2014/11/17 月例セミナー |
このメッセージのいいねポイントは |
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自分と他人の分離感が赦せなくさせてしまう |
①単なる学びのひとつとして自分を赦す
光のマスターとしてお話をいたします。今日は赦しというテーマでワークを行なっております。相手のことを赦せない、我慢できないという心の思いは、自分の心の中に相手を判断してしまい、自分と他人を分離するところから始まっていきます。自分と他人を分離してしまい、自分が正しいもの。相手は自分と異なるもの、そういう意識が出来上がるとつい他人を批判したり判断したり、自分よりも下のようつくり上げていきます。
自分と他人を分離させる心が始まりになっており、本来、他人という人間であったとしても心で繋がっており、魂も繋がっており、すべてが神の表れであること。すべてが神からの意志によって表れたものであり、どの人を見てもすべて自分とつながり、意味があり、神がつくり上げたもの。そこに戻れば他人と思わず、すべて自分と同じ人間としての繋がりが感じられていきます。自分と他人を分離させてしまい、自分だけがあたかも神につながり、他の人が神につながっていないかのような感覚になってしまう。これがいろんな問題を引き起こし、赦せなくなるだけでなく、そもそも愛することができない、相手を認めることができない、相手を信ずることができない、いろんな心の動きが現象化されてきます。
自分とはいっても、分離、この分離の意識をどのようにして取り除いていくか。自分が自分のことしか考えることができず、自分の世界にはまっていると、他人を理解する心がなくなっていき、結局自分の世界から他人を見るだけの状態になっていきます。これによっていろんな間違いが現象化されていき、自分の世界にはまらずにいろんな人々に意識を向け、自分がいろんな人々の身体を通して表現できる。自分もいろんな人とつながっている。それを教えるために他人からのいろんな影響が自分に及んできます。
自分から見ると他の人がされる不愉快な言動、理解できない言動であったとしても、実際にはすべて自分とつながっており、自分と他人という分離の意識がなければすべて自分に必要なことが現象化されていく。自分のために他の人が役割を演じてくれる、こういうことが分かってきます。分離の意識がなければすべて自分を生かすために他の人が協力してくれている。他の人のおかげで自分は理解することができたり、成長することができたり、強くなったりしていくのです。いかに自分は多くの人に救われ、助けられ、成長しているか。これが理解できてくると、自分と他人の分離感がなくなり、すべて自分自身のために多くの人々が協力してくれている。自分も他の人のために同じように協力し、他の人を生かすために自分が共同している。このお互いの生かし合いが分かってきて、人間のすべてが生かし合い、生かされ合い、そして進化成長していく。それが分かっていくのです。
赦さないという心は自分と他人を分離しているところから始まり、もっと他人とのつながりを感じていく。自分の意識を大きくしていき、他人の意識と同じにしてみる。そうすることにより、いろんなことが解決され、解消され、またお互いの人間関係がよりスムーズに発展するようになっていきます。
Aさん心の中で、あなたの心の中に根強く存在していた赦せないエネルギーは、自分は自分の考でうまくいっているけれども誰も理解しようとしない、そもそも理解しようとする心そのものがないために、一緒にやろうとしてもあるいは自分のやり方でうまくやろうとしてもそもそも理解しようとする心そのものがない、そういうところに苛立ちを感じたり、何か自分がうまくいかない感覚が心の中に流れていきます。なぜ自分のやろうとしていることをちゃんと理解しないのか、どうして分かろうとしないのか。こういう心ですが、まず自分自身は他の人の心の一つひとつをどこまで理解しているか。ほかの人の生き方ややり方、ほかの人の興味のあることなど、いろんな面において自分はそこにどこまで理解をしようとしてきたか。実際は自分が他の人に対して表面的なレベルで接していき、その深いレベルまで理解しようとしていない自分がそこにあります。深いレベルで他の人を理解しようとしないものがそのまま自分に戻ってきて、自分のことを深く理解しようとしなくなってきます。自分自身が他の人に対し興味をもって深く理解しようとすると、他の人も自分に対して話を深く聞くようになっていきます。自分自身が他になしたことがただ戻ってきているだけ、それを理解していると他人に残して赦せないとかいう思いよりもまず自分の方から他の人を理解しようとする、自分の方から何らかの行動をとってみる、そうやってお互いが理解できるようなエネルギーにつくり変えていってください。
Bさんの心の中で、赦せないというエネルギーは、あなたの深いレベルで赦せないという心が表れていますが、表面的なレベルでは自分でもあまり感じていない状態にあります。あなたの深いレベルに存在している赦せないという心は、本来やるべきことをやらない人、自分のやるべきこと、一人ひとりがやるべきこと、それをやらない人がいると、どこかで歯車が狂ってしまい、結果的に全体がおかしくなってしまう。全体を維持するためには一人ひとりが自分のやるべきことを必ず行ない、正しく行なうことによって全体がうまく進んでいく。こういう認識であるために、自分のやるべきことをやっていない、自分自身の本来の役割をなしていない、そういう状況から結果的に全体がうまくいかない、うまくやっていない人の結果によって全体がうまくいかない、こういう風に全体がうまくいかないという状況として結果が出てきたに、そもそもやるべきことをやっていない人、そういう人に対して自分なりに何らかの赦せない心が動いていきます。自分がそういうときにどう対処していくか。元々あなたがアトランティスのころ、いろんな人々とのかかわりの中で、自分はできるだけ全体のために全体が滞りないようにしようとして常に率先している動いていた時期がありました。全体を大事にする、全体の歯車に合わせる。そういう意識が強かったときに、自分が怪我をしたり、身体が動かなくなったりして自分自身がどうしても正しい働きができなくなってしまった。そのときの後悔の念や自分への自責の念、自分がうまくできない、そうやって自分自身を責めた時期がありました。自分ができないために全体ができない、こうやって全体がうまくいかないことに対する責任、自責の念を強く魂レベルでつくりあげてしまいました。それによって自分を責める心が強く動いていき、全体の歯車の中の一部の人をつい目に入れてしまう。全体の歯車がうまくいってるときに一人がうまくいかないときつい目がいってしまう。そういう状況にあります。したがってまず自分がうまくいかなくなったことによって全体が進まなくなった。その時でさえも自分を責めたり、自分のせいと思わず、それすらも神の計画であり、それによって自分は正しい役割演じていること。神は全体を進ませないようにするためどこかで止めてしまう働きを行ない、たまたま自分がそれをさせるために自分の歯車が動かなくなる。そういう解釈にして動かないところを責めたり、自分を責めたりするのではなく、すべてが神の意志によって完璧に動いていること、常にそういう意識で、一部を責めたり、動かない自分のところだけに目を向けたりする心を大きく赦すようにしていってください。
Cさんの心の中で、赦せないというエネルギーは、あなたの心の中にある赦せないというエネルギーの中でも一番自分が反応してしまうのは、いわゆる理不尽なこと。社会的な仕組みの中で理不尽な言動をとる人。そういう人に対して自分が赦せない感覚になっていきます。自分自身は何もしていないのに、ただ偉そうに他の人に命令をしていたり、自分は何も働いていないのにただ利益だけを手にしようとする人。ちゃんとやっている人がいるのにもかかわらずいい加減な人だすべてを手にしてしまう。こういう理不尽な状態があるときに自分の心が動いていき、それを正そうとする意識になっていきます。この理不尽という現象は、ある意味では学びのためにつくられたエネルギーであり、2理不尽ということを人間がどのように対処するか、理不尽な現象があったときにそれを理不尽と思わず、それすらもただの現象として受け入れる人、理不尽なことは正しくないために正しい現象へと変えようとする人、あるいは理不尽な行動をとった人そのものを責めて責任をとらせ、ちゃんとした正しい流れの中に導こうとする人、いろんな人が現れてきます。こういういろんな人の言動を見ながら、人間が何を学び、どういうやり方が一番ふさわしいのかを人間自身がみつけていく、そういう学びのために理不尽という現象が起こされていきます。理不尽な言動を見たときに、自分の心が動いてしまう。そのときにどのようにして解決していくか。そこで一人ひとりの行動が変わっていき、理不尽なことが起こらないにする。そのためには理不尽なことをしている人を注意したり、その人に説明をして正しい行動をとるようにする。いろんなやり方が考えられていきます。しかしあなたの場合はだんだん自分自身が意識を学び、深く入れることがなくなってきているために、少しぐらいのことでは十分に相手を赦し、そのままにしておくことができるようなっております。理不尽な言動をとる人がいても、大きな迷惑にならなければまだ我慢ができる。直接的に被害者がそんなに多くなければとり立てて注意することがない。こういう意識レベルになっておいります。あなたの今後のエネルギーの動きから見たときに、理不尽な現象を見ても理不尽と思わず、ただ人間の学びとして現象化されている。そこにいる人々のための学びとして、現象化されただけであり、自分はそこに巻き込まれないこと。自分はそこに介入することなく、ただ理不尽な状態と認識した人の学びのために現象が起こっている。そういう風に理解しておき、自分自身はそこに直接介入しないようにしていくこと。そうやって自分自身が心を動かしていき、理不尽な現象そのものも赦せるようにもっていってください。
Dさんの心の中に、赦せないという心、これをみていったときにあなたの心の中の赦せないという波動は、だんさん自分がいろんな真理を理解していき、人間のやりとりが分かってきた流れの中で、自分自身の成長、自分自身の進化の状態がある中で、自分の進化や成長をわざと止めようとする、自分が成長できる機会があるのにわざとそれを邪魔してくる、こういう進化や成長を妨害するものに対し、赦さないという感覚が沸き起こってきます。自分は魂の成長、心の成長をしたいと考えており、そこへ邪魔する現象が起きて自分が成長できなくなる、すういう時に心が動きますが、ほとんどの場合は相手はあなたの成長や進化のことは考えておりません。ごく普通の日常的なこととして行動をとっており、あなたの成長を邪魔するとか妨害するという発想はまったくもっていないのです。自分はそれを分かっていながらも、自分が何か邪魔された、成長できるチャンスを妨害された、そういう感覚が出てきたとき、つい赦せなくなったり、そのままにしておけなくなったりします。進化や成長はとても大事なことですが、それを妨害してくる現象が起こるのは、自分が進化や成長にに執着しているとき、自分があまりにもが進化や成長というところに意識を向けすぎると逆に進化や成長を妨害するエネルギーが動いていくのです。したがって自分の進化成長を留めようとする人が現れたときは、自分が進化成長にこだわっていた、自分が自分の進化成長にこだわっていて、他の人を成長させようとは思っていなかった。そういうことに気づく必要があります。自分の進化成長だけではなく他の人の成長を考えていく。他の人と一緒に成長し、自分と他の人が同じ進化の流れを進んでいく。そういう意識へ変わっていくと、妨害するエネルギーが減っていくことになります。しかしまたあまりにもそこに意識を向けすぎ、他の人と一緒の成長、他の人との一緒の進化、またそればかりを考えていくと、他の人と一緒に学ぼうとする現象そのものにまた妨害が入ってきてまた邪魔されることになります。あまりそこに執着しないようにしながら進化成長を進めていく。そういうちょうどよい力関係、ちょうどよい意識状態をうまく自分で見つけていき、邪魔されない程度に自分の成長を進めていく。そのエネルギーをうまく身につけるようにしてみてください 。
Eさんの心の中の赦せない波動を見ていくと、あなたの心の中の赦せない思いは、自分は自分のために自分でやるべきことをやっている、他の人も同じように自分のやるべきことは自分でやり、お互いに迷惑をかけないようにする。そう思っていても他の人は必ずしもそうは理解しておらず、ついできる人がいたらできる人に任してしまう。優秀な人がいたらその人に全部やってもらう。できる人や力のある人、分かっている人にうまくやってもらい、なるべく自分は楽しようとする。そういう人がいると、自分の心が動いていき、なぜ自分のことを自分でやらないのか、自分のやるべきことを自分で最後まで完了させないのか。そういう思いが動いていきます。あなたの心の中で、なぜ自分がやるべきことをやらないのか、そこに意識が向いたのは、自分が小さい頃からの環境において自分は自分で自分のことをする、自分のやるべきことは自分でするという意識が出来上がり、それを普通のこととして身に付けてきました。しかし他の多くの人は必ずしもそう認識ではなく、中にはできるだけ他の人になってもらう、自分は楽をして他の人にやってもらうという意識の人がたくさんいるのです。まず自分自身の意識を変えていき、自分のやるべきことは自分でやるという意識が必ずしも皆が皆、身に付いているわけではないこと。中にはできるだけ楽をして他の人にやらせるという意識の人もいること。それを前提とする必要があります。あまりにも自分で自分のことは自分でやる、自分で自分のことをやるという意識が強すぎると、必ずしも自分ですべてをやらないという人が引っ張られてくるのです。自分があまりにもそこに意識を向けすぎると、自分ですべてをやらないという人のエネルギーをつくり出してしまい、心の奥底で自分は自分でやるというエネルギーがつくられると同時に、自分のことを自分でできないというエネルギーが同時につくられてしまい、それが現象化して自分の近くに引っ張られてくるのです。したがってこれから自分のことは自分でやるという言葉を出したり、そういう意識をもつときに、でも他の人は必ずしもそうではなく、自分ですべてをやらない人、あるいは他の人に手伝ってもらう人、いろんな人がいても自分は気にしない、自分はそういう人がいても何にも思わない、そういう意識にもっていけば自分の目の前に自分と違う価値観の人、何でも人にやらせてしまったり、自分のこと自分でしないという人のエネルギーが自分の近くからはだんだん離れていき、そういう現象を見ることがなくなっていきます。自分に関しては自分でやる、ただ他の人に関してはあえて何も追求しない、そういう感覚でほかの人をとらえることができるようにもっていってください。
Fさんの心の中に、赦せないという心を見ていくと、自分の心の中にはいろんな感情で動くところがあり、表向きの整然とした心の動きと内面にあるさまざまな感情で動く心が動き回っております。赦せないという心は主に感情的なことから動いていき、自分の言う通りにしない人、自分の言ったことをちゃんと守らない人や、言ったとおりにしな人がいたときに赦さない心が動いていきます。これはあなたの心の中にあるひとつのコントロールのエネルギーであり、自分がいろんなコントロールを受けていたエネルギーがたまっていて、それが動き出した時に自分の心の感情が動き回っていきます。常にいろんな人から指図されたり、言うなりになるように指示されたり、周りに合わせていた自分がいて、なかなか自分で自分のペースを守れない、自分のペースで自分の人生が進まないという思いが出来上がっていき、そのころから自分のペースを守るために自分がだんだん周りにコントロールをするようにエネルギーがつくられていきました。自分よりも力の強いものに関してはある程度合わせていきながら、自分よりも力の弱いものに対してはコントロールして自分のコントロールできる状態へともっていく。こういうことによって自分自身の心の動きが動いていきました。赦せないというこの心は自分のコントロールできない人、自分の言う通りにならない人に対し赦せない心が動いていき、それがどうしても赦せない強い思いに発展していきます。実際には自分でつくり上げたエネルギーから起こされているために、自分自身が自分をしっかりとコントロールしていく、やるべきこと、自分で自分をコントロールするように意識を向き、他人をコントロールするのではなく、自分をしっかりとコントロールし、自分のやるべきことは自分で行なう。自分の意識をそこにただもっておくと他の人もそのエネルギーの影響を受け、自分で自分のやるべきことをやるように変化していきます。ただあまりにもそこに強く反応しすぎると、また妨害が入ってきてうまく動かないようにされていきますが、まず初めは自分のやるべきことは自分で行ないながらしっかりと他の人のやるべきことはその人がやることをただ見ていく。他の人も自分のやるべきことをやっている。他の人はちゃんと自分のやるべきことをまっとうしている。こうやって他の人を評価できるようになっていけば、赦せないという心がだんだん弱くなっていき、他の人は十分にやるべきことをやっていく。そういう赦す心へと変化を起こしていく。他の人のやってることを一つひとつ見ていきながら、正しくやるべきことをやっている。そこに意識を向け、そういう心を大きくすることによって他の人を赦せるようになっていきます。ぜひほかの人の良いところ、ほかの人がちゃんとやっているところに意識を集中させてみててください。
Gさんの心の中の赦せないというエネルギーは、自分が他の人とのかかわりの中で自分は正しいことを正しく行ない、それでうまくいって何も問題がない。他の人は正しいことを行なわずにわざと違うことをやってうまくいかない結果を導き出した。そのときに自分をどこまでどう発言するか。正しくやっていないということをそのまま言った方がいいのか、それとも相手の自由意志として何も言わない方がいいのか。そういう心の葛藤が起こり、結局、うまくできなかった自分に対して責めてしまう心があります。つまり元々自分で自分を責めてしまい、自分が赦せない、相手よりも自分を責めてしまう心が動いてしまい、自分が赦さないという心によって自分自身が小さくなってしまう心があります。ほかの人がうまくいかない状態があったとしてそれは自分のせいではないこと。確かにもっと良いアドバイス与えたり、良い助言ができればその人はうまくできたかもしれません。しかしだからといって自分がちゃんとアドバイスできなかったからうまくいかなかったという論理ではなく、結果的に相手がうまくいかないという現実をつくった場合は、あなたがどのようにアドバイスをしようともその人はうまくいかないという現実を体験することになっているのです。しょせん一人ひとりの現実はその人のエネルギーでつくられていき、必ずしも自分のせいではないこと。ある程度、それを割り切る必要があるでしょう。自分がもっとちゃんとできたら、あの人はうまくできたのに。こういう風な思いを少しずつ変えていき、しょせん自分がどのようなアドバイスをしたとしてもその人は失敗する現実を選択することになっている。それを理解していき、まず自分を責めないようにすること。自分を責めないようにしながらも、アドバイスできることがあればとりあえずアドバイスしてみる。でもそのアドバイスの通りにしなかったとしても、それを責めたりせずにすべてを赦していく。自分のアドバイスを無視した人でさえも、赦していく。そうやって自分が解放され、相手に対する思いも解放していく。こうやって赦しのエネルギーを本来の正しいエネルギーへとつくり変えていってください。
Hさんの心の中にある赦さないエネルギーはルールがあり、決まったことがあるとそれをしっかりやるのが秩序であり、ルールを守らない人、ちゃんとやらない人、うまくやらない人がいると何か変な思いを感ずる、そういう波動があります。決まったことやルール、ちゃんとしたことをやらない人に対する思いは、ある意味では自分に都合の良いエネルギーとして理解されていきます。本来ののやるべきことや正しいことは必ずしも自分の判断基準で理解できるわけではなく、宇宙から見れば人間の判断基準とは別の判断基準で動いているのです。いっけん、常識通りでなかったり、ルール通りでなかったとしても宇宙がそれをわざと求めている場合があるのです。ルール通りに社会が動くわけではなく、最終的には宇宙や神の思いに従って動いていること、それを理解していき、ルールを学ぶのではなく、神の思いや宇宙の思いを感じようとする。いっけん、論理通りではない現象、ルール通りではない動きに対して神はどういう思い出そういう現実をつくったのか。宇宙は何を思ってそういう現実を引き寄せたのか。そこに意識を向けてきださい。そうすれば通り一辺倒の流れではなく、神の思い、宇宙の思いが感じられてきていろんな人々の現象の一つひとつをすべて赦すことができるようになっていくでしょう。
Iさんの心の中の赦せないという思いは、日常生活のいろんなところにおいて、いろんな人々の心を感じやすい特徴があるために、ついいろんな人の心を感じて自分なりにいろんな思いが沸き起こってきます。当然、自分の認識している在り方とは違う感情を感じたり、いろんな人の思いを感じたりして、どれが良い方向なのか、どうすればいいのかが分からなくなってしまう状態があります。あなたの心の中に感じるいろんな感情的なものは必ずしも自分の感情ではなく、周りの人の感情も感じているために、すべてを自分の感情として認識すると間違ってしまう状態になります。自分以外の他の人々の心を感じている、そういう現実の中でどうもっていくか。だんだん自分の心が動いていき、こうしたい、このようにもっていこうと思っても全体がうまく噛み合わないことが何度もあります。自分の心をよく感じながら全体がうまくいくためにはどうするか。単純に何らかのひとつの方法に合わせ、ほかを無視したり、いちばん合理的な方法を見つけようとしても、うまくまとまらないことがたくさんあります。全体を納得させようとか、全体を一つにしようと思って無理なことが多いために、初めから全体をひとつにするという意識はもたない方が良いかもしれません。一人ひとりの伝わってくる思いをよく分析しいき、正しいという思い、いちばん理解でき、納得でき、これなら良いという思いを1つ見つけてみてください。いろんな思いを感じた中でこれなら大丈夫、こういう心だったら皆が受け入れられる、そういう心を見つけていき、その一番良いという心に自分が向かうようにうまく進めていく、周りの人もその方向にうまくいくように自分の方から働きかけていく。そうするとその良い方法がうまく全体へ導くようになったり、逆に全体が一つにまとまって進んでいく場合があります。いろんな思いが感じられてきたときに、その中からは本当に神のような良い物をひとつ見つけていき、そこに意識を集中させていく、そういうやり方でうまく流れていくのを心で感じていってください。
Jさんの心の中の赦さないというエネルギーにおいて、あなたの心の中にはここまでちゃんとやってきたのだから、これからはこうする、ここまで一生懸命やってきたのだから、続きはこうしてほしい、こういう心があります。これまで努力してきたから今後もこうしてほしい、これまでこうやってくれたんだから、これからもこうしてくれるはず。こういう思いが現実をすこし狂わせていきます。これまでやってきたこと、これからのころには本来何のつながりもなく、自分がつくり上げた自分の世界といえるでしょう。これまではこうやってくれた、これまではこうしてきた、そういうエネルギーと、これからもうこうなるというエネルギーはまったく別であり、現実は一瞬一瞬その時その時のエネルギーだけでつくられていきます。したがって相手に対して何かを期待したり、何かを思ったりするときに、これまでこうしてくれたから次はこうなる、これまでこうだっただからこれからもこうという意識を取り除いていき、むしろ新しい感覚をつくり上げてみてください。これまではこういうことをしなかったけれども、これからはこうするかもしれない。そのために自分が今、何か新しいことにチャレンジしてみたり、自分の方から行動を起こしてみる。すぐに相手が変わることはありませんが、それを続けることによってだんだん変わっていく。自分が新しい行動をとり、これまでと違う行動をとり続けていくと、相手もどこかで変わっていく。こういうことがときどき現象化していきます。自分の方からパターンを変えてみる。自分の方から考えややり方を変えてみる。そうすることによって、相手も変わっていく、こういうやり方をとっていって、相手を赦せる能力、相手を赦せる力を身につけるようにしていってください。
Kさんの心の中の赦さないというエネルギーにおいて、あなたの心の中の赦せないエネルギーは、自分がこれまで成し遂げてきたこと、自分がやってきたことにしっかりと自分の居場所をつくり上げ、その居場所を安定したものにしようとして周りに働きかけていきます。自分がつくり上げた自分の良い居場所をみつけていき、良い場所をつくりあげ、それを維持しようとして周りに働きかけても、周りがそれを良い場所として認識しているとは限りません。自分にとっての良い場所、自分にとっての拠点であっても、他の人にとっては必ずしも居心地が良いとは限らないのです。自分にとってのよい場所と、人それぞれの居場所、それが別であり一人ひとりの居場所を理解してあげる。一人ひとりが安心できる空間、一人ひとりが安心できる場所を感じ取れるようにしていくと、自分は自分の居場所で自分にとって良いところ、他の人は人それぞれの自分にとっての良いところがあり、他の人の居場所を認めてあげる、他の人はほかの人のその場所で自由にできるようにしてあげる、こういう意識をもっていくと、他の人も自分の居場所を認めてくれるようになり、自分は自分の居場所で自分の好きなことができるようになっていくのです。他の人の居場所を認めてあげる、それによって自分自身が自分の居場所で十分に楽しめるようになる。こういう心で他の人を赦し、自分も赦せるようなエネルギーへともっていってください。
Lさんの心の中の赦さないというエネルギーにおいて、あなたの心の中では家庭やこれまでの人間関係においてつくられてきた自分の良い過ごしやすい価値観、自分にとって生きやすい価値観がつくられており、この価値観に合うことによって自分が安心できる、他の人のために合わせてもらうことによって自分が安心できるという意識があります。そのためについ自分の安心できる価値観にずっと染まっていようとするエネルギーがつくられていき、ついほかの人に自分の良い価値観に合わせようとする言葉が出てきたります。自分がそれに気付くこともだんだん多くなってきて、自分がよけいなことを言ってしまった、言わなくても良いことをいてしまった、こうやってすぐに自分で分析し反省できる状況も増えてきております。したがってこのまま進めていき、つい自分が余計なことを言ってしまったり、コントロールしようとする発言をしたとしても、気がついた段階ですぐに修正できれば自分のエネルギーは十分に保持できる場合があります。しかしつい自分に気がつくのが遅くなり、相手をどんどん責めてしまったりしたときに、必ず自分にいつか戻ってくること、自分に必ず戻ってくるという現象が分かってくるために、自分が他の人に対しての戻ってくるという現実を体験しているときに、ただ体験するのではなく、相手に対して与えてしまったエネルギー、自分が相手に与えたエネルギーによって自分に戻されてきた、それをよく理解し、二度と相手に対し、エネルギーをぶつけないこと、あくまでも自分のためだけのエネルギーとして理解し、よけいなエネルギーを相手に飛ばさないようにすること、それだけをしっかりと理解するようにしておいてください。そういう意識を身に付けることにより、他人を赦し、自分を赦すエネルギーがだんだん高まっていき、いろんな現象を愛をもって受け入れることができるようになっていくでしょう。
皆さん方の赦すという心のエネルギーについて説明をしていきました。基本的に自分で自分を赦すと、ほかの人との関係もスムーズに進むようになります。ぜひ他の人を責める前に、自分自身で自分を赦していく、このやり方を身につけるようにしていってください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。