20170211 of Central Sun Ascension Report

/智慧/勢至菩薩/智慧の扉/人々が幸せになるために智慧を使う/問題と認識した人が問題をつくる/異なる価値観の人々が一緒に過ごせるのが智慧のある社会/第四密度では意見のぶつかり合いがない/頭ではなく心で仏につながる/智慧は仏の心から/虚空蔵菩薩/謙虚さと強い決意/徳/

2017/2/11 特別セミナー:智慧のイニシエーション

このメッセージのいいねポイントは

心から他人を救いたいという思いが智慧を生み出す


①第四密度に向けての新たな智慧の扉

勢至菩薩と呼ばれております。今日は日本の方々に智慧の扉を開けるワークが行なわれていくことを喜びとしております。智慧につながるワークにはいろいろの種類のものがありますが、智慧の扉を開けるというワークはその中でも極めて難しく、また高度なテクニックになります。そのため時間を1日かけながら、皆さん方が正しく智慧の世界につながれるようにしていこうと願っております。

皆さん方が智慧の世界につながるためには、日常の思考の在り方を根本的に変えていく必要があります。いわゆる今の皆さん方の日常の生活において、自分が一番意識している世界、気になっている世界、関心のある世界がどこにあるのか、これがとても重要なところであり、単に自分の身近な生活しか興味のない人は智慧の扉につながることはとても難しい状態になります。

日常的に常に多くの人々のこと、社会のこと、困っている人や悩んでいる人を感じとり、何とかしてあげたいという心、こういう意識を常にもつことによって智慧の倉庫が近づいてくるのです。必要な時だけ智慧を使う、大事な時だけ智慧を使う、そういう意識だと智慧の扉を開けることはとても難しくなります。

毎日いつでもどこでも智慧を使い、どんな時でも智慧を使おうとする、こういう意識が必要となります。日常的にいつでもどこでも人々が幸せになること、社会が平和になることを考えていく、どうすればもっと幸せになるのか、どうすればもっと平和になるのか、常に社会が平和になること、人々が幸せになることを考えていく、この意識が根本的に要求されているのです。

皆さん方の日常の生活の中で、自分を苦しめているものが何であるのか、自分を悩ませ自分の心を痛くさせてくるものは何であるのか、それをいろいろ自分で見つけてみる必要があります。自分が苦しんでいるもの、悩んでいるものが何なのか、毎日の生活の中でうまくいかない、うまくできない、我慢できない、そういうものが何であるか、それを自分でまず見つけていき、自分自身が何に苦しんでいるのか、何に患いを感じ悩まされているのか、これを知ることはとても大事な作業になります。

自分の心を痛ませているもの、悩ませているもの、社会の仕組みや社会そのものに悩みがある、苦しみがあるという人は自分と社会とのつながりにおいて、自分は社会の一員であり自分も社会をつくり上げる重要な要素であること、これを理解する必要があります。自分が社会の中で苦しんでいる、そう感じている人は自分の苦しみは同じ社会の誰かの苦しみを感じとっている場合、自分以外にも同じような苦しみを感じている人がいる、そのように感じていき、他の人たちはこの苦しみをどうやって克服しようとしているのか、どうやって解決しようとしているのか、それを感じとっていきます。

およそ社会の中で心の痛みや悩み、苦しみがあると、社会そのものを何とかしたい、社会そのものを変えたいという意識が現れてきます。この社会を変える、社会を平和にしようとする時、社会という一つの状況を認識してもこれを解決することはとても困難になります。社会を構成する一人ひとりの心に原因があり、社会が問題があるというのはこの社会の中にいる人々の心に問題があるという状態になるのです。

したがって社会を何とかしようと思う時は、そこに存在する一人ひとりとの関係を改善させていく、社会という大きな認識ではなく、最終的にはそこにいる一人ひとりが問題であること、問題といっても実際には問題と感じている人が問題をつくり出しており、問題という意識のない人にとっては社会は何も問題は見えてきません。

どのような社会であっても問題として認識した人が問題をつくり出していきます。いっけんおかしい社会、不平等で誰が見ても公平ではなく、一部の人のために多くの人が犠牲になっている、これをおかしい、社会がおかしいという風に認識している人にとっては社会がおかしいという力がどんどんつくられていき、本当に社会をおかしい方向へと導いていきます。

社会がおかしいという認識がない人、それで普通、それで社会がうまくいっている、そういう人にとっては社会は良いもの、安定したものとして認識されていき、その力が益々強く働きかけていきます。不平等と感ずるのか、それが平等と感ずるのか、それは一人ひとりの心の中につくられた価値観によって違ってくるものであり、社会そのものがおかしいというわけではないのです。

したがって社会を変えようとする時はそこにいる人々の心を見ていき、心の中に不満があるのか、心がどういう心になっていて何に満足できないのか、そういったことを調べていく必要があるのです。一人ひとりの心を見ていき、受け入れている人、受け入れられない人、いろんな価値観の人がそこに存在しています。

智慧を使うというのは異なる価値観の人がいてもお互いに納得できること、価値観が異なっている人同士が共有できて、幸せに暮らせるところ、これが智慧を使う場になります。皆さん方の世界では一つの価値観に合わせて平和にする、全員が同じ価値観、全員が同じ公平感や平等感を認識することによって平和な社会をつくる、これが皆さん方人間のつくり上げる平和ですが、実際には智慧のある世界から見た時は、価値観が異なる人、認識の違う人がそれぞれいてもお互いに認め合う、お互いに幸せである、こういう世界が本来の智慧のある平和な社会になります。

価値観の違う人、認識の違う人がたくさんいたとして、それでお互いに認め合う、認識し合うという社会をどのようにしてつくり上げていくか。人間の世界では無理矢理ルールをつくったり、法律をつくったり、説き伏せたり、権力で何か一つに合わせようとするでしょう。しかしこういったやり方は残念ながら本当の平和を達成することはできず、必ず崩壊が訪れてきます。

智慧のある平和というのは、何かそういう一つのもので束縛したり、決めたり、従わせたりするのではなく、一人ひとりが柔軟な意識で一人ひとりが柔軟に対応できる、変更できる、相手によって柔軟に対応していき、いろんな価値観の人がいてもいろんな価値観の人それぞれにうまく対応できる、一人ひとりがこういう柔軟な意識、柔軟な対応性をもつことによって結果的に全体が平和をつくり上げていくのです。

この一人ひとりの柔軟な対応というのは、一人ひとりの中にある価値観や思想や信念が柔軟という意味ではありません。自分は自分なりの価値観、自分の強い価値観、信念があって何も問題はないのです。一人ひとりが自分なりの宗教、信念、考え方、自分の世界をしっかりもっていてもそれをしっかりと受け入れていき、誰も否定しない、誰も拒否しない、この否定しない、拒否しないという言動が柔軟な対応という説明になるのです。

一人ひとりが自分だけの強い信念、考え方、価値観をもっている、それをお互いが認め合い、認識し合い、他の人の価値観に自分が入っていかない、価値観を変えようとしない、その人の生き方を尊重し受け入れていき、その人はその人の世界があること、他の人の世界、一人ひとりの世界を尊重し、絶対に自分がそこに介入したり、破壊したりしないこと、これが柔軟な対応であり、結果的に一人ひとりは自分だけの信念や価値観を正しく維持することができるのです。

これまでの第三密度における人間の社会ではルールが必要とされておりました。ルールをつくり、皆で従う、皆で統一した意識をもつ、ルールをつくることによって統制された社会をつくり上げていく、特に日本人はそういう暗黙のルールというものを大切にし、それを全員が心にもつことによってあえて口に出さなくても暗黙のルールで皆さんが平和に過ごすことができました。

これは第三密度の社会においては有効であったといえるでしょう。しかしこれから皆さん方が向かう第四密度の世界では、このような暗黙のルールというものは存在できなくなります。さらなるいろんな価値観の人が現れてきて、暗黙のルールを知らない人、受け付けない人、宗教に反する人、いろんな人々が現れてくるために、暗黙のルールで一つに従わせるということができなくなってしまうのです。

それでも第四密度の世界は第三密度以上に社会は平和であり、お互いが自分の生き方をしっかりと保つことができ、とても良い生き方を行なうことができるのです。一人ひとりがお互いに価値観を認め合う、尊重する、こういう社会になってきた時、本当にそれでうまくいくのか、空気を読めない人、ルールを守らない人、場を乱す人、いろんな人が現れてきて、結果的に不調和ばかりが起こるのではないか、そのように感じる人もいるでしょう。

こういう考え方そのものがいわゆる第三密度の考え方になってしまうのです。第四密度においてはいろんな考えの人が目の前に、周りにたくさんいる、それを無理に一つに合わせようとせずにいろんな考えの人、一人ひとりをよく観察したり、話し合ったり受け入れたりしていくと、いろんな人の考え方や価値観を合わせたさらに大きな一つの世界が感じられてくるのです。

価値観の異なる人が仮に10人いたとして、この10人の人それぞれが異なる価値観、異なる宗教、異なる生き方、それぞれがバラバラの人10人いたとするでしょう。第三密度の人たちは共通点がない、自分と同じ考えや思想の人がいない、そういう意識でもう皆と分離させたり、一人ひとりがバラバラ、まとまっていないという風にして切り捨てていきます。

しかし第四密度では同じ考えの人がいようといまいと関係なしに、バラバラな10人の価値観や生き方、思想をいろいろ統合して全体的にどういう意識がそこにあるのか、この10人の思想や考え、価値観を包含している大きなスピリットとしてどういったものが今ここに存在しているのか、それを感じ取ろうとしていくと宇宙のある星からやってきた一つのテレパシックな意識がそこにあって、それが地球上でいろんな人間と交流しようとしている、そういう意識が感じられてくるのです。

そうすると価値観の異なる10人の人一人ひとりと接したり、コミュニケーションをとることで遠く離れた宇宙の意志とつながり、新しい智慧を引き出すことができる、こういったことも可能になっていくのです。こういう発想や意識が第四密度の世界ではごく普通になっており、価値観が異なるからといって否定したり無視したり、ましてや自分の考え方を否定する、自分とは異なる意見で自分の考えを受け入れてくれない、このように不平不満を言う人はどこにもおりません。

価値観が異なったり意見が違うということで対立するという意識が存在しないのです。また自分の意見を否定したとしても自分自身を否定しているわけではなく、あくまでも論理の展開の一つのステップに過ぎないだけであり、自分がそこで感情的になったり怒りを出すという論理にはまったくつながっていきません。

単なる論理の一つとして違う意見を提案したり、あるいは別のアイデアを展開させようとしているだけであり、別に人間性を否定しているわけではないのです。しかし第三密度の人はたった一つの自分の意見を否定されるだけで自分の全人格が否定されたかのように感じてしまい、後は感情的にすべてを否定してしまう、破壊してしまうという行動をとる人がたくさん存在しています。

まず皆さん方が第四密度の世界に行くためには、この論理の展開の流れにおいてたまたま自分の意見やアイデアが否定されたとしても、そこに感情を入れないこと、自分が否定されたという意識を持たないこと、単なる論理の一貫としての動きであり、より良い論理が進んでいけばそこに喜びを見出していく、自分の小さな考えではなくより大きな考えに達するために、自分のアイデアを無視されたとしてもそれを喜びとして受け入れ大きなアイデアへとつながっていく、常にこういう意識が必要とされるのです。

皆さん方が第四密度の世界で通用する智慧を手にするためには、今のこの思考の部分がとても重要であり、自分の考えに執着しない、自分が良いアイデア、良い解決策と思ったとしても、それに執着しないこと、仮にそれを否定されたり無視されたとしても、何も気持ちを入れないこと、感情を入れないことが重要になります。

この自分の意見に執着する、私の意見、私の考え、こういう意識を完全に取り除くことが必要であり、これを取り除けない限り宇宙の智慧は入ることができません。自分の考えに執着する、自分のアイデア、意識に執着する、まずこれを取り除いて宇宙の智慧の中に入っていくのです。

宇宙から浄化のエネルギーを流していきますので自分の考え、自分のアイデア、私が言った、こういった自分に執着するエネルギーを宇宙からのエネルギーで浄化していってください。最近の自分の言動で人との話し合いで否定されてムキになった、自分の意見が無視されて頭にきた、そういうことをいろいろ思い出していきながら、浄化の光を流していき、大きな心で受け入れていく、大きな心ですべての意見やアイデアを受け入れていく、そうやって浄化の光を自分の体、心全体に充満させていきます。

皆さん方が宇宙の智慧、第四密度の智慧を手にするためには、この考え方の執着、自分のアイデア、自分の考え、否定された無視された、この執着を完全に手放し、どんな人のアイデアもすべて受け入れていく、子供であろうが老人であろうが、アイデアはすべて受け入れていく、こういう大きな大きな心を身につけてください。

毎日の考え、思考の持ち方において自分が執着しているもの、こだわっているものを見つけていってください。家族や兄弟や仕事で日常的に何度も会っている人で、気に入らないという言葉、誰かから言われてむかついたり、不機嫌になったり、嫌になってしまう言葉にどういったものがあるのか、自分がそういった言葉にどのように反応して、どういう言動をとってしまうか、それを思い出していってください。

見つかったら一つずつ浄化のエネルギーでそれらを浄化していき、大きな心で受け入れ良い人間関係になっていくように展開させていってください。一つひとつ作業を進めていってください。浄化していきながら自分の心の中にある何らかのプライド、優越感、自慢したい心、上に立ちたいという有利になりたい心、そういったものを一つひとつ見つけて浄化していきます。

智慧の扉を開け仏の智慧につながり、人々の幸せのための智慧を引き出すためには、本当に世の中の人、皆に幸せになってもらいたい、皆が幸せになって平和な社会になってもらいたい、こういう気持ちが根本に必要となります。皆を幸せにしたい、身近な人、遠くの人、すべての人が幸せになる、それを願う心が一番大事なところになります。

たとえ嫌いな人でも、苦手な人でも幸せに暮らすことを願っている、このすべての人に対し幸せになってほしいと思う心、この心がとても大切であり、これこそが智慧を目覚めさせてくれるのです。智慧の扉を開けても、この根本の仏の心がないと智慧を引き出すことができません。

自分の心の中にある仏の心、皆が幸せになってほしい、皆で平和な社会を過ごしてほしい、これを真剣に願っているところが自分の心のどこにあるのか、自分の心の中で本当に幸せを願う心がどこに存在しているか、よく感じてそこにしっかりと意識を向けてください。

自分の心の中で本当に皆が幸せになってほしい、そう叫んでいる心を探していきます。本当に幸せになってほしい、そう叫んでいる自分の心のところ、そこがある意味では自分の仏の心の場所になります。そこに強く光を流していきますので自分の心の中にある仏の心をしっかりと感じてください。

仏の心はすべての人の心につながることができます。仏の世界につながり、仏の世界の叡智を手にし仏の世界の生き方を具現化させる、この仏の心、皆さん方が頭で生きようとすると仏の心は消えてしまいます。頭ではなく心で生きようとしてください。心で生きる時、心の中に仏の心が常に現れることができます。

頭で生きようとすると仏の心はどこかに消えてしまいます。常に心で生きようとする、人々の幸せを感じ、人々が幸せであることを願っている、人々を幸せにさせ幸せな生き方を皆で喜びとして感じていく、この仏の心、これをしっかりと心に定着させ、常にここから智慧を引き出してください。

頭で智慧を引き出すのではなく、仏の心から智慧を引き出していく、そのためにも人をもっと幸せにするにはどうしたら良いか、もっともっと人が明るく元気に幸せになるにはどうしたら良いか、それを常に心で感じとるのです。心でしたいことを行なっていく、心が願っていることを行動に移していく、この生き方、これが智慧のある生き方につながっていきます。心、自分の心の中に智慧の心、仏の心、しっかりと定着させてください。

この仏の心につながったままでこの心で感ずる、この心で生活していく、これをずっと維持できるように頑張っていってください。まずは今日一日ずっとこの仏の心を感じている、そうやって過ごしていってください。

では自分のペースで戻ってきてもらいます。


②人を幸せにしたいという思いが智慧になる

虚空蔵菩薩としてお話をします。皆さん方が大いなる智慧の世界に入ってきていることを喜びといたします。智慧なる世界は人間的な世界からかなり超越した世界であるために、普通の人間的な意識ではなかなかつながることができません。この大いなる智慧を人間世界で使おうとして、自分の利益、自分のために意識を向けてしまうと、智慧はすぐに逃げ去ってしまい、自分の世界で使うことはできなくなってしまいます。

自分たちの利益で使おうとするのではなく、いかに人々のために人々の心のために使うか、常にそういう意識が求められており、この宇宙の大いなる智慧を手にするための基準がある高いレベルにあることを理解する必要があります。確かに皆さん方は智慧を望んでいるでしょう。智慧があればもっと賢く生きられる、智慧があればけんかすることなくうまく接することができる、智慧があれば皆を幸せにできる、いろんな思いがあるでしょう。

確かに智慧があればこの国もかなり良くなっていき、一人ひとりの心が調和に満たされていくでしょう。しかし智慧は誰にでもすぐに手にできるというものではなく、ある程度人間的な世界における苦しみ、悩みや辛さを体験する必要があるのです。自分が苦しみを体験せずに他の人の苦しみだけを取り除く、これは基本的には有り得ないことであり、自分が苦しみを体験したからこそ、他の人の苦しみが分かり、苦しみを取り除いてあげたいという心が動いていくのです。

したがって何一つ苦労していない人、苦しみを体験していない人は他の人の苦しみを取り除くという意識はほとんど動かないことになるでしょう。辛い体験をした人ほど苦しみを体験した人ほど他の人の痛みが良く分かり、何とか立ち直ってもらいたい、何とか新しい良い流れに入ってもらいたい、そういう気持ちが本当に沸き起こってくるのです。

この内面から沸き起こってくる何かしてあげたいという心、これがない限り智慧にはならないのです。智慧というとただ何らかのアイデア、思いのように理解する人がいるかもしれません。それは人間的な世界ではそうかもしれませんが、仏の世界においては心の深いレベルで何とかしてあげたいという思い、これこそが智慧を動かす原動力になるのです。

そういう意味において、辛い体験や悲しみ、いろんな苦しい思いをした人ほど智慧を手にして人々を幸せにできる機会を多く手にしているといえるでしょう。皆さん方にこれから流されてくる智慧の扉の鍵は、一人ひとりが自分だけの智慧の世界に入っていき、自分につながる仏、自分につながる仏の智慧を自分が受け取ることができる、あるいは自分につながる仏の智慧を使っても良いという許可を手にする、そういう一連の儀式になります。

したがってこの扉を開けるイニシエーションを受ける際には謙虚な心で、また自分の心を本当に世のため人のために差し出し、この智慧を人々の幸せのために使いたい、そういう強い決意をもってイニシエーションを受けることを望んでおります。

自分の心の深いところの仏につながる部分を強く感じてください。本当に何かしてあげたい、悲しみや苦しみを取り除いてあげたい、その一番の核のところ、人に対する思いが強く沸き起こってくるところを強く感じます。その部分が仏の智慧につながっていき、人々を幸せにする智慧、人々の心を豊かにする智慧がそこから沸き起こってきます。

人に何かしてあげたい、そう感じた時頭で考えるのではなく、この仏の心のところで感じてみてください。どのようにして人を幸せにもっていくか、どのようにして苦しみから解放できるか、この心の仏の心の智慧のところにしっかりと意識を向け感ずるようにしておくのです。

中にはこの仏の智慧の部分がだんだん広がって、心の中にはっきりとした領域を感じている人もいるでしょう。多くの人がこの虚空蔵菩薩の智慧にまずつながって、そこからさらなる宇宙の智慧につながろうという回路が動いております。一人ひとりの人に対する思いやり、身につけてきた徳、それによってこの智慧の使い方、智慧の発揮の仕方が変わってきます。

もっと宇宙の智慧を自分が感じたいと思うのであれば、日ごろから多くの人を心から楽にしてあげたい、幸せにしてあげたい、こういう思いを強くもつようにしておいてください。それを実行して徳を身につければ身につけるほど仏の智慧がはっきりと感じられるようになっていきます。

ではこのまま休憩にします。

③より深いレベルの智慧へ

文殊でございます。皆さん方が智慧につながり、新しい段階に入っていることを喜びといたします。智慧という世界は人間が考えるほど簡単なものではなく、智慧にもさまざまな種類、さまざまな波動があり、自分につながりやすい智慧があれば、自分にはつながりにくい智慧もあります。

したがって自分が本当に何かしたいと思っても一番素晴らしい智慧がやってくるとは限りません。一人ひとりのこれまでの経験や知識、思い、徳、さまざまなものが引き金となって一番自分にふさわしい智慧が自分の身に訪れてきます。したがって一つひとつ智慧を感じ行動に移しながらもっと良くするためにどうするか、もっと多くの人に素晴らしい美しい思いをもっていただくために自分はどうするか、常に人のためにもっともっと幸せになることを考えていくと、もっとこうした方が良い、もっとああした方が良い、いろんなものが思い浮かぶことがあります。

こうやってはじめに感じた智慧に留まるのではなく、さらなる深いレベルへの智慧へと入っていく、あるいは深い智慧を引き出していく、こうやってさらなる深い大いなる宇宙の智慧をそのまま引き出せることを求めていってください。

皆さん方の使える智慧にはじめはどうしても人間的な意識が強くて、宇宙の智慧とは感じない場合があるでしょう。はじめの段階はそれで構いません。それを宇宙からの智慧としっかりと意識し、感じ、さらなる高いレベルへともっていく、そのためにははじめどのような智慧であったとしても、行動に移し具現化してみて、そして人の喜びを感じながらもっと良い智慧を見つけようとする、こういう意識をもって少しずつ少しずつ深いレベルへと入っていくのです。

はじめからすぐに大いなる智慧を期待するのではなく、自分の身近なところから智慧を少しずつ引き出していく、自分のものにしていく、こういう意識で宇宙の大いなる智慧をうまく使えるようにしていってください。


Aさん、あなたにつながった大いなる智慧の一つに、この人生ではほとんど使うことができなかったある智慧がつながってきました。その智慧というのはいわゆる相反するもの、異なるもの、まったく波動が合わないものを合わせる、一つにする、本質的に相異なるものを合わせる時に何が必要なのか、そういったことに関する智慧が待ち構えております。これらの智慧を使う時に人間的な考えで一つにすることを思わないでください。そういう人間の意識にとらわれると相反することばかりが意識してしまい、それによってその力が強くなってしまいます。宇宙的に見た時に相反するものは本来一つであること、元々一つのものを人間世界が相反するものとしてただ判断していること、この本質を見極めた時、異なるといっている人間の判断と本来宇宙では一つのものであるという実態、これの関係をはっきりと理解できれば元々は一つそのものであり、人間の意識で分離させている、この本当のものが分かるようになっていきます。これが分かれば相反するものを一つにするというやり方がだんだん要領が分かるようになってきて、人間世界では不能と思われる相反するものを一つにもっていくことが可能になります。この智慧をうまく自分で発揮させ、新しい流れでうまく使いこなせるようにしていってください。

Bさん、あなたが手にした智慧の扉の奥の方に、人間の意識では見つけることのできないある世界が待ち構えております。この世界は人間の意識ではほとんど見つけることができず、人間の意識を手放すことによって初めて手にすることができる世界になります。人間の意識を手放すというのはいわゆる世俗的な意識、自分の身の周りの物質的、世俗的な世界を完全に振りほどいていき、仏の世界、真実の世界にだけ意識を向けることができた時に現れてくる世界になります。あなたがこの世界に意識を向け、その入り口を見つけ、その世界に入った時に、本当にあなたの望んでいた智慧が手にできることになります。このあなたの手にできる智慧の中に、人間世界でうまくいっていないということ、人間世界では失敗、うまくいかない、できない、そういう種類の意識の本質的なものがその世界に現れており、いわゆる真実の世界においては素晴らしいもの、輝くものとして見ることができますが、それを人間世界の意識で見た時、不可能、できない、分からないという風に具現化されているものです。世俗の意識で見るとできない、分からない、そういうものが仏の真実の目で見た時とても素晴らしい光として感じられていくのです。あなたがその世界に入り、その光に触れた時にこの世のすべての苦しみの原因が理解できるようになります。自分自身が何でこんなことで苦しんでいたのか、何でこんなことで自分が悩んでいたのか、それらのすべてを本質的に理解していき、一切の迷いや悩みがなくなっていく、そういう世界があなたの中に現れてきてるのです。そこに入るためには世俗の意識から早く抜け出ていき、真実の世界に入っていき、その智慧を手にしていく、そうすることによってこの世界のすべての悩みや苦しみを解放することができ、それを他の人に教える、伝えたいという気持ちが強くなっていきます。この真実の世界に入っていき、本当のものを心で感じられるようにしていってください。

Cさん あなたに開かれた智慧の世界に、あるマスターの智慧が待っております。このマスターの智慧はあなたと長い間活動してきて、あなたがこの世界に降りてくる時にあなた自身がいつかは目覚め、悟り、自分の本質に目を向けることができた時に、あなたに与えられるという約束をしてずっと待っているマスターになります。あなたはそのマスターとの約束をしっかりと理解した上で、この世界に降りてきました。そしていずれ自分は自分を見失い、苦しみ、普通の人として悩みの中に入ることも理解をしておりました。しかしあなた自身はできるだけ早くこの悩みの世界から出ていき、そして自分を見届けている大いなるマスターにつながり、その智慧を自分も使うことによってこの世界から抜け出していく、そのように理解してこの世界を降りることになりました。智慧の扉が開いたことによりあなたはこのマスターの智慧をいつでも自分から使えるようになってきました。ただその場合でも本当にこの世界が実際にはただの幻想であり、自分自身でつくった幻想であり、自分がそれを信じているために現実の世界と勘違いしている、こういったことを本当に心から受け入れ理解し、この見せられている自分の幻想からはっきりと抜け出そうという強い心、それによって自分のマスターの智慧の世界につながることができます。この幻想の世界に完全にはまり込んでいる意識を少しずつ少しずつ弱めていき、本当の真実の世界にある智慧に直接つながっていく、そうやって自分自身をこの世界から自分で救い出すことができるようにしていってください。

Dさん あなたが手にした智慧の中に、あなたは本来は智慧の中でもいわゆる上昇するための智慧、意識を向上させ一人ひとりが自分のレベルを引き上げていくための智慧、そういった智慧につながりやすい特徴をもっておりました。あなたが手にした智慧の扉を開けることによって、自分自身が人のために本当に役に立っていく、自分の言葉の一つひとつ、行動の一つひとつが他の人を生かすために働きかけていく、そういう智慧のある生き方へと大きく変わっていきました。あなたの開けた智慧の扉の中に本質的に人間は何を願っているか、一人ひとりは何を願い、何を求めているか、その本質的なところに意識が向き、その本質的なところで納得できる、理解できるという意識が働くようにあなたが動き回っていく、説得するのではなく本質的なところで分かる、そのためにあなたの動きがスムーズにいくように働きかけていきます。あなたはそのための智慧を手にし、本当にその人にとって望んでいること、求めていること、それが分かりそれをあなたがうまく行動していくことによって、その人が本当のことを理解し成長していく、そういう風に働きかけていきます。もちろん自分自身の成長が鍵ですが、自分が成長し意識が高まるに従って、他の人を高めていく、成長させていこうとする意識が強く動き出していきます。自分が手にしたさまざまな智慧を人々が成長する方向、進化する方向へと使っていく、こうやって智慧の扉で授かったものを多くの人々に使えるようにしていってください。

Eさん、あなたが手にした智慧の扉にあなたがこれまでの自分の人生の流れにおいて、どうしても理解できなかったこと、分からなかったこと、知りたかったこと、いろんなものの鍵がそこに隠されております。自分の人生について知りたい、こういう疑問が常につきまとっている点において、その本当の意味、本質的な意味が分かるように仕組まれているのです。あなたはそこに意識を向けそこにつながった時、いっけん苦しいと思われているものの本当の意味、自分が取り組んできたことの本当の意味が分かるようになり、あなたから見ればそれが自分にとって必要であったこと、自分にとっての苦しみや辛さが本当は必要であったことが理解されていきます。そうすると必要な自分の成長のために苦しみや辛さがあった、この関係が分かってくると人間としての苦しみは常に智慧が裏に隠されており、苦しみや辛さを克服することによってある一定のレベルの智慧が身についてくること、これを理解できずにただ苦しみを解放したい、ただ辛さを取り除きたいという意識で楽になろうとすると、智慧は身についてこないのです。苦しみや悲しみの原因を見つけ、それを克服しようとする時、智慧が動き出していき、智慧を使うことによって苦しみも悲しみも取り除かれていく、いっけん苦しい、辛いと思うこともその裏には智慧が隠されており、うまく苦しみや悲しみを取り除くことができると智慧が身についていく、しかし智慧になることができずにただ苦しみから逃れる、悲しみから逃れようとすると、苦しみや悲しみを取り除いたように見えても智慧が身についてこない、この本質的なところが分かっていきます。あなたにとっての辛さや苦しみ、悲しみは常に智慧と表裏一体であること、それ故に苦しんでいる人を救う時にその人に智慧が沸いてくるような苦しみの取り方、その人が智慧を手にできるような悲しみの取り方、これが分かっていきます。これはあなただけが手にしている徳のあり方であり、他の人を智慧に目覚めさせるためのとても素晴らしい方法になります。悲しみの裏に隠されている智慧、これをあなたが見つけ、そして他の人がその智慧を発揮できるようにうまく導いていく、そういうあなた自身の素晴らしい智慧をうまく目覚めさせ、使えるようにしていってください。

Fさん あなたの智慧の扉に新しい智慧の世界が入ってきました。新しい智慧の世界というのは、これからの新しい世界において必要となる智慧と言うことができます。これまでの第三密度における智慧とは異なり、新しい世界における智慧の秘密が入ってきたのです。これからの新しい時代は価値観そのものがかなり異なっており、智慧の種類も大きく異なってきます。第三密度においての人々の苦しみや悲しみは、基本的に求めているものが手に入らない、思っていることが期待通りにならない、こういう苦しみ、悲しみであり、これはいわゆる欲というものに取り付かれている苦しみになります。これは第三密度における苦しみですが、これから向かうべき第四密度においてはこの種の苦しみは一切なくなっていきます。第四密度においてはそもそも苦しみそのものはないように思うかもしれませんが、実際には第四密度には第四密度ならではの一つの苦しみに匹敵するもの、悲しみに匹敵するものが存在しております。今の第三密度における感情的な苦しみとはかなり異なりますが、やはり自分自身の魂の進化、意識の進化の状況に応じてテーマとなっているもの、課題となっているものが常に障害となって立ちはだかってきます。それにおける一つの限界や自分の行動のいろんな状況が苦しみや問題となって認識されてくる人がたくさんおります。その部分においてどのように人々が問題を克服し、解決し、楽になっていくか、どのようにして真実の世界に触れ、より良い意識レベルへと上がっていくか、そこをうまくもっていかせるための智慧の類があなたの中に入ってきました。もちろんまずこの世界における第三密度の智慧が必要になります。まずは身近な人々それぞれの悩みや苦しみを感じ、それを解決するための智慧を使っていく、始めはそこから始まりますが、だんだん第四密度に近づいていった時に第三密度の人々に与えていた智慧の使い方がもう合わなくなっていく、もう第三密度の苦しみを抱えている人がいなくなってくる、そういう時期がいずれ訪れるようになります。そうなった時に新しい第四密度の苦しみ、第四密度の世界で悩んでいる人を相手にして彼らをうまく導いていく、そういう智慧の使い方をうまく発揮できるようにトレーニングを進めてみてください。

Gさん、あなたの智慧の扉を開けたことにより、あなたの目の前に第三密度の智慧、自分自身を高いレベルへ引き上げていく素晴らしい智慧をうまく使いこなすことができるようになってきています。これまで第三密度の意識でだけで考えていたいろんな現象が実際にはわざわざ自分でつくっていた悩み、わざわざ自分でつくり出した苦しみであるということがはっきりと分かるようになっていきます。誰が悪いとか何が悪いということではなく、わざわざ自分で問題や苦しみをつくり出していたこと、そういうある種の矛盾のようなものが感じられていき、本来そこには苦しみも悲しみもなかったこと、そう認識したことによってそれが出現したこと、これが本当に分かるような意識に入っていきます。これが分かるようになった時、ではそもそも苦しみとは何なのか、悲しみとは何なのか、本人は苦しみと感じていないもの、周りが苦しい苦しいと訴えることによって本人が苦しみを感ずるようになっていく、これは本当の苦しみなのかどうか、こういったことがあなたのテーマになっていました。その人の抱えている苦しみとは何なのか、本人は苦しみと感じていないのに周りがただ苦しい苦しいと感じている、さまざまな苦しみの本質的なところをあなたは見抜く必要があります。見かけに惑わされず顔の表情に惑わされず、本当のものを見つけていく、本当のものを感じとりそこにつながっていく、その本質的なところ、その部分をあなたがしっかりと見つけ、それを解放していく、苦しみや悲しみとして認識した本質的なものを見つけていき、そのレベルで解放していく、こういったことが分かっていくと本来人間世界には何一つ苦しみは存在していないこと、人間の意識でただ苦しみと断定していること、苦しみと定義し人にかぶせていること、そういったことが分かるようになっていきます。本来苦しみのないこの世界において勝手に苦しみをつくり出し、勝手に相手に投げかけている、こういう苦しみを感じさせるやり取り、このゲームをもう終了させる段階に入っているのです。あなたがその本質的なものをしっかりと見抜き、そもそも苦しみとは何なのか、苦しみを取り除くとは何なのか、この本質をはっきりと理解した時、あなたはしっかりと智慧につながり、本当の智慧を使って一人ひとりの幻想の苦しみから解放させることができるようになっていくでしょう。

Hさん、あなたの智慧の扉を開けたことにより、あなたの心の中にある種の光が動き出しております。この光はあなたを真実の世界に導こうとする光になります。あなたにとって苦しみとは何だったのか、あなたにとっての悲しみとは何だったのか、自分は本当の苦しみを体験したのかどうか、自分の感じている苦しみは本当の苦しみなのか、いろんな思いを動かす中において、自分自身は本当は苦しみというものをまだ理解していないこと、周りの人が苦しみというからこれは苦しみなのだろう、周りの人が悲しみというからこれは悲しみなのだろう、ただそう思っているだけであり、自分が本当の苦しみに触れたり、本当の悲しみに触れたりしたことはまだないのです。したがって何が苦しみで何が悲しみなのか、その本質のところはまだ自分でも分かっていないという状況にあります。他の人の心の中を直接触る、他の人の心に入って痛みに直接触れる、この体験がない限り人の痛みは知ることはできません。人は本当はどこで苦しんでいるのか、本当に何で痛いのか、その人の本当の苦しみ、痛み、そこに触れない限り苦しみや痛みを理解することはできません。自分の知っている苦しみは何なのか、自分の感じている苦しみは何なのか、まずこの苦しみや悲しみ、これをはっきりと理解する必要があります。ただ言葉で言われる苦しみや悲しみではなく、他の人一人ひとりが抱えている本当の苦しみに直接触れていく、その痛み、辛さを本当に理解していく、それによってその人を何とか助けてあげたい、痛みを取り除いてあげたい、これが動いて初めてその人の痛みを取るためにどうしたら良いか、何も分かっていない自分がその人にできることは何なのか、そういう意識が動いてきてやっと智慧が使えるようになるのです。智慧を使いたければまず他の人の痛みに直接触れてみる、何が痛いのか何が苦しいのか、それを本当に感じとれるようになること、そうやって自分の智慧をうまく使えるようにもっていってください。

Iさん、あなたの智慧の扉を開けたことにより、あなたは新しい段階の意識の学びに入っていきます。これまでは人に何かしよう、人のために何かしようという気持ちをもっていても、それが本当にその人にとって幸せなのかどうか、その人の求めていることなのかどうか、そういったことで必ずしも心から喜べない状態が行なわれておりました。人のために何かしてもその人は本当に喜んでいるのか、本当に満足しているのか、それを考えた時、自分がどこまでやって良いのか、それ以上やらない方が良いのか、いろんな思いが動いてしまい完全に思っていることをすること自体が良いのかどうかすらも分からなくなっていました。人の痛みを取り除く、苦しみを取り除くというのはその人が苦しんでいる原因、悲しんでいる原因に目を向ける必要があります。苦しんでいる状態、悲しんでいる状態を見てただなだめたり、ご機嫌をとっても何も効果はありません。状態を見てただ良いようにもっていこうとするのではなく、なぜ苦しんでいるのか、なぜ悲しんでいるのか、その原因に目を向けない限り先に進むことはないのです。苦しんでいる人、悲しんでいる人がいた時、なぜ苦しんでいるのか、なぜ悲しんでいるのか、それを知ろうとしても多くの人は自分でも分かっていません。何が本当の原因なのか、元々本人も本当の原因を理解していないことがとても多いのです。隠れている別の原因があり、それが何らかのきっかけによって別の反応を起こしてくる、そういうことが多いために、本当の原因そのものは本人も理解していない場合があります。あなたの使える智慧は本人も分かっていないその原因を何とか引き出そうとする智慧になります。どういう言葉を投げかけ、どのようにうまくやり取りして、その人も自分でも気づいていない原因にどう目を向けていくか、どうやって見つけていけるか、そういう智慧があなたに現れております。しかしそれを引き出すためにただ単刀直入にその原因をただ見つけようとか、ひたすら原因を探そうとしても何も進みません。そういうやり方ではなく相手の行動の一つひとつを感じながら、本人が自分でも気づいていない無意識の反応や行動、本人が隠そうとしているもの、知られたくないと思っているもの、言いたくないと思っているもの、そういったものを感じとりながらうまく自分で見つけていくのです。それは普通の人間の意識では到底不可能であるために、自分の頭で理解して頭で見つけようとは思わないでください。そのために智慧を使い、その人の本当の悩み、本当の原因を見つけていき、本当のレベルで苦しみや悲しみを解放させていく、そのための智慧をうまく使っていってください。

Jさん、あなたの智慧において、あなたに手渡された智慧の扉の中に、自分だけの智慧の世界と一人ひとりの智慧の世界、いろんな智慧の世界があなたには感じられてきて、自分の智慧の世界において自分の智慧をうまく使えるようになっていく、しかし他の人の一人ひとりの智慧の世界も何か感じとれてくる、一人ひとりがもっている苦しみや悲しみ、一人ひとりが抱えている苦しみ悲しみは、一人ひとりがもっている智慧と密接な関係にあること、こういったことが分かっていくのです。一人ひとりは自分の智慧をうまく表に出すために自分なりの苦しみや悲しみをつくり上げている、自分の苦しみや悲しみを体験しているのは自分だけの智慧を目覚めさせるために体験している、そういったことが分かってきて一人ひとりの苦しみ悲しみと一人ひとりの智慧が密接な関係になっていることが分かってきます。そうすると自分は自分の苦しみ悲しみを通して自分の智慧が何となく分かってくる、他の人一人ひとりの智慧も分かるようになってきて、苦しみ悲しみと智慧が関連深いのが分かってくる、こうやって一人ひとりの智慧の世界が分かるようになっていき、いろんな人の智慧が分かってくると一人ひとりがまったく異なる智慧を身につけている、同じような現実や同じような状況においても、一人ひとり智慧の使い方が異なり、その場における正しいやり方というものは存在せず、一人ひとりが別の智慧を使えるようになっている、こういったことが分かっていきます。そうすると何らかの問題において一人ひとり発揮できる智慧が異なり、誰が正解で誰が間違いということもなく、いろんな智慧がそこで発揮できること、たまたまその状況において、智慧にうまくつながって先に導き出した人がいかにも良い言動のように目に映るかもしれません。しかし実際には全員が何らかの智慧を使うことができるのです。こうやって一人ひとり苦しみ悲しみと同時に素晴らしい智慧を手にしている、こういう関係が分かってくるとどの人も大事な人であり、どの人も素晴らしい智慧をもっており、一人ひとりが本当に大切であること、そういうことが分かってきて、いろんな人とうまく接していこう、いろんな人の智慧をもっと眺めていこう、いろんな気持ちが動いていきます。智慧を通していろんな人とのつながりを深めていく、そういう楽しさも味わうようにしていってください。

Kさん、あなたの智慧の扉が開いたことにより、これからのあなたの人生の流れにおいて大きな意識の変化が始まっていきます。特に人間の心の深いレベルで智慧につながるエネルギーが動いていき、いろんなところに問題意識や解決すべきこと、対処すべきことが見えてくると同時にそれに向けての智慧が動き出していきます。あなたから見た時いろんな状況において対立している人、意見が合わず困っている人、いろんな人が目に映ることになるでしょう。こういう困っている人や対立している人を見ていきながら、あなたはその人間関係の後ろに大きな智慧が感じられていきます。元々対立している、争っているという場においては必ずしその争いの原因と、争いを収める智慧がすでに存在しているのです。多くの人は争いにしか意識を向けませんが実際には大きな観点で見ていくと、それを解決すべく大きなものが感じられてきて、それが智慧に結びついております。あなたはそれを感ずることができるようになっていき、争っている人、意見が対立している人の大きなレベル、深いレベルを感じとっていき、そこから智慧を感じとり、うまくその場をまとめていく、解決していく、こういったことができるようになっていくのです。自分の智慧の扉をうまく使って他の人たちのエネルギーの対立、問題となっているところをよく感じていきながら一番ふさわしい智慧を引き出して良い方向へと導いていく、こういう智慧の使い方もできるように意識をもっていってください。

Lさん、あなたの智慧の扉が開き、あなたは新しい智慧の使い方を手にすることができました。これまでの智慧の使い方は自分が理解していること、分かっていることを前提としてさらなる理解を深めていく、さらなる応用をきかせていく、こういうやり方で解決策を見つけることができました。あなたが手にしたこの智慧の力は、これまでの判断力や決断力に加え、さらに高いレベルで先を見通していく、高いレベルで先を見通しながら、その成り行きを感じとっていく、こういったことができるようになっていきます。周りの状況で問題があったり、難しいという状況になっても、それをしっかりと見て眺めていき、感じとっていくと、あるべき方向性、本来のその場のエネルギーの求めているふさわしい方向性、そういったものが感じられていき、それが智慧のような感覚で自分の中で動き出していきます。そうやっていっけん問題がありそうなところ、難しいと思われる状況においても、うまく智慧が動き出しそれを解決していく、良い方向へもっていく、こうやってあなた自身が智慧を使いうまく状況をまとめていくことができるようになるのです。この智慧の使い方を身につけるために、常に本質を見抜こうとする意識、表面ではなく本質を見抜こうとする意識を常に持ち続けてください。この本質を見抜こうとする意識によって本当に本質が分かるようになっていき、感じられるようになっていき、その場その場を一番良い方向へと導くことができるようになっていきます。

Mさん、あなたの智慧の扉が開いたことにより、あなたが本質的に願っていること、人の苦しみを取り除いていく、悲しみを取り除いていく、この作業がしやすくなっていくでしょう。あなたがいろんな人の苦しみや悲しみを聞いている時、どうしても人間的な意識で聞こうとするために相手の人間的なエネルギーが全部自分に入ってきて、自分自身が苦しみを感ずることが何度もありました。自分がこの苦しみを受けてしまうのは人間的な意識で話を聞いたり、悩みを聞こうとするために自分に入ってしまいます。人からのいろんな話を聞いたりする時、人間的な意識で聞くのではなく、それこそ菩薩の心で聞いてください。自分の頭で考えるのではなく菩薩様と一体化して菩薩様がただ聞くような感じで話を聞いていく、感情を入れることなく同情することなく、ただ話しを聞きながら本当の裏に隠れているもの、その人がわざと自分を良く見せようとしたり、誰かを悪者にしようとしたりして、いろいろ話しているその裏の本質的なものを見ていくのです。言葉にだまされず、しっかりと本質を見抜いていき本当は何が問題なのか、本当はどういうことが動いているのか、それを感じとろうとしてください。そうすると菩薩の心で本当のその人の問題点、本当の状況が分かるようになっていき、それに応じてそれにふさわしい解決策、智慧が沸き起こっていきます。この智慧をうまく使いたければ人間的な意識に惑わされず、人間的な世界に落ちることなく、ひたすら菩薩とつながり菩薩の心で話を聞き、そして答えを引き出そうとする、この意識を常に持ち続けてください。これができるようになっていくと、智慧の扉からふさわしい智慧を取り出し、相手にうまく話して生きながら相手が自分で自分の問題に目覚めていく、自分で理解し自分で克服しようとする、そういったことが分かるようになっていきます。相手を助けるというのはただ話を聞いて解決策をただ言うのではなく、本当に相手のレベルを理解し、相手のレベルに応じて一番ふさわしいことをやっていく、これが一番の目的であることを理解しておいてください。

Nさん、あなたの智慧の扉が開き、新しい智慧の働きが動くようになってきました。あなたの認識している新しい智慧は、自分の家族や仲間や兄弟やいろんな人たちが活動している中において、自分が理解できない言動、自分が理解できない現象、そういう現象があった時にそれをただやり過ごしてしまうのではなく、そこに隠れている本当の意味、本質的な意味が分かるようになっていきます。これまではどう見ても分からない現象、理解できない現象はもうそのまま分からないものとして過ごしてしまうことがありました。しかしこれからはいっけん分からないと思われる現象、理解できないと思われる現象においても、しっかりと意識を向けその原因や理由、いろんなものを探ろうとした時、それがだんだん自分の心で感じられるようになっていくのです。いっけん有り得ないような現象、不思議と思われるような現象でも、そこに意識を向け感じとろうとすると、その本当の原因や理由が分かるようになっていきます。いろんなものの状況が分かるようになっていくと、それを良い方向へもっていくための智慧が動くようになっていき、結果的に悩みや苦しみを抱えている人をどのように導いていくか、どのように働きかけていくか、こういったことが分かるようになっていくのです。自分の感性、感じたことを大事にしながらひたすら意識をそこに向け、何かを感じとろうとする、直観で感じようとする、そういう意識をもって自分なりの感性を高めていくことにより、智慧が働き智慧を使えるようになっていき、周りの人々を良い方向へと導くことができるようになっていくでしょう。

Oさん、あなたの智慧の扉が開き、あなたは新しい観点で物事を見ることができるようになっていきます。これまでは自分の体験や意識の流れにおいて、一つの現実のとらえ方がかなり定着するようになってきました。現実を見た時どのように見ていくか、どのように現実を理解していくか、そのやり方がある程度身についてきて、現実を客観的にとらえ現実を楽しむこともできるようになってきました。あなたが手にした智慧の扉は、現実を受け入れた時にまた新しい現実が動き出していきます。現実はただそのままで受け取れれば良い、受け入れれば良いという意識に達した人に、新しい現実の意味が現れてきて、さらなる現実を体験させようとするのです。現実を受け入れ現実はこういうものだとある程度理解できるようになってくると、現実はある意味では友達になってきて、今度は現実を自分からつくり変えていく、現実をコントロールしていく、こういう現実が目の前に現れてくるのです。現実をただ受け入れるという意識から現実を使う、現実をコントロールするという流れに入る時に、それに必要な智慧がたくさん要求されていきます。まだ現実を使ったことがない人に対してはまず現実を使うということはどういうことか、どうやって現実を使っていくのか、それに関するさまざまな智慧が動き出していきます。現実をしっかりと受け入れ認識した後、いよいよ友達として現実を使いこなしていく、そこに向けての智慧をうまく使って現実を良き友として接することができるようにしていってください。

Pさん、あなたの智慧の扉が開いたことにより、あなたに新しいレベルの智慧が動き回っています。これまであなたの周りで動いていた智慧はある意味ではうまくやり過ごす方法、うまく流れに乗る方法、皆とうまく合わせながら問題なく進む方法、そういう流れに関する智慧が使われておりました。これからあなたが必要とする智慧は、この自分の流れ、うまく周りに合わせ流れていくという、この流れを自分自身の手でしっかりとコントロールし、自分の流れに皆が合うようにしていく、自分が流れをつくり、自分の流れに周りの人が合わせてくる、ここに向かうための智慧が動き出していきます。そのためにはまず自分が自分の流れをしっかりとつくり出していく、周りの流れに合わせるのではなく自分が自分の方向にしっかりと向かって、自分で流れをつくり出していく、これが要求されていきます。自分はどこに向かい自分は何を求めているのか、それに向けての智慧が動き出していくのです。この智慧を使うためには今までの意識ではなく、ひたすら自分の流れを感じてください。何かをする時、どこかに向かう時、他の人の流れを気にしたり他の人の流れに合わせようとせず、自分はどの流れでいくのか、自分はどういう流れを進めていくか、そこにひたすら意識を向けてください。そうすると自分の流れが心の深いレベルから沸き起こってきて、したいこと、達成したいこと、向いたい方向、いろんなものが自分の心の深いレベルで動き回っていきます。頭で見ようとせず心で見つけようとする、この練習を何度も続けていき、心で方向性を見つけることができた時、あなたは自分で自分の流れをつくり、自分で動き出し、あなたの流れに周りの人を集めてくる、こういうあなたの力が動き出せるようになっていくでしょう。

Qさん、あなたの智慧の扉が開き動くようになってきました。あなたにとっての智慧は、いかに自分が自分の方向性に向って周りの人々と良い関係をつくり、いろんなものもうまく使いこなし、自分自身を成長させながら進んでいけるか、こういう自分の本来の流れに意識を向けながら、周りの人とうまくやっていく、周りの状況にうまく合わせていく、そのための智慧が入ってきました。この智慧を使うためには自分の頭の中の世界から自分の体全体が自分という世界であること、自分の周りの世界すべてが自分の世界であること、そうやって自分の世界を大きく変革させる必要があります。頭の中だけで自分の世界として満足していた意識から、自分の周りの世界すべてが自分の世界であり、自分の世界と他の人の世界がぶつかっているところがどこなのか、どこで自分の世界と他の人の世界がぶつかるのか、それを感じとってください。頭の中のシュミレーションではなく確実に現実の中での自分の世界と他の人の世界、これを感じとり、皆がうまくいくために、多くの人がうまくいくために自分の世界をどう変えていくか、周りの人にどのように影響を与えていくか、まずそういう意識を身につけることです。こうやって他の人のことを考える、他の人の状況を考えていく、こういう意識によって少しずつ智慧が動き出していき、他の人をうまく流していく、他の人が要領良くいけるように、他の人ができれば苦しみや悲しみを克服して、良い方向へともっていくためにいろんな意識が動き始めてきて、それに伴う智慧も働き出していくのです。周りの多くの人に影響を与えるくらいの意識をつくり出していき、そして智慧が動くようにしながら働きかけていく、ぜひこのやり方を身につけるようにしていってください。

Rさん、あなたに開いた智慧の扉にいくつかのマスター、あるいは天使のような存在がつながっております。これらのマスターや天使と呼ばれている存在は、これからのいろんな可能性のある時空の流れ、いろんな可能性のある流れのそれぞれに適応できるような智慧が与えられております。基本的に流れによってかなり智慧の使い方が異なってくるために、今の段階においてはどの流れにいってもうまく使えるような智慧が用意されております。自分が能力を開発し目覚めさせ、新しいエネルギーを使いこなせるようになった時、一人ひとりの本質的な裏に隠れているもの、一人ひとりの見えないところで影響を与えるもの、そういったものを感じとり、それをうまくワークすることができるようになっていきます。これができるようになっていった時、さらなる智慧を使うことによってその人自身が自分で克服できるように智慧を授けていく、一人ひとりにその人が自分で克服し解決できるような智慧を与えていく、こういう方向性が一つ現れております。また、場所や時間、ある一つのポイント、そういったところで何かを感じ、そこで自分がしなければならないこと、やらなければならないことを感じとった時、その時に動き出す智慧のマスターが存在し、そこにうまく意識を合わせることによって、その場所や時間、空間、何かの特殊なポイントにおいてしなければならないこと、やるべきことが動いていく、それを感じた時、自分もその一員として何らかの働きかけを行ない、流れを変えたり、場を変えたり、いろんな状況をつくり変えていく、そういったことができるようになっていきます。これを行なう時に智慧が動き出していき、その原因やなぜそういう問題がそこに生じたのか、解決することによって新たにどういう状況がつくられていくのか、そういったのを感じとってすべての問題が克服できるような方法、問題とならずに良い方向へと変換できるような方法、そういったことが分かり感じとって、それをうまく導いていけるような智慧を使うことができるようにもなります。また、一人の体のエネルギーを感じとりながら、その人に執着的に影響を与えているもの、本人が気づいていないレベルで、深いレベルで影響を与えている特別な仕組みや何らかの作為のあるもの、そういったものを見つけ感じた時に、それをうまく取り外したり、それを無害とさせるような方法、そういったものが智慧となって分かり、それを行なうことによって長年悩んでいた人の苦しみを取り除いていく、こういうやり方の智慧の使い方もあります。自分の能力を発揮させたり、うまく使いこなすことによっていろんな可能性が残っております。それぞれにおいて自分の能力をうまく使いながら智慧を使い、人や世の中を良い方向へと導いていく、ぜひそのための智慧を使いこなせるようにしていってください。

それではここまでにいたします、ありがとうございました。

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