで発展させていき、大きな日本人の心に育てていってください。
Cさんの心をみていくと、あなたの心に古代から受け継がれてきた日本人の心として、多くの人が何かをするときにお互いに協力し合う、多くの人が協力し合って一つのものをつくり上げていく、これが日本人につくられてきた心になります。あなたはこの多くの人が協力し合うという心に対し、ある程度外側から眺めたり、また入ってみて少し分かったらまた外側に離れる。こういう心の傾向をもっております。完全に中に入って一つになるという心ではなく、かといって完全に離れて無視するという心でもなく、少し外側でちょうどよい距離感で中に入ったり出たりを繰り返していきます。これはあなたの心の中に、ある 一つの反応が起こっており、中に入りそこのエネルギーに浸ってしまうと、日本人の心の悪いところが現れてしまい、皆で一つという一体感がまるで自分たち自身が良い状態として固まってしまい、外に目がいかなくなってしまう。いわゆる自分たちの仲間のことしか考えられなくなり、仲間だけですべてを行なおうとしてしまう。こういう日本人の好ましくない心が動き出してしまうのです。そのためにそれをあなたが感ずるとすぐにそこから離れていき、外側から客観的に眺めていく。でも協力しなければならない状態になると、また中に入って協力しようとする。しかしその協力が形式的なもので、本当の協力ではなく、仲間意識だけで協力し合っているという状態に気が付くと、またそこから離れて外側に出ていく、こういうことを繰り返しているのです。これはある意味ではあなたにとって、和とは何なのか、協力とは何なのか、仲間とは何なのか。これを学んでいただく状態ともいえます。日本人が仲間意識で固まってしまうと、仲間以外を受け付けず、 まったく意識を向けることもなく、心の成長が留まってしまいます。あなたはそれをなんとか変えたいと思う、もっと広い意識に変えさせようとするが、逆に自分が仲間外れにされてしまい、はみ出されてしまう。こういう状態が続いているのです。しかしそれに負けることなく、日本人のつくり出した間違った仲間意識を修正させ、本来の仲間意識にどうもっていくか。お互いに執着をもたず、お互いに狭い意識になることなく、大きな心で仲間意識をつくり上げ、もっと自由な心にもっていくためにはどうするか、あなたはそれを学ぼうとしているのです。これからそういう機会があるときに、どうやったら皆の心を大きくできるか、どうやったら考え方や発想が変わり、大きな意識レベルへと変化していくか、常にそれを考え、仲間意識に固まったら日本人の意識を大きなレベルへと変えていくように働きかけていってください。
Dさんの心において、あなたの心で受け継がれている日本人の心、多くの場合、あなたは一つひとつの状況において分析し、正しいことを見つけ、正しい行動をとろうと意識していきます。何が正しいか、何が本来の道なのか、それを見つけようとします。しかしそれを見つけようとしてもなかなか本来のものが分からないとき、ある一定レベルまで考えて分からなくなるともうそれを無視してしまう、どうでもよくなってしまう、そして自分自身の好みで最終的に進めていくことがあります。正しいことを見つけ探し、正しいことをしよう。ここまでは正しい心の働きですが、ある程度進めて分からなくなるとどうでもよくなってきて、自分の都合に合わせて進めていく。ここが日本人とは違う状態になっております。何か正しいもの見つけてそれに進んでいく。正しいことを学んでいく。それをある程度決めたときは、その正しいことが見つかるまで自分で挑戦してみる。妥協せず、正しいものを見つけていく。これが必要となります。一度、途中で諦め、自由にしていくと、その癖がついてしまい、はじめ正しいことを求めていても、常に途中でだんだんただの好みの結果だけを求めるようになってしまいます。そういう癖をつけないために、一度、正しいものを追求しようとしたら最後まで進めていく、本当はどれが正しいのか、正しいという道はどれなのか、それを最後までつき進めることです。それによって本来のあなたの心が蘇っていき、正しさ、正しいこと、正しい道が分かるようになっていきます。本来の自分のもっている正しさ、これを復活させるために、決して途中で妥協せず、正しいものを最後まで追求する、この練習を続けていってください。
Eさんの心において、あなたに流れている日本人の心は本来あなたの心のあるべきもの、本来のものを見つけ、それに向かっていく。本来の正しいもの、本来のあるべき姿、そこに向かっていくという心がありました。そのためには人々から何を言われたり、周りの状況がどうだったとしても自分は本来の道に進んでいく。あるべき方向へと進んでいく。その力をもっておりました。しかし本来のあるべき方向を求めていながらも、だんだん日本の文化がおかしくなってくると本来の方法が分からなくなっていき、そのうち自分自身の道も分からなくなってしまいました。今となっては自分でもどこに向かっているのか、どこに進んでいるのか、まったく見えなくなっております。本来の自分の心に戻すために、本来の自分はどこに向かっているのか、まずこれをを取り戻す必要があります。本来の方向へ進むために、自分が誰なのかをもう一度、自分で学び直す必要があるでしょう。あなたにとっての自分は肉体人間ではありません。この銀河の流れの中で役割をもって地球に降りてきて、役割をもって日本の流れに入り、役割をもって今の自分をつくり上げてきました。この本来の自分を思い出していき、毎日毎日の方向性がどこに向かっているのか、常にそこに意識を向ける必要があります。毎朝起きたとき、その日一日の方向性が常に変わっていきます。昨日の方向性と今日の方向性は異なり、明日また別の方向性へと進んでいきます。毎朝、今日はどういう流れになるのか、今日はどういうことを学んでいるのか、それを感じ、そこに向けて騙されないようにして生きていく。この生き方を自分のものとして自分自身の生き方を完全に自分の力で生きていくこと、それがあなたのやるべき方向性になります。
Fさん、あなたの心の中に日本人の心として一人ひとりの行動を認識しながらも、正しい方向にもっていくために、自分がどのように行動していくか。一人ひとりは何も知らず、何も分からずに行動しているのに、自分はどういう働きかけをして正しい方向へともっていくか。こういうことに敏感な心があなたの中に残っております。あなたの心の中にある日本人の心は、ほかの人をいろいろ見て感じた時、どういう風にすれば本来の正しい方向へと進んでいくのか、自分はどういう風に働きかけていくのか。常にそれを意識する心があり、それがあなたにとって日本人的な心になります。一人ひとりが本来の方向と違う方向へと進んでいる、それを感じたとき、どのようにして本来の方向へもっていくか。当然、無理やり強制することはできません。原則は本人が気づくことであり、本人が自分の力で方向性を変えていく。自分の力で修正する、 これが要求されているのです。そのためにその人が自分で気づくためにはどうすれば良いのか。まず自分が見本を示すことが必要であり、自分がわざと間違っていく。わざと間違ってそれを修正するために本来の方向をとり、ほかの人が気づいていく。いろいろを工夫していく必要があるのです。間違って行動している人に間違いを指摘すると、ほとんどの人は耳を貸さなくなり、話もしなくなるでしょう。したがって間違いを指摘するということは本来の日本人のとる行動ではなくなります。間違いを指摘するのではなく、自ら間違いをみせていく。そうするとどれが正しい方向なのか、本人が考えていく。本人が間違えないようにするためにどうするか。すべて本人に考えさせるのです。自分が間違えないように、自分が常にカッコよく生きようと思うと、わざと間違えるということができなくなり、結果的に誰にも間違いを見せることができなくなってしまいます。自分がわざと間違えるということに恐れをもたないでください。むしろそれがほかの人に教える唯一の良い方法であること。間違えを見せつけられることによって本人が気づく。そういう教え方を身につけてください。これがあなたのできる教え方であり、あなたはそれによって多くの人を導くことができるのです。ぜひ間違い見せることによって気づかせる、その智慧をつくり上げていってください。
Gさん、あなたの心の中にある日本人的な心、これはあなたにとってはまだほとんど目覚めていないかもしれません。あなたの心の中に、受け継がれたものを大事に残していく、本来の正しいものを受け継ぎ、それを正しいまま残していく、こういう心があります。本来のもの、正しいもの、本質的なものを授かったとき、それを丁寧にそのまま残して伝えていく、これがあなたの中に隠されており、これをあなたがうまく目覚めさせることによって受け継がれてきた日本のさまざまななものをそのまま伝え、残すことができるようになるのです。自分が何かを感じたり心が動いた場合でも、本当にそれは本質的に素晴らしいものかどうか、本当に価値のあるものかどうか。それを感じ取る力をもっています。この感じ取る力を大事にして、本当にこれは大事なもの、本質的に素晴らしいもの、そう思ったものを勝手に変えたり汚すことなく、そのままを素晴らしい形で伝えていく。ぜひそれを行ないながら、それに敏感な自分の心を育てていってください。
Hさん、あなたの心の中に受け継がれている日本人の心として、あなたが何かに反応し、感動したり、いろんな思いが沸き起こったりするとき、この大きな感動や喜びをどのようにして人々に伝えていくか。大きな感動、大きな喜びをどう表現するか、そこで日本人の心が動きだしていきます。日本人の心は本質的に自分の喜びはほかの人の喜び、ほかの人の喜びは自分の喜びという意識がありました。何かの喜びを感じたとき、自分だけのものにせず、多くの人にも喜びを感じ取ってもらう。また多くの人の喜びや悲しみを自分も受け継ぎ、自分も同じ喜びや悲しみを感じようとする。これが古来の日本人のもっていた心でした。あなたにこの心が受け継がれており、ほかの人の悲しみが伝わってきたr、ほかの人の喜びも感じられるようになっている。ただ今、あなたの心の中には、時々自分のさまざまな心が動いてしまい、必ずしもほかの人の心と自分の心が一致しない状態も現れてきております。そういうときは自分が楽しいと思ってもほかの人に楽しくない状況が起こってみたり、ほかの人のことが気になったとしてもまったく自分とは関係ない状態であったりします。これはいわゆる自分を気にする意識が動き出してからそういう心ができあがってしまいました。自分のことを気にする、ほかの人からどう思われるか、自分をどう見ているか、これに意識が向き始めたときに、ほかの人の心をそのまま感ずることが難しくなってしまったのです。したがって本来の日本人の共感する心に戻っていくためには、自分がどう思われるか、自分をよく思われるとかいう意識をなくしていき、単純にほかの人の喜びを自分の喜びとする、単純に自分の喜びをただほかの人にも感じてもらう。それだけにして自分の評価を気にしたり、あえて自分という意識をもたないようにして、日本人の心を残していってください。
Iさん、あなたの心において受け継がれてきている日本人の心は、伝統的なものを大切にし、味わいながらも、何らかの新しいものや進んだもの、先のものを感じて取って、それを新しい考え方でつくり直しながらも、本質の部分だけは保持しておく、こういう心があります。日本の文化として受け継がれてきている尊いものでも、ある程度、時代の流れや社会の状況に合わせながらも、本質的なものをけっして変えないようにして残しておく、こういう心をもっているのです。ただこの心を正しく保持するためには、常に本質を見極め、本質そのものをずっと心の中に維持しておく必要があります。自分の心の中でこの本質が自分でも分からなくなってきたとき、形式にこだわってしまう状態がつくられていきます。自分の方では本質的なものを残そうと思いながらも、本質が分からなくなってくると、逆に形式にこだわり、形式を残すことによって本質を残したかのような意識になってしまうのです。自分が何か形式的なもの、表面的なものにこだわりだしたとき、本質を見失っていないかどうか、本質は何なのか、そこに意識を向けてみてください。そうするとそれまでに身についていた本質を思い出し、表面的なものではなく大事な本質だけ受け継いでいれば、表面的なものや見かけはいくら変わっても構わないこと。本質だけを大事に大事に伝えていくこと。これを大事にしてください。古来の日本はこの本質を伝え、本質を残すために時間をかけ、人間を育てて、十分に残すレベルをつくり上げていきました。今の時代は、長く教える、長く伝えることができなくなっているために、本質がなかなか伝わらず、結果的に表面的なものだけが伝わる時代になっております。ぜひこの表面的な時代の流れに負けることなく、本質的なものをしっかりと保持し、残していく。この心を維持し、残していってください。
今日はこれからの時代において、日本人として、日本の心として、大事なもの、残すべきもの、活躍すべきことをお話ししていきました。ぜひ普通の人のもっている日本という意識は間違った日本という意識であり、その裏に隠れている本質的なもの、本質的な日本のこと、ぜひそこにつながり、残し、あるいは身体で行動できるようにしていってください。
それではここまでにいたします。ありがとうございました。