2013/5/18 名古屋交流会
欲の心に気づくこと
①効率さ、合理さが不幸を招く
私たちは銀河連盟としてお話をいたします。今日は皆さん方の日常の生活とスピリチュアルな学びとの関連についてお話をいたします。皆さん方は毎日を生きることがとても忙しく、やることがたくさんあり、時間があまりない中をいかに有効に過ごすかを考えております。
やらなければならないこと、やるべきことが山ほど詰まっており、自分の好きなことも犠牲にしてやるべきことを行なっております。皆さん方がやるべきこと、大事なこととして考えていることの大部分は私たちの目から見てほとんど意味のないものであり、皆さん方の人生においてやるべきことでもありません。
日常のことに追われており余裕がないという人がほとんどですが、その大部分はただしなければならないから、いつもやっていることだから、言われたから、いろんな状況においてつくられた仕事になります。私たち銀河連盟のメンバーは一人ひとりが確かにやるべきことを持っており、ある意味では忙しいように思えるかもしれません。
でもほとんどは時間に追われるとか、自分の自由時間がないとかいうわけではなく、この地球の状況を監視するにあたっていろんなところから邪魔が入ってくる、人間が否定的なことを考えると否定的な存在がその人に入ってくるためにそれを阻止したり、それをチェックして大きな問題にならないように監視をしているのです。
自分たちがわざわざつくり上げた仕事というわけではなく、ある意味ではこの地球を監視する時点において行なわれている作業といえます。しかし皆さん方自身はほとんどは生きるためにいろんな仕事や役割をつくっております。金銭を獲得するため、家庭を維持するため、仕事を維持するため、そのために毎日の時間を費やしております。
皆さん方が大事なこと、重要なことと思っている作業の大部分は人間がつくり上げ、人間が自分たちの都合によってつくり上げたものであり、その大半はある意味ではムダなものになっております。例えば食糧について見てみると、食糧を確保するために生産の部門から始まり、いろんな作業を通して遠方へ送るための手続きをとったり、いろんな薬品を使ったりしてなるべく多くの人に広がるように仕組みをつくっております。
しかしそれも人間が最終的にはそれによって金銭を獲得し、そして自分たちの生計をつくるという範囲の作業になっており、本当にその食品が必要としているところに、必要としている人に届くような目的でつくられているかどうか、本当にそれを手にする人のことを考えてつくられているかどうか、そうすると実際にはただ単に誰かが買う、誰かがこれを手に入れるという漠然とした思いでしかつくられ運ばれておりません。
本来食糧は最初に生産された時点においてそれを手にする人がある程度決まっており、そこにしっかり届くことを目的として人間が活動を行なうことが必要となります。最初の段階でこの果物は誰が食べるのか、この野菜は誰が手にするのか、ある程度それが決まっているのです。
それがちゃんと分かっていると必要としている人にちゃんと届くようにシステムをつくっていく、そうすればムダな食糧というものはなくなり、必要な分だけつくられ、必要な人には必ず届くようになっていきます。それが今必ずしもそれを必要としている人を考えていないために手にできない人が現れてしまい、結局は食べ物が手に入らず苦しむ人が現れてしまうのです。
人間が効率的と思っているシステムが実際には本来の流れを阻害しており、それを知らずに人間はただ効率的なシステムだけを追求して、結果的にうまくいかないシステムを拡大させ続けております。本当に必要なものが何であるか、それを理解し、それを具現化するようになっていくとムダな作業がなくなっていき、最小限の労働だけですべての人間が必ず食糧を手にし、もちろん飢えはなくなり、全員がいつでも食糧に満たされた状態になっていきます。
人間の行なっている作業のほとんどはそういった意味で本来の必要なものとは違う作業を行なっており、毎日忙しい忙しいと思っていても本当に忙しいのかどうかを考えると、かなり矛盾に満ちた毎日の生活になっております。この毎日の作業をいきなり宇宙のシステムに合うように変えることは難しいでしょう。
しかし少しずつそれが可能な状態にもなってきております。人間のいろんな工夫により産地直送というシステムでつくった農家の所から、直接消費者へ手に届くような仕組みが行なわれたりしております。それによって本当に必要としている人のところに届くようになってきております。
いろんな意味において今のこの地球は人間が人間のためにつくられた誤ったシステムと、本来のあるべき仕組みに従って少しずつ現してきている新しいシステムが共存しており、いかに本来のあるべき姿のシステムを人間が見抜き、感じてそれを大きくすることができるか、それが皆さん方の役割になっているのです。
毎日忙しい、時間がない、そう思っている人は今は自分の行なっている作業が本当にこの地球のシステムに合っているのかどうか、本当に社会のためになっているかどうか、それを調べていくと、いろんなことが分かってくるでしょう。ムダなことをやっているからといってそこでいきなり止めたり、それを阻止するようなことをしたとしても、結果的にうまくいくことはないでしょう。
人間のつくり上げたシステムはムダであったとしても力はとても強い力を持っており、すぐには中々破壊されず、わずかな人間がそれをなくそうとしても急になくなることは難しいのです。したがってまず一人ひとりが世の中のシステムをよく見抜いていき、何が本当に必要なものなのか、何がムダなものなのか、その見極めを行なうことが大事になります。
そして本当に大事なもの、本当に必要なもの、そういったものを見抜いていき、本当に必要なものに自分も協力していく、そのエネルギーを拡大する方向へと手伝っていく、こういう意識はとても良い意識と言えます。地球にとってはほとんど役に立たず、人間にとっても好ましくないけれども稼ぎが良いから、楽だから、そういって仕事をしている人は必ず宇宙から何らかのエネルギーが回ってきます。
結局は人や社会のためになっていない労働を続けていくと、自分のためにならないエネルギーが自分に戻ってきて、結局自分は何も成長できない、自分のためにならない、自分は何も面白くない、そういった現象をつくるエネルギーとして自分に戻ってくるのです。自分が世のため人のために何らかを考えながら作業を行なっていると、自分も同じようなエネルギーがやってきて、結局自分が生かされる、自分のためになるという現象が現れてくるのです。
単に稼ぎが良いから、楽だからという理由だけで仕事をやっている人は、一見金銭をたくさん手に入れることができるかもしれませんが、本当の自分のためになるエネルギーが入ってこないということを理解しておいてください。自分が人のため、皆のために作業を行なっていく、毎日のようにその作業を行なっていても実際の収入はほんのわずかしか得られない、そういう人もいるでしょう。
しかし宇宙から見れば、そうやって本当に人のため、社会のためにエネルギーを費やしている人は、必ず宇宙から生かされるようにエネルギーが戻ってくることになり、稼ぎが少ないように見えても絶対に混乱したり、不幸になったり、自分がだめになったりする現象は有り得ないと思ってください。
もし世のため人のために活動していながら実際には不幸なことが続き、生活に苦労しているという人がいたとすれば、世のため人のためにやっているように思えて実際にはそうなっていないこと、単にそう思って自己満足しているだけであったり、本当に人のためになるような作業はしていなかったり、ただ褒めてもらいたいから、認めてもらいたいからという気持ちだけで行なっていたりしている、そのために宇宙から正しいエネルギーが戻ってこないという場合があったりします。
いずれにしても今自分の置かれている現実は自分の出したエネルギーによってつくられているものであり、現実のすべての責任は自分自身にあります。したがってどういう状態の現実であろうともそれを受け入れる必要があり、なぜこういう現実を自分がつくったのか、いつの自分のエネルギーが戻ってきて、こういう現実になったのか、常にそれを見極めることができるように意識を持っておいてください。
②見返りを求める欲の心
銀河連盟からお話をします。皆さん方はスピリチュアルな成長を目指して学びをし、少しでも自分自身の魂のために、スピリチュアルな世界のために奉仕をしようという気持ちで学びを続けております。この気持ちはとても大事であり、常に自分の魂を成長させ、また他の人の魂も成長させる、これは大事な大事な心掛けになります。
人によってはそれが欲ではないのか、結局自分の欲でただ奉仕をしているのではないか、そういう風に思われることもあるでしょう。どこまでが欲でどこまでが奉仕なのか、その区別は非常に難しいと言えます。言葉で説明できるものではなく、あくまでもその人の心の問題になります。
他の人に奉仕をする、なぜ奉仕をするのか、その人が喜ぶから、その人が喜ぶ顔を見たい、その人に喜んでもらって褒めてもらえる、これらはすべて欲になります。結局自分が認めて欲しい、評価して欲しいという欲から一見他の人のために作業していることになり、実際には他の人を利用してただ自分が褒めてもらいたいというエネルギーをつくり出しております。
本当の奉仕は褒めてもらうとか、認めてもらうということをまったく考えておりません。したがってせっかくしてあげたのにお礼も言ってこない、せっかくこれだけのことをしてあげたのに何も感謝しない、こういう気持ちはすべて欲からきていますが、本当の奉仕はこういう気持ちがまったく出てくることはありません。
他の人のために何かを一生懸命行なってあげる、しかし結局ムダになったり、何も褒めてくれなかった、むしろバカにされてしまった、それだとしてもまったく感情を動かすことなく、ただ自分は又さらにじゃ、もっとその人が進化成長するための何かをしてあげよう、常に何かを考えてその人のために意識を向けていく、これは奉仕になります。
褒めてもらう、感謝してもらう、褒めてくれないと苛立つ、むかつく、これらはすべて欲から出る行動ですが、そういったことをまったく考えることもなく、思うこともなく、ただ何かをしてあげる、それによってその人の悩みや苦しみが解決され、人生の意味が分かり、楽になって生きていける、その手助けをしているのであれば奉仕になります。
多くの人々はこの区別が中々ついていないために、実際には褒めてもらったり感謝してもらうことを前提として手伝ってあげる、何かをしてあげるということがとても多くあり、表向きはお礼はいいです、お返しは別にいらないですと言っておきながら、実際にはずっと頭に残しておき、何か月経っても何も言ってこない、何も感謝の言葉も言ってこない、そういったことをずっと記憶に残している人がおります。
これも欲の意識になっていきます。本当の奉仕はすぐに記憶から忘れてしまい、誰に何をしたか、いろんな人にしてあげたことやいろんな状況においてしたことを忘れてしまい、何もなかったかのようにもっていく、これが奉仕の極意になります。いつ誰に何をしたのか、それをすべて忘れてしまうのです。
こういう奉仕が自然にできるようになってくると、その人の心はかなり高いレベルの光を出せるようになっており、そういう人が光の人々として銀河連盟や宇宙から明らかに見られるようになっていきます。スピリチュアルな勉強をしている人でも欲の心で勉強をしている人がとても多く、何らかの見返りを期待しているのです。良いことをすれば地球が大混乱になった時に宇宙船で助けてもらえる、人々のことを一生懸命奉仕し尽くしていけばいつか死ぬ時に助けてくれる、こういう思いで宇宙の勉強をしている人がおります。
明らかにこれは欲で勉強をしているだけであり、本当に人のため、世のために活動しているわけではありません。そういう欲の人は銀河連盟がその人を見たとしてもほとんど興味を持つことはなく、その人がどうなろうともあまり干渉はしないでしょう。スピリチュアルな勉強をしている人や宇宙の勉強をしている人で特にプライドの高い人、いろんな知識を頭に入れて自分が優れていると勘違いしている人、あるいはいろんなものに敏感ですぐに分かってしまう人、こういう人は人間の間では優秀な人、優れた人として分類されておりますが、銀河連盟から見た時、実際には欲の人間として見られていることが多数あります。
皆さん方が日常の生活の中で学んでいるところはまさしくそういうところにあります。具体的に何を勉強するのか、どうしたら意識レベルが上がるのか、そういう質問を頻繁に受けますが、実際には今述べたように自分のエゴや欲をしっかりと見抜き自分でコントロールすることです。どこまでが自分のエゴでどこまでが自分の欲で行動しているのか。
本当に欲のない心、エゴのない心で日常を過ごすことができるかどうか、常にここに意識を向け分析してもらいたいのです。毎日いろんな人とかかわり合い、毎日を生きている中において、自分が本当に欲をコントロールして生きているかどうか、常にそれを意識し、見極めることができるようになってくると、自分自身の取るべき行動が少しずつ見えてきて、欲を出さずにエゴを出さずに行動するということ、それが段々分かってきます。
しかし初めのうちは難しいでしょう。何をやるのにしてもこれは欲ではないのか、エゴではないのか、やること成すことすべてが欲で行なっているように感じられてきます。当然そういう時期が必ずいつかはやってきます。そのうちにいちいちそこに意識を向けることが段々どうでも良いことになってきて、とにかく関係なしにその人に必要なことを行なうようになっていく、欲であうろが欲でなかろうが、その人のためになることをやっていく、これを続けていくと段々自分がいちいち褒めてもらえるとか、感謝してもらうとかの意識がなくなっていき、他の人がどう反応しようとも、ただ自分は必要と思うことをやっていく、ただ自分は人のためになることをやっていく、そういう状況へと進んでいきます。
そしていちいち欲とかエゴとかを考えることもなくなっていき、褒められることも忘れてしまい、ただその人のために何かをやっている、これが新しい意識レベルの状態であり、皆さんが目指すべき意識になります。勉強したからといって身に付くわけではなく、エネルギーを身に付けたからといってできるものでもありません。
やはり自分で自分に挑戦し、自分のエゴをコントロールし、そしてそれをうまく乗り切って身に付く意識になります。一人ひとりが今それを学んでいる最中であり、ぜひ本来のあるべき意識レベルへと高めていくことを望んでおります。
③気づいたらすぐに修正する
私はお釈迦、釈迦牟尼仏と呼ばれている存在です。今日は名古屋の人々に話をする機会が与えられたことに感謝を申し上げます。ここの人々はある程度学びを行なっており、人間について魂についていろんな思いを持っております。なぜ人間が学ぶのか、何を学ぶのか、自分はどうなるのか、いろんな思いを持っております。
当然私も人間であった時、いろんなことを考え、答えを求めていました。人間はなぜ働くのか、なぜ生きるのか、生きてどうなるのか、皆さんと同じように考えていました。しかし私が本当に悟りを得たのは、人間としての学びの最中ではなく、学びを放棄した時にすべてがやってきました。
頭で考えても何も分からなかったのが、学びを放棄した時、すべてのものが私の中に入ってきました。私はその時驚くような体験をしました。自分自身がこの地球に来るまでの状況や、地球に来る時のいろんな仕組みや波動やエネルギーとのかかわりの中で、肉体をつくり、そして体験を重ね人間として生きていく、いろんなことがその時にやってきて、すべての意味が理解されてきました。
なぜ人間として生きるのか、生きている間にしなければならないことが何なのか、そういったことがはっきりと分かったのです。しかしこの私が分かったことを他の人に教えようと思うととても難しく、いくら言葉を使っても言葉はまったくムダな道具にしかなりませんでした。
言葉を使って説明しようとしてもまったく伝わらず、どのような表現を通ってもその人に真実を伝えることはできませんでした。そのために人々にうまく伝わるための方法を見つけようとしていろんなことを試していきました。人に教えるための基本的な理解がまず必要であり、最低限必要な理解を得られるために、自分の頭の中で整理された体系をつくり上げていきました。
自分の頭の中である程度整理し、一人ひとりが何を考え、考えたことがどのように自分をつくり、又それによって自分の人生がつくられていき、毎日の現象が現れる、その仕組みを人々に知ってもらおうとして、いろんなまとめをつくり上げていきました。しかし多くの人は何度も何度も説明してもすぐには受け入れず、むしろ奇跡的なこと、不思議なことを求めておりました。
すぐに悟れるような魔法の言葉を望んでいたのです。しかし私は安易にそれを教えることはせずに、現実を通して理解すること、現実の中にすべてのヒントが隠されており、現実を知ることが人生を知ることになり、自分を知ることになる、何度もそれを言い続けていきました。
多くの人は受け入れようとしませんでした。今は皆さん方はそれを受け入れようとしております。現実の中にすべての答えが入っており、自分を知ることがすべての真理を手にする始まりであること、皆さん方は十分に理解をしております。それでもいざ現実を体験する時、それは忘れてしまい、つい相手を非難してしまう、相手を罵り、相手のせいにしてしまう、これが繰り返されていきます。
すべては自分がつくったものであると理解していながらも更に悪い現実をつくるために言葉を発してしまう、皆さん方がこれから学びを深め、更なる波動の世界に入っていくと、自分で口から出した言葉がすぐに自分の現実に影響を与えるようになっていきます。何かを否定的に言うとすぐに否定的な現実がやってくる、こういう状態になっていきます。
その時に気付こうと思ってももう遅く、次から次と気付く時にはもう取り返しのつかない現実になっており、いくらやっても良い方向へ変えることができなくなってしまうのです。しかし今はまだそれが可能であり、否定的な言葉や良くないことを口に出したとしてもすぐに修正したり、気付いてもっと良いこと、もっと正しいことを口にすれば少しは現実を変えることができるのです。
今の皆さん方がちょうど難しい時期に入っており、ネガティブな言葉を出した時、すぐに反省してそれを修正すれば、エネルギーを調整することができますが、気付かないとネガティブな現実がすぐにつくられていき、それにはまってしまいどんどんネガティブな世界の中に落ちていきます。気付いた時にはもうかなり下の方に落ちているためにすぐに戻ることができず、また現実を変えることも難しくなってしまいます。
今の皆さん方の意識レベルにおいてちょうどそれが行なわれており、分かっていてもつい口からネガティブな言葉を出してしまう、分かっているけれども相手を非難してしまう、これは結果的にとても悪い現実をつくり出していくのです。気付いた時点ですぐに変える、気付いた時にすぐに改めて良い行ないをしていく、これが必要なのです。
これができない人は頭で知っているという間違った満足感だけを頼りにして、いかにも自分が正しいことをしているかのような気持ちになり、そして否定的な言葉を出し続けていきます。これは極めて危険な意識構造であり、自分を騙しているに過ぎません。気付いたらすぐに改めること、気付いたらすぐに修正して正しい言葉を使っていく、それに徹するしか改善する方法はありません。自分の現実を良くしたければ、常に自分をチェックしながら正しい言葉で、正しい心で接する、それを忘れないようにしていってください。
それではアドバイスをしていきます。
Aさん、あなたの日常生活において自分を律し、自分を高め、少しでも多くの人々に役に立とうとする気持ちがとてもよく現れております。人々のためになること、人々を成長させるために行なうこと、その志はとてもよく感じられます。自分がどこまで自分を律し、自分のエゴをコントロールして多くの人々に話をしているか、そこがちょうど自分でもテーマとなっているところと思われます。あなたの場合には元々あまり悪意のある言葉を口に出すことはなく、自然に口から出る言葉がとても多くあります。したがって自分自身は悪意を持って傷付けることはありませんが、聞く人にとってそれを過剰に反応したり、指摘されることを嫌う人がものすごく強く反発する場合があります。宇宙の法則としてその場合でもそのエネルギーは自分に戻ってくるために、自分は正しい言葉を出していたとしても、それを不快に思った人はそれをあなたに戻してしまい、あなた自身がそれを受けてしまうところがあります。これは非常に難しい状況ですが、単純に相手が自分が一方的に勘違いをして、あなた自身にまったく正しいエネルギーを出さなかった時、その人自身がただ自分でエネルギーを受けてしまい、自分で苦しむこともあります。しかしあなた自身が相手がそれによって傷付いたり困ったり苦しんだりする、そこを考えずにただ正しいことを言ったとすると、それはある程度自分自身にも問題があるかのように宇宙が動いていきます。 相手がどう反応するか、相手の深いところまで考えることができていなかった、そういうところで自分自身のエネルギーが動いてしまい、深いところまで相手のことを考えるようにという意味で自分に戻ってくるのです。これがあなたの現実においていろいろ起きているドラマであり、あなた自身は自分の信念に従って正しいことを言っていても、実際にそれを理解できない人のエネルギーがあなたに戻ってきて、あなた自身に何らかの現実的な問題をつくり上げていく、こういった現象が時々起っております。これからはそういう問題が起きた時に自分の出した時の言葉をよく調べていき、もっと深く考えることができなかったかどうか、もっともっと相手の内面を知ろうとする気持ちを持っていたかどうか、それをチェックできるように意識を持っていってください。
Bさん、あなたの日常生活において、あなたは自分のやるべきことで一杯エネルギーが詰まっており、どのやり方でどういう順番で一つひとつこなしていくか、それが自分の問題になっております。まずいろんなことを頭に入れてその中で考えるために混乱してしまったり、問題が複雑になってしまう傾向があります。本来はシンプルなことだったのがいつの間にかためているうちにいろんなエネルギーがまとわりついてしまい、それが複雑になってしまうのです。やるべきことがある時にそれをすぐに行なって解決しておけばスムーズに進むのですが、それを後回しにしておいておくと、どんどんいろんなエネルギーが入り込んでしまい、当初の解決法とは違う解決法が必要になっていきます。したがって何か自分のやるべきこと、解決すべきことがあったら、できることから次々と処理していき、あまり後回しにしないようにする、後伸ばしにして問題を大きくしないようにする、それを意識して普段から注意してできることを一つひとつこなしていくようにしていってください。
Cさん、あなたの日常の生活において、あなたは本質的に正しいものを見抜く能力があります。これは正しいと思うとそこに目が行き、それを行なおうとする力がとても強く、いろんな小さいことやどうでも良いことを無視してただそれをやり通すという方向に向かっていきます。これは正しい方向へしっかりと向かっている時は結果的に良い現実をつくり出していきます。しかし周りにいる人がそこに気が付かず、細かいことの一つひとつに意識を向けている人がいると、その一つひとつが気になってしまい、先へ進むのを止めてしまったり、あなたの言動に不愉快を感じたりする人が現れたりします。その時にあなたは急にそこで落ち込んでしまったり、止まってしまったり、先に進めなくなってしまいます。あなたが心の中でこれは正しいと思うこと、本当に重要と感じたことは何があってもそれを行なう、実現させるという力がとても強く、それを優先する方が良いでしょう。よく分かっていない人や小さなことにこだわっている人の意見を聞くと大体うまくいかないことが多く、あなたにとっても全体にとっても結果的に良くないエネルギーを身に付けることになります。ただ自分の思っていることを達成させようとする時、ただ強引にいくとやはり問題が発生するために、そこに持っていくための良い論理や相手が納得できること、それをうまく引き出していき、そして相手の合意を持って達成する、ぜひそのやり方を身に付けるようにしていってください。そこでいろんな智慧を使い、相手が納得しながら正しいことを行なうように持っていく、全員が納得できることをうまく導きながら良い方向へと持っていく、ぜひそういう能力を育て身に付けるようにしていってください。
Dさん、あなたが毎日いろいろと考えていること、やるべきこと、段々宇宙の仕組みに近づいてきており、現実に見える人間の現象だけではなく、宇宙的な観点から見たらどうなのか、本来のあるべき姿から見たらどうなのか、そこに意識が向くようになってきております。そのため人間の意識だけで動いている状況やそういう人々の中に入ると、何か自分はそこにいてもあまり意味がない、自分の思いとは違う空間である、そういう感覚が現れてきます。自分がそういう感覚になった時、大体ほとんど話もしなくなり、黙ってしまったりして周りに預けてしまう状況があります。何かその場がおかしい、必ずしも自分の思いとは違うと感じた時は、そこにいかに宇宙の仕組みや思いを入れていけるか、人間的な意識が多い中でどうやって宇宙の意識をそこに入れていくか、それを少しずつ考えるようにしてみてください。ただ難しい話をしたり、突拍子もないことを言っても普通の人の心には通じないかもしれません。したがって別の切り口で説明してみたり、人間の思いではなく本質的に必要なことや大事なことが何なのかを気付かせるような話をして、宇宙の仕組みがそこに入るようにしていく、そういう工夫が必要と思われます。そういったことを行なうことによって人間の意識で動いていた場の中に宇宙のエネルギーを入れることができるようになり、いつの間にか宇宙の仕組みが動き出すようになっていきます。ぜひそういうやり方を使えるようにしてみてください。
Eさん、あなたの日常での意識は多くの人の中で平和を求め、平和的に過ごすにはどうするか、自分が楽になり、又多くの人も楽になるためにはどういう生き方が良いか、常にそこを考えて日常を過ごしていきます。これはもちろん多くの人々に良い場を提供することになります。しかしこれから学びを進めるに従い、良いとはどういうことなのか、場が良いということはどういうことか、段々その意味が分かるようになっていきます。そしてただ皆に合わせていると逆に成長ができなくなる、多くの人と一緒にすると成長できなくなり、自分の進化が留まってしまう、あるいは多くの人が成長できなくなる、こういうことが分かるようになっていきます。成長するためにはその場に合わせたり、人と一緒にいるということ自体が必ずしも好ましくないことが分かってきて、結局その場において進化成長するためにはどういう言動が必要なのか、何をすれば自分は成長できるのか、そういったことがテーマに感じられてきます。平和であることは一見良いように思いますが、成長が伴わない平和は堕落に繋がってしまい、結局何も手に入らなくなるのです。成長を伴った平和はどういう生き方なのか、場合によっては刺激を与えたり、平和ではない状況の中で役に立ち、目覚め新しいことに気が付く、そういった言動が必要となるのです。自分にとっての成長とは何なのか、平和とは何なのか、ちょうどそこに意識が向きこれからの新しい見方で新しい現実を過ごしていく、そういう意識の勉強をするようにしてみてください。
Fさんの場合は、あなたの意識レベルで現実を見ていくと、いろんな人が自分のことで手一杯であり、自分が生きるのに必死となっている、その中で少しずつ自分に気付き、自分に目覚め高いレベルに上がろうとしている人が見えてくる、そういう人々のために自分は何ができるか、その人をしっかりと導くためにはどうしてあげるか、今ちょうどそこを体験しており、一人ひとりのために自分が何ができるのかを学んでいる最中と言えます。いろんな人を見ていろんな人がいる中で、一人ひとりが先に進むために自分は何ができるのか、人それぞれ悩んでいるところが別であるために一人ひとりの悩んでいるポイントを見抜き、うまくアドバイスすることが必要となります。人によってはプライベートな悩みであったり、あるいは大きな悩みであったり、自分自身の個人的な悩みであったり、いろんなレベルでの悩みを抱えております。多くの人は必ずしも自分の悩みを直接理解し、説明できるわけではありません。自分が悩みと思っていることが本当は違う悩みであったり、本質的なその人の問題が別の人を通して人のせいにして見えたりする場合があったりします。悩みとしてもたらされた時にそのまま聞くのではなく、その人が悩みと思っているところに意識を集中させ、本当は何が問題なのか、本当の原因は何なのか、本当のものを見抜く練習をしていってください。その人が悩みとして持ってきたことは本当は全然見方が変わっていて、別の原因で別の理由で問題として現れている場合があります。本当の問題は何なのか、そこを見抜き、そこを対処することが本当の解決になるのです。あなたはその本当の原因を見抜き、それを解決する役割が与えられているために、普通の人と同じ回答ではない別の見方でアドバイスをしたり、別の解決法を与えたりすることがむしろ役に立つ場合があります。一般的なことにとらわれず自分から見た観点でその人の本当の問題を見つけ解決していく、ぜひその練習をするようにしていってください。
Gさんの場合は、あなたはいろんな人とのかかわりの中で自分の価値観を自分で変えてしまい、自分でも分からなくなってしまう場合があります。いろんな人と話をしたり、コミュニケーションを取っている中において、つい自分に自信がなくなったり、分からなくなったり、不安になったりして、相手との関係がうまくできなくなったり、相手を優先させてしまう状態がつくられてしまい、結局は自分の力が段々分からなくなり、自分自身のことについても明確でなくなったりする場合があるのです。これを解決するためには相手とのかかわりの中でまず相手の反応を気にしたり、相手に合わせたり、いちいち相手に自分を預けることをしない練習が必要となります。どのような状況であったとしても自分をしっかりと保ち、自分のエネルギーは自分のものであり、この自分のエネルギーは相手に変えることができないこと、自分だけのものであること、これをしっかりと認識してください。どういう状況でどのように相手から話されたとしても、あなたのエネルギーはあなたしか変えることができず、あなただけのものなのです。そのためにどういう話題であろうとも、どういう内容であろうとも自分のエネルギーは自分のものであり、自分でしっかりと維持しておく、他の人に影響を受けたり、他の人に何かをされたとしても実際には自分のエネルギー、自分がそう思うとおかしくなっていきます。自分がだめ、その人が良いとか思うとエネルギーがそうなってしまい、自分がなくなってしまいます。まず自分のエネルギーをしっかりと保ち、絶対他の人のエネルギーの影響を受けないこと、自分のエネルギーを自分でしっかりと維持し、自分で良いエネルギーを維持していく、自分のことは自分のエネルギーでしっかりと保持していく、それを行なうことにより自分らしさを取り戻し、本当の自分の在り方を常に保持できるようにしておいてください。
Hさん、あなたは多くの存在たちから常に影響を受けており、あなたの知らない所であなたから出る波動によって、周りの人々や現実に影響が及んでおります。あなたの日常の中で自分では気付いていないレベルで多くの存在たちからエネルギーが動いていき、現実や人々の中にいろんな影響が及んでいるのです。これはあなた自身がある力を使って行なえるものであり、あなたが意識して行なっているものではありません。あなたの意識の状態に関わらず、ある存在たちが現実を少しでも利用して現実の中でエネルギーを変えていく、少しでも場のエネルギーを調整していく、そういう働きを行なっているのです。主に存在たちが行なっている状況というのは、人間のつくり上げたシステムの中で不合理なもの、不条理なもの、役に立たないもの、どうでも良いもの、そういった仕組みが数多くあり、そこにとらわれてしまって夢中になっている人間たちがいるのです。どうでも良いとこに夢中になってしまい、はまってしまい抜け出せなくなっている、人間の意識から見たらどうでも良いことにずっとこだわっている人、ムダなことをいつまでもやり続けている人、そういう人々のように思われてきます。これは人間の力で解決することができないために、あなたに関係している存在たちがそれを見つけると同時にそのエネルギーを解消したり、そのエネルギーを調整したりして現実を変えていくのです。したがってあなたはいろんな人と接しながら、何かこの人たちはムダなことをしている、何か意味のないことをしている、どうでも良いことをしている、そう思うとそこにいろんなエネルギーが動き出していきます。したがって現実を見る時にいろんな人が行なっている状況をよく見て、ムダなことをしていないかどうか、どうでも良いことにはまっていないかどうか、ただそれだけを感ずるようにしておいてください。そこに無理にエネルギーを入れたり、意識を入れる必要はありません。余計なことをするとエネルギーが流れなくなってしまうために、あなたはほとんど何も関与せず、ある意味では知らない方が良いかもしれません。そういう意味においてあなたの現実を使いながら、いろんな存在たちが状況に何らかの操作をしている、それを理解しておいてください。
Iさん、あなたの現実において、いろんな人々との交流の中でどうしても意見が合わずうまく一致しない、良い解決策が見つからないという場合があったりします。その時にいろいろ考えても考えても良い方法がない、うまく解決できないと感じた時、その時に自分がどういう風にしてその場を乗り切ろうとするか、良い解決策がない時にどうやって解決しようとするか、これがあなたに求められている課題といえるでしょう。うまく論理的に解決できない、良い状況で解決できない、ではどのようにして解決していくか、その時の解決の仕方があなたに要求されている課題なのです。自分の心から本当に満足できる方向に向かうかどうか、あるいは皆が望むからそこに合わせていくのか、本来は宇宙をよく感じ、宇宙の仕組みがどう動いていくか、それを感じ取るのが本当はあなたの得意な状況なのです。しかし宇宙をまだまだ感じられない時は、つい場を考えたり、人のことを考えたり、あるいは自分の本当にやりたいことを考えたりして惑わされていきます。いろんな問題が起こりどうして良いか分からない時、そこで宇宙自身はどう感じているのか、宇宙は何を求めているのか、それを感じ取ることです。そしてそれを感じ取れるようになってそれをうまく行動できるようにする、良い智慧を使ってうまく解決していく、これをトレーニングし始めた状況といえるでしょう。いろんな問題が出てきた時、むしろそれを試されている時と思い、どうやって克服していくか、ぜひそれを何度も練習していき良い解決の仕方を身に付けるようにしていってください。
Jさん、あなたの日常の現実の中で自分にとって気に入らないことや嫌なこと、あまり興味のないことがやってきた時、そこに対して自分がまったく動けなくなってしまう場合があります。自分がまったく興味がない、関心がない、そういう状況の時自分がまったくそこに入っていかないのです。宇宙のいろんな仕組みとしてあなたに成長を求める場合、あなたに意識的な発展を望む時に、いろんな仕組みを使って嫌なことを行なわせる場合があるのです。一般にあなたにとって嫌なこと、面倒なこと、これはあなたの意識を上げるために行なわれる現象が時々あります。したがって嫌なことであったとしてもそれをしっかりと自分で受け入れ、どのようにしてそれを行なっていくか、どう向き合っていくか、そういう心が必要となるのです。そして単純に嫌なこととか面倒なことと思わずにそれを必要なこととして受け入れ、自分の意識レベルを上げるためのトレーニングとして受け入れることができるかどうか、それをしっかりと認識してみてください。自分自身にとってあまり気に入らないことでも必要と思うこと、自分のためになることを思う時は積極的に行なっていく、そういう力が必要なのです。ぜひそこに意識を向け自分を大きく成長させるための現実的な解決法をしっかり身に付けるようにしていってください。
Kさんの場合は、日常のいろんな現象の中で自分を見るという作業が進められております。いろんな状況やいろんな人間を通して自分を見ていく、この学びの中でどこまでが自分でどこまでは自分ではないのか、これでいろんな問題が感じられてきます。確かにすべてを自分として見ていく気持ちは必要ですが、あくまでも自分自身の感情や心の動きを見ていき、自分にそういう心があるということ、そういう現実をつくり出した心が自分そのものであること、自分の心を常に見るようにしておいてください。他の人がどうだこうだというよりは自分の心を見ていき、自分の心にこういう気持ちがあった、まだこういう心が自分の中にあった、そうやって自分を見ていく作業が中心となります。いろんな人との比較ではなく、自分の心がすべてをつくり出していること、それによって現実が自分であるということを理解していってください。要領が分かればとても早いですが、要領が掴めないうちはつい現実に意識を向けてしまい、どこまでが自分でどこまでが自分ではないのかという状況にはまってしまいます。どこまでだというのではなく自分の心そのものが現実に現れている、そうやって心を常に見るようにしていってください。
今日はスピリチュアルな学びと現実との関連について説明をしてみました。皆さん方の日常や現実での小さなことが、実際には宇宙から見て大きなテーマであることがとても多くあります。しかしそれは皆さん方の心からすれば、どうでも良いことや普通のこと、あるいは面倒なことであったりすることが多くありまいす。ぜひそれを自分で見抜き克服して自分の心をしっかりと強く鍛えていくこと、それがスピリチュアルな成長になること、日常を通してスピリチュアルな能力を強化していること、ぜひそれを理解するようにしておいてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
