2014/10/7 カルマの癒し[韓国] |
このメッセージのいいねポイントは |
古代のカルマ的なエネルギーが戻ってきている |
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①真実を教え導いても発生するカルマ
光のハイアラーキのマスターとしてお話をいたします。今日は皆さん方が新しい流れに入るに向けて、障害となっているもの、魂レベルでつくられた大きなエネルギー、何度も繰り返してしまうエネルギー、それらのエネルギーについて向き合い、浄化されることをワークしていきます。
元々この国の人自身が抱えているエネルギーがあります。この国の民族性としてこれまでの長い歴史の中でつくられた波動があります。他の民族と自分たちを比較して、やはり自分たちの民族が一番優れている、他の民族が優れているのをあまり良いと思わない、特に身近な人たちや自分の知っている人々になればなるほど、うまくいっている人をあまり好ましく思わない、こういうエネルギーがあります。
これは地球にきてから身についたものであり、地球にくる前は身につけておりませんでした。地球に来る前はむしろすべての人間は同じであり、一つである。そういう意識を強くもっていました。地球における数々の体験において、自分たちの民族だけが信じられる、他の民族は信用できない、他のものたちは我々には必要ない、そういう思いを強くしていきました。
しかしそれも学びの一つであり、いかに民族レベルで他の民族を愛することができるか、自分が敵対している民族ほど、強い愛が必要となります。どうでもよい民族はあまり心に響きません。何か強く心に感ずるものほど、そこに深い意味があるのです。民族レベルでのこの深い愛をどのようにして身につけていくか。この地の人々のカルマ的なエネルギーとしてそれを覚えておいてください。
今日は一人ひとりに意識を向け、今のこの分離の時期にいかに分離のエネルギーを克服し、統合の意識に向かっていくか。自分の魂レベルで身につけてきた分離を見つけていき、統合へと切り替えていく。そのためのワークをしていこうと思います。
Aさん、あなたのエネルギーの中に克服すべきエネルギーがいくつかあります。その中のいくつかはすでに自分で気づき始めております。今日は深いレベルのお話をしていこうと思います。あなたがアトランティスに生まれていたころ、とても神聖なものを好み、聖なるものたちとの出会いをいつも楽しみにしておりました。聖なるものたちは高い意識レベルで、常に人々の意識を超える高いものを身につけておりました。
そのときの聖なるものたちは人間の意識レベルを上げるために、いつも何か新しいことを考えておりました。当時の人間はただ他の人の言うなりになって動く、自分で考えて行動するという力がまだそれほど身についておらず、他の人々と同じようなことをしたり、ただ言われるとおりのことをするという意識レベルのものたちが普通にたくさんおりました。あなたはその中において、少しずつ人間の意識レベルに気がつき、ただ同じことをするのではなく、少しでも聖なるものに近づきたい、真実を手にし真実の生き方、人間の意識を超越して合理的でとても洗練された考え、美しい言動、そういったものにいつもあこがれておりました。
あるとき、聖なるものたちが近づいてきて、あなたに話しかけていきました。あなたは十分にトレーニングすれば、普通の人々とは違う意識レベルに達することができる。ぜひ一緒に学んでみないか。そのようにいわれ、あなたは聖なるものたちとの学びを始めていきました。聖なるものたちは丁寧に教えてくれ、そもそも人間とはどういうものなのか、進化とはどういうことか、自分はどのレベルまで進化してきたのか、アトランティスと呼ばれた国の本当の使命が何なのか。そういった一連のことを教わりながら、少しずつ聖なる者たちの智慧を身につけていきました。だんだん普通の人々との意識レベルが異なってきて、常に聖なるものたちと一緒にいることが喜びとなり、普通の人々とはほとんど話が合わない意識レベルになっていきました。
自分が成長すればするほど、多くの人とのつながりがなくなっていき、自分自身が聖なる存在であるかのような感覚になっていきました。多くの人々はそういうあなたを見ていきながら、あたかも自分たちの世界から離れ、聖なる者たちの仲間入りをして自分たちを支配する、自分たちを利用する、そういう意識をつくり上げていきました。こうやって普通の人との意識が少しずつはなれていき、普通の人から嫌に思われる、裏切られたような無視されたような感覚になっていき、だんだん排他的な心に発達していきました。あなた自身はその中でも学びを進めていき、宇宙の仕組みはどうなっているのか、地球そのものがどう動くのか、いろんなことを学んでいきました。
そしてある段階まで達したとき、あなたにある大いなるマスターがやってきて、これからの地球の流れを教えていきました。いずれ人々の間にいろんな問題が起こり、人々は争いを始め、人間同士が生命を奪い合う、人間同士が悲惨な現実を引き入れていく、そういう流れをこれから進んでいく。あなたはそういう人々の中にいて、決してムダに生命を奪わないこと、理不尽な行動をとったり、ただ感情的な行動はとらないこと、そういったことを教え、人々が正しく生きることを教えるようにする。それを教えられていきました。あなたはそれに従い、人々の中に降りていき、正しい心で生きることを伝えようとしました。
しかし多くの人々はあなたのことをあまり良く思わず、むしろ攻撃的に、残虐にあなたと接するようにしていきました。それによっていくらいっても言葉が通ずることがなく、人々の心はよりすさんでいき、あなた自身もどうしてよいか分からない状態に入っていきました。聖なるものたちにいろいろ話しかけても、聖なるものたちはただ正しい行動をとることしか教えてくれませんでした。自分にとっての正しい行動とはなんなのか。それが分からず、ついには聖なる者たちの言葉さえも信じられなくなり、人々も信じられない、聖なるものたちも信じられない。誰も信じられなくなり、唯一自分だけが信じられ、誰にも邪魔されない場所を見つけ、そこで自分の空間を大事にし、自分の世界をつくり、自分で自分の人生を進めていきました。
そのときの大きなカルマが今にも影響を与えており、自分が正しいことを言っても人には伝わらない、むしろ普通の人々はあなたのことをおかしく扱っていく、聖なる者たちに声をかけてもただ正しく生きるということしか伝えてこない。自分自身の空間だけが自分にとっての安楽の場所になる。こういったエネルギーがそのときにつくられたものです。今のこの変化の時期において、これらのエネルギーを修復していく必要があるでしょう。普通の人々に対し、けっして不快に思わず、また自分よりも下と思わず、同じ目線で話を聞きながら、何を言われようともそれに反応せず、自分はただ正しい生き方を進めていく。
どのような批判を受けようとも、いちいち否定せず、また信ずることもなく、ただ正しい行動をとっていく。聖なる者に常に意識を向け、何かを期待しないこと。自分を救ってくれるとか、自分を導いてくれる。そういう意識を持たず、ただ聖なるものとして認識する。そうすれば自分の心が何かに依存したり、何かに依存される心が楽になっていきます。本当の心の自由が手に入り、どのような存在の人でも意識レベルの高い人間でも意識レベルが低い人間でも、自分はそれにとらわれず、自由な心で接することができます。これがあなたにとっての必要な心になります。自分の心を見ていき、聖なるものにすがっていなかったかどうか、下のものを下に見ていなかったかどうか、それらに依存せず、執着せず、自由な心をつくり上げていく。そのために自分の心を変えていき、自由になる感覚を味わっていってください。
Bさん、あなたの魂のワークを行なっていきます。あなたの魂がこの地球で学びを進めていき、アトランティスのころに大きな変化をつくり出していきました。それまでのあなたの魂の歴史は比較的穏やかな歴史を続け、多くの人々と単純に暮らし、人々との一体感の中で過ごし、個別の強いカルマ的なものはつくり出しておりませんでした。アトランティスという時代の中期において、人間が少しずつ増えていき、いろんな生活をするものたちが現れていきました。
あなたはその中のある家庭に生まれ、その家庭の生活の中でこれまでとは違う人生を体験し始めていきました。ある特権階級に生まれたあなたは常に普通の人々よりは上の階層を体験していきました。生まれながらにして恵まれており、何でも好きなものが手に入る、人々よりも裕福な暮らしが行なわれておりました。その家庭においてはとても裕福な暮らしが続き、多くの人々が集まって楽しい話をしたり、歌を歌ったり、当時はやっている面白い遊びなどで暮らしておりました。ある程度、成長して大人になったころ、自分のパートナー的な存在が現れてきて、いかにも自分と良いパートナーと一つの生活をする。新しい生活を始める。そういう流れがつくられていきました。自分が決めたその相手は同じく身分の高い人であり、とても強い力を持っており、そういう人と一緒になることによって自分の人生そのものがまた豊かになるように思われていました。
多くのものたちからの祝福の中で二人が一つになり、新しい生活が始まっていきました。しかし当時の社会は新しい生活を始めると周りの人たちの人間関係も変化していき、新しい身分や立場に応じた仲間たちとの交流になっていきました。それまで自分が一緒に交わっていたものたちと交流がなくなっていき、自分の知らない人たちとの人間関係が始まりました。それは自分が育ってきた人間関係とはまったく異なっており、毎日の過ごし方や話の内容、毎日の生活そのものがまったく違う状態になっていきました。それによって心がだんだんふさいでいき、自由に楽しく過ごすということができなくなってしまいました。それを自分の夫に話してもそれにはほとんど関心がなく、むしろ新しい人々とのつながりを大事にしていました。その生活がだんだん耐えられなくなり、あなたはその家からどのようにして抜け出していくか、どのようにして逃げ出すか。そればかりを考えるようになってしまいました。
何年間か過ぎたころ、心は完全に別のところに向いてしまい、生活のすべてが苦痛に感じられてきました。何とかして自分の自由になりたい、そう思ったあなたは昔の人間を少しずつ近くに呼び寄せ、内緒で出会って話をしたり、内緒で一緒の遊びをしたりし始めていきました。そのときは本当に心が解放され、とても楽しい時間を過ごすことができました。そういう仲間が少しずつ増えていき、いつの間にか、あなたの周りにそういう人が増えてきて、自分が楽しみにしている人たちとの集まりと、本来あるべき人との集まりとの間に大きなしこりができ始め、ついには夫との間の大きなトラブルになっていきました。それぞれが自分たちの人間関係を大事にし、相手を赦すことも、相手と一つになることも考えはできませんでした。
結局、あなたはその土地のものたちからとてもひどい仕打ちを受け、かなり惨めな思いをして追い出されることになりました。一見、自由になったように思えながらも、実際には誰もあなたを助けるものがいなく、あなたを理解してあなたを良くしようとする人もおりませんでした。あなたが裕福なところにいたから皆が近づいてきただけであり、裕福なところから離れたときは誰も近くにはきませんでした。結局、あなたと仲良くしていた人は裕福だから近づいてきただけであり、あなた自身のことを本当に慕って近づいてきたわけではありませんでした。そういう人々の心をあなたは感じ、本当の人間が信じられなくなり、自分たちの親しい人でも信じることができなくなってしまいました。
その流れの中で、貧しいながらもあなたを助けようとしたものが出てきて、貧しい家に招かれながら、あなたの身も心も案じ、あなたを手助けした人たちがいました。そういう貧しい人々の中であなたは本当の心の安らぎを感じ、そういう人々との暮らしが一番自分に合っていることを感じていきました。そういう人々とのつながりがあなたにとって大事な人になり、時々あなたにとってとても信じられる人、本当に自分ために良くしてくれる人、そういう人はそのときに助けてくれた人に相当する場合があります。あなたの今の現実の中で、克服すべきカルマとして自分がただ周りに動かされていると周りの流れに負けてしまい、周りのいうなりになってしまう。自分が嫌だと思ってもしっかりと自分で表現しないと周りに動かされてしまい、周りのエネルギーの中に入っていってしまう。これはそのときのエネルギーが現実化したものです。
本当に自分がやりたいことは何なのか。自分が求めているものは何なのか。それを明確に理解して、自分で行動していく。この力がまだほとんど身についておらず、常に周りに動かされている魂になっています。自分で魂の力を強く持ち、自分で自分が満足する道を選んでいく。出会うべき人ややってくる人に対し、ただ相手に合わせていると相手の都合の良いように利用されてしまう。自分が求めているもの、自分が望んでいるものを明確に理解し、それを表現していく。そうすることによって自分の道をつくることができ、自分の望んだ道を歩むことができるのです。今の人生の中に、ただ回りに合わせてしまう、特定の人に合わせてしまう、誰かの言うなりになっている、こういうことがないかどうかを思い出し、それを自分の望んでいる方向へとしっかり宣言する。自分が求めている道へ歩いていく。その力を表に出すようにしていってください。
Cさん、あなたの魂は修復され、喜びが得られることを望んでおります。あなたの魂の歴史の中で、レムリアと呼んでいる地域において、あなたの魂が始まっていきました。そのころはまだ人間の意識がそれほど高くなく、魂を人間の意識と調整させることが難しい時期にありました。人間の進化レベルが未熟であるために、魂が身につけた能力を発揮することが難しい時期にありました。それでもいろんな人間をそこで見ていながら、この地球という人間のいろんな姿、地球における人間としての生活、いろんなものにとても興味深く思っていました。
ある地域に生まれたあなたは多くの仲間たちと一緒に生活し、人間の進化や成長に協力をしておりました。人間という形態の中で、まだまだ未熟だった多くの人間たちが少しずつ自分という意識を身につけ、自分なりの生活ができるようになっていきました。あなたの周りの者たちもある一つの宗教的な行いに興味を持ち、多くのものたちが一緒になって歌ったり踊ったりしながら自然の力を使う、自然の力をうまく使うことによって自分の周りを豊かな環境に変えていく。そういうことを行なっておりました。毎日が自然と一体化した生活をしており、自分たちの生活のほとんどすべてが直接、自然から手に入るようになっていました。自然に対する思い、自然と一体感を持った思いが強く、いかにも自分たちは至善とともにあるという意識が身についてきました。
しかし時代がだんだん進むにつれ、自然がうまく反応しなくなる状況が出てきました。願っても祈っても自然が言うことを聞いてくれない。心から精を出して尽くしても自然がうまく反応しない。そういう時期がやってきました。長老たちはそれを見ながら、何とかしてよい方法を見つけようとし、より自然の力を使えるもの、より自然界と一つになったものを見つけてはその力をもって自然とうまくやろうと考えておりました。あなたはその仲間にいながら、自分自身も自然の力をうまく使おうという気持ちを強くしていました。何とかして自然の力をうまく使い、人々のために良いことが起こるように、人間と自然が一つになれるように、そういう強い思いを持ち、長老たちと一緒に何らかの学びを始めるようになりました。自然を感じ、自然とつながる。それを目標として自然界に話しかけ、自然界の声を聞こうとしました。
いろいろ自分たちの修行を重ねても、なかなか自然は言うことを聞いてくれず、自分たちの思いが一つになることができませんでした。結局、人間たちの意志がほとんど通ずることがなく、自然は大きな変化を見せ始め、長雨が続いたり、日照りが続いたり、一気に自然が動き出してしまう。そういう状況になっていき、もう自然の力にはどうしようもできない状態になっていきました。あなた方はそれでも自然に対し、何とか納めよう、自然がもっと穏やかにあんるように、常にそれを祈りながら、自然とのつながりを大事にしていました。自然の変化はますます大きくなり、大地が割れ始めてきました。多くのものたちが自然の犠牲となり、自然の中に次々と吸い込まれていきました。そのときの恐怖がとても大きく、あれだけ信じていた自然がいまや人間に襲い掛かってくる。その恐怖をとても強く心にもってしまいました。
あなたの心の中に自然とつながり、一つになる。そういう思いと、自然にたいする怖さ、この両方が存在しています。偉大なる自然の力を認めながらも、とても恐怖を感ずる。今はそのエネルギーを修復する時期であり、あなた自身がしっかりと克服する必要があるのです。今のこの時期はまた同じ自然を見せようとしているからです。自然はだんだん人間の声を聞かなくなり、人間の祈りや願いとは別に突如として気候が変化し、人間に襲い掛かってくるでしょう。あなたは自然を大事にしたいという気持ちと、自然を恐れる心、両方が複雑に動き出していきます。この心を何とかして自分でコントロールし、それでも自然に意識を向け、自然と一つになり、自然が穏やかになることをもっていってください。以前の体験において、いくら自然に話しかけても言うことを聞かなかったのは、人間の心の中にある傲慢さ、自然を支配できるというプライドのようなもの、あたかも自然と一つになればすべてうまくいくという心、こういう人間の良くない心、驕りや高ぶり、こういう心によって自然が人間を見放したのです。今、再びそれが訪れようとしています。自然が人間と刃向かおうとしている。そのときにただ祈ったり願ったりしても、自然は耳を傾けません。まずそういう心をなくしていき、自然を支配できるとか、うまくやれば自然がいうことを聞いてくれる、そういう心をなくしていき、本当に自然の方が力が強く、人間は自然に生かされている、人間の力は自然界に比べるとまったく小さな力であり、自然に打ち勝つことはできない、自然にすべてを捧げるという気持ちを持って自然界と接すると、逆に自然の方が人間に合わせてきます。そのためにも普段の生活において謙虚さ、正直さ、真面目、こういう本来の正しい心を身につけることです。普通の人間関係においても、決して上に見たり下に見たりせずに、すべての人に優しく丁寧に接する。こういう本来の心を身につけることです。その心が自然界にも通じていき、そのときに本当に自然界のものたちが人間と一つになるでしょう。いろんな人間たちとそういう心で接していくと、ほかの人々も自然に助けられる場合があります。いろんな人々、大いなる自然、そこをつなぐ純粋な心、正直な心、そういう無欲の心を身につけ、この時代をうまく自然界とやっていけるようにしていってください。
Dさん、あなたの魂を修復していきます。あなたが古代エジプトに生まれていたとき、多くのものたちとのかかわりの中で、さまざまな体験を行なっておりました。そのころのエジプト時代はファラオを中心とした大きな社会に育っており、ファラオの言葉は絶対的な権力をもっておりました。あなたはその側近に生まれたことがあり、ファラオのものたちを間近に見ることができました。しかしそのファラオたちは自分たちが唯一の神のような存在であり、人々を支配し、自由に好きなことができる。そういう意識を強くもち、とても傲慢な意識を身につけていました。そういう者たちを間近に見ながら、あなたはいtもそういう人を何かおかしく思い、もっと皆が仲良くやるように、もっと皆が助け合うような心を身につけることを考えておりました。
そのとき面倒を見ているものたちも、ファラオの言葉を信じてそのまま受け入れている者と、そうではなくもっと多くの人々のことを知るようにという人々、だいたいこのように分かれておりました。あなたは多くの人々と一緒に仲良くすることを考えており、ファラオとうまくやっている人とは少し距離があいていました。ファラオと呼ばれている者たちは奴隷的な階層をいつも使いこなし、自分の好きなことをすべて奴隷にやらせ、自分たちは彼らを自由に使えることを楽しみとしておりました。あるときあなたがいろいろ身の周りをしていたり、いろんな準備をしているとき、奴隷の者たちが大きな間違いを犯してしまいました。大切なものを壊してしまい、それによってその奴隷はとても悲惨な仕打ちを受けてしまいました。その奴隷を哀れに思ったあなたは少しでも怪我が治るように、少しでも元気になるように意識を向けておりました。しかし基本的に近づくことはできず、話をすることも許されないため、分からないところで人目につかないところでこっそりと面倒を見たりしていました。
少しずつその奴隷が身体を回復し、具合がよくなってくるころ、あなたの恩を感じたその奴隷はあなたの言うことだけは丁寧に何でも聞くようになっていきました。奴隷たちの間でもそれを感じ取ったものがおり、あなたと仲良くしている奴隷がいることがだんだん広がっていき、あなたの周りがだんだんよくない状況になっていきました。その噂が知れ渡ることから、その奴隷はかなり危機感を感じたために、あえてあなたとは距離を置き、話をしないように、見知らぬフリをするようになっていきました。しかしあなた自身はそういう者にも優しく接しようとし、自分から近づいていって丁寧に接したり、すべての奴隷たちに優しくしようとしておりました。
あるときに仲良くしていた奴隷の一人が別のところに移され、とても危険な作業に命じられていきました。それを感じ取ったあなたはとても哀れに思い、その奴隷のためにこっそりと抜け出して奴隷を何とか助けてあげようとしました。しかし状況はうまくいかず、結局その奴隷はどんどんつらい作業の中に入っていき、あなたは何もできないままそれを見ることになりました。そのとき以来、自分には何の力もないこと、自分がいくら思ってもファラオの力には逆らえないこと、いくら仲良くしようと思ったり人々が平和になることを思ってもファラオの考えには逆らえないこと、いろんなことが自分の中に染み付いていきました。
そのときの心が今にも影響を与えております。あなたの心の中に基本的には皆で仲よく、皆で幸せになろうとしても、誰か一人の意志によってうまくいかない、邪魔されてしまう、妨害されてしまう、こういう状況が現実に起こってきます。自分としては皆で仲良くしたい、皆で幸せになりたいと思っても、誰かの力の強い言葉によってそれが実現されなくなるのです。自分がいくら思ってもそれが実現できない、自分自身の力の弱さ、無力さ、こういったことが今の魂で身についております。
これからの新しい流れにおいて、このカルマ的なエネルギーを修復する必要があります。皆を幸せにする、皆が幸せであれば良い、こういう思いがある限り、幸せにさせないエネルギーが引き寄せられてくるのです。この地球のエネルギーの原則として、何かを望む、反対の力が常に引き寄せられてきます。皆が、皆がという意識を強くすると、皆を分離させる力を引き寄せるのです。幸福を願えば願うほど、不幸にさせるエネルギーが引き寄せられるのです。これからの流れは皆が一つになるとか、皆を一つにしようという心ではなく、一人ひとりで自分にとっていちばん相応しい生き方をする、一人ひとりが自分の本来の生き方を取り戻していく、あくまでも一人ひとりが自分を取り戻す流れに入っていくのです。自分が他の人の幸せを願うことはあってもよいでしょう。しかしそこに強く意識を向け、そうでなければいけない、平和でなければいけない、一つでなければいけない、こういう強い思いをもつと、その反対のエネルギーが引き寄せられてくるのです。
あるがままに任せる、一人ひとりにとって最良な流れが現れるようにする。自分が他の人の幸せや幸福に介入することはできないのです。祈ったり優しく願うことはかまいませんが、それ以上に介入すると、自分に戻ってきて、自分が幸せでなくなってしまうのです。宇宙におけるこのバランス、自分と他人とのバランス、その真理を理解していき、自分が他人にどこまでできるのか、自分ができるのはどこまでで、それ以上やってはいけないことは何なのか。それを本当に理解する時期がやってきています。今、それをしっかりと身につけていき、本当の一人ひとりが良い方向にいくためにはどうするか、自分が幸せであるということはどういうことか、そういうことを学んでいき、真の宇宙の生き方を身につけるようにしていってください。
Eさん、あなたが新しいサイクルに入るに向けて、今、解消しておかなければならないカルマについてのワークをしていきます。あなたがエジプトのころの末期に生活していたころ、古代からのいろんな智慧を研究する仕事をしておりました。エジプトも末期のころになると、本来のエジプトで受け継がれてきた智慧がだんだん粗雑になってきて、正しい智慧が伝わらなくなっておりました。ファラオの位置づけも変化していき、単に傲慢な人間が人々を支配するという構図になり、天の教えを正しく伝える力が失われておりました。そのころ、本当の教えは何だったのか、ファラオとは何だったのか、本当の古来からの智慧が求められておりました。
ファラオを中心とする支配者の人々と、本当の正しい智慧に従おうとする人々が現れてきて、本当の生きる正しさを取り戻そうとする人々が少しずつ増えてきました。あなたもその中のメンバーの一人として、ファラオと呼ばれているものの本当の意味、そのエジプトの国々の本来の役割、エジプトに残されているさまざまな遺跡、そういったものを調べながら、本当のものを見つけようとしておりました。あなたはそのメンバーの中で、特に芸術的なものや残されたもの、いろんなものを調べながら、本当の智慧のようなもの、人間の心に受け継がれるべきもの、人間が大事にしているものを見つけようとしました。いわゆる死者の書として伝えられているものがあり、人間の本当の生きる目的や生まれ変わりという正体、死後の世界、そういったものに興味をもっておりました。
いろいろ研究を進める中で、ファラオは本来の智慧を手にしていながらも、だんだんそれを理解できる本物のファラオがいなくなってきて、正しく学ぶファラオもいなくなり、そのうち側近のものすらも正しく理解できなくなっていきました。ただの形式的な伝統だけが残り、都合の良いように作り変えられ、ただファラオの権力だけが強くなっていきました。あなたはそういう人々の間にいて、ファラオがもっと神聖であるはず、もっと神聖でなければならない、人々よりも優れている能力を身につけていなければならない、そういったことを見つけていき、本来のファラオとしてのあるべき基準を探し出していきました。いろいろ研究を進めるうち、本来ファラオと呼ばれている者たちは正しい神々の直系の子孫であること、本来は正しい光を維持できること、常に人々を照らし、人々のために明るく輝いている必要があること、そういったことを見つけていきました。
いろいろ研究を進めていき、現実のファラオが本来のファラオとはまったく違っていること、一般の人々が逆にファラオによって苦しんでいること、そういう現実を知り、この本来の仕組みにどうやって戻していくか、あるべき姿にどうやって戻していくか、そこに意識が向いていきました。あなたは直接、ファラオとは話ができる立場にはありませんでした。いろいろ調べてはいても、ファラオとは直接、会うことはできず、まったく面識をもつことはできませんでした。いろんな仲間たちと相談しながら、どうやってファラオに真実を知ってもらうか。どうやったら受け入れてもらえるか。そればかりを考えておりました。あるとき、たまたま良い機会が訪れました。ファラオが一度、人々の前に姿を現し、人々のために尊い話がなされる。そういう機会が訪れたのです。あなた方も率先してそれを聞きにいこうとし、ファラオが話をするすぐ近くで待っていました。しかしいつまで待ってもファラオは姿を見せず、結局は何もなされないまま終わってしまいました。ファラオは人々の前で話すことを拒否し、ただひたすら自分の言うとおりにすればよい、ただ命令に従えばよい、そういう考えだけを述べておりました。
多くの人々が現れないファラオに対して、不信感を持ち、だんだん騒ぎ出し、大きな動きへと進んでいきました。あなたもその動きに巻き込まれてしまい、いろんな暴動がそこで発生し、市民がファラオの場所を攻撃するという事態になっていきました。次々と市民が中に入って暴れまわり、その巻き添えになって多くの人が生命を失ってしまいました。あなたはとても恐ろしくなり、その場から逃げようとしましたが、すでに遅く、そのまま市民の犠牲にあってしまいました。このときにつくられたいくつかのカルマが今の時代にも影響しております。
あなたの心の中に、神聖なるもの、正しいものを見つけようとする心と、そういうものを身につけている人、そういったものを探し求める心があるにもかかわらず、実際にそういう人を見ると幻滅し、ただの人間だと思い、神聖さが見つけられない、そういう心が沸いてきて、とたんに情熱が冷めてしまう、そういう心になってしまいます。自分と同じような仲間を探して、真理を求めようとしても本当の正しいものを見つけようとする人がそんなにいなく、一部の人はなかなか意識が上がらないままで過ごしております。普通の人の意識をどうやって真実に近づけていくか。あるいは真実だといって生きている人にそれは本当は正しい真実ではないということをどうやって教えていくか。こういう心の葛藤を作り出しています。普通の人々に真理を知らせたい、真実だと思って生きている人に本当のことを教えたい。しかし自分自身はなかなか力が及ばず、何もできないまま終わってしまう。これがカルマとして魂に残っております。
新しい流れに入るに向けて、このカルマ的なエネルギーを浄化していく必要があります。真実だといいながら間違った生き方をしている人、そういう人に対しどう接していくか。人は誰でも自分の生き方が真実だと思い込みたい意識があります。自分が正しい。自分の生き方が正しい。そう思い込みたいのです。これは人間が誰しも持っている考えであり、これを変えさせることはとても困難になります。まず自分は自分の生き方が正しい、自分の考えが正しい、そういう思いから逃れることが始まりになります。自分の中にある自分が正しいという思い、自分の生き方が正しいという思い、こういう思いをもっている限り、こういう思いをもっている人が集まってきます。自分はただ素直に現実を受け入れていく、どういう人であろうともすべて受け入れていく。まずこの心が必要となります。
まだ真実に目覚めていない人、真実から遠ざかっている人、そう人に対してもまだ分かっていない、間違って理解している、そういう判断をしないことです。まだ分かっていないと判断すると、まだ分かっていないことが自分に中につくられていきます。まだまだ未熟だと他の人を見ていると、自分の中に未熟なものがつくられていきます。まだ分かっていないという人、それをそのままただ赦し、ただそのまま接していく。教えてやろうという気持ちではなく、普通に話をしながら相手が何かに気づいていく。普通の生活の中で気づきが得られる。そういうやり方を身につけていってください。判断や比較をせずに、そのまま認め、赦していく。それを人生で身につけていくと、カルマ的なエネルギーが少しずつ浄化されていき、上の人も下の人も同じように接することができるようになっていくでしょう。
Fさん、あなたの魂はとても特殊な体験を続けてきました。古代ペルシャと呼ばれた時代において、あなたは有能な神官的な役割を行なっておりました。天と地をつなぐ役割を請け負い、天を理解し、地の人々に知らせる。そういう役割を行なっておりました。帝国の国王たちはとても強い力を持ち、人々を支配し、自由に扱っていました。それでも帝国の国王は悪い人ではないために、あまり傲慢にならずになるべく人々がよくなるように、国がもっと繁栄して人々が豊かになる、そういうことを常に考えておりました。国がどんどん大きくなり、人々も増えていくころ、だんだん多くの人の集まりが分散していき、いろんな考えの人々に分かれていきました。国王からあなたにいろんな相談がもってこられ、この分散した人々の心を一つにするにはどうしたらよいのか。そういう質問があなたにやってきました。あなたは天と交わり、そしてあるべき方法を見つけようとしました。
天から授かった言葉は、人々の心をひとつにするには向かうべき方向・目標を一つにすること、目的を一つにすれば人々は一つになり、もっと強く結束するであろう。そのように国王に伝えました。王はその言葉を聴き、人々をひとつにするためにさまざまな仕組みをつくろうとしました。まず人々を一つにするための方向として、この国を偉大なるすばらしい国にしよう、誰もがうらやむ素晴らしい国にする。そうすれば皆が国を意識し、国を一つにしようとする思いが強くなる。そう思って国にさまざまな仕組みをつくっていきました。皆が集まって話ができる集会所のようなもの、皆が集まって祈りや歌、踊りができるようなところ、皆で情報交換してもっと心を豊かにできるようなところ、それと同時に学校のようなものをつくり、知識を伝えていく、社会のために良くなるものを伝えていく。そういったようなものをつくり、国を一つに繁栄させようとしました。
あなたはそのやり方を見ていきながら、国が一つになる方向とは別に、よけいに人々が分散していくのを感じていました。本来、一つになるためにつくった仕組みが人々がさらに分散していき、お互いに非難し合う、お互いに排斥し合う、こうやって人々の心がよけいに分かれていったのです。なぜそのような心になってしまうのか。それを良く調べていくうちに、人々自身が一つになろうという気持ちを持っていなかったこと、一つにしたいという気もちも持っておらず、一つになるべきという気持ちも持っておらず、ただ自分が豊かになること、自分が良い暮らしをすることだけを考えておりました。それによって人々の心は分散していき、結局、人々の心が分散した結果、大きな国を一つにまとめることができず、その国をコントロールすることが難しくなってきました。
国王は何度もあなたに相談し、どうしたら国を一つにできるか、どうしたら人々が一つになるか。何度も相談しにやってきました。しかし元々、一つになろうとしない人々の心は一つになることはできず、よけいにバラバラになっていきました。結局、あなたの出したアドバイスがすべて当てはまらなくなり、国王はあなたを無視し、別の神官を雇うことにしました。それによってあなたはそこから追われていき、もうほとんど役に立たない、用のないものとして扱われていきました。それ以来、自分の能力にも自信がなくなり、ひっそりと隠れて暮らす生活に入っていきました。
このときのエネルギーが今にも影響を与えており、あなたのカルマ的なエネルギーとして影響を与えております。自分は正しく天につながって、正しいメッセージを与えても、現実はなかなかそうはうまくいかない。正しいメッセージを受け取っても現実はそうはうまくいかない。まず一つはそういうことを覚えていき、天の仕組みを理解することと、現実が良い暮らしであることにどういう関係があるのか。天の仕組みと人間の仕組みはどう違うのか。人間の心になぜ、一つになろうとする心ができてこないのか。常に自分だけが幸せになればよい。自分が豊かになればよい。そういう心ばかりが動いていき、皆が一つになろうとする心が身についてこない。これはなぜなのか。こういう思いが心の中につくられ、普通の人々が信じられない。信用できない。天の言葉とおりやってもうまくいかない。こういう思いが心の中につくられております。そのために正しいということは何なのか。本当の生き方とは何なのか。常に疑問を持ちながらも、明確な答えが得られないままになっております。
あなたのこのカルマ的なエネルギーを浄化するために、そもそも心とは何なのか。一人ひとりの心がなぜ自分なのか。それをはっきりと理解する必要があります。人の心は元々、その人の肉体的な働きに影響されます。豊か暮らしをしている人と、貧しい生活をしている人ではおのずと心の動きが変化していきます。自分を守ろうとする心、できるだけ自分を守りたいという心が先に動いていき、恵まれているものは恵まれているものをずっと保持しようとする。恵まれていないものは少しでも恵まれているものを手にしようとする。こういう働きが本能的に動いていくのです。心の迷いを取り除くためには、貧しい、貧しくないという考えそのものを心から取り除くことであり、本当は、貧しいも豊かであるのも関係なく、他の人の豊かさを自分の豊かさとして感じられる。他の人の苦しみも同じ苦しみとして感じられる。そういう生き方ができていれば、ほかの人の心もわかるようになり、心が一つになる方向へと向かっていきます。はじめから自分と他人を分離した生き方を教わると、心はどんどん分離していき、自分だけの幸せを見つけていくのです。しかしはじめから複数の人間の間において、他の人の喜びは自分の喜び、他の人の苦しみは自分の苦しみ、はじめからそういう共有する心を育てていくと、常に自分は他の人と通じた心を身につけ、自分の幸せはほかの人の幸せ、他の人の幸せは自分の幸せ、そういう心へと進化していくのです。
あなたがまずその心をいかに身につけ、ぜひともほかの人々に伝えていくか。あなたが他の人の悲しみや苦しみを感じ、自分のことのように感じてそれを良い方向へと切り替えていくか。そういう心を身につけるために、今回の人生がつくられております。いろんな心の持ち主があなたのところにやってきて、相談をしたり、何とかしてほしいと願ってくるでしょう。それを他人の心と思っていろいろ話していくと、分離した心を強くしていきます。他の人を自分のことのように感じる。本当に何とかしよう。そういう気持ちで接すると、全体の心が一つになる方向へと進んでいきます。新しい流れに向けて多くの人々と心を一つにしていく。そういうエネルギーをつくるために、まずあなた自身がそれを身につけていく。それをよく感じて心を一つにする学びを行なっていってください。
Gさん、あなたの魂の修復を行ないます。あなたはアトランティスの時代において、いろんな実験を行なっておりました。人間的なものを進化させる実験を行なっており、いかによりよい人間をつくり出すか、いかに進化した人間に育てていくか。そういうことを行なっておりました。当時の時代において、まだまだ人間の進化が未熟であり、正しい判断をしてただしく行動するという人間がほとんど存在していませんでした。あなたはそういう人間たちを見ながら、もっともっと正しい考え方、正しい行動の仕方を身につけさせるために、どのように人間をもっていくか。それをいつも考えておりました。
仲間と一緒に行なったいろんな実験の中で、人間に知能をもたせるために、知能が優れていると思われている動物を探していき、それらの知能をうまく人間にもってこさせることを工夫していました。しかし知能をもっているという動物を探しても当時の人間を超える知能の動物はほとんど見つかりませんでした。そのためにあなたは別の方法を思い出し、人間の知能を発達させるために、何らかの宇宙的な力を使う、宇宙からの優れた信号を受け取って人間に刺激を与え、目覚めるべき知能を活性化させていく。そういうことを試みていきました。人間に知能を与えようとする実験を重ねても、なかなかうまくいかず、ほとんど結果が出ない実験が繰り返されました。
しかしあるとき、なぜかとても素晴らしい知恵のある人間がうまく現れてきました。普通の人間よりは明らかに目覚め、知性があり、正しい行動をとる人間が現れました。そういう人間に興味をもち、あなた自身がそういう人にもっともっと関心を向けながら、その能力をどのようにして手に入れるかを考えていきました。そしてその能力をうまく手にしようとしてクリスタルやほかの機器を使ってうまく人間の中に転送できることを試みていきました。そして他の人間たちがわずかながらの知性を身につけることができるようになりました。完全なる知性とはいきませんが、それでも普通の人に比べればある程度、自分で判断できる。自分で行動できるという人間が現れてきました。それで少しずつ方向を見出し、さらにいろんな仕組みをつくって人間の知性の進化を進めていきました。
今、あなたに新しいサイクルが近づいてきています。それに向けてそのときのエネルギーが戻ってきております。今の周りの人の意識レベルを上げるために自分はどうしたらよいのか。周りの人々の意識レベルがまだまだそこまで達しておらず、知性が身についていない、そういう人々に正しい知性を与えようとする。そのために自分はどうしたらよいか。そういう心が戻ってくるでしょう。そして正しい知性を持ったものたちが新しい流れへと招かれていく。その手助けをするために、また自分でいろんな試みをし、人々が目覚めることを行なっていきます。自分の知っているいろんな試みをしながら、知性が目覚める方向へともっていく。いわゆるヒーリングや活性化、その他いろんなことを試みながら、人間の意識が高いレベルへ上がるようにもっていくでしょう。
あなた自身が魂のレベルで身につけているカルマとしては、本当のものを見つけようとしてもなかなか見つからない。正しいやり方を手にしようとしても手に入らない。そのときに諦めてしまうか、それともそれでもまだ自分を信じて先に向かっていくか。この二つの大きな選択肢が常にやってきます。自分を信じて先に進んでいくか、しかし手に入らず諦めてしまうか。どこまで努力し、がんばっても、またつい諦めてしまいそうになる。でもまた自分を信じて先に進んでいく。こういう心の動きがカルマ的なエネルギーであり、真実を追究する者にとってのカルマになります。自分をどこまで信ずることができるか。どこまで真実を追究し、見つけていくか。あなたにとってのよい方向は自分を信ずると同時に、自分が天から受ける直観的なもの、インスピレーション的なもの、それをまたいかに生かすか、それがカギを握っています。天からくる何らかのインスピレーション、それを信じて新しいことに取り組めば、問題が解決される場合があります。それを無視し、自分のやり方を追求しようとする。あるいは常識的なことをする。そうするとなかなか新しいことができなくなり、進まなくなってしまいます。自分を信ずること。直観を受け取ってそれをすぐ試してみる。それができるかできないか。それによってあなたの流れが変化していきます。自分を信ずる強さを身につけていってください。
Hさん、あなたの魂が新しいサイクルに入るに際し、浄化すべきエネルギーを見ていきます。あなたが太古の時代においてレムリアと呼ばれていた地域がだいぶ変化してきたころ、その土地において人々の面倒を見る役割を行なっておりました。多くの人々と一緒にいながら、まだ多くの人々は生き方というものが身についておらず、その日暮らし、その場その場の生き方を行なっておりました。何らの計画性がなく、また自分を確立する意識もなく、ただ毎日を生きておりました。そういう人々の中において、あなたは何らかの古代からの教えを身につけており、大いなる仕組みが関与していること、人間にも大きな流れがあり、自分をどこまで成長させるかがカギであること。そういったことを感じておりました。あなたはそれを何とか伝えようとしますが、普通の人々にはそれはまったく通用せず、いくら言ってもただその場しのぎの生き方をしておりました。
ある時代のときに、あなたが仲間たちと一緒に作業をしているとき、多くの仲間たちは何をしているのかも分からず、ただ言われたことだけを行なっておりました。しかしあなたには明確に目的が分かっており、大きな建物をつくりながら、それが人々の身を守り、また皆がひとつになり、大きな幸せが得られること、それが分かってそれをつくることを行なっておりました。ほとんどのものは何も分からずにただ指示に従い、言われたことだけを行なっておりました。しかしだんだん形が見えてきて、素晴らしいものが分かってくると、それまで適当に行なっていた者たちもだんだん方向性が見えてきて、喜びをもって手伝うようになってきました。そしてやっとあなたの計画したものが出来上がり、素晴らしい建造物ができて、人々はその中でも暮らせるようになり、自然の力でも十分に対応できるように環境をつくることができるようになりました。
その中でいろいろ教えているときに、周りから攻撃してくるものたちが急にやってきて、自分たちの生活していた場所を襲い始めてきました。皆でいっせいに中に入り、身を防ぎ、外部からはまったく何も異常がない状態で過ごすことができました。攻撃してきた者たちは長い時間をかけて何とか破壊しよう、何とか崩そうとしますが、何をやってもびくともせず、結局あきらめてそこから別のところへと移っていきました。それからしばらくして、中にいる者たちが少しずつ外に出てきて、安全であることを確認し、生き残った喜びを分かち合っていました。
このことからあなたは周りの人からとても素晴らしい人と思われ、すべてをあなたに託そうとしました。あなたの言うことを何でも聞くようになり、率先して言うとおりに動いていきました。しかし人々はただあなたに良いと思うだけではなく、何か魔力的な力、不思議な力をもっているのではないか。そういう風な思いをもつものもいて、困ったときに何でも相談する。難しい問題があると何でも相談する。そういう状態になっていき、毎日そういう人たちが相談にくる状態に発展していきました。あなたはそういうわけではなく、ただ自分が知っている知恵を使って行なっただけであり、人間の悩みをすべて解決できるわけではないこと、それを何度も言いますが、人々にはまったく通用せず、常にあなたに何とかしてもらおうとする人々であふれていました。
結局だんだんそういう人々が自分にとって面倒になり、一度、その場から離れ、皆からの影響を受けないように自分の生活をし始めました。残された人々は混乱の中に入り、まったく理由が分からず、突然姿を消したと思い、また突然現れるのではないか、また素晴らしい力をもって現れるはず、そう思って人々はあなたが戻ってくることをそこにつくり上げていきました。あなたの姿をしたものをつくり出し、またそこに戻ってくるように、人々は祈りを捧げ、いろんな手段を通してあなたが戻ってくることを信じていきました。しかしいつまでたってもあなたは戻ってくることはなく、自分は自分の意識の中で楽な生活をしようとしました。人々はそれ以降、ある意味では指導者を失った形になり、生活スタイルが堕落していき、また混乱の中にだんだん堕ちていきました。意識を高めて一つに向かうという方向がなくなっていき、ただただ毎日を生きるという生き方に戻っていきました。
これからあなたにやってくるエネルギーがこの種のエネルギーになります。自分は真理を手にし、正しい生き方をすることができる。しかし周りの者たちにはそれが分からず、通用せず、周りの者たちがうまくできるように何か仕組みを作ってあげたり、教えてあげても、完全にそれを理解することができず、ただ形式的なものだけを真似する。ただ言うとおりにする。そういう生き方の人ばかりになります。いくら教えようとしても、本当のことが理解できず、ただ言われたことだけを行なう。そういう人々になっていき、自分の無力さを感じ、自分ができることには限界がある。いくらやってもある一定以上、なかなか成長しない。それがはっきりと実感されるのです。そしてそこから逃げ出したくなるでしょう。面倒くさくなり、細かく面倒を見ることが億劫になってくる。そういう感覚になります。しかっそこで逃げ出すと、前のカルマが戻ってきて、結局残された人々がどんどんすさんだ生活に戻っていきます。自分がどこまで人々のために助けることができるか。いろんな葛藤が起こるでしょう。
これをうまく切り抜けるために、元々自分は分かっていることはどんどん伝えてもかまわないこと。しかし期待しないことです。教えたからといってその人がすべてを理解し、うまく使えるわけではないこと。期待すると、必ず期待に応えない現象が起こってきます。期待しないでただ話していく。期待しないでただ伝えていく。その人の選択をその人に任せる。こういう心を身に着けることによってむしろうまくいった人を見ると喜びを感じる。そういう現象がつくり上げられていきます。教えたり導くときに期待しないで教えていく。そういう心を持つことにより、このカルマ的なエネルギーを解消することができるでしょう。
キム・ヨンスックさん、あなたの魂が新しい流れに入ることを喜びとしております。あなたは古代のモンゴルのあたり、その地域で生活していたとき、ある意味では中心的な存在として活動しておりました。周りの人々から智慧のある人、頭が回る人、そういう人と思われていて、いろんな人々が常にあなたの周りに集まっていました。あなた自身はどこからそういう力がくるのか、どうして自分にいろんなことが分かるのか、分かっていませんでした。ただそれでもある人を見たりしていると、その人のいろんなことが感じられてくる。これから誰と巡り合い、どういう家庭を築き、どういう生活になっていくか。いろんなものが見えてくるのです。
そういう日々を送っているとき、その地域においてとても有力な力をもっている人がやってきました。その地域全体を管理している大物であり、子供ができないことを悩んでおりました。あなたのところに相談にやってきて、子供はどうやったらできるのか、いろんなことをあなたに聞いてきました。あなたはその人を良く見ながら、頭に浮かんできたことを伝えていきました。子供はできないこと、結局別の子供をもらってきて、自分の子供として育て、その子に自分の地位を授けると、またうまくその土地が治まっていく。そういうことを伝えていきました。それを聞いたその人はその答えに納得せず、どうしたら子供ができるのか、そればかりを問い詰めてきました。
しかしいくら見てもその方法が見つからず、その人からは子供はできないことが伝わってきたのです。その人はそこで怒りを感じ、あなたに残虐的なことを行ない、もう二度とあなたがそういう活動ができないようにされてしまいました。その人はその後、確かに子供をつくることができず、また別の子どもをもってくることもしなかったので、そこで途絶えてしまい、その生活は全員が惨めな終わりを遂げることになりました。
あなたのころの中にある何らかの葛藤、真実を分かっても伝えてよいものか、黙っているべきか。自分が直観で感じたこと、自分が見えたこと、それをそのまま伝えてよいものかどうか。こういう葛藤が心の中にあります。真実を伝えてもその人がそれによって不幸になったらどうしよう。はずれたらどうしよう。いろんな不安や恐れが同時に存在しているのです。そのために他の人に何かをしようとしても、自分が感じたことや自分が受け取ったもの、それを伝えようとすると、何らかの不安や恐れが入ってきて、伝えるべきか、黙っているべきか、こういう心が動くのです。
今の時期にもこのエネルギーが戻ってきております。スピリチュアルな学びを進め、いろんなものが分かるようになってきたり、いろんな言葉につながっていくと、ついそれを言いたくなる心と、でっもそれがはずれていたらどうしよう、間違っていたらどうしよう、また本当にそうだったらどうしよう。いろんな心の葛藤が起こり、つい自分でこの能力を封印したくなり、何も分からなかったことにする、何も感じなかったことにする。そういう心が動いていくのです。
このカルマ的なエネルギーをうまく乗り切るためには、自分が受け取ったことを話すとき、確実に相手から確認を得る必要があります。どのような真実を口に出しても自分の責任ではないこと。またそれを受け入れるか受け入れないかはあなたの自由であり、あなたがすべて受け入れる必要もないこと。単なる一つの流れが見えただけであり、これがすべてではないこと。今の流れだけだったらこういう流れになりますが、あなたが何か心を変えたり、考え方を変えたり、ちょっとしたきっかけで流れを変えることができること。そういったことを相手に承諾していただき、自分のせいではないということを明確に知らせる必要があるのです。そしてどのように見えたとしても、それを変えることができること。ただどうやって変えるかは本人でないと分からないことが多いこと。いくら能力がある人が見ても、本人が見つけるべきものは決して他の人が見つけることはできないこと。こう基本的なことをまず相手に伝え、それを理解してもらうことです。そして何を教えたとしても、それが真実とは限らず、変えることができ、また自分自身の責任ではないこと。そういうことを正しく理解してもらって、その上で見えたことをしっかりと伝えていく。こういうやり方をすれば、カルマ的なエネルギーは軽くなっていき、自分が災難になりそうに見えても、必ず克服することができます。しかしあまり不安を強くもちすぎると、それがよくない現実を引き寄せてしまい、だんだんよくない現実が現れてきます。したがって不安や恐れをもつことなく、堂々と真実だけを口にしていく。そういうやり方でうまくエネルギーを変えていってください。
Iさん、あなたの魂のエネルギーを浄化するワークに際し、喜びを感じております。あなたのエジプト時代のころにおいて、多くの神官たちと交わっていた時期がありました。神官と呼ばれてるものたちと、その神官の手伝いをしている者たちが存在し、あなたはその神官の手伝いをするものたちと一緒に過ごしておりました。当時のエジプトの神官は世の中のためにいかに正しい情報を引き出してくるか、たとえファラオと呼ばれる者でも正しい情報を伝える、正しい流れに導くことを使命としておりました。しかし、ファラオと呼ばれている者たちの心がだんだんすさんでいき、自分の気に食わない神官が出てくると、その神官を平気で打ち殺すことも行なっておりました。そのために神官といっても、どこかファラオに恐怖感を感じ、必ずしも真実を述べることができない状態にありました。あなたはそういう神官たちを見ながら、あまり自分は神官にはなりたくないという思いをもっておりました。
神官の能力には素晴らしさを感じていても、正しい神託を受けてもファラオに気に入られなければそれは無視されてしまう、場合によっては生命をなくしてしまう。そういう恐怖があるために、できるだけ神官にならないような言動をとっておりました。自分にはそんな能力はない。何もできない。何も分からない。ただ手伝いだけはする。常に周りにそういって歩き、自分が神官に指名されないようにしておりました。しかし神官として働いていたものたちがファラオの手によって少しずつ減っていき、だんだん自分も神官にされるような状態になっていきました。神官に指名されるぐらいなら、どこかに逃げた方が良い。身を隠した方がよい、そう思うようになっていき、時期を見計らってこっそりと抜け出し、なるべく遠くへ遠くへと逃げていきました。
次の日、あなたのいないことに気づき、ファラオは多くの奴隷を使ってあなたを探しにいかせました。あなたもそれを感じ、どんどん分からないところへと逃げていきました。しかし所詮は砂漠地帯であるために、逃げるのにも限界があり、追っ手の方が早く見つけにやってきました。そしてそこでつかまり、連れ戻され、多くの人々の前で強い仕打ちを受けることになりました。そのまま牢獄に入れられ、自分自身の人生を終えることになりました。
このときにいくつかのカルマをあなたはつくり、今の人生に影響を与えております。真実を求め、追求したとしても、自分自身が直接神につながって話をすることに恐怖感を感じる。常に知識を伝えたり、間接的に人々に言うことはできても、自分が中心となって真実を話すことに何か、抵抗を感じる。また自分の言動が相手に気に入らなかったらどうなるか。特に力のあるものや有力な人、地位のある人、そういう人に受け入れられなかったら自分がだめになる。実際、そういう風な現実も引き起こされてしまい、上の人からいじめられてしまう、力のあるものに利用されてしまう、こういうようなエネルギーがそのときにつくられております。
新しい流れに入るに向けて、このエネルギーを浄化しておく必要があります。自分の心の中にある真理を追究する心と、自分が中心となって伝えようとすると、生ずるさまざまな障害。知識だけを教えることに満足し、神と一体化することに恐怖を感ずる。こういうエネルギーがつくられているのです。これをうまく乗り切るためには、自分自身のできることは何なのか。本来、真理は自分だけのものであり、一人ひとりの真理が異なること。皆、自分の真理を見つけることはできても、他人の真理を見つけることはできないこと。自分は自分の真理を見つけることを追求し、自分の見つけた真理は自分だけのもの、他の人には通用しないこと。これをいかに教えていくか。それがあなたの役割になります。自分が真理として手に入れたもの、それが他の人は通用しないことがたくさんあります。他の人に伝えるときはこれが真理だとして伝えることはせずに、自分が自分にとっての真実だということを明確に伝え、あなたにとっての真実かどうかは自分には分からないこと。また自分は自分の真実の中でいかに自分の神なる存在とつながり、自分の神なるものから情報を得るか。でも自分が神から得た情報は自分だけの情報であり、他の人には合わないこと。それを理解する必要があります。
どんなに学びを深め、どんなに広げても、自分の学んだものは自分だけのものです。所詮、他の人には通用しないのです。それを他の人にも通用するかのように、真理として伝えていくと、その人にとって真実でないものが自分に戻されてきます。嘘を教えた、間違っている、そういう表現で自分に戻ってくるのです。したがって自分としては、真理という形で人に伝えないこと。自分にとっての真理であり、あなたにとって真理かどうかは分からない。そういう言い方を身につけていき、他人の真理に介入しないこと。自分は自分の真理を追究していき、自分の神につながる。自分の神からしっかりと情報を得ること。そうすることにより、過去のエネルギーが修復されていき、本来の正しい学びの姿勢が身についてきます。
Jさん、あなたの魂が新しいサイクルに入ろうとしています。あなたの魂の流れにおいて、アラビア半島で生まれていたことがあります。このアラビア半島における生活の中で、あなたはある意味ではジプシー的な生活をしておりました。自然の中で自然と一つになり、自然に呼ばれるところに向かう。そしてそれなりに満足する生活をしておりました。しかしジプシーと呼ばれている者たちはそれなりのトレーニングを行ない、自然とつながっていろんな力を使いこなす。いろんな情報を得る。必要なときに必要なところへとく向かう。自分が向かうのではなく、土地に呼ばれていく。こういう感覚が身についていくのです。そういう生活を続けていくうち、同じようなジプシーの仲間たちにも何度も出会い、いろんな情報交換をしながら、さらに能力を高めていきました。
ある街が近づいてきたとき、その街の中にゆっくり入っていきながら、街を感じ、生命を感じ、自分のできることを感じていきました。しかしその街のエネルギーはすさんだ心の人がとても多く、自分は安らぎを得ることができないのが分かっていきました。自分は何もそこでできることはない。人々と交流できる心の部分もない。そう感じたあなたは街には入らずにその手前のところで過ごしておりました。あるとき、街からやってきた若者があなたの姿を見て、興味深そうにいろんな質問をしてきました。あなたの生活にとても興味を持ち、また何か不思議な力を感じていたのです。その若者はあなたからいろんな情報を得ながらも、とても奥深い知識をもっていることに感心しておりました。
その若者は一度そこから自分の家に戻り、自分の家族の人々にこの話をしていきました。家族のものたちは皆、言うことを信ずることなく、むしろ魔女的な人間が近くにいる、この街を呪おうとしている、災いを招くかもしれない、そういう噂を広げていき、その噂を信じた者たちがあなたを追い払おうとして皆で集まり、あなたのところへと向かってきました。しかしあなたはすでにそれを見抜いており、人々が自分をやっつけにやってくることを感じておりました。あなたは逃げることをせず、人々の目の前で堂々と話をしていきました。私はこの街を呪うつもりはないし、災いをもたらすこともない。私は魔女ではないし、特別な力があるわけでもない。ただ皆さんと交流したかっただけ。ただそれを口に出しておりました。
しかし人々はその心を最後まで聞くことはなく、あなたを追い出そうとし、石をぶつけようとしました。しかしその若者がそれを防ごうとし、あなたの身を守り、若者は多くの石を背中に当てながらも、あなたの身を守っていきました。結局、多くの者たちはそこから戻っていき、もうそのままにして自分たちの家へと戻りました。あなたの生命は助かりましたが、若者は多くの石によって傷つき、動けなくなっていました。あなたは手の中にもっているいくつもの薬草を使い、若者の手当てをし、時間をかけながらもゆっくりと怪我を治していきました。数日たったころ、若者の意識が戻り、また少しずつ身体が動くようになり、身体が回復していきました。若者は丁寧にあなたに感謝を述べ、できれば一緒に旅をしたいと願い出てきました。あなたはちょっと考え、一緒に旅した方が良いのか、やはり置いていったのがよいのか、いろいろ迷った上で結局は自分ひとりで旅に出かけることになりました。しかし若者は一人で自分の家に戻ることはせずに、こっそりとあなたの後を追いかけていき、見つからないようにしてあなたの後をついていきました。あなたがまた、次の街を求めて歩いているころ、暴漢に襲われそうになり、自分の持っているものを全部、とられそうになりました。それに気づいた若者がすぐに近づいていき、それを防ぎ、何とか物を取られないように済むことができました。
これらのエネルギーが今回の人生にあなたに影響を与えております。自分に何らかの能力がありながらも、いつどこで正しく使うか、それが自分でも分からない状況にあります。元々ジプシーとしての生活は普段の生活そのものが自然と一つになり、あるがままに生きていること。それは商売ではなく、人に見せるものでもないこと。そういうシンプルな生き方がジプシーであったために、自分に身についた能力も儲けるためとか、有名になるためとかいう使い方がなかなか分からず、ただ自分のものとして感じ取っていました。しかし今のこの時代は何らかの形で金銭を手にすることが基本であり、また有名にならないと信用されない、そういう社会であるために、ジプシーとしてのエネルギーを身につけながらも今の社会ではうまく生きることができない。ではどうやって自分がうまく生きられるようになるのか。それにいつも迷っております。金銭的なものを手にする力はそれほど多くないために、力はあっても金銭にはできない。有名になるというエネルギーもないために、力があっても有名にならない。でもできれば皆が平和で仲良くなるような手助けをしたい。こういう思いを常にもっているのです。
しかしうまくいかず、自分が本当にだめになる。自分が困ってしまう。そういうときに誰かが助けてくれるのです。これらの流れが人生をつくっており、今、これらのエネルギーが新しい流れに修正する必要があります。カルマのどのようなエネルギーをどう修正していくか。元々ジプシーとしても生き方をしていたときは、何の得になることも考えずに普通に行なっておりました。しかし今の生きている社会において、やはり自分を認めてもらいたい。少しでも自分のことを分かってもらいたい。そういうエネルギーが身についてしまい、本来の能力が弱くなってきているのです。自然を感じ、自然に呼ばれ、自然と共に生きるためには本来のジプシー的な心を思い出す必要があります。決して有名になろうとせず、儲けようともせず、ただあるべき生き方をしていく。そうすると、決して自分は苦しむことがなく、本当に困ったときに誰かが助けてくれる。そういう生き方ができるのです。その本来のあるべき生き方を目指し、あるべき心を取り戻していく。そうすることにより、新しいサイクルが近づいてきて、新しいサイクルに呼ばれていくでしょう。自分にとっての純粋な生き方、素直な生き方を思い出し、ぜひ新しい流れの中に入っていってください。
Kさん、あなたの魂のカルマ的なエネルギーで、魂を見ていきます。あなたが中世ヨーロッパに生きていたころ、特にスペインの近くであなたは生きていたことがあり、そのとき人々はとても優雅な暮らしをしておりました。その当時の王様がとても裕福であり、その恩恵を多くの人が預かっておりました。あなたがそこで生活していたころ、とても豊かな自然を感謝し、素晴らしい海や素晴らしい景色の中で自分自身の心を豊かに育てることができました。普通の家で育ちながらも、心はとても満たされた心に育っていき、周りの人々もそんなあなたをとても褒めてくれたり、素晴らしい人のように接してきました。
あなたの評判がだんだん高くなっていき、周りの多くの人々から素晴らしい人がいる、素晴らしい女性がいるという噂が広がっていき、いつのまにか王子と呼ばれる人から声がかかるようになっていきました。あなた戸惑い、あまり乗り気はしなかったのですが、それでも断ることができずに招かれた城へと進んでいきました。はじめてみる宮殿はとてもすばらしく、見るものすべてがまるで天国のような状態に見えました。しかしあなたを呼んだ王子と呼べるものたちは、必ずしも自分の好みには合っていませんでした。しかし断ることはできずにそのままそこで生活するようになり、物質的には満たされながらも、心があまり乗り気でない日々が続いていきました。
だんだん王子の力が表に出ていき、強い権力を持ち始めるころ、あなたも一緒になって現れることになり、いつのまにか自分自身もいろんな権力を味わうことになっていきました。自分の言うことに皆が従う。自分が言うことを皆が真面目に聞いて実行していく。だんだんそういうことに慣れていき、自分がそういう素晴らしい人間であると思い始めていきました。人々の目でだんだん言う機会が増えてくると、もっと自分のしたいこと、自分にやりたいことを言うようになり、多くの者たちがあなたに言うように行なっていきました。
自分自身のこの人生の中において、いくつかのカルマのエネルギーがつくられており、それが今の人生にも影響を与えております。どこかで自分は位が高い、人々よりも上という意識があり、それはこのときに身についたカルマといえます。また自分の言うとおりに人々が動くことをよしとして、自分に反抗してきたり、言うことを聞かない人がいると、気に入らない。またこういう自分自身の心がありながらも、自分のパートナーとはなかなか愛し合う関係が難しい。権力を誇示するパートナーが現れ、心のつながりがなかなかできにくい。こういうカルマ的なエネルギーが染み付いております。
新しい流れに入るために、これらのエネルギーを解消する必要があります。そのためにはまず自分自身が本当はそんなに権力があるわけではないこと、権力はその時々の立場によって存在するものであり、自分自身の本来の力ではないこと。権力とかを除いたときの本当の素の自分はどうなのか。巣の自分に戻ったとき、自分にどういう力があるのか。それが大事であり、権力そのものを次のサイクルにもっていったり、あるいは天の世界にもっていくことはできないこと。人間のつくった権力は人間自身を苦しめるだけであり、決して誰も平和にはしないこと。まずそれを理解する必要があります。
またいつの間にか、権力に従って人々を使いこなしていた人のエネルギー、言うことを聞かないと機嫌が悪くなる、これも勘違いした自分のエネルギーであり、自分ひとりになったときには何の力もないこと。人間のつくったしきたりや習慣によってなされているだけであり、上の人の命令に従うという構図は本当は人間だけのもの。そういった上下関係を除いた真の人間的な付き合い、素の部分による人間同士の交流、これが必要となります。人間のつくったいろんなものに惑わされず、素の部分で人間同士が交流する。素の部分でお互いに喜びを分かち合う。これができたとき、カルマ的なエネルギーが浄化されていき、次のサイクルに入ることが可能になります。またそういう素の自分をしっかりと表に出すことができたとき、それに見合ったパートナーも現れてきます。自分が上下関係やいろんなものを身につけていると、そのエネルギーをもったパートナーが現れてくるのです。素の自分をいかに表現し、素の自分で生きることができるかどうか。それが新しいサイクルに入るカギであること。それを理解しておいてください。
Lさんの新しいサイクルに向け、あなたの魂のカルマ的なエネルギーを見ていきます。あなたの日本に生まれた明治のころの時代のエネルギーがあります。日本が大きな変化の流れの時期にあり、それまでの日本の在り方と新しい在り方、新しくやってきた西洋的な考えがあなたにはとても興味があり、これまでの日本とは違う新しい生き方や考え方があなたにとって学びの一つになっていきました。日本古来から持ち越されてきた生き方や心の在り方とは別に、イギリスからもたらされた一つの考えや生き方にもとても生きがいを感じ、その素晴らしさや美しさ、洗練された奥深さを感じておりました。
西洋の人々が少しずつ日本に入ってきて、日本において西洋的な話をする機会が増えていきました。あなたは日本で日本的な生き方を身につけていたものの、西洋から来た男性に見初められ、いろいろ誘いを受けるようになってきました。自分は日本的なやり方、日本的な風流や日本的な心をもって、接していましたが、相手は西洋的な生き方を身につけており、それはそれでとても新鮮で、とても面白い生活に興味をもっておりました。踊りを教わり、西洋的な踊りをそこで楽しみ、常に踊りを通しながら交流を深めていきました。しかしこの西洋からきた人も、だいぶ親しくはなってもある一定以上、深くなることはせずに、ある一線を越えることはない状態ですごしておりました。いずれこの西洋の人は母国に帰り、あなたはまた自分の生活の中に戻っていきました。しかし自分が身につけた西洋的な考えや踊り、歌にはとても興味があり、それ以降もっともっと西洋の学びをするようになっていきました。
古来からあなた自身は、古きものを大事にする傾向があり、日本古来の文化やしきたり、それを大事にしながらも新しく入ってきた西洋の過ごし方もとても気に入り、それを融合させながら、自分なりに楽しい生き方をしておりました。しかし周りの者たちは、そんなあなたを快く思わないものも存在し、いわゆる西洋かぶれとして非難されたり、無視されたりする時期もありました。あなたのことをちゃんと見てくれる西洋の人と、あなたのことを批判的に見て静養かぶれとして扱う日本の人々のハザマの中でしょっちゅう自分は孤独感を感じ、自分自身がどの立場についてよいのかが分からなくなっていました。この人生の流れの中で、いろんな西洋の人々とかかわりがあるのと同時に、日本の人々とは疎遠になる流れができてしまい、今回の人生の中にそれが起こっております。一般に西洋の人々の考えにうまく馴染むことができ、いわゆるウマが合う、お互いに相通じるという心が身につきやすく、日本人の人の中でも必ずしも自分とは合わない人、特に自分を大事にしない人や自分の考えとは否定的な人にはついては自分がまったく相容れない心を出してしまう、こういう心が身についていき、これがカルマ的なエネルギーとして魂の中に染み込んでおります。
新しい流れに入るに際して、この部分のエネルギーを修復する必要があります。西洋人的に自分を大事にしてくれる、丁寧に扱ってくれる、そういう人につい心が向いてしまうというエネルギーは、ある意味では西洋の人は必ずしも本心で接してくるわけではなく、たまたまそういうしきたり、そういう流儀で女性を扱っており、心から女性を大事にしているわけではなく、流儀として扱っていること。丁寧に扱っているように見えても心の中では別のことを考えていたりする。そういう人がいることを理解する必要があります。しかし自分を大事にしてくれる人がいると、ついそれにだまされてしまったり、利用されてしまう場合があり、つい弱い自分の心が出てきたりします。また日本人は必ずしも女性に優しくはなく、ぞんざいなところがあったりしますが、単にうまく伝えられなかったり、深いレベルでは女性を無視しているわけではなく、どこかで自分の能力が至っていないという場合があります。
そういう西洋と日本人の心の在り方を理解していき、基本は自分自身の考え方にあること、自分がどれを受け入れ、どれを受け入れないかは自分の心の問題であり、相手の心の問題ではないこと。すべては自分の心が原因となっていること。それに気づいていくと、いろんな心の在り方に惑わされたり、自分が執着したりせずに、自分は自分にペースで生きることができる。こうやってどんな心の人にもいちいち惑わされたり、自分の心が動いたりせずに、自分のペースで生きられるようになると、カルマ的なエネルギーはだいぶ収まっていき、新しい流れに中に入ることができます。自分自身の心がすべてを作り出したのであり、相手の心の問題ではないこと、また見た目の仕草や言動に意味があるわけではなく、それを自分がどうとらえるかという自分の心が始まりであること。それをすべて理解したとき、一連の学びのエネルギーがなくなっていき、新しい流れへと入ることができます。自分自身の心をどう扱っていくか、そこを意識するようにしてみてください。
それでは皆さんに与えたアドバイスの中で、新しい流れに向かう際に自分はどうしたらよいか、どのようにして心や生き方を変えていくか、それを思い出し、もう自分がそういう良い心になっていること、良い生き方ができること、もうカルマがなくなり、良い状態になっていること。それを強く感じてください。
光の仲間たちが協力し合って、少しでもエネルギーを浄化しようとしています。執着的なところをしっかりと見つけ、手放してください。
「私はもう~~の心を取り除きました」
こういう感じで、自分で宣言していってください。
‥‥‥‥‥‥‥‥
そうでありますように。
皆さん方が新しいサイクルに入り、皆と一つになれることを望んでおります。それではここまでにいたします。ありがとうございました。