20140928 of Central Sun Ascension Report

2014/9/28 エジプト時代の魂の修復

このメッセージのいいねポイントは

全体と部分を学ぶ時期でもあった


①知性と調和の新たな学びの段階へ

今、皆さん方に魂のエネルギー、古代エジプトのころのカルマ的なエネルギー、体験したエネルギーを見つけ出していき、そのエネルギーをどこまで修復できるか、自分の手でどこまで解除できるかを調べていきます。

自分の魂に意識を向けながら、いろいろ思い出すことや連想すること、今の時代においての人間関係でもかまいません。いろいろ頭に思い浮かぶこと、そういったことがあれば、それをどのようにして良いものへともっていくか。相手を赦し、自分を赦し、良い方向にもっていくためにはどのような行動が良いのか。それを自分なりに考えていってください。

それでは少し、話を聞いていただきます。エネルギーを切らずに、そのまま楽な姿勢で聞いていってください。

古代エジプトはアトランティスからの賢者たちの意志に基づいてつくられ、新しい地球の文明の始まりとして新しいテーマで文明が始まっていきました。ただ多くの人間たちがアトランティス時代の記憶をまだ残しており、アトランティスにおける間違いをなるべく表に出さないようにし、本来の人間のあるべき生き方、本来の人間同士の良い関係をつくろうとして人間と社会が始まっていきました。

最初のころはそのような純粋な志によって文明が始まりましたが、徐々に文明が進み、時代が変わっていくと、人間の心も変わっていき、争い、さまざまな感情の吹き出し、いろんなものが露わになってきて、人間的な対立が再び、始まっていきました。

エジプトは新しい文明をつくろうとする意識と、アトランティスの過ちを正しくやり直そうとする意識の、二つの意識によってつくられております。新しい意識というのはアトランティスというのはまったく異なる意識をこの地球に持ってきて、人間が新しい段階に入る意識にあわせ、人間の知性、人間の知能を生かし、人間が必ずしも知性以外の面で能力を使おうとする意識を知性の方に集中させていき、知性を使うことによって発展していく。知性をどのようにして発展させ、文明に生かすかを中心に考えていました。

このような新しい意識は人間の知性を生かすために、さまざまな仕組みがつくられていき、人間が知性を使うための技術的なものがたくさん使われていきました。当時の文明において新しい知性的な道具が開発されていき、人間がうまく知性を使うことによりよりよい文明が、より人間にとって文化的で知性に満ちた生き方ができる、そのような流れが始まっていきました。

このような知性をベースにした文明はこれまでの地球にはなかった新しい文明の在り方であり、人間の知性を発見させるために大きな貢献を与えておりました。これらの知性の開花、知性の目覚めにより、人間は考えること、論理を導き出し、論理的に進めるという意識が強くなっていき、人間関係においても知性をベースにした人間関係が広がっていきました。

この知性をベースにした人間関係はだんだん多くの人々にも浸透していき、知性によって物事を考え、判断し、知性が発展すればするほど社会のことや人間関係において知性でとらえていくことができるようになっていきました。この知性の発展と同時に、アトランティスから持ち越された意識の流れとして、アトランティス時代に大きく発展した全体としての見方、宇宙と個人、全体と個人という大きな観点の見方がエジプトにも持ち越されてきて、常に全体と自分という対極的な考えで物事をとらえていく。こういう意識もうまく流れてきて、常に全体と自分との関係において物事をとらえることができるようになっておりました。

このアトランティスから持ち越された大きな意識と新しく始まった知性という意識がはじめはうまく融合することができず、それによって争いやお互いの破壊が訪れたりしておりました。それでも時代が進むごとにだんだんこれらが融合していき、知性の発達と全体と部分の見方の意識が少しずつ統合されていきました。

今の地球人類の多くの魂がこの知性を発展させるという意識の中に入ってきて、魂そのものが知性を発展させ、そこから新しい人の中に入っていくという流れがつくり出されていきました。この知性を発展させるという意識によって、後ほど科学技術や文明が急速に発展する力を身につけていきました。

日本人の多くの人はアトランティスから持ち越された全体と部分、こういう意識の流れに中に入ることが多く、知性を発展させるよりは全体と部分、大きな観点で物事を見ていく、こういう意識のところに生まれる方が多く、それゆえ知性を持つものからするとあたかも知性がないかのように扱われたり、いわゆる野蛮人、未開人として扱われてしまう傾向がありました。

古代エジプトにおいて、奴隷的な仕組みがまだつくられており、この奴隷的な人間としてそれほど知性が発達していないもの、魂のエネルギーとして全体と自分という学びをしているものが奴隷的なものに扱われてしまう傾向がありました。ただ今、日本人としての魂を体験している人の多くは、全体と部分を学ぶという流れの中においても比較的良い環境のところで生活していた人が多く、ほかの人を奴隷的に扱ったり、無理に自分の道具として使うような傾向はほとんどもっておりませんでした。

ただ一緒になって生活をするうちに、知性のあるものとまだ知性がそこまでないもの、利用する側と利用される側、いろんな人間関係の仕組みが動き出しており、これが大きな社会の中に入り込んでいき、社会そのものが支配者と奴隷、知性あるものと知性なき者、このような構図が動き出していきました。

皆さん方の日常の生活の中で、知性を身につけ、知性で進化していき、知性がそこまで発展していない人を下に見たり、奴隷のように扱ってしまう傾向の人は、このころの知性を発展させる意識の流れで魂を進化させていたケースといえるでしょう。知性よりは全体的な調和を求めたり、全体的なバランスをとって楽しくやっていくという意識をもっている人は主に全体を意識しながら社会をうまく秩序をつくっていこうとする魂の流れで体験してきたものといえるでしょう。

ただ大きな流れで見ると、知性あるものが知性ないものを奴隷のように扱ってしまうという大きなエネルギーがこの地球につくり出され、それが今でも大きな影響を与えております。まず今の時点において、古代エジプトのころにつくられてしまった知性あるものが知性ないものを奴隷のように扱ってしまった、地球レベルのカルマ的なエネルギー、これに意識を向けていき、皆さんと一つになって、地球レベルのワークをしていこうと思います。

自分は今までの人生を思い出していき、知性を使いこなして知性なき者を下に見てしまう意識を育ててしまったか、それとも知性にはあまりこだわらず全体的な調和や全体的な秩序をうまく保とうとする意識で人間関係を進めてきたか。知性の方でも自分は知性がない、知性のある人がうらやましい、もっともっと学んで見返したい、こういう気持ちの人はやはり知性のグループに入っていきます。

ひとりぼっちとか、皆と仲良くできない、なかなか交われないという意識も秩序、全体のバランスを意識しているエネルギーでの流れになります。自分はどちらのエネルギーを強くもっているかをまず感じていってください。

自分の魂の中に知性によって他を利用する、他の上に立つ、あるいは知性による上下関係にものすごくこだわってしまう、知識を重視してしまう、こういう意識の魂の人は今までの自分の人生の中でつい知識のない人や知性のない人を下に見たり、馬鹿にしてしまったり、愚かのように思った自分の心をしっかりと思い出してください。単に知性がない、単に知識がないという理由だけで人間を否定し、人間を下に見てしまった自分の心をしっかりと反省します。下に見た人々、下に陥れた人々に懺悔を、反省や謝りの言葉を述べます。自分が下に見た人一人ひとりを思い出していき、懺悔や改め、反省の言葉を述べていってください。

知性は物事の道理を見極めるため、真実を見極めるために与えられた能力であり、他を比較したり、他を下に見るために与えられた能力ではありません。他の人間を排除したり、比較するのではなく、道理を見極めていく、宇宙の仕組み、宇宙の法則の原理を理解するために知性が与えられたこと、自分を知るために、本来の自分を見つけるために与えられた、それを正しく理解していってください。

知性がまだ身についていないものにはそのものが知性を発展させることができるように適切なアドバイスを、導き方を教えていく必要があります。けなしたり、馬鹿にしたりすることでは何も成長はありません。ほかの人が成長できるような話し方。愛情のある話し方で、知性が身についていかれるのをもっともっと高めていかれるように手伝っていってください。

魂の学びの領域において、全体と自分、調和や秩序、そういうところに意識が向いてしまう人、こういう人々の魂における大きなエネルギーは調和を保とうとして少しでも外れている人がいると非難ししまう、無理やり調和に合わせようとしてつい強い口調で指図してしまう、遅れている人や要領の悪い人がいるといらだってしまう、こういう傾向が強く、結果的に自分自身が調和を乱していること、調和をとろうとする意識が強い人は調和の取れていない人につい意識が向いてしまう。調和を乱していると思った瞬間に自分が調和を乱していきます。

全体が一つにならない、そうほかの人を責めている人は、自分自身が全体を一つにさせなくさせるエネルギーを出しています。秩序がとれていないと思ったときに、自分が秩序を乱しています。調和や秩序を乱すという意識をもったときから、自分自身が調和と秩序を乱していきます。

どのような状態であっても、宇宙の法則は完璧であり、実際にはとてもよい調和とバランスがとられているのです。人間の観点から見て、調和が保たれていない、秩序が保たれていないという判断をしたとしても、宇宙から見ればとても良いバランスがとれていたりします。人間の意識レベルは個人差があり、一人ひとり異なっており、異なったもの同士で調和をとっていく。

進化のレベルが違う者同士で秩序や調和をとっていく。つまりそこで現れてくるのは人間的な調和、人間的な秩序であり、頭で描いた理想的な調和とはかなり違うものが目の前に現れてきます。調和や秩序を求める人はどのような状態であり、自分の目から見えているものは実際には調和がとれていること、実際には秩序だっていること、明らかに調和がとれていない、秩序が乱れていると思う人は自分がそういう見方から見ているためであり、別の見方、宇宙の観点から見るととても良い調和と秩序が現れております。

調和を乱している、秩序を乱している人を見たとき、その人を責めるのではなく、その人が調和の一部になるような見方はどういう見方なのだろう、どういう観点でこの現実を見ると調和を見ているような状態になるのだろう、そういう観点で角度を変えて現実を見ていき、すべてが調和がとれているという見方を養っていく。そうすると現実に対する見方がどんどん変化していき、いろんな角度で一つの現実を見ることができるようになる。そうすると必ず禅院が調和を保っているという現実が見つかっていきます。

調和を乱している人を見つけて非難するのではなく、調和がうまくとれている見方を探していき、常に調和がとれているという意識で現実を体験していく。これが全体を学んでいる人の意識になります。

自分のこれまでの人間関係の中で、つい調和を乱している人や秩序を乱している人を非難してしまったり、責めたり、自分の言う調和に持ってこさせようとした人、そのときの状況を良く思い出していき、調和を乱しているのではなく、本当は調和になっている、本当は調和を作っているという見方をどういう見方で見たらそのように見えてくるか。いろいろ思い出しながら、自分の心をそのレベルに引き上げていく。自分が責めた人に懺悔や反省、謝りを述べていって、自分のエネルギーを修復していってください。

別の観点から調和をみつけていく。別の観点から見ることができて、調和を発見していく。この意識レベルまで高めていき、すべての現実が調和として感じられるこの意識レベルを自分の世界から大きく大きく広げていき、この地球全体に浸透するようにしていってください。地球レベルで、調和を保とうとするあまりについ一部の人を責めてしまう、日案してしまうというエネルギーをその人を赦し、逆に自分の考え方を変えていく。すべてが調和の中にある。そういう意識レベルで人類全体に広げていき、地球人類そのものが赦し合う、常に調和の流れの中に入っているようにもっていってください。

自分の魂の中から調和のエネルギーをしっかりと目覚めさせ、すべての現実を調和として受け取れるように魂を目覚めさせていきます。また自分の魂の中に知性による学びを体験してきた人は、知性を道理を見極めるために、真理を見極めるために使うこと、他人を非難したり、他人の判断のために使うのではなく、自分の真理を見極めるために使うこと、こういう知性の働きを自分の魂の中でしっかりと目覚めさせ、自分は自分の真理を追究するために自分の知性を使っていく。これをしっかりと目覚めさせていきます。

この知性の目覚め、真理を追究する知性の目覚めを広げていき、人類全体が新しい知性の進化の流れに入っていく。他との比較ではなく、自分の真理を追究するために知性を使っていく。この意識を人類全体に広げていき、人類が古代エジプト時代につくり上げたエネルギーを少しでも解除していき、他を赦し、人類の進化のためのよいエネルギーとして目覚めていくのを広げていってください。

私は神から授かった知性を正しく使います。
人々の判断に使うことなく、自分の真理追究のために知性を使います。
私の貧しい知性の使い方によって他を非難したり他を陥れたことを反省いたします。
調和を求めるのではなく不調和を探していき、逆に不調和を作り出した心を反省します。
すべては調和の中にあることを理解し、その役割を演じていきます。
私の不調和の心によって逆に不調和の人々をつくり出したことを反省いたします。

今のラーのエネルギーをしっかりと身体に充満させ、このエネルギーを今日一日保持できるようにしておいてください。

②古代エジプト時代のカルマ

皆さん方のエジプトの時代に体験していたエネルギー、カルマ的なエネルギーで残っているのエネルギー的なことなどについてのお話をしていきます。

Aさん、あなたは古代エジプトの流れの中に数回、肉体を持ったことがあります。その数回というのはきわめて初期のころの時代に1度、後半のころの時代に2度、肉体をつくっており、それぞれまったく異なる人生を体験してきました。最初のころの時代はエジプトが新しい王朝によって生まれ変わり、まだ人々の意識の中にはさまざまな不安や恐れ、混乱がある中で、新しい仕組みをつくり出し、少しずつファラオを中心として治まっていく状態のころに体験を進めていきました。そのときの人生の役割は神官的な役割の補佐、手伝いをしたいたことがあり、神官から言われることをただ行なっていく、指示されたことをただ行なうという役割を行なっておりました。その神官の指示に従って必要なものを用意したり、常に一番良い状態に保っておく作業を行なっておりました。いわゆる神官が使う必要なもの、いろんな道具をつくりだすための必要なものをいろいろなところから集めてきて、新しく作り直す。それこそオイルやフェザー、いろんなものをうまく作り出すために、自然の中から必要なものを集めてきては作り出していき、一番良い状態で神官たちに捧げるという役割を行なっておりました。そのときはあまり人間的なカルマ的なものはつくってはおりませんが、自然界の中から必要なものを取り出すときに神官が良いと思っているもの、神官や祭壇に良いと思っているものと、自然の中にあってそれを人間が使うというときのエネルギー的な関係、そこに必ずしも良い状態が維持できず、自然界の都合よりは新館の都合に合わせて自然のものをもっていくという作業が続くために、自然界に対してのカルマ的なエネルギーがつくられていきました。必ずしもすべてが悪いとはいえませんが、自然の流れに関与することにより、自然の力に負ける、自然に左右されるという人生が始まっていきました。

エジプトの末期のころの生活においても、エジプトの人々の心がかなり腐敗していき、誰も国の指図や王たちの言葉を正しく聞こうとせず、それぞれが自分の思い通り、自分が満足するように生き方をするという時代になっていました。かなりすさんだ世の中のところに生まれてきました。生活もそれほど余裕がなく、常に不平不満や人の悪口、いろんなことが充満している社会の中に生きることになりました。自分はその時代の中で、人々の生活をうまくもっていかせるための社会の仕組みをつくったり、社会の土木的なことや社会の事業そのものをうまくもっていかせるための作業を行なっておりました。特にナイル川の氾濫の時期や乾いた時期の水の調整や農業に生かすためのいろんな仕組みで常に忙しく、雨がまったく降らない時期があれば雨が大量に降り続ける日々があったり、それに環境がなかなかうまく整備されず、常に社会の仕組みを良い方向に安定させるために自然のところをなんとかうまく生かそうと考えて生きておりました。そのとき、自分としては天気や自然のサイクル、自然のリズムに合わせてそれを社会に生かせるように仕組みをつくろうと考えておりましたが、普通の人々にはなかなかそれが理解されず、水が足りなかったり、水が多かったりしている状況の中で、人々の不平不満が高まっている社会になっておりました。自然のリズムをつかみ取るのがとても難しかったために、安定して収穫をするためにはどのように土地を整備し、どのように天気を理解し、人間が使えるようにもっていくか。その作業を行なっていましたが、基本的にはそういう能力に優れたもの、神官のレベルやかなり霊能的な人間たちが大きなレベルで指示をしてきて、その指示に従うことが前提になっておりました。

神官たちの指示がすべて正しければそれでうまく進んでいきますが、必ずしもすべてが正しいことはなく、実際には指示と反対のこともあったり、必ずしも天候や川の流れは指示されたとおりにはうまく働いていない状態にありました。しかし神官たちに逆らうことはできないために、神官たちのいうことを聞きながら、人々のためにつじつまを合わせるために自分で工夫して、良い状態になるように、常に人々にとって安定して水が手に入るような仕組みを独自に考え出すことを行なっておりました。そのために自分は自分の独自の判断で天候の予測をしたり、川の水の流れを分析、解析したりして、うまく町の中に良い状態としてもってこれるような工夫を行なっておりました。

そういう作業をしている中で、普通の一般の人々が言ってくる個人的な注文やいろんな意見と、神官や上のレベルで求めてくる大きなレベルでの指示が必ずしも一致していないために、常に上から言われる指示と、下の方から言われる指示の食い違いにいつも悩んでおり、大きな上からの指示にあわせれば一般の市民がうまく手にすることができず、一般の市民を前提にすれば上の者たちがうまく動かないという状態が続くことになり、そのハザマの中で一番良い方法を常に探し出す作業を常に進めておりました。そのときにいろんな人間たちとの間でつくられた対立や混乱、衝突、意見の食い違いや感情的なぶつかり合い、それらがいろんな形でカルマ的なエネルギーをつくり出し、人間関係における多くのトラブルはそのときにつくられたものが始まりになっております。

感情的に、一方的に言われてしまう、あるいは上の者から一方的に指図されてしまう。このエネルギーがそのときの大きなエネルギーであり、その板ばさみにあって自分は自分で良い方法を独自に考えなけらばならない。両方をうまくいかせるための工夫を自分で行なっていき、自分だけの工夫や努力で解決しなければならない。こういう状態がつくられていき、自分なりに知恵、自分なりのやり方がうまく進んでいきますが、それは自分でしか分からないために、他の人から理解されることはなく、あくまでも自分の世界だけのノウハウや智慧として培われていきました。

そのころのカルマ的エネルギーを解消するために、今の自分の日常生活や心の世界で、上の方から何か一方的に言われてしまう。年上の人とか、上役や上司、自分よりも権威や権力のある人、そういう人から何か一方的に言われてしまう、あるいはごく一般の人々から場合によっては感情的に、ただ好きなように、自分勝手にいろんなことを言ってくる。この2種類のエネルギーを取り扱ってみたいと思います。自分の日常生活の中に、上から一方的に言われてしまう、あるいは普通の人から感情的にいろいろいわれてしまう。この2種類のエネルギーをしばらく見つけ出し、探し出し、心の中に整理しておいてください。

Bさんの古代エジプトのころのエネルギー的な処理において、あなたは古代エジプトのはじめのころと中期、その最初のころ、エジプトが少し発展した時代に数回、肉体をとっております。最初のころはこの地球の流れを観察する目的もあり、まず人間の中に入ってくると、人間の意識を調べたり、人間の魂の動きを確認するために肉体として入ってきました。したがって最初のころは何かの目的をもってきたというよりは、まず地球の人間を確かめてみる、地球の人間の動きを確かめ、どこまで本来の能力が発揮できるのか、人間というレベルがどこまで進化しているのか、それを確認するための目的だけで肉体をつくってきました。そのときに普通の古代エジプト人として肉体をつくりましたが、地球の人間の状態にうまくなじむことができなかったために、いわゆる普通のエジプト人としての作業や動きが他の人よりはうまく扱うことができず、常にいろんな作業において他の人よりはうまくできないという意識がつくられていきました。

作業する場合のいろんなところにおいて要領よく進めることができない、うまく身体がついていけないという状態になっており、それが少しずつ自分自身の心の状態があまり大きくならない状態になっていき、人生そのものが自分にとってあまり喜びがないような心の状態へとつくられていきました。そのときの人生において、大きなレベルでのカルマ的なエネルギーがつくられていき、そもそも人間として体験すること自体が面白くない、そもそも人生が楽しくない、毎日が楽しくないという心が出来上がっていき、これがそれ以降の人生すべてに影響を与えていきました。

その次の中期に体験した人生において、あなたの生まれた家庭がそれほど裕福ではない家庭であり、いわゆる貧しい家庭の中で多くの人々が密集した地域の中で生活を行なっていました。多くの人が密集して住んでおり、皆で一緒になって作業を行なっている。肉体的な労働もありましたが、あまり得意ではなかったためにその中の簡単なもの、ごく普通にできるようなことが中心に与えられておりました。まだそれでも自分自身の地位としてはそれほど悪い状態ではなく、当時のエジプトの社会は必ずしも作業を悪いイメージでとらえてはおらず、皆で一緒になって作業を行ない、普通の日課のようにして働き、臂がくれるころ戻ってきて、皆で楽しみながら一日を終えていく。ごく普通の日常生活であり、貧しいとかつらいとかいう思いは誰も持ってはおりませんでした。作業のほとんどが当時のファラオ、王と呼ばれるものたちがいろいろ指示した作業の中にあるもので、基本的には街づくりやあるいはファラオのためのなんらかの建造物などといったものに対する手伝い、作業的なものが中心になっていました。

ただあるとき、とても偉大なるファラオのピラミッド的な建造物を手伝う作業に回されることになり、新しく始まった建造物のために多くの人と一緒になって、家族と一緒になって場所を変え、移動し、新しい場所で作業を進めることになりました。そのときに新しい建造物を作るために、最初から作業の流れを確認することができましたが、あなたがそれまで思っても見なかったまったく不思議な体験をそこで行なっていきます。建造物をつくるためのいろんな土台づくりやいろんな作業の一つひとつが想像を絶するつくり方で行なわれており、およそ普通の人間の力では理解できない仕組みで大きさが測られ、大きなものがつくられ、大きなものが運ばれていく状態を目にしておりました。その不思議なこと、まったく理解できないことを目の前にでき、そこに強い関心が向いてきて、なぜそういうことができるのだろう、なぜそんなことが行われるのだろう、ぜひともそれを知りたいという気持ちが強く心の中に浮かんできました。しかしそれを探ろうとしても、誰も知らず、また聞いても誰も教えてくれなかったために、ただ不思議で、ただ知りたい、という気持ちだけで終わっており、それ以上明確に理解することができませんでした。ただ作業をしている中において、特定の人間たちが何か、特殊な方法によって人間の力を超えたことを行なっており、そのわずかな人間たちの力によってすべてが成し遂げられ、完璧な方向へと進んでいくことが分かっていきました。

その完璧な方法がどのようにして動き、どのようにして仕組みをつくり出し、大きなものへと完成させていったか。それを知りたいという気持ちだけが残っており、解明するには至りませんでした。この神秘的なものに興味を持ち、知りたいという心がそれ以降の人生のすべてに影響を与えており、どのような仕事をしても不思議なことに興味を持ち、それを何とかして理解したい、それを明確にしたいという心がいつどの時代においても付きまとってきます。いずれあなたはそれを自分の力で理解し、手にし、自分のものにするときがいつかはやってくるでしょう。基本的には自分の心の中にあるあなたの本来の能力、それがそこに関連しており、いつかあなたは自分自身の力で自分の能力を目覚めさせ、そして隠れていた自分の能力を使いこなして人々の役に立つことができるようになっていくでしょう。今はまずそこに向けての興味、何か解明しようとする心で動いていますが、それをしっかりと自分のものにして、自分はその能力を使えるようにする。そこまで高めていくことがこれからの人生の目的になっていきます。

あなたの古代エジプトのころのエネルギーの修復としては、常に自分自身の能力があまりうまくなく、未熟であり、他の人と比べても要領よくうまくできない、自分の力が劣っておりすぐに早くできるという作業がなかなか身につかない、こういう意識や身体の使い方はエジプトのころに始まっており、その意識がそれ以降の人生にも常に影響を与えております。今回の人生においても、何か自分がうまく、要領よくできない、もっともっとちゃんとやろうと思っていても、現実に人の中で、社会の中に入っていくとうまく力が発揮できない。このエネルギーはこのエジプトのころのカルマ的エネルギーから現象化されております。自分ができないと思うとさらに強く働いていく傾向のエネルギーであるために、まずできないという意識ではなく、まだ自分が肉体をちゃんと使っていない、自分の方から肉体を使いこなしていない。それをしっかりと理解していき、肉体を使えるようにする。肉体が自分の思うとおりにうまく動くようになる。自分が肉体を使いこなしていく。そういう積極的な意志へと切り替えていく必要があります。自分の日常生活を思い出しながら、できないという意識ではなく、自分はできるという意識で、自分から積極的にどんどんやっていこうとする意識、そういう意識へ切り替えることができるように、しばらく日常生活での自分の行動の中を思い出していってください。

Cさんの古代エジプトの時代におけるエネルギーとして、あなたは古代エジプトのころの後半のころ、末期、晩期と呼ばれているころに複数回、生まれており、そのときの人々とのかかわり、関係がとても強く影響を与えております。エジプトの後半のころ、末期や晩期と呼ばれているころは、エジプトの王朝の姿もかなりすさんできており、王様たちの権威もかなり落ちてきて、お互いに非難し合う、王様を中心とした社会や家庭や周りの状態そのものが必ずしも安定しておらず、家族や親子でさえもお互いに不信感をもっている、お互いに信じられないという時代になっておりました。王様たちの家族自身がお互いに不信感をもっていたり、信じられない信じられない状態であるために、そのまま一般の人々にもエネルギーが降りていき、普通の人々同士でも何か信用できない、お互いに不信感を持ってしまう、という社会が普通になっていました。多くの人々が暮らしていても、表面的には普通に話していても、心の底では何か不信感を感じたり、信用していなかったり、言葉だけの付き合いであったりして、本当にその人と心の底から深いレベルで話をするということはあまりありませんでした。

そういう社会の中で、あなたが生活をしているとき、あなたの生まれたときの家族はとても多い家族で、多くの子供たちが兄弟家族と一緒に生活をしておりました。エジプトのころの社会としてファラオ、王を中心とした一つのシステムが出来上がっており、その王から始まるさまざまな貴族たちや守っている者たち、そういう者たちが常に町の中で市民を監視したり、社会をいろいろと見ている状態がありました。そのためにそういう監視役がきたり、王からの指図の者がきたときには、いかにも王様が良い王様であるかのような口ぶりで話したり、わざとらしくこの社会はとても良い社会であるというようなことを口に出して安心させる必要がありました。しかしそういう監視役がいなくなると、本当の自分たちの社会が実際にはうまく機能しておらず、ほしいものが手に入らなかった、王様たちから支給されるものが支給されなかったりして、毎日の生活が必ずしも満たされているという状態ではなくなっておりました。

あるとき、たまたまそういう話を近くの人々と話していたとき、それが監視役の人々にみつかってしまい、結局そのまま連れて行かれて処罰を受けるという状態になってしまいました。自分としてはある意味では軽はずみに口に出してしまったりしたことがそのまま見つかってしまい、二度と自分たちが安全な場所に戻ることができない状態にされてしまいました。そのときのつらい経験、嫌な経験がとても深く心に残っており、自分のこれまでの人生の中でも一番つらい体験を続けることになりました。心の中にある何らかの寂しさや不安、恐れ、孤独感、こういったものはすべてそのときにつくられたものであり、いつ、どの状態にあっても何らかの不安や恐れを感ずる。誰かに何か言われるかもしれない。何か悪口を言われているかもしれない。誰かが私のことを告げ口しているのかもしれない。私は本当は一人で、本当のことは何も理解していない。こういう思いが常に付きまとってきて、自分は一人ぼっち、誰も助けてくれないという心を身につけてしまいました。

このカルマ的エネルギーがそれ以降のすべての人生にかかわっており、どの時代においても何か寂しい、孤独、分かってくれない、こういう状態が再現されております。本来、そういうエネルギーがきてもそれを強い心で跳ね返し、自分は楽しく過ごしている、私はもう十分に楽しんでいる。そういう強い心があれば、カルマ的エネルギーに負けることなく、良い流れを引っ張ってきて、良い流れの中に入ることができますが、これまでのほとんどすべての人生が残念ながら強い心を活性化することができず、カルマ的なエネルギーに負けてしまい、孤独感、不安、恐れ、こういうエネルギーに巻き込まれた流れを繰り返しております。今回の人生において、できればこのエネルギーを完了させ、もう二度とこのエネルギーを体験しないようにすること。そのためには自分が感じている孤独感や恐れ、不安、さまざまなものが実際には自分自身がそれを引っ張ってきていること、自分がそれを求めて自分でそれを体験している。それで自分自身が孤独になったような感覚を自分で確認している。こういう状態になっています。しばらく自分の心を感じながら、もう今、感じている孤独感や不安、恐れ、こういったものは今回限りで、もう必要としていないこと、もうこれまで何度も体験し、もうこれ以上、体験する必要はない。自分はもうこのエネルギーを解放し、自分で良い流れを引っ張ることができる。そこへ意識をしっかりと向けていき、この流れから自分の手で抜け出すことができるようにもっていってください。

Dさんの古代エジプトの王朝のころの流れにおいて、あなたはこの古代エジプトにおいて何度も何度も生まれたことがあります。とても強いエネルギーをもっており、そのエジプトの王朝のころでも、特にファラオの周りでファラオの手伝いをしたり、ファラオのために活動したことが何度もあります。このファラオの近くでの作業において、ファラオの面倒をみることがとても多く、ファラオが具合が悪くなったり、困っていたり、あるいはファラオの指示に従って言うとおりに何かをしてあげる。そういった作業を何度も行なってきました。しかしあなたにとってファラオと呼ばれた存在もファラオによってまったく異なっており、それぞれが気難しく、必ずしも人間として尊敬できるような人間ではなく、傲慢で、非常に語気が荒く、必ずしも自分の心から喜びをもってファラオのために作業をしているという状態ではありませんでした。ただそういうファラオたちの中でも、ときどきとても良いファラオが目の前に現れたりしました。特に一度だけ、若くしてファラオになった者に対し、あなたがかなり丁寧に面倒を見た時期がありました。そのファラオが若かったために、あなたの言うことを丁寧に聞き、ほとんどあなたの忠告をそのままちゃんと聞いてくれて、けっして傲慢な態度をとらず、あまり欲張ったりもせず、時には市民の人々のことを考えたり、特に長雨が続いたりまったく雨が降らなかったりしたときに、人々がどうやって暮らしているのか、人々はどのようにして水や食べ物を確保しているのか、常にそういったところに意識しているファラオをみて、あなたはとても喜びをかんじておりました。しかしほとんどのファラオは自分勝手であり、自分がいかに偉いものかという権威付けを特徴としているために、周りに多くの者に威張り散らして自由に動かすという毎日が続いておりました。

そういう毎日を過ごしている中で、一度だけあなたは間違ったこと、失敗したことをファラオのところで行なってしまい、それによってファラオがとても強く怒り、あなたに対し残虐な仕打ちをしたことがあります。それによってあなた自身がほとんど何もしゃべられなくなってしまい、ただいわれたことだけを行なう、余計なことは言わない、ただ従うという人間になってしまいました。暴力的に強く言ってくる者に対し、ただ言うなりになってしまいます。反抗することなく、ただ従うだけになってしまいます。そのエネルギーはそのときにつくられたエネルギーといえます。その反面、心から分かり合える人には丁寧に話をし、深いレベルで付き合っていく。このようにして心が通う人にはとても優しく、深いレベルで打ち解けあうことができますが、権力を振りかざすものや暴力でくるものにはただ形式的に相手する。ただ表面だけ合わせておく。そういう心に分かれていき、だんだんこの心が極端になっていき、今となってはほとんどの人間をどちらかのタイプに分けてしまう状態になってしまいました。本当に心から話せる人と、とりあえず表面だけ合わせておいて、深く接しない人。このどちらかのタイプに分かれてしまい、そういう人生を過ごすようになってしまいました。

あなたのエジプトのころのエネルギーの修復としては、このように偏ってしまった心の在り方、本当に打ち解けあう人には丁寧に優しく、深いレベルで付き合うことができますが、そうでない人はただ表面的に終えてしまう。形だけで終えてしまう。この極端な心をだんだん元に戻していき、どのような人にもその人に応じてうまく付き合っていく。どんな人でも話して、よければどんどん深いレベルで話をし、そんなに自分にとって好ましくない人であったとしても、自分の方から愛をもって優しく接していく。このような心へと育てていく必要があります。自分の毎日の人間関係を振り返りながら、自分の心をどのようにしてもっていけるか。自分にとって分かれてしまった心はどういう状態になっているのか。しばらくはそれを思い起こすようにしていってください。

Eさんの古代エジプトのころの魂の流れにおいて、あなたはエジプトの初期のころに複数回、生まれたことがあります。まだファラオの体制が確立していないころであり、ファラオのシステムをいかに一般市民に、多くの人々にしらしめていくか。体制づくりをどのようにしていくかをファラオの側近の者たちがつくり出している時期になります。あなたはそのころの時代において、ファラオからいろいろ出される指示や仕組みの在り方を普通の人々に知らせて回っていく役割を請け負っておりました。ファラオを中心とした一つの大きな集まりがだんだん力をしっかりとつくり上げ、全体を統制するための作業に取り掛かったころ、あなたのところにいろんな話がやってきて、普通の人々に伝える係り、普通の人々との間の連絡係りとしてあなたが働いていきました。

ファラオを中心とする一つの人間たちは、ほかの普通の人間たちよりは高い意識レベルをもっており、いわゆる上のレベルからいろいろ教わったこと、すぐれた賢者や長老たちから教わったことを知識として共有しており、これからのエジプトの流れをどのように導いていくか、教わったことをしっかりと守りながら、これをどのようにして長く保持していくか、それを考えながら普通の人々をうまく納得させ、一つの社会をつくり上げるための作業を行なっておりました。したがってあなたはそういう長老や聖者たちからもたらされた一つの智慧と何も知らない一般の人々との間の仲介役となっているために、神秘的な能力を者たちの情報と何も知らない一般の人々の間の世界の両方を理解しており、それをうまくコミュニケーションがとれるように工夫をしておりました。しかし長老や聖者たちから受け継がれてきた真理を手にしている者たちは最終的には自分たちだけがそれらの真理を手にしており、自分たちだけの一つの特権的な階級として自分たちがその能力や智慧を利用し、それをずっと保持し続けるという仕組みがつくられていきました。そして一般市民にはあえてそれを知らせることなく、一般市民はただ言われたことを行なっていく、ただいわれた作業や言われたルールや慣習、しきたり、そういったものだけを守ることを要請されておりました。

あなたはそういったことを人々に伝え、教えていくことにある意味では満足感を感じ、上のものから指示された一つひとつの大事なものを普通の人々に伝えていきました。普通の人々にこれからの生きるルールや社会のルールを教えていくということに生きがいを感じておりました。まだ一般の人々は実際には毎日の生活の中で、必ずしもすべてがうまく進むわけではなく、その時々の環境に大きく左右されたり、あるいはモラルがまだしっかりと身についていないものたちもたくさんいるために、社会を統制することがとても難しい状態にありました。そういう社会の中で、あなたが社会をうまく維持するためにどうしたら良いのかを常に考えていき、社会をうまくまとめるための何らかの組織的なもの、いわゆる警察のようなものをつくることを提案し、ファラオ7たちの許可をもってそういう警備システムをつくり上げることを行なっていきました。しかし本来、闘うものたちは奴隷たちが中心となって闘う仕組みになっており、普通の市民を監視したり、市民を取り締まるようなものとしては奴隷は扱っておりませんでした。そのために一般市民の中で警察的な働きをするものを探していき、そういう者たちを少しずつ集めて一つの監視役をつくり出すことに精を出しておりました。

そういう監視的なものがうまく機能し始めてくると、一般の人々がだんだんそれに合わせた生活に入っていき、あまり問題を起こすことなく、表立ってトラブルを起こさないような生き方が定着することになりました。こういう社会を少しずつつくり上げている流れにおいて、実際にはエジプトといっても周りのさまざまなところからいろんな者たちが入ってくる。別の民族や別の者たちが入ってきたり、街を荒らしたり、中の人々に対していろんなことを行なう者が常に現れておりました。そういう者たちとのトラブルをなくすためにいつもあなた方の作業が呼ばれており、部外者が入ってきたり、他の民族が入ってくるたびにあなたが出かけていき、調整をしていく。トラブルが起こらないように調整しながら、街の中に入らないように、あるいは街に入っても周辺で過ごすだけにして街を荒らさないようにする。そこに精を出しておりました。しかしあるとき、かなり多くのほかの民族がエジプトの中に入ってきて、普通の市民の大多数の領域に別の者たちが棲みつくようになってしまい、それまでのルールがまったく維持することができず、街の中でも別の民族と元々いた民族との対立やいろんなトラブルが起こり始め、常に問題やトラブルが続くようになってしまいました。だんだん規模が大きくなってくるに従い、常に街が民族同士で対立が起こり、トラブルが起こる。そういう状態になっていき、あちこちで毎日のように争いが起こり始める状態になりました。

毎日のように対策を立て、良い方向を考えようとしても一度入った別の民族の者たちは二度と出る意志はなく、なるべく裕福なところでいろんな手に入るものを手にし、食料を手にしたり、自由に果物や手に入るものを自分たちのものにしてしまう状態になってしまいました。どのようにして彼らを追い出すか。だんだんそういう意識に変わっていき、彼らを追い出すための作戦、追い出すための計画ばかりを考えることになっていきました。そしていよいよ自分たちが作り出した計画に従って皆で団結し、多くの奴隷たちを集めて、入ってきた異民族を排除する戦いが始まっていきました。かなり苦戦が続き、奴隷たちもそれほど戦いになれていなかったために多くの犠牲を伴いましたが、何とか多くの異民族たちを追い出すことができ、自分たちの本来の街を復活させることができるようになっていきました。追い出されたものたちは結局、また別の場所へと出かけていき、ほかの自分たちの都合の良いところを探し求めてさまよって出て行きました。しかしそのときの戦いによって街の大部分が破壊されたり、社会の仕組みがうまく進まなくなってしまい、またはじめからやり直す、作り直すという作業が進み、長い時間をかけて本来の街を取り戻すことに精を出していきました。

この人生の流れの中で、あなた自身がカルマ的なエネルギーをいくつかつくり出しております。まず自分の日常の意識の持ち方として、常に平和を求めようとしながら実際にはうまくいかないことばかりに意識が向いてしまい、結果的に平和でないエネルギーを引っ張ってくる。平和にしよう、平和にしようと思いながら、平和でないところを探し見つけるために、結果的に平和でないエネルギーばかりを集めてきている、平和でない状態をつくり出してしまう。この平和でないエネルギーを少しずつ毎日、集めてくることにより平和でないエネルギーがだんだん増えていき、結局溜まった平和でないエネルギーが他の民族との争いを招くことになったり、大きな戦いをつくり出すことになってしまいました。普段の毎日の何気ない不平不満や何気ないネガティブなエネルギーがだんだん積もっていくことによって大きな争いを作り出してしまう。大きな争いへと発展してしまう。こういうカルマ的なエネルギーがそのときにつくられてしまいました。自分の今の毎日の人生の中で、ほんのちょっとした不平不満やちょっとした言い訳や口応え、そのとき一回一回はたいしたことがないようにみえても、それをずっと続けていたり、毎日のようにその思いを出していくと、結局は大きなエネルギーになってしまい、それを清算するために大きな争いの中に巻き込まれていきます。したがって本当に平和を求めるのであれば、普段からまったく否定的な心を出さないこと、普段から完全に平和だけを目指し、何一つ不平不満を漏らすことなく、あるいは平和でないところに意識を向けたり、口に出したりしないこと。これが必要になってきます。今までの自分の人生の中で、毎日を振り返り、自分はどういう思いをもち、どういう言葉を出しているか。ときどき自分に降りかかる災いはどういうことが原因で、災いとなってきているか。それを思い出していきながら、自分の日常のエネルギーを分析するようにしておいてください。

Fさんの古代エジプト王朝の流れにおいて、あなたは古代のエジプトの時代に数回、生まれておりますが、一番大きな時代が存在しております。末期に近づいたころのエジプトにおいて社会がだいぶ発展し、王朝が何度も入れ替わりを繰り返しながらエジプトの時代が続いていたころの話になります。その当時、あなたは王族の近くにおいて、ある恵まれた環境の中で過ごしておりました。王族の近くに生まれていたためにある意味では恵まれており、普通の市民よりははるかに良い暮らしを行なっておりました。小さいときから十分に学びをすることができ、いろいろ教わり、また普通の生活において満足のできる生き方を過ごしておりました。その中において、実際の政治的な形態、実際の王を中心とした一つの統制の在り方に多くの市民たちが不平不満を感じ、彼ら自身がもっと普通の人々に対するいろんな支援を求めている状態にありました。あなたはその普通の人々が訴えている内容が理解できず、何を訴えているのか。なぜ不平不満を言うのかがまったく理解できず、自分は満たされた日常生活を普通のものとしてとらえておりました。

市民の声がだんだん強くなり、時々ファラオを中心とするものたちに攻撃的なことが行なわれたり、場合によっては暗殺や毒殺的なことが働いたりして、だんだん自分たちの身の周りが危険な状態になってきました。なぜ市民たちがそこまで怒るのか、なぜ攻撃してくるのか、理解できないまま自分は少しでも安全な暮らしを続けようという意識で過ごしておりました。そういう生活を続ける中で、あなたととても仲の良い数人の者たちが時々外に出て一般市民の中で楽しく過ごしたり、いろいろ話したりすることを行なっておりました。自分たちは裕福な生活をしている中で、一般市民の者たちはなかなかそういう生活が行なわれず、着る物、食べ物の惨めな状態を見ながら、あなたはなぜそんなに惨めなのか、なぜそんなに食べ物が手に入らないのか、理解できないまま普通の人々を眺めておりました。普通の人々の生活は本当に苦しくなり、生活が難しくなってきたとき、ちょうどあなた方が外にいたとき、あなた方を襲う状況が始まっていき、あなた方の周りを危険にさらし、あなた方が自分の身の危険を極度に感ずる状態に入っていきました。あなた方を守っている奴隷たちが何とかそれを食い止め、あなた方自身は安全に、自分の城のところへ戻ることができましたが、そのときの恐怖心、そのときの自分自身の生命の危険を感じたことがとてもショックになり、二度と人々のところには出れないようになっていきました。それ以降、完全に自分は自分の世界だけ、自分たちの安全ができる仲間だけとの付き合いになり、普通の人々との接触はいっさい行なわないようになっていきました。

あなたの心の中のどこかに、自分は別格で、自分だけをしっかり守ってくれる人間たちがいる。普通の一般の人々と自分はどこか違っており、自分は何か優れている。他の一般の人々と自分は接点がほとんどない。こういう意識がそのときにつくられており、自分は自分だけの特別な世界の中で生きることができる。普通の人々の中で生きようとしても、何を考えているのか。どういう生活なのかが理解できない。こういう意識が常に付きまとってきます。あなたのこの意識はそれ以降の人間の流れの中に影響を与えており、常に自分は何か恵まれた良い環境の中で安全に生きることができる。他の普通の人々とは違っており、自分は普通の人々とは何かちゃんと生きることはできない。こういう意識がつくられてしまい、それをずっと継続したままで生活を行なっております。このカルマ的なエネルギーを解除するために、今の自分の人生を感じながら、自分が何か恵まれている、自分の周りの人より特別で優れている。自分は自分を守ってくれる人々との間でうまく進んでいける。普通の人々とはちょっと世界が違っている。こういう意識を自分で見つけていき、これはカルマ的なエネルギーによってつくられたもの、そういう考えが良いわけではなく、こういうカルマ的なエネルギーがなんども押し寄せてきて、それを自分で克服できなかったためにまた何度も押し寄せてくる状況になっている。自分は本来は普通の人と同じように、普通の人の中で過ごすことを求めていた。自分は普通の人と同じレベルで、普通の人と心から分かち合うことを求めていた。その本来の心を思い出せるようにし、普通の人と一線を画してしまう心、一線を画してしまった壁、それを自分でしっかりと見つけていき、その壁を取り除いていく。もうその壁を作らないようにする。そういう意識を自分でつくり上げ、自分で挑戦して普通の人と一緒に暮らせるような心をつくり上げるように挑戦をしていってください。

Gさんが古代エジプトの時代において生存していたのは、エジプトの末期のころの時代においてあなたは何度か、生まれたことがあります。特にその末期のころはかなり政治的にも王朝的にも力が弱ってきており、なかなか長続きせず、安定しない国の状態になっておりました。ファラオを中心とする一つの集まり、一つの家族的な者たちがいましたが、その家族でさえもお互いに不安を持ったり、信用できなかったり、裏切りが発生したりする状態になっていました。あなたはその家族の一員として過ごしていたとき、常に王のそばで王の言葉を聞きながら、王の言葉がいつも嘘で、表面的なことしか語っておらず、本当の皆の心や人々の本当の生活を理解していないこと、自分の身のことばかりを考えており、暗殺されないように、常に自分が安全で生き残れるように、そればかりを毎日、口に出しておりました。そのために多くの者たちは常に周りを気にして襲われないように、毒殺されたり、暴漢に教われないように常に監視し、チェックする役割ばかりが増えていき、あなたもそういった流れの中に巻き込まれていきました。

あなた自身はそういう社会において、本当はもっと優雅に、心を大きくして自然の大きなエネルギーを感じながら、大きな光と一つになって優雅な暮らしを求めていました。王様たちの夜の食事などは常に豪勢で多くの人数とともに一緒になって宴や楽しい宴会のようなものが行なわれ、あなたはその場所において歌ったり踊ったり、王様が気に入るようなことを常に行ないながら、光ある大きなエネルギーを動かそうとしておりました。こういう暮らしが続いていても、常に全員が不安や恐れがその心の中に巻き込まれており、どのように楽しい宴があったとしてもいつ襲われるか分からない、いつ攻めてくるか分からないという心を持った状態で宴や食事が行なわれておりました。そういう生活の中で、あなたは自分自身が歌ったり踊ったりするのと同時に、新しい若い人々に対し踊りや歌を教えていく、王様が気に入る踊り方、王様が喜ぶ歌い方などを若い人たちに教えていく役割をもっており、王様の機嫌に応じてどのように歌い、踊っていくのか。その時々の料理によってどのように歌い、踊っていくか。そういったことを常に教えながら、自分自身も最高の踊りにしようと勤めておりました。

あるとき、あなたの教えた踊り子が自分の教えたとおりにうまく踊ることができず、大きな失敗をしてしまい、その王様から強くののしられ、罰せられる事件が起きてしまいました。その踊り子はあなたの指示の通りに踊ったのにもかかわらず、結果的に失敗しうまくいかず、王様から怒られてしまう事件になってしまい、その責任を強く心に感じていきました。その踊り子はとても悲惨な状態になってしまい、あなたはそれを強く後悔し、自分が教えるということや丁寧に伝えるということが何かうまくできない、教えることが苦手、あまり教えたくないという心が少しずつ動き出していき、自分は思っていることをそのまま教えるということにだんだん情熱が下がっていく状態になってしまいました。それ以来、教えるという作業に対し、何らかの恐れや不安が常に付きまとい、教えてもうまくいかなかったらどうしよう、ちゃんと教えられなかったらどうしよう、失敗したらどうしよう、そういう恐れや不安ばかりが襲ってきて、教えるという喜びがどんどん消え失せてしまうことになってしまいました。

自分自身の踊りや歌もそのときからだんだんエネルギーが弱くなっていき、思う存分に踊ったり、思う存分に歌うことができなくなっていき、ついおとなしく、控えめにしてしまう、あまり機嫌を損ねることがないようにとりあえず満足する程度で留めてしまい、それ以上の余計なことをしなくなってしまう。こういう踊りや歌い方に変わっていきました。そのときのエネルギーがそれ以降にも強く影響していき、あなたが何かを教えたり、伝えたりするときに、つい不安になってしまったり、失敗したらどうしよう、間違ったらどうしよう、教えてもその通りその人ができなかったらどうしよう、いろんな不安や心配が常に付きまとってしまい、結果的に自分の力が十分に発揮できなくなってしまう。自分自身も大きなレベルの人やかなり地位に高い人の前で何かをするときについ怖れてしまって力は出し切れなくなってしまう。王様のような位の高い人の目の前で歌ったり踊ったりするときに、つい緊張してしまったり、力がうまく出せなくなってしまう。こういうエネルギーがつくられてしまい、人の前で堂々とやるということがうまくできないエネルギーになってしまいました。

これらのカルマ的なエネルギーを解除するために、今回の人生の中で自分が気づいている教えるというときの心の動き、間違って教えたり、違ったりした場合の不安や恐れ、自分よりも分かっている人やえらい人の前で何か行動したり、教えたりするときの心の動き、そういったものを自分で分析していき、それを堂々として才能を発揮できるようにもっていく。そういったものにとらわれず、堂々と自分の踊りたいことを、歌いたいことを表現していく。そのように自分の心を分析してみてください。

今、皆さん方の一人ひとりに古代エジプトのころにつくられたカルマ的なエネルギーを説明していきました。皆さん方にしばらく考えてもらい、今の人生でそれがどう影響しているのか、何をどう修正し、今後どう取り組み、どのエネルギーに変えていくか。今、しっかりと心の中で整理しておいてください。

自分の周りにピラミッドがしっかりできていて、ピラミッドのエネルギーの中でピラミッドと一体化していることを感じ取ってください。

古代エジプトのころにつくられた自分のカルマ的なエネルギーで今回の人生にも影響を与えているもの、もう手放したい、もう必要ではない、もう自分は十分に学びもうこれ以上体験する必要はない、そう感じたエネルギーをしっかりと意識し、この古代のカルマ的なエネルギーにもう十分に役割を終えたこと、自分はこのエネルギーをもう必要とはしていないこと、それらのエネルギーに感謝とお礼を述べながら、ピラミッドのパワーでどんどん浄化され、消えていき、光となって宇宙に戻っていくのを感じておいてください。

カルマ的なエネルギーが浄化されるだけではなく、これらを体験したことによって自分の心が強くなり、克服できた、もう自分は負けることなく、積極的に良い行動へと変わることができる。それを感じ、強くなった新しいエネルギーを心の中に取り込んで、もう負けないで積極的に良い方向へと取り組んでいく心をつくり上げていってください。

ラーのエネルギーが皆、協力して皆さんの魂のエネルギーを変換させる手伝いをしてくれます。いろんなエネルギーを魂で感じていき、自分の意識が変わっていく。もう負けないで堂々と行動することができる。そういう新しい意識で感じてください。

エネルギーが魂レベルで変化して十分に自分は新しく生きることができると感じられた人は感謝とお礼を述べて自分のペースで戻ってきて、休んでいてください。それではここまでにいたします。


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