2013年2月のレポートから
1年で一番寒い時期ですが、風邪などで体調を崩さないように注意してください。旧暦では今月から新しい年です。本来の日本の魂を目覚めさせようとすると、旧暦を意識した方がよいのかもしれません。今、若い人でパワースポットブームになっていますが、特に今年は出雲と伊勢がブームになります。普通に観光気分で行くと、俗的なエネルギーで身体がやられてしまうことがあります。十分に注意して、善いエネルギーだけを受け取るようにしてください。
それと同時に、日本の神々に対する関心が高まるかもしれません。今の若い人々は日本の神を学ぶ機会がなく、神の名前も知りません。それが逆に興味をそそっており、勉強したいという意欲が高まってきています。戦後、アメリカ軍によって追いやられていた日本の神がやっと戻ってこれそうです。
光のような闇
2013年になり、世界的に大きな動きが感じられています。日本という国も世界情勢の中で振り回されていくかもしれません。一人ひとりも自分のことだけではなく、周囲のことに大きく影響されるようになっていくでしょう。どうしようもできない出来事が起こることもあるでしょう。すべてこれまでの清算のために出てきたものです。面倒くさい、ほかの人にやってもらう、自分の責任ではない、などといって目をそむけていたもの、後回しにしていたものが戻ってきたのです。
私たちは光のフリをする闇と、闇のように見える光を見分ける能力が必要です。今、地球上の人間は、光の道を進むか、闇の道を進むか、選択を迫られています。闇の者たちは少しでも多くの人間を連れていこうとして光の真似をしています。光は過去の清算のために見たくないものをわざと見せつけ、あたかも闇のように見えてきます。これらを正しく識別する必要があり、自分のネガティブなものは正直に、謙虚に受け入れる。本当の闇に対してはいっさいかかわりをもたないという強い意志で接することです。
オニ
オニという存在についていろんな解釈がなされています。空想上の産物とみられる場合もありますが、古代の日本の文献では頻繁に登場しています。
代表的なのは、弥生と呼ばれる大和民族が日本に入ってきたころ、それ以前から日本に住在していた者たちをオニと呼んでいるようです。大和民族として入ってきた者たちが天津神々と自称し、それ以前の者たちを国津神々として、国譲りするように強制しました。国を追われた者たちはバラバラになり、北上し、東北地方などへ移っていきました。彼らは山伏となったり、天狗となったり、オニと言われたりしていたのです。
本来、オニは「隠(オン)」からきている、といわれ、カミ(幽世の幽身、かくりよのかくりみ)と同じ語源で、見えない存在で大きな力をもつ者という意味になります。オニというと「鬼」という中国の概念が入り、凶暴・乱暴で荒くれ者、という解釈をしがちですが、日本での使い方は古き神々であり、天津神々に追われた神になります。節分で「オニは外」と言っていますが、これによって古来の日本の神を追い出しているのです。
今年は出雲の大神殿が復活し、伊勢も遷都が行なわれます。出雲と伊勢が同時に行なわれることはとても珍しいです。出雲では追われた大国主命が復活、伊勢では隠れた天照大御神が復活するといわれ、これからの日本の命運をにぎっているといえるでしょう。
古代の日本の神々がオニとして追われ、追放され、バラバラになって身を隠していましたが、2013年以降の新しい日本、新しい地球のために復活する必要があります。でも復活するかしないかは我々日本人の問題であり、我々が何もせずに自動的に復活するわけではありません。少なくとも、今の神々は古き日本の神々を封印し続けようと必死になっており、そのために日本人自身を眠らせたままにしておこうとしています。
日本人が何も考えず、ただ楽しいこと、ただ面白いことだけを考え、刹那的な生き方を続けていくのであれば、古き神々が復活することは難しいでしょう。しかし古き神々が復活しないと、日本は大混乱に陥り、外国の神々にやられ放題になるでしょう。本来の日本の神々を復活させ、日本人が神とのつながりを取り戻し、日本人と日本の神が一緒になって新しい日本をつくるのです。
今後の日本がどうなるか、というより、私たちは日本をどのようにつくりたいのか、日本の神とどのような関係をつくりたいのか、を考えましょう。そして新しい地球を日本の神と一緒につくりましょう。