2013/7/1 宇宙交流会
心の秩序化で富士になる
①神聖さを奪われた富士
私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日は皆さん方が富士についていろんな情報を求めていますので、現時点において許可された範囲内でメッセージを与えていきます。なお、富士山に関してはまだまだ隠された秘密がたくさん存在しており、今の時点で明かすことはできないことがあります。
皆さん方の意識レベルがもっと上がっていき本来の日本の波動に繋がったり、日本人としての役割に目覚めた時に新しい富士山の情報を手にすることができるでしょう。今皆さん方が富士山と呼んでいる山は、ハイアラーキーの手によって計画的につくられた山といえます。
本来、山というのは土地の神々たちが意識を強めることによって山をつくり出し、その山を通していろんなエネルギーが周りに広がっていくように計画されております。しかしこの富士の山に関しては土地の神の意志ではなく、天の神の意志によってつくられ、天界の役割を地に降ろすためにつくられた山といえます。
そのために他の山とは違った働きをしており、まず天界の意志が先に地上に送られ、この地上に送られてきた天界の意志を富士山が受け取り、富士山がそれを他の山々に伝えていく役割を持っているのです。そのために富士山の周りに集まるものは常に天の意志に基づくものたち、天の意志を感ずるものたちが集まってきて富士山の働きをスムーズに機能するように、あるいは富士の山や天の意志にうまく合うように人間たちが活動をしておりました。
基本的に富士の山は天の意志によって生かされ、また地のエネルギーをうまく具現化させるために機能しておりました。この富士の山は当初は天界に繋がるものたちが周辺に集められ、天界に繋がるものたちと共同することにより天の計画を地に降ろす働きを行なっておりました。
しかしこの地球をわがものにしようとするものたちがだんだん動き出した時、真っ先に狙われたのがこの富士の山であり、まず天と地の繋がりを切るところから彼らは行なっていきました。富士山のエネルギーを特に天と地を繋げているエネルギーを切ってしまうために、様々な計画がつくられ実行に移されていきました。
本来富士山はそれだけで天と地を繋ぐ働きをしていたのですが、この星を支配しようとするものたちは天と地の繋がりを切ってしまうために、天という存在をなくなったかのように思わせる、もう天がないかのように思わせる、それをたくらんでいきいわゆる神なるものは天にあるのではなく、この地上にあるように仕向けていく、この地上に神という存在をつくり出し、人間的な神を信ずることによって天の神を信じなくなり、結果的に天と地を繋ぐ働きを失わせるようにもっていきました。
人間としての神をつくり出し、人間としての神を信ずるような宗教がつくられ、人間がそれを信ずることによって天を信じなくなり、天を崇めることもなくなり、結果的に天と地の繋がりが失われていきました。人間を神とする宗教が広がるにつれ天と地の繋がりが失われていき、富士山の働きがだんだん弱くなっていきました。
それでも一部のものたちは富士山の周りで天と地の繋がりをしっかり保とうとし、常に天を崇め、天を素晴らしいものとして、神聖なるものとして大事にする儀式を何度も行なっておりました。そういう信ずるものたちを何とかして排斥しようとして新しい宗教のものたちは古い神を信ずるものたちをいかにして切り捨てていくか、いかにして失わせていくかを考えていきました。
富士山の周りで天を崇めるもの、あるいは天と地を統合するものを次々と力を奪っていき、もはやそこには何も神聖なるものは存在しない、天の力もなければ天と地を繋ぐ力もない、そのように仕向ける働きが行なわれていき、結局天や地を崇めても何も良いことは起こらない、何も明るく楽しくならない、そのように思わせる仕組みがつくられていき、結果的に天を祀り、天と地を崇めているものが貧しくなっていく、経済的に豊かにならない、文明から次々と取り残され裕福な暮らしにならない、そのような意識にもっていくようにさせてしまい、天や富士山を信奉するものは次々と貧しい生活をするような意識レベルへとつくられていきました。
人々は少しでも裕福なものを求め、金銭を追い求めるような意識へと変わっていき、結局富士山を信仰しなくても、あるいは天と地の合一を求めなくても金銭を手にすることができる、特に富士山を崇めなくても有名になり権力を手にすることができる、それを身に付けたものは次々と金銭的なものを追い求める生活へと入っていき、富士山を崇める心が失われていきました。
これらはすべて計画的に行なわれたものであり、それによって富士山の周りにいるものたちも次々と心が奪われていき、本来の富士山の持つ力や天と地を繋ぐ力がほとんど発揮できない状態へとなっていきました。今富士山にいろんな思いを持っている人がおります。
言葉だけで神聖さをとなえ、少しでも富士山を神聖なる山として大事にしようと思っている人も存在はしております。しかしすでに神聖さという波動そのものが失われているために、言葉で神聖さという言葉を使ってもエネルギーとしては神聖さをなかなか表現できない状態になっております。
今富士山はある意味では眠った状態で存在しております。いつかまた富士山が目覚め動き出し、聖なる山として輝き出すのを待っており、その時までに本来の神聖なるパワーを少しでも留めておき、失われることがないように保持しているのです。
富士山が目覚めるのは年代的な時間で決まっているわけではなく、人間が自分の心の中に神聖さを取り戻すこと、人間一人ひとりが聖なる存在であり、神聖なる世界からやってきて、神聖さを現していく、眠れる富士山を取り戻し聖なる山へと戻していく、人間自身がそういったことを思い出し神聖さを現し、聖なる行動をとることができるようになると富士山が少しずつ眠りから覚め、聖なる山として動き出す時がくるでしょう。
それがいつどのようにしてやってくるのかはまったく分かっておりません。人間一人ひとりがいつ目覚め、いつ聖なる行動をとるのか、いつ神聖なる意識を身に付けるのか、それは決まっていないからです。皆さん方一人ひとりもいつ神聖さを発揮するのかはまったく決まっておりません。
一人ひとり時期が異なり、それまでに必要とされている体験も異なるでしょう。しかしいつかは自分の心の中に神聖さを取り戻し、富士に聖なる山を見つけ、聖なる山として復活できるように行動をとるでしょう。皆さん方はその日がくるために自分の心をしっかりと聖なるものとして保持し、さらなる神聖さを発揮させ、聖なる人間として聖なる富士と共に活動する時期がやってきます。
今、光のハイアラーキーではいろんな観点から人間を見ており、一人ひとりの進化の状態もいろんな角度から眺めております。自分の心の中に本来の神聖さをどのように取り戻し、またそのためにどのような活動をしていくか、そういう観点で一人ひとりを見ることができるでしょう。
また光として一人ひとりが目覚め光の行動をとっていく、光として他を正しく導き本来あるべき道へと他の人々をしっかりと導いていく、こういう見方もすることができるでしょう。また自分は何者であり、自分は何のために地球に来たのか、本来の自分は何をすべきなのか、それを目覚めさせ本来の自分の生き方をそのまま具現化できる、そういう見方で一人ひとりを見ることもできるでしょう。
そういういろんな見方がある中で一人ひとりが富士の山としっかりと繋がり、共に目覚め、共に動き出していく、富士の山がしっかりと活動できるようにするために自分は何ができるのか、それを思い出し、富士山が目覚めるために活動をとっていく、そういう人もいるでしょう。
いろんな意味において一人ひとりが目覚めなければならないポイントがいくつもあります。富士山が世界遺産として登録されたという意味がどこにあるのか、くの人が興味を持つかもしれません。光のハイアラーキーの計画としては、本来は文化遺産に登録されることは考えておらず、人間の心の中に聖なるものとしてとどめておく、一人ひとりが富士山をあるがまま認め心の中に大事にとっておく、そのレベルで眺めておりました。
しかしこの日本をわがものにしようとするものたちが最近強く動き出してきており、いろんなレベルから日本を支配しようと考えております。物質的に日本のものを奪おうとするものがいれば精神的に日本人の心を奪おうとするものもおります。いろんなレベルから日本人をだめにしていき、結果的に日本が他の国のものになる、他の国のものたちが自由に日本を操っていく、そのように仕向けようとする力が強く動いております。
富士山が世界遺産になることにより世界中から富士山にいろんな人間たちがやってくるでしょう。表向きは文化遺産で富士山を聖なる山として認識する、聖なる山として神聖さを感ずる、そういう名目で登録されましたが、実際には富士山を世俗のものへ落そうとする力が強く、これまで以上に神聖さが失われていき、次々と世界中の人々によってエネルギーが壊されていくでしょう。
皆さん方は少しでも本来の富士のエネルギーを保持し、壊されないように残しておく役割があります。どのように富士の山が破壊されていったとしても本来のエネルギーだけは破壊されないように保持しておく、一人ひとりが心の中に本来の富士の波動を残しておき、どのように荒らされても本来の富士山の働きを失わせないようにする、これが大事になります。
富士山の本来の働きは天と地を繋ぐ役割でした。天からくる意志をまず先に受け取り、これをこの地上で具現化させる、そのための役割が富士山でありました。富士山がその機能を失っていくと天の計画が実行できなくなり地球そのものが別のものたちによって動かされていきます。日本の人々は富士山を崇め、富士山を聖なる山として意識を向けていると富士山の本来の波動に心が合っていき自分が富士山の役割を演ずるようになっていきます。
つまり天の意志をまず自分が感じ、それを具現化できるように動いていくのです。一人ひとりの心の中に富士山をしっかりとつくり上げ、自分が富士山であるかのように先に天の意志を感ずる、天の意志を感じたら自分が先に行動に移していく、天が行ないたいことを自分が実行していく、これを行なうことにより一人ひとりが富士山としての働きを行なっていきます。
これからはそういう日本人が必要であり、自分自身が富士山となり先に天の意志を感じ行動をとるのです。皆さん方はそれをまず行なう最初の人間になる必要があるでしょう。これから富士山のエネルギーを流すと共に天の意志を感じ取る富士山、天の意志を感じ取って具現化するエネルギー、そういったものを皆さん方に流し心の中に富士山を維持していただきたいと願っております。まず自分の心の中に天から降りてくる波動や光を感じてください。
天之御柱、天之御柱を感じよ。わが内に天之御柱あり。天之御柱は天と地を繋ぐ御柱なり。わが心に天と地を繋ぐ御柱あり。天と地を繋ぐ御柱、これ富士なり。わが心に富士あり。われをもって天と地を繋ぐ柱となり。天の思い、われが感じ、われの体を通して実現せん。天のものたちよ、わが体を通して実現せん。あーありがたや、ありがたや。
われは富士なり、われは天なり、天なる体をいただいた御霊なり。皆のもの一人ひとりが富士となり、一人ひとりが天と地を繋ぐ富士なり。わが身をもって富士とせよ。大いなる天の働きをなせ。
②富士は魂の秩序を維持する
私たちは富士の山の頂に繋がる世界からお話をいたします。皆さん方から見れば富士の山に繋がる次元世界の人間と感じられるでしょう。私たちの世界から見れば皆さん方は私たちの次元世界に繋がる洞窟のようなところからこちらをうかがっている意識のように映っております。私たちの世界から富士山を見た時、エネルギー的な波動が見えており、私たちの世界と皆さん方の世界を繋ぐ重要な架け橋のように感じられております。
私たちの世界ではいろんな仕組みがつくられており、その中で巧妙にある一つの秩序立った波動がつくられ、この秩序だった波動を皆さん方の世界に届けております。この秩序立った波動を真っ先に富士山が受け取り富士山はこれを世界中に広げ秩序をもたらそうとしているのです。
特に富士山に流している秩序はこの地球を維持するための骨格となる秩序であり、ある意味では人間の心や魂レベルで必要となる根源的なものをつくり出す波動ともいえます。どのような状態に陥り、どのような進化の流れを進んでも根幹の秩序だけは失わないようにする、根幹の秩序としての波動だけは維持し続ける、そういう仕組みに働きかけているのです。
富士山が正しく機能すれば地球の人々の魂はしっかりとした秩序で守られ、常に意識レベルを高めるように動いていきます。しかし富士山の働きが弱まっていくとこの秩序を保持する働きが動かなくなり、魂が乱れていき、魂が秩序ではない状態へと変質を起こしていきます。
日本の人々はそういう変質が起こらないように活動する役割を持っております。富士山を通して流れてくる魂の秩序を日本人自身がまずそれを感じ、日本人の魂そのものが秩序を保持し、自分たち自身が魂の秩序を保持することによって他の国々の人々の魂を秩序に戻すようにしていく、こういう役割が行なわれているのです。
富士に興味を持ち富士山に近づき富士山と波動を合わせると魂のレベルでチューニングが行なわれ、魂の秩序化が動いていきます。自分の魂を秩序に向けてリセットできる働きが行なわれ、魂レベルで失われていた秩序を取り戻したり、忘れていた秩序を取り戻していくのです。
しかし魂レベルで秩序を取り戻しても人間の心が秩序に戻ることは難しく、心は別のものに牛耳られているために、いくら魂を秩序に戻しても心がなかなか秩序に戻らないのです。魂を秩序に戻した後、心も秩序に戻す段階が必要であり、そのためには一人ひとりが自分の心を秩序に取り戻す作業が必要となります。
一人ひとりが魂を秩序に戻すためのワークとしてはいろんなレベルでのヒーリングや活性化が用意されるでしょう。今のレベルでは普通のヒーリングではなかなか心を秩序に戻すことは難しく、場合によっては心の中の優越感や満足感だけを増幅させてしまう場合があります。
魂を秩序に戻すためにはそのような優越感や満足感を高めるのではなく、バランスのとれた癒しが必要であり、バランスをとった活性化が必要となるのです。そのための心の秩序のヒーリングはいずれ機会があれば皆さん方に行なうことができるでしょう。
今はそこに向けてまずエネルギーを感じていただき、魂の秩序化、そして心の秩序化、それぞれのエネルギーを感じてもらいましょう。まず魂の秩序化を感じていただき富士山と繋がるとどうなるか、富士山に近づくとどうなるかをエネルギー的に感じていただきます。
今皆さん方が感じているのが魂の秩序化であり、富士山に感動したり富士山に繋がったり富士山に登った時に感ずる波動といえます。この魂の秩序化、これによって見失った魂を本来の魂へ取り戻していく、これを適宜行なうようにしてみてください。
つづいて心の秩序化のエネルギーを流してみます。この心の秩序化により荒々しい波動は優しくなり、バランスを欠いていた心は調和のとれた心になっていくでしょう。これは富士の山の近くで楽な気持ちになったり、友達と良い関係をつくり出した時に感じられてくる波動ともいえます。心が秩序化された状態になると本来の自分を思い出したり自分の使命を思い出したりしていきます。心の秩序化を適宜行なうことをやってみてください。そのまま楽な姿勢で聞いていてもらいます。
Aさん、私たちの世界からあなたの心を見た時、まだまだいろんなところに心のとらわれが見えております。自分の人生についてある意味では目標を見失ったり、自分そのものについて自分でも分かっていないところが感じられてきます。あなたの心をうまく秩序化するためには何かを知りたいとか、何か分かりたい、早く手にしたい、こういう気持ちを取り除くことが第一であり、一瞬一瞬を大事に生きる、その時その時を喜びをもって生きる、これが心をしっかりと保持する意識になります。いつか良くなるとか、いつか手にするという意識ではなく今最高のものを手にしている、今最高の状態にある、常に今が最高であるという状態が必要となるのです。今完全に必要なものが与えられている、今完璧に生きている、これが心を秩序化させる意識であり、この心を失わないようにしていってください。
Bさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心は富士の山にとても繋がっており、またいろんな自然や山々にも繋がっております。しかし秩序化されているかという点で見た時、まだ秩序化のレベルで不十分なところがいくつか見えております。自分の思いや考えにとらわれていることが多く、いろんな人々の考えや思いをすぐに心で消化しきれないところがあります。自分の思いを一度取り放ち、他の人のいろんな思いをそのまますべて素直に取り入れた後、本来のあるべきものの中にうまくつくり変え、良い状態をつくり出していく、常に他の多くの人のアイデアを新しいクリエーションのために、新しい現実をつくるために生かしていく、そういう考えを身に付け実践すると、今の心がより秩序に向けた心へと変化していくでしょう。
Cさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心はとても動きやすく変化しやすい心になっております。その時その時の感覚で瞬時に変化していき、安定した心ということが保持するのが難しくなっております。心を秩序化させるためにはどのような情報であろうとも、どのような感覚、どのような意識であってもぶれることなく常に自分の心を大事にして保持しておく、これが必要となります。せっかく自分で良い状態にあっても一言で自分の心すべてを否定してしまったり、ないかのように思ってしまったり、自分自身の存在価値を自分で全否定してしまう状態があります。どのような言動や状況であっても決して自分を見失うことなく自分の心を大事にしておく、自分は自分の心と共にある、それを決して忘れることなく自分の心を秩序立てて保持できるようにしておいてください。
Dさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心はある意味ではとても強い心になっており、不動の心に近い状態にあります。普通の人の言葉の一つひとつに左右されることなく、自分の心を保持し続けることができます。しかしそれは本来の強さでできた心ではなく、ある意味では自分でつくり上げた強い心ともいえます。これからいろんな学びを進めたりいろんなことを体験するにつれ、それが変化していく可能性があります。自分がつくり上げてきた自分の信念体系が崩れてくるとこの心が少しずつ崩れやすくなってくるからです。その時には新しい信念体系をつくり上げていくでしょう。はじめはそういう学びを続けていき自分が落ち着く信念体系によって心が安定する、心が秩序立てていく、そういう心をつくり上げることになるのでしょう。しかしあなたの最終的な段階はそういう信念体系が不動のものであり、どのような状況にあっても信念体系にしがみつくことなく常に自分自身がそのまま存在している、自分自身が心そのものである、そういう状態になるのが最終的な段階になります。ぜひそこに向け本来の不動の心をつくり出し体験できるようにしていってください。
Eさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心はいろんな人のエネルギーで左右されやすく、自分でも本当の心は何なのか、自分で自分の心が見つけられない状態になっております。自分は自分のしっかりつくり上げた心のように見えても常に他人のエネルギーが関与しているために、出会う人や接する人によって心がすぐに変わっていきます。それは自分の心ではなく他人の心になってしまい、自分自身で明確に秩序化された心を保持しているわけではありません。これからはそういう他人に左右されない心、他人に依存しない自分の心をつくり上げ、それを保持する段階が必要となります。自分の心をしっかりと保持し、どのような人がきても心そのものは変化しない、これをつくり上げることができた時、自分の心が少しずつ秩序化されていき、本来の自分の心と向き合うことができるようになるでしょう。
Fさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心にはいくつもの心の断片が見られております。いくつもの断片があるというのは状況によって自分のいろんな心が現れてきて、どれが自分の本当の心なのか、その時その時の状態や状況よって常に心が断片化され現れてくるのです。そのために自分が本来どの心を持っているのか、本質的な自分の心は何なのか、これが見えなくなっているのです。この心の断片は言い方を変えるとその場その場で相手や自分に合わせた心をつくり出し、一時的な心で満足している状態にあります。さっきまでの心と今の心が別の心になっており、一貫性がなくても自分はまったく気にしないという状態になっているのです。したがってこれからの方向性は断片化された自分の心をいかに統合させ一つのものとして自分で完成させていくか、自分自身の心を秩序化させるためにはその時その時に常に自分の本質的なものが現れており、本質的なものの現われとして一つひとつをつくり出していく、こういう作業が必要となるでしょう。つまり自分の持っている一つひとつの断面に自分の本質的なものをしっかりと入れていき、本質的な心によって一つひとつの断片を生かしていく、これができるようになれば一つひとつの断片が生き返り命をもって心として動き出していくでしょう。そうすれば秩序化された心に変化していき常に本質的な自分の心が全体をコントロールできるようになっていきます。一つひとつの断片にぜひ自分の本当の心を入れていく練習をしていってください。
Gさんの心を私たちの世界から見た時、あなたの心はいろんな人間に対応できるように十分に訓練されている心といえます。状況に応じて、人に応じてうまく心を変えていき対応できる状態になっているのです。そこで必要な心の純粋化、あるいは秩序化とはどういうことをいうのでしょう。心の秩序化というものはいろんな状況において的確な心をつくり出す点においてはうまくできているといえるでしょう。しかしあなたの場合は本来の魂の目的に沿った心の動きが必要とされます。本来の魂の動き、それは一人ひとりの様々な魂と繋がり、あなたが必要としているエッセンスを相手の魂から受け取り感じていくのです。相手の魂と自分の魂を繋げた時にそこで新たなるエネルギーが感じられ、それが魂をゆるがし、そして心を変化させていきます。この魂に繋がる部分、魂の目覚め、これが必ず必要となるのです。心だけを変えて対応するのではなく魂レベルで相手と繋がり、それによって心を変えていく、これができるようになれば常にいろんな人との繋がりの中で魂を動かし、魂レベルで繋がり、本来のやるべきことを行なえるようになる、これがあなたの心の秩序化であり、魂と連携した働きができるようになっていくでしょう。
Hさんの心を私たちの世界から見た時、あなたは常にいろんな人の心を感じ、少しでも人が幸せに明るくなるために自分は何ができるかを考えていきます。そういう意識において常に心は光ある方向へ、本来あるべき方向へと動き出し、その意味においての秩序化は働いていきます。これは本来のあるべき秩序化に持っていくためには、自分自身をもっと自分を律する心、秩序化のために弱き心をしっかりと自分で見抜き、自分の力でコントロールし、自分自身を厳しく律していく、この部分が必要となります。他の人に何かしてもらうとか、他の人を頼ると秩序化が失われていき心が余計に弱くなってしまうのです。心を強くするために、あるいは秩序化するために自分自身で自分の心を律する、正しく導いていく、これを常に意識するようにしておくと、日々強い心の秩序化が進むようになっていくでしょう。
今日は富士山を通して日本人と富士山の繋がりや魂の秩序化、心の秩序化についてお話をしてみました。一人ひとりが富士山の働きを行なうようになる、一人ひとりが天の意志を感じとり具現化していく、これが最終的な役割になります。ぜひ見かけだけの富士山にこだわらず、富士山を見ながら自分が富士山であることを思い出していく、常に富士山を耳にしながら富士山としての活動を自分が行なっていく、そういう意識にもっていくようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
