20140409 of Central Sun Ascension Report

2014/4/9 意識トレーニング1[勇気]

このメッセージのいいねポイントは

物質世界に負けない力が勇気

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①魂を進化させる方向にいくのが正しい言動

私はお釈迦様の弟子として学んでいたものです。釈迦が教えを説いていたころ、行く先々でいろんな人から質問を受け、そのたびに丁寧にお話をしておられました。どのような質問が与えられても、常に分かりやすいお話をしながら、その人が理解できるような説明をしておりました。

あるとき、若い男性がやってきて、お釈迦様の身なりを見ながら、ある質問をしておりました。人間は生活をするうえで、最低限、なせねばならないことがある。ある程度働き、食べるものを手にし、そして家族を養い、病気にならないように、苦しむことがないようにしながら、生きていく。これを毎日、続けなければならない。しかしお釈迦様は人々を見ながら、知恵を与え、悩みを解決している。ただ人々を楽にさせているだけでは、自分の家族や自分の周りの人には何も良いことをしていないではないか。そのような質問をお釈迦様に向けておりました。

お釈迦様は何一つ、表情を変えることなく、あなたは毎日の生活をただ食べて、病気にならないようにして、生活しようとしている。それの繰り返しを自分の人生と思っている。私はそれを人生とは思わず、まだ人生を知らないもの、人生とは何かも知らないものが間違って生きている生き方にしか見えない。

本当の人生とは何か。何が人生かを見つけ、気づき、悟ったとき、ただ毎日を食べ、病気にならないことを心配し、生きているだけを人生とは思わなくなる。むしろ人生というのは、自分の魂が望むことを行なうことができる。肉体を生かすことに意味があるのではなく、肉体を使って魂を生かすことに意味がある。私は私の魂が求めることを行なっている。一人ひとりの魂が私を呼んでいる。魂が訴えているのが聞こえてくる。あなたの魂が私の魂を求めている。だからあなたのところにきている。あなたに話しかけている。

私の家族は私の魂でつながっており、私は魂を通して家族を養う。家族の魂が健康になるように、私の魂の家族、友人、知り合いたちがすべて魂を通して、自分のやるべきことを思い出し、この人生とは何かが分かるように導こうとしている。私は私の生き方に目覚め、魂の望むとおりに生きているだけである。

このように説明をすると、質問してきたその若い男は、いかにも自分は何も分からず、ただお釈迦様に意地悪な質問をしたことに気づき、自分自身が恥ずかしい思いになり、そのまま何も言わず戻っていきました。

私たちはこの類の質問を何度も受け、お釈迦様がそのたびに正しい道を教えていきました。人々は一日一日を生きることに必死になっており、病気にならないこと、死なないこと、こういうことにばかり意識を向けておりました。自分の魂が望むこと、魂が進化成長することなど、誰も考えておりませんでした。またそのような話をしても、ほとんどの人は意味が分からず、魂が成長するといってもその本当の意味を誰一人、理解できておりませんでした。

お釈迦様がいろいろ深い話をし始めていたとき、ある男の人が近づいてきて、お釈迦様に質問していきました。魂の世界は真実の世界であるならば、なぜ我々の世界をうその世界として創る必要があるのか。元々魂の世界で真実を生きているのであれば、肉体の世界をわざわざうその世界のように創り、苦しみを与え、貧しさやつらさをわざわざ体験するのはなぜなのか。このように質問をしてきた人がいました。お釈迦様はその質問に丁寧に答えていきました。

魂の世界は真実の世界ではあるけれど、真実を真実として受け止める能力が魂によって異なっており、まだ若い魂は真実が一部しか理解することができず、進化した魂は真実の多くを受け入れることができる。魂の世界において、まだ未熟な魂は自分が未熟だということに気がついてきて、さらなる真理を手にしたい、未熟なる自分を成長させて、もっと賢い魂になりたい。そういう気持ちが奥底から湧き出てくる。

魂が自分を進化成長させるためには、まだ自分の気づくべきところ、身につけるべきもの、知らないものに挑戦し、そこから新たなる真実を見つけ、自分のものとすること。それが一番良いやり方であるというのが分かっていくのです。若い魂は自分の知らないことや分かっていないことに挑戦して真実を手にするためには、この肉体という世界がとても良くできており、肉体を体験することにより、まだ魂で身についていないもの、まだ魂が分かっていないもの、これから身につけるべきものが肉体の世界でたくさん用意されており、それゆえ肉体として体験することにより、魂は多くのものを手にすることができるのです。

肉体として体験するのは魂であり、魂が肉体を生きることによってより大きなものを手にすることができるのです。たとえ苦しい、つらいと思った体験でも、魂の心からすると、とても有意義なものであり、大事なものであり、そのつらさに目を向け、積極的に取り組んだり、強い力を身につけて賢い能力を身につけていくことが魂を成長させる。つらければつらいほど、苦しければ苦しいほど、魂にとって素晴らしいものを手にすることができるのです。それゆえ魂は肉体をとても大事に扱い、肉体を使って大きな成長をしようと頑張っている。

このように応えていきました。肉体の生活はどのような肉体の状態であったとしても、すべて魂のためにつくられており、魂にとって必要なことだけが現われてきます。多くの人は自分の人生しか見えておらず、自分の人生がいかにつらいか、自分の人生がいかに大変な人生なのか。生きていくだけでもどれだけのつらさなのか。そこばかりに意識を向けようとします。

しかしその人の人生はそれによって自分は何を学び、何を手にし、どういう良いところを魂の中に入れることができたのか。そこにこそ意味があり、価値があり、肉体をつくった一番の目的がそこにあること。それが分かってくると、魂が肉体を使っていろんなことを体験しようとする気持ちが心から分かるようになっていきます。

今の皆さん方も同じように、肉体レベルでは、つらい、面白くない、うまくいかない。いろんな思いをもっているかもしれませんが、魂の世界から見ると、一つひとつが良くできており、皆魂にとって必要なことだけが行なわれているのです。皆さんは社会の中でうまく生きていくためには、自分ひとりで生きることはできず、ほかのひとを生かしながら生きるということが必要なってきます。自分だけが生きるのではなく、ほかのひとも生かしていく。これが生きる一番の大事なところであり、他を生かすということが自分をかなり変えることにあんるのです。

ただ自分が生きる、自分ひとりだけ、自分が良い人生を送る。このように自分だけが生きようとすると、自分ひとりで良い人生を送ろうとすると、その人の人生は良くない人生を歩むことになります。他を生かそうとする。ほかの人が良い人生を歩もうとする。そこに意識を向け、肉体を使って他を生かそうとする行動をとると、他を生かそうとするが 自分も生きる力になっていき、自分と他を同時に生かすように変わっていきます。

他を生かそうとすればするほど自分は生かされていき、自分と他の関係が一つのものであることに気がついてきて、自分の人生が自分だけのものでなく、他のために、他の多くの人のために自分の人生がある。それがたくさん分かってきます。

自分は一人で生きているわけではなく、ほかの多くの人に生かされている。ただこれが分かるのは、自分が多くの人に生かそうとする気持ち。多くの人を生かそうという気持ちで毎日を過ごしていると、逆に自分は多くの人に生かされているという感覚が身についてくるのです。

自分だけで生きようとすると、この感覚を味わうことはできません。他を生かす。他を生かそうとする気持ちが強ければ強いほど、自分が生かされているという感覚になっていくのです。他を生かすのは、簡単ではなく、それぞれほかの人も、自分が生きるのは必死であり、自分だけで生きようとしております。

自分で生きようとしているその人に、こちらもその人を生かそうとしていく。自分ひとりで生きようとしている人は自分の世界にはまっており、自分がどこに向かっているのか。自分が今、どういう状態なのかを気づいていないことが多く、それを正しく伝えていくと、今、自分がどういう状況でどこに向かっているのかが分かるようになっていくのです。

ほかの人を生かそうとしてその人が今、どこに向かっているのか。今、どういう状態なのか。それを感じ、正しく伝えていくと、その人は自分の生きている方向が間違っていることに気がつき、本来の自分を歩くようになっていきます。

ほかの人を生かそうとする。そのためにはその人のふさわしい生き方を感じ、ふさわしいいき方をただ伝えていく。ただ感じたことを教えていく。これが始まりであり、皆さん方が最初に他になす勇気ある行動になります。その人の正しい生き方、あるべき生き方を感じ取り、それを伝えていくのです。

他を生かすという心がない限り、なかなか適切な言葉が口からは出ていきません。本当にその人を生かす。その人に生きてほしいと願う気持ち。これによってその人に必要な言葉が口から出ていくのです。自分の口から出ていく言葉は確実にその人を生かそうとし、その人のためになることを伝えていきます。

自分が多くの人に勇気ある行動をとっていく。その場合でも、一人ひとりが何を求め、何をしていくのか。一人ひとりの心をしっかりと感じ、そしてその人の魂のために一番適切なことをしていく。常にこうやってその人の魂が成長することを行なっていくのです。勇気ある行動はその人の魂を感じ取り、魂が進化成長するために必要なことを伝えていく。他を生かす。相手を生かして、この心が勇気をつくり上げる最初になるのです。

勇気を持って行動するとき、正しい決断や正しい判断が必要とされることです。無知のままでいても自分の行動が無責任であったり、進化の流れに入っていないときは、単なる惑わし的な感じになってしまい、相手を生かすことにはなかなかつながっていかないです。相手を生かすためには、その魂が今、何を求め、どこに向かおうとしているのか。それを感じ取り、その方向に向けて魂を生かしていくのです。

その人を生かすように動き始め、さらに良い人生を進むように導いていくと、魂を中心にした生き方がどんどん進んでいき、高いレベルの生き方を身につけるようになっていきます。だんだん自分の魂に意識を向け、魂が進化成長できるように動き始めたころ、一人ひとりの心の中にある新しい魂が動き出していきます。

新しい魂というのは次の段階に向かう魂であり、相手を生かすこと、相手を許すことやいろんなことに目覚め、気づいたとき、それらの魂は次の段階として大きなパワーを扱うようになっていきます。大きなパワーを使い始めるころ、他を生かす生き方も変化していき、その人の魂のあるべき姿を感じ取り、その人が一番してほしいと思うことを行なうようになっていきます。

相手が望んでいること、一番してほしいと思っていること、そこに意識を向け、それがうまくいくように導いていくと、相手もどんどん近づいていき、新しい能力を目覚めさせていきます。

皆さん方が身につけるべき勇気には、正しいことをしっかり口に出していく、どのような状況にあっても正しいことを言い続ける。この勇気が皆さんに必要です。正しいことを言おうとしても、うまく言えない。何が正しいか分からない。そういう意識によってつい何も言えなかったとやり過ごす場合があります。まず正しいと思ったことをしっかりと口に出していく。それは魂を進化させる道であり、本当にその人が求めている生き方でもあります。

多くの人が迷い、傷つき、生きる力も弱くなっているのです。そういう人々に働きかけ、迷いを取り除いて生きていけるようにする。皆さん方はまずそれを行なっていき、多くの人が本来のいき方を身につけるように導いていくのです。

皆さん方の今の社会において、勇気ある行動というのは、少しずつ変化してくるでしょう。今は複数の人で協力し合って何かをなす、何かを成し遂げていく。そういうことに意識が向いており、自分が素晴らしいものをしっかりと身につけ、それを伝えるということが少しずつ難しくなってきております。

皆さん方の今の社会において、正しいことを口に出す、他の不正をしっかりとみつけ、不正を正すということが難しい状態になっているのです。まず不正を見たら、しっかりとそれを見つけ、不正を正していく。これは自分自身に対する挑戦であり、自分が自分に対して不正があるときにすぐに修正できるようにしておく。自分が間違っている。正しくないときに自分が気づき、自分で直せるように。そのためにも他人をしっかりと見て、他人を戻していく。正常に正していく。この力が必要となります。他人の不正を見抜き、正しく伝えることが自分自身の強さを身につけていきます。

人それぞれが意識の差があるために、ただ勇気を身につけようとしても、必ずしも、同じような状況が勇気を持って改善できるように現われるわけではありません。一人ひとりの魂のレベルには進化の状況によって現われ方がすべて変わっていきます。したがってまず自分の場合はどのような勇気が必要なのか。どのようにして他を生かしていくか。ぜひそれを感じ取り、自分自身が勇気ある行動をとれるようにもっていってください。

②普段から他人のための勇気を積み重ねていく

私たちはハイアラーキの仲間としてお話をいたします。自分の勇気を自分で感じ、自分で強い勇気へともっていくために、ほかの人の行動の基準が何なのか。ほかの人はどういう基準で行動しているのかを感じ取るようにしてみてください。常に目立とうとして行動する人、常に社会のために行動しようとする人、自分だけの世界にはまっている人、いろんな考えがあります。その中でも常に他人の心を少しでも和らげ、よくなってもらいたいと思う、という他人を思う心が動き出したとき、その人が勇気を少しずつ、つくり始めていき、そして本当の勇気を自分のものにしていくでしょう。

勇気は普段からの地道な作業が必要であり、自分を見つめ、他人を見つめ、本当の良いものを見つけていくのです。ぜひ皆さん方の自分の人生の中から、よい勇気を身につけ、実践できるようにしていってください。それでは少し、休憩をとります。ありがとうございました。

③正しい言葉と行動をとる勇気

私たちは光のハイアラーキとしてお話をいたします。今日は勇気をテーマにして学びを進めております。今の日本の人々にとって勇気をテーマにするということはとても意味があり、またぜひ学んでいただきたいテーマでもあります。勇気ある行動、このように聞くと、悪との戦い、言うべきことを口に出し、不正を正し、また自分の間違いを素直に認める、ということを勇気ある行動と感じていくでしょう。

光の世界から見たとき、光にとって勇気ある行動というのは、そもそも光を維持するためには光を妨害するものたちがやってきてもそれに意識を向けず、ただ光だけを見ていく。光以外のものに惑わされず、ひたすら光を見ていく、これが必要なことであり、光に惑わされないこと、光だけをしっかりと維持していく。これがとても大事な行動になります。

しかし肉体をまとうと、この光の方向性が分からなくなり、人間のつくった価値観に依存してしまい、お互いが自分の価値観を表現し合い、本当の光の方向を見失ってしまう。この光を見失った状態で本来の光をひたすら見つけようとし、あるべき光の姿に進んでいく。これを勇気ある行動と認識しているのです。

したがって勇気ある行動をとるためには、本来の光の方向をしっかりと見ていること。そして光の世界では常に光だけをみているのであり、まず皆さん方が光の世界としっかりとつながり、常に光の世界では光の方向だけを進んでいる、これができていれば、肉体をみにつけても光の世界を感じ、光の方向だけを突き進んでいく。これが勇気ある行動のように感じられてくるのです。

皆さん方がしっかりと光の世界とつながり、常に光を見ている。そのためには自分の心の中に光とつながる心が必要であり、常に光とつながっている心、それが魂の進化の流れであり、自分の心が魂の進化の流れをしっかりと理解している限り、自分は光の方向を感じていることになります。

心正しき者というのは自分の魂の進化の流れをしっかりと見ており、光の方向を感じていること、そして肉体の行動をそれに合わせてとっていく。これが常にできていれば、その人は正しい行動をとっていることになります。しかし光の見えていない物質世界においては、お互いに迷い、間違った行動を起こしてしまいます。光を見失い、間違った行動をとったときに、しっかりと自分の正しい心を見つけていき、光の方向性を探し出し、正しい光の方向性が分かったとき、それにしたがっていく。それが正しい行動になっていき、もし間違って入れば、間違った行動を正しい行動へとすぐに修正していく。こういう心が勇気ある行動となるでしょう。

しかし今の皆さん方の社会においての大きな問題は、社会そのものが間違った方向に進んでいる。大きな力を持っている人が間違った方向に人々を導いている。社会全体が大きな力を持っている人が間違った方向に進んでいるときに、力のないものが間違った方向に気づいてどこまで社会を変えることができるのか。

自分が自分にとって正しい光の方向に進むことはとても大事なことです。しかし家族、社会、国が間違った行動に進んでいる。明らかに自分は間違っていることが分かっている。そのときに間違いを指摘することができるかどうか。確かに天の世界から見れば、その人は正しい光の方向を感じ、それを人々に伝え、国に伝え、家族に伝え、正しい方向に歩こうといろいろ言うことは勇気ある正しい行動といえるでしょう。

しかしそれによってその人の生命が危ない、家族が危ないという状態になるとき、何をもって正しいとするか。家族の生命を守るために、自分は引き下がるのか。人々の生命を守るために、間違ってもそれにしたがっていくのか、ここで一人ひとりいろんな葛藤が起こっていきます。

もちろんイエスキリストのように社会の不正を正そうとして自分が犠牲になっても、正しいことを常に人々に説いていた。こういう生き方もあるでしょう。しかしだからといって皆さん方一人ひとりが無謀に生命を犠牲にする必要はありません。自分がまだそこまで光を感ずることができず、力がなく、まだまだ魂の進化が不十分と認識している人は、まず自分の心の在り方、魂の在り方を見ていき、自分が間違っていると分かっていても、ある程度、魂を進化させるために、不正と間違っていることを行ないながらも自分を磨いて、時期がきたときに自分の間違いを正そうとする、行動に移していく。そういうことは十分に可能になるでしょう。

不正に気づき、間違っていることが分かったとき、自分は自分で自分の人生の決断を行なってください。ほかの人が間違っていると分かったとき、ある程度、アドバイスをしたり、助言をすることは可能でしょう。しかしだからといって強制的にその人の間違いを直させるとか、無理やり方向性を変えさせるということはエネルギー的に見てかなりやりすぎた状態になります。

たとえ相手を正そうとしても、無理やり相手を変えさせてしまうとカルマがつくられてしまい、いずれは自分もそのエネルギーを体験することになります。したがって最終的には一人ひとり、自分の判断に任せることになります。ただそのために何が間違っているのか。なぜ間違っているのか。正しい方向とは何なのか。それを相手に伝える必要はあるでしょう。しかし行動そのものを無理やり変えることはできず、最終的には一人ひとり、自分の判断で行動すること。それを理解するようにしておいてください。

Aさんの心を見たとき、あなたにとって勇気というエネルギーはこれから十分に身につけていきながら、そのエネルギーを社会の中で使う時期がいずれ訪れるようになっております。今はそのための準備のような段階であり、一つひとつの現象において、まず正しいか、社会の中で必要なものなのか。これは自分と社会とのつながりの中で大事なことなのか。それを感じながら、社会と自分とのつながりを理解している最中といえます。何か自分と社会とのつながりが見えてきたとき、社会の中で何か間違っている、何か社会が反対になっている。それに気づき始めたときに、自分は社会にどのような行動がとれるのか。自分自身が力と自分に備わっている権力、自分を動かす力、いろいろなものを感じて、自分が社会に対してできること、できないこと、これが少しずつ表に出てくるようになります。そのときに自分が社会を正しい方向にもっていくために、どこまで勇気を出して表現していくか。行動していくか。こういう経験を何度かするようになっていきます。そしてそれを経験するに従い、自分の勇気につながる心の強さが身についてきて、だんだん普通に自然にできる能力に変わっていきます。したがってまず今の段階から少しずつ力を身につけていき、社会の中でも強く普通に自然に発揮できるように準備し、身につけるようにしていってください。

Bさんの心をみたとき、あなたはこれまで人間とのかかわりの中でいわゆる面倒くさいことにあまりかかわり合わないようにしてきて、自分は自分のペースで過ごせるように状況を作ってきました。それによって自分が平和を保ち、ほかの人もその人の平和を認めるように過ごしてきました。しかし実際には一人ひとりの価値観がかなり異なっているために、そういう人々同士がお互いに出会い、場をつくり始めると、どうしても場が歪んでいったり、歪みが生じたりしてきます。そのときに力関係で負けてしまうか、それとも一つの理想的な仕組みでうまくまとめてしまうか。いろんな状況によってまとめることを考えてきました。しかしこれからの社会は正しい方向に向かうために、地球にとって、日本にとって正しい方向に進むということを考えていくと、一人ひとりの考えが必ずしも合わない場合が表に出てきます。だんだんそれが強くなってくると、一人ひとりの考えの歪みが大きくなってきて、場にとって良くないこと、地球にとって良くない現象が強く現れてきます。やはりそのときに楽しいことを口に出す、相手の何が間違っていて、どうすれば正しい方向になるのか。それをいわざるを得ない状況がつくられていきます。したがって普段からただうまくいく状況を感ずるのではなく、どの方向性が正しい方向性なのか。地球が変化し、日本が変化していったときに、正しい方向性とは何なのか。常にそれを感ずるようにしておいてください。常に本来のあるべき方向性を感じ、そこを正しい方向として心が動いていくと、いつの間にか、自分の感覚で正しい方向性が分かるようになり、そこに向かって人々にアドバイスをしたり、いろいろしたりすることができるようになっていきます。常にあるべき方向性を認識できるように意識を向けていってください。

Cさんの心を見たとき、あなたの心の中に、ある程度、トラブルは避け、あまり問題が起こらないように進めていこうとする思いがあります。なるべく問題が起こらないようにしてうまくまとまっていく。これを願って場を治めようとします。しかし一人ひとりの意見が違ってくると、どうしてもまとめることができず、最終的には力のある人、権力のある人にしたがってしまうことになり、それで全体がうまくいくような状態がつくられていきます。こういう経験をこれからも続けていくと、だんだん心が動き出していき、どこかの段階で心が許せなくなってきます。ただ力のある人や権力のある人の指示に従うことが必ずしも正しくない、必ずしも良い方向でないということが分かってくると、やはりただ合わせるのではなく、本来の正しい方向をしっかりと進めていきたい。あるべき方向に向かって皆を正しい方向へと導いていきたい。そういう心が少しずつ目覚めていきます。そういう心が目覚めてきたときに、ただ感情的に口に出すと、逆に強い力で戻ってきますので、そういうときにこそ、やさしく、心の内側から語りかけるように、理解できるように本質的なこと、正しい方向を教えていき、本来のあるべき方向に皆で分かっていく。正しい方向に意識を向けて、皆が一つになって向かっていく。そういうことを教える時期がやってきます。ぜひ内面から人々に知らせていく。内面から分かるようにしていく。そういう説明の仕方を身につけるようにしていってください。

Dさんの心を見たとき、あなたのここ中に常に周りを良くして皆が平和で豊かな暮らしになれることを望んでおります。これまではある一定の条件の中で皆がまとまり、一つになっていれば平和という感覚が身につき、それで満足を感ずる状態がありました。だんだんあなたの魂が目覚め、動き出してきたことにより、ただ仲が良く、平和であっても、方向性が間違っていると、やはり何か違う、ましてや皆が本音を隠して表面だけで仲良くしていたり、あきらかに間違った価値観の中でみなが楽しくしていると、やはりそれはおかしいと心が感じる。魂が動き出すようになってきております。したがってこれからはそういう方向性が違い、心が何か違和感を感じたときに、いかに皆に対して本来のあるべき方向性、正しい方向性を伝えていき、人々に目覚めさせていくか。これがこれからのテーマになっていきます。今のところ。自分の心で何かをおかしい、これは違うと感じていても、それを説明する仕方がとても難しく、結局はそのままの状態に流されてしまうことがありました。少しずつ力を身につけていき、正しいことをしっかりと指摘して、方向性をしっかりと伝えながら、なおかつ一人ひとりの心を感じ、一人ひとりが自分の心で正しい方向に向かえるように、自分から正しいところに進んでいけるように導いていく。そういうやり方を身につけるようになっていきます。ぜひ自分の心を感じたら、しっかりとその方向に従い、人々もそこに向かうための説明の仕方を学ぶようにしていってください。

今日は勇気をテーマにしながら、皆さん方一人ひとりがいかに魂の進む正しい道を歩んでいくか。いかに周りの人があるべき方向へと進んでいくか。そこに向かう力として、勇気を学んできました。日常生活において、平和を求めると、つい勇気を求める力が弱くなっていきます。けっして平和な状態にあっても油断することなく、自分を正しい方向へ導く強い力を身につけるようにしてみてください。それではここまでにいたします。ありがとうございました。

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