2014/6/28 意識トレーニング1[気品] |
このメッセージのいいねポイントは |
自分の心と常に対話して自分を高めていく |
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①自分の努力で気品を身につける
私たちは光のハイアラーキとしてお話をいたします。今日は気品というテーマで学びをなされております。皆さん方が気品というテーマで心の品格を高め、内なる心の精神性を高め、新しい世界へ成長していくのを楽しみにしております。日本語で表現される気品という言葉に、言葉だけではない、さまざまな解釈や内面的なもの、心の在り方が隠されており、人によってそれぞれ受け取り方が違っているのをある意味では楽しみに受け取っております。
本来、日本の人々は心をいかに豊かな心にして、精神性を高め、徳のある心へと持っていくいか、こういう心の文化にとてもよい文明をつくり出し、また人類がそこへ向かっているのを感じております。心を強くし、心を鍛え、人間関係が調和のとれたよい社会における気品という考え方を身につけ、気品のある心を身につけるために、日常生活を美しく、かつ気取りがなく、自然体でありながらも、何かそこに見るべきものがあり、見ているものが心を感動させ、何かその人の素晴らしいものを見ることができる、そのように心が奪われてしまう。そういう状況に対し、気品があるという表現を使いました。
気品があるという表現を使いました。気品のある人の行動を見ているか、何か心が光り、感動すべきものがある。しかしすぐに自分が真似しようとしても真似できるものではなく、長い人生の間で身につけ、心そのものが素晴らしい心になっている。こういう状態が気品がある状態のように認識されております。
このうち品のある心を身につけ、社会が気品のあるへと持っていくために、今一人ひとりがどのような意識で心を身につけ、心を高め、人間関係を豊かなものにもっていくのか。そういう観点で見たとき、今のこの日本の社会はとても重要な時期にきていると思われます。
今、日本人の心の中から気品のある心が失われてきているといってもよいでしょう。西洋からもたらせれた現実主義、物質主義の考え方は、精神的な成長を求めるのではなく、物質的快楽を求め、そのためには金銭を手に入れて、金銭で物質的快楽を手にするという意識が身についていきました。今、この日本においても欲しいものを金銭で手に入れる、金銭を手に入れれば好きなものが手に入る。そのような誤った考え方に心が向いております。安易に金銭を手に入れることばかりを考えております。
気品という世界はこのような金銭とはまったく相容れない世界であり、むしろ金銭がほとんどなかったとしても心はそれに惑わされず、豊かなままで豊かな心で人と接し、自分が劣っているように感じたり、何か不十分、足りないという意識を持つこともありません。単に金銭がないだけであり、それ以外のすべてを手にしている、そういう生き方が気品のある生き方であり、金銭によって心が変化することがないのです。
そういう意味においては気品を身につけるためには自分のハイヤーセルフや自分の神をしっかりと信じ、どのような現実も受け容れることができる。自分にとって都合の悪いもの、自分にとってよくない現実であるように見えても、常に神なる観点から見るとバランスがとれ、正しい流れであることが確認でき、常に自分は正しい道を歩いている。そういう心の余裕をもっているのが気品のある生き方になります。
この気品のある生き方を身につけるためには、なるべく自分自身の努力で必要なものを手に入れていく、自分自身が自分の力で成し遂げ、手に入れていく。この意識がとても重要になります。自分の努力で必要なものを手に入れていく。そのためには自分の力を信ずることがどのような状況にあっても、現実が味方してくれる。すべてうまくいく。すべて必要なものが手に入るようにつくられている。それを心から信じ、そこに向けて努力していく。これは美しい心として評価され、余裕のある大きな心に育っていきます。
自分の心を大きな心にもっていくために、自分自身の心と常に会話をしながら、心にとっていちばん良いことを行なっていく、こうやって自分の心を磨いていき、浄化し、自分自身の気品を身につけていくのです。今の社会においても気品を身につけ、品のある行動をとることがとても大事であり、けっして失われるものではありません。むしろ失われることなく、これから広がっていく、日本のよき文化を世界に見せるためにも、日本人が気品のある行動をとっていく。これはとても良い動きになります。
日本人の心の在り方を見ていくと、何か劣等感のようなものがあり、正しく表現できない心が身についている、これらが気品という心を表に出せない原因を作っております。自分に価値がない、あるいは努力しない、こういう心によって気品のある心がなかなか身につけることができず、表面的に終わらしてしまう。表面的に学んでそれで身についたような錯覚をしてしまう。こういうことがとても多く、本来の自分に必要な気品が身についてこないのです。
この気品をしっかりと身につけるためには、自分自身の心をよくみていき、自分の心に今、必要なものは何なのか、自分が何をどうすれば自分の気品を高めることができるか、そこに意識を向けてきてください。自分の心の中に何か、負けず嫌い、ほかの人に負けたくない、ほかの人よりは少しでも良いところを狙う、こういう心の持ち主がいれば、それは当然、気品を壊していき、気品のない心に育っていきます。自分自身の心をしっかりとコントロールして、気品のある行動をとるようにする。そのためには常にやさしい言葉遣いで、相手の話したいことをしっかりと受け入れ、上品で、静かに、さわやかに、他を安心させる心を持っているのです。
これからの社会の発展において、気品のある言動というものが大きな価値のあるものになります。皆さん方がこれから成長し、意識を高めていったとしても、決してこの気品という自分の能力を見捨てることなく、磨いていく。波動を高め、長い間、維持できるようにする。それをぜひ行なっていただきたいと願っております。
この気品という波動は今、少しずつ破壊されてきて、いずれ気品という言葉が日本人の心からなくなっていくかもしれません。しかし皆さんがそこでしっかりと気品を身に着け、さりげなく美しい行動をとっていく、常に周りの人が良い思い出になるように、気品のある行動をとっていく。そうすれば、日本の社会は十分に世界でも通用し、気品のある国家として蘇っていくでしょう。
今はまだ、日本の人々自身がほとんど表現していない状態であるために、西洋の国からすると、きわめて品がない民族のように思われてしまいます。品がないのではなく、西洋的な流れに巻き込まれ、一瞬混乱していること、これが整理されていき、しっかりと気品がある行動を身につけるように、周りから始まっていく。そのときはこの気品をしっかりと心に宿し、学んで意識的に採り入れることができるようにしていってください。
一度皆さん方に気品のエネルギーを流してもらい、心と魂に気品を感じていただきます。あたかも自分が気品のある紳士、淑女になったような感覚を手に入れる、心から気品のある人間として行動していく。心から自分を気品がある、そのような感覚をもっていってください。
どのような人がきても、決して感情的にならず、客観的に話を聞いていき、受け容れていく。こういう気品のある行動を身につけていってください。
それではこの気品を日本全体に広げていくために、皆さん方はどう行動していけばよいのか。どのようにして日本にこの気品のエネルギーを広げていくか。それについて皆さんで話し合ってみてください。それでは休憩をとります。ありがとうございました。
②他人からの評価に惑わされない心
私は光の世界からお話をいたします。今日は気品というテーマで話をしております。気品をどのように広げていくか。皆さん方は一人ひとり、自分の気品のレベルを自分で知ることが大事であり、自分は気品という波動のどういうところをどこまで心で身につけ、どこまで外見で表現できるようになってきたか。自分の目指している気品というものがどの方向にあるのか。それを自覚することが大事になります。
気品を自分で見るというのはとても難しく、多くの人は他人から判断される言葉で自分を確認していきます。あなたの所作は美しい、あなたの言葉遣いはきれいだ。ほかの人から言われることによって自分がどの程度、表現できるようになったかを確認していきます。したがって自分はほかの人からどのように思われ、どう評価されていることかがだんだん意識されていくと、逆に評価されることだけに意識が向いてしまい、自分の本来の心以上に美しく見せようとする。所作や言葉遣いだけを美しく見せる。良い評価を得ようとする。これ自体が間違った心の方向性になり、品がない心のなってしまいます。
他人から評価されなくても、自分で自分の心を評価できる、常にこういう自分の心の見方が必要であり、自分の心を厳しく自分で監視し、自分の心をコントロールし、正しい心で人に接していく。この心を先に身につけ、ほかの人がどのように評価してきても、常に客観的に受け容れ、それに惑わされない心、特にお世辞や単なる挨拶程度で言ってきた言葉を真に受けてしまい、あたかも自分が素晴らしい人間であるかのように勘違いしてしまう。こういう人もたくさんいるのです。お世辞や単なる挨拶として言われた言葉を真に受けることなく、自分の心を自分で正しく見る力をしっかりと養っていってください。
Aさんの気品という観点から心の在り方を見ていくと、普段、人と接するとき、どのような気持ちで人と接するか。相手が少しでも美しく、きれいに自分の波動を感じ、相手に不快感を与えることなく、相手が楽な気持ちで自分と接するために、自分がどの程度、相手のことを思ってあげることができるか。こういったことが自然に身についてきたときに、気品のある行動がとれるようになっていきます。したがってあなたにとって気品のある心は相手がどういう感覚でどういう気持ちで、あなたの心を美しくやさしく感ずることができ、心の共感を感じられるようになるか。そこにもっと意識を向けるようにしてみてください。
Bさんの気品という心をみたとき、あなたの心の交流において、つい自分の感じたことをそのまま表現してしまい、自分の言っていることが状況によって変化してしまったり、相手の言動によって変化してしまう場合があります。自分の心の中に、一貫した考え、一貫した自分の在り方というものが完成されておらず、そのときそのときのやり取りによってある意味では柔軟に変化していきます。これは相手に合わせているという見方をすることもでき、相手が不快感を感じないように、相手がいやな感覚にならないようにするために、自分が合わせるという見方もあります。しかしこれは自分のためにも相手のためにもならず、自分自身はそこで何をもっと表現したいのか、自分はどの方向に向かっているのか、相手は何を表現し何を求めているのか。そこを常に見ようとする力が必要とされます。単なる雰囲気や状態を楽しむのではなく、本当は何を求めているのか、どこに向かっているのか、常にこれを意識し、その方向性に合わせて相手の方向性をうまく認めてあげたり、方向性に合わせて会話する心を身につけていってください。
Cさんの気品という心を見たときに、あなたの心の中に他人の心と自分の心とのお互いのやりとりの中で、どこかで壁のようなものが常に現れてきて、自分の本心をなかなか出せない、相手の本心を感じ取れないという状態がつくられてしまい、それによって表面的なやり取り、見かけのやり取りが心のつながりになってきています。気品という心の特質は、自分にも相手にも正直に接することが原則であり、自分は正しい心で正直に接すること、相手の言葉や行動をそのまま正しく受け容れていき、仮におかしい、何か違うと感じたとしても、相手の言葉を正しく信じ、受け容れていく。これを続けていくと、壁がなくなっていき、本当に相手は正しいことを、正しい行動で現すようになっていきます。自分が何か壁のようなものをつくると、相手を正しく見ることができなくなり、何か常に自分のことを違う表現でとっているように感じられてしまうのです。自分の方から正しく、正直に接していくことにより、相手の正しい心とつながり、そして自分自身も品のある言動がとれるようになっていきます。
Dさんの気品という心を見ていると、あなたの気品の波動の中に、相手に対して何とかしてあげたい、何か相手のためにしてあげたいという思いが心の中にあり、常に自分から他人に対して何らかの思いが広がっていく心の構造になっております。そのため何か気になったら何かしてあげたい、何か手に入ったら何かしてあげたい。こういう心が常に動いております。自分ができること、ほかの人が求めていること、それを感じたとき、自分なりのこれまでのやり方で相手のために何かをしていきますが、そのときに少しでもなるべくやさしくソフトに、押し付けがましくするのではなく、さりげなく、やさしく、美しい所作で行なうようにしてみると、一つひとつの相手に対する奉仕がただのあなたの美しい言動の中に吸収されていき、さりげなくしている所作そのものが相手への奉仕になっていく。おしつげがましい奉仕ではなく、普通の言動そのものが相手のために役立っている。このような波動へと変化していきます。ぜひ何かしてあげるとき、けっして「してあげる」という意識を持たずに、たださりげなくやさしく、相手の心が少しでも輝くようなことを感じて言動に移していく。そのように意識をもっていってください。
Eさんの気品という心を見ていくと、あなたの気品の波動はあなたが本当にそれを意識し、それを理解し、それを感じ取れるようになっていくと、自分のものにして少しずつ成長できるような心の扱い方になっております。あなたはあるテーマに対して理解が及び、具体的なやり方を身につけ、意欲が出てくると正しくそれらを身につけていき、成長できるような心を身につけていきます。やり方が間違ってしまったり、自分であきらめてしまうと、成長が止まってしまいますが、本当に自分で理解し、正しい学びをしていくと、あなたは確実に心が養われていくのです。ものによってテーマによって正しく成長していけるものと、途中でやめてしまったものがあると、それで心のさまざまな状態においてアンバランスになっているところがあります。したがってテーマごとにこれは良いもの、これは良くないものという風にきめられてしまったことがあるために、バランスがとれていない心になっておりますが、それを全体的に底上げしていく、どのテーマに関しても、どの分野に関しても、まず美しい所作、言葉遣いや行動の在り方、一つひとつを気品という観点で底上げしていき、最終的にいろんなテーマにおいても品がある言動へともっていく。そういう方向性を身につけていってください。
Fさんの気品という心を見ていくと、あなたの心に本当に困っている人や悩んでいる人、奉仕を必要としている他人を見ると、心がとても強く動き出し、そういう心の人に何かしてあげる、救ってあげるという動きが出始めていきます。そして相手にあまり違和感がないように、あまり失礼にならないように配慮しながら、相手が本当に何を求めているか、相手に必要なものは何かをうまく引き出しながら、相手のためになることをしようとする心が育っております。そういう意味において気品というエネルギーを自分の心の一つの資質として育てております。さらなる良き波動にもっていくために、自分自身がいろんな世界の中で動き出すときに、まだ自分の知らない世界に自分の学ぶべき世界や経験したことのない世界において、そこにいる人々からうまく話を聞いたり、自分なりの見方を変えたりしながらも、相手を生かし、自分も成長していく、こういう世界が常にあなたに入ってくるために、そういう新しいテーマの世界、新しい分野、新しい領域において、心の特質に合うものをうまく見つけ出し、自分の心も同じように新しい心を開拓し、見つけていく。そういう気持ちを持って、常に自分の心をさらに豊かに、成長できるようにもっていってください。
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Gさんの気品の心には、あなたの心の中に自分と他人との間における距離感というものが一人ひとり異なってできており、人によっては距離感をかなり狭くしたり、人によっては大きな距離感でで接したり、人との関係によって接し方や距離感がかなり変わってきます。本来の気品はどのような人に対しても心の距離を変えることなく、接し方を変えることもなく、堂々として自分の心を表現していく。人や周囲の環境にごまかされず、自分の心を常に同じ状態のままで表現できるようにする。これが気品をもつ心の在り方になります。自分の心を強くして、どのような人の中でも同じように接していく。これを見つけるようにしておいてください。
Hさんの気品という心において、あなたの心の動きの中に、本来的に身についている人間関係の心の在り方と自分の中でその時々の状況に応じて変化してしまう人間関係の心があり、自分でどこまで自分の心をしっかりと強く導き、他人のために、他人の求めているものや他人に必要なものを直観的に感じ取りながら、それを的確に良い表現形態で心で感じ、表現し、相手に伝えていく。これがあなたの本来の気品の方向性になります。相手との接し方で相手に何か必要としているもの、相手が心のレベルで求めているものを感じ取りながら、それをうまく成長できるように、輝けるように、本人が明るく、意識が高めることができるような言葉をうまく感じ取り、伝えていく。そういう気品のある心を身につけ、行動に結びつけることができるようにうまく意識を高めていってください。
今日は気品というテーマで心をいかに自分で身につけ、成長させていくかを学んできました。今の社会において、だんだん気品が失われていき、結果だけ手に入ればよいという風潮が高まっております。