20121210 of Central Sun Ascension Report

2012/12/10 宇宙交流会

今でも影響を与える先祖

①明治・昭和で途切れた氏族とのつながり

私は光のハイアラーキーで人間の家庭や家族、一連の先祖とのかかわりなどを見ているマスターの一人です。先祖や家族、特に血の繋がり、血縁、血の流れということについてお話をしていきます。日本人は古来から血の繋がりということを重視してきました。

血縁関係があるということをとても大事にし、身内という世界を特に大事にする風習が続いておりました。初めは同じ地域に過ごしていた仲間や兄弟たち、家族を中心として生活が進められ、同じ家族の中での習慣や風習が確立されていきました。

次第に生活範囲が広がるに従って、実家から離れ遠くで生活するスタイルが出来上がり、家族との繋がりが強い人と弱い人とが現れるようになってきました。また、だんだん世代が進むにつれ、本来の家族の中心であったものの考え、生活のスタイルが伝わらなくなっていき、新しい生き方、新しい時代に合った生き方を求める家族も増えていきました。

今の日本の家族の形態において、本来の始まりの時点で身に付けていた生き方、生活スタイルがほとんどなくなってしまい、自分たちは今の時点における生き方を重視するようになっていきました。本来、先祖と呼ばれているものたちはその始まりのものたちの考えや生き方、生活スタイルを後世にも残そうとして本来の思いを伝えようとして働いておりました。

どの家族にもそれぞれの生き方や考え方がありますが、さかのぼっていくとそれぞれの始まりとなる時点が存在しています。日本においては太古の昔、いわゆるレムリアやムーと呼ばれていた時点での生活をすることが困難になり、そして地球における大きな変動を境にして、生活の拠点を移し、この日本列島へ移ってきた民族がいます。

またそれとほぼ同時期に他のいろんな地域からもこの日本の場所に入ってきたものたちがおり、そのいろんなものたちの混合、組み合わせによってだんだん日本人らしく生活スタイルが出来上がり、そして皆さんが弥生と呼んでいる新しい時期に新しい民族が入ってきて、今の日本人を形作る形式が出来上がってきました。

その時から日本の生活スタイルが一変してしまい、それまでの日本にあった生活スタイルがかなり新しい生活スタイルへと変更することになりました。そこの時点における変化はとても大きい意味があり、いわゆる皆さん方の家族の始まりはその辺が基準になっております。

いわゆる氏の始まり、この氏というものの始まりを通して皆さん方の家族や一族、あるいは一連の先祖とのかかわりが出来上がっております。したがって、今生きている日本の人々において自分の先祖や、自分の一族、そのエネルギーを見た時に、この二千年くらい前の大きな形態の変化から始まっていくでしょう。

その時の生活スタイルからどんどん変化していき、世の中の変化に応じて家族も形態も大きく変化してきました。今直接的に皆さん方に大きな影響を与えている先祖のエネルギーはせいぜい五世代くらい前の状態になるでしょう。それよりも以前の先祖は仮に成仏されていなかったとしても、皆さん方への関与はかなり弱い状態になっていきます。

この弱い状態の影響力でも実際には無意識のうちに行動したり、知らず知らず行動している状況に関与することがあり、知らず知らずと言いながらもかなり数千年くらい前のエネルギーを今体験する人もおります。実質的には五世代くらい前の先祖の影響力が強く関与していき、この間にでも日本は大きな変化を遂げてきました。

江戸という時代から明治に変わる時に、多くの家で繋がりが一度途切れる状態になり、地元の繋がりや先祖との繋がり、あるいは本来のお寺や神社との繋がりが一旦切れてしまい、新しい明治の仕組みに変えざるを得なくなりました。その時点においてそれまでの古来からの流れを保っていた武家や公家たちのエネルギーが途切れてしまい、また普通の人々も中途半端な状態のままで新しい家族を作らざるを得なくなっていきました。

こうした混乱の中で明治の時代が進み、新しいスタイルで家族が出来上がり、それまで保持していた家族のエネルギーとは違うエネルギーが入り込んできました。そして明治から昭和に至る一連の時代の流れにおいて、それまでの日本にはなかった別のエネルギーが家族の中にもどんどん入り込んできて、一人ひとりが家族よりも自分を大事にする、自由に生きる、先祖を敬うよりも今の自分を大切に生きる、こういう意識が次々と強く入り込んできました。

第二次大戦が終わり、日本が敗戦国になった時点で、また先祖との繋がりが一度途切れてしまい、ほとんどの日本人の流れが大きく変化してしまいました。戦争の最中に次々と家族の仕組みが変化していき、家族の一連のエネルギーを保持するということがとても難しくなってしまいました。

そのために戦後において新しくスタートした日本の人々は、新しい家族をつくり始め、それまでの長い日本の歴史において伝わってきた家族のエネルギーがかなり表現されない状態になってしまいました。そしてそこから新しいエネルギーの家族が動き出し、今に至っております。

したがって今皆さん方に影響している先祖や一族のエネルギーというのも、かなり明治や昭和において変わってきたエネルギーであり、本来の純粋な家柄のエネルギーを保持することが難しくなっております。本来日本の人々は先祖を大事にする、親戚や一族郎党家柄を大事にしており、たとえ離れていても身内に何かあればすぐに様子を見にいく、たとえ遠い場所であったとしても異変があればすぐに助けに行く、こういう気持ちを普通に持っておりました。

だんだん自分が中心という意識に変化していき、家族に対する意識が薄れてきており、自分を大事にする、自分を中心に考えるという意識になっております。古来の日本の人々が親戚や家族、先祖を大事にしていたのは、あくまでも自分一人で生きているわけではなく、多くの人に生かされている、お互いに生かし生かされ合っている、困っている時はお互い様でお互いに助け合う、自分が苦しい時ほど他の人も苦しいということがよく分かり、他の人を助けようとする気持ちが沸いてくる、これが普通の日本人に備わっていた心でした。

自分を確立し自分一人でも強く生きられるというのは今の時代では必要かもしれません。また十分に一人ひとりが強くなり、確かに一人で行動でき、一人で生活する人も増えているでしょう。しかし古来の日本人の考えはそれを強い人間とか、良い人間という評価はまったくしておりませんでした。

皆で助け合う、お互いに助け合うという姿勢が基本であり、一人で行動するという生き方を誰一人良しと認めている人はいなかったのです。家族や一族、全体で生きているという意識の時は、誰か一人が名誉を得たとしても家族の皆の名誉であり一族皆の名誉になっておりました。どこかに不幸があれば皆でその不幸を乗り越えようとする、これが普通の考えであり、自分だけ特別に意識を持つということは存在していませんでした。

したがってそういう時代において先祖を大切にする、肉体を去った人を大切にするという思いは当然のことであり、生きている人であっても肉体を失った人であったとしてもそこに区別はなく、同じように大事にする気持ちを持っておりました。しかし今では完全に一人ひとりが自分のために生きるという意識になっており、家族の手を借りなくても自分一人で生きられる、親が困っていてもそれは国に何とかしてもらい、自分は自分のために喜びを求めて生きていく、こういう意識が今の時代に広がってきております。

こういう時代においてなぜ先祖供養を行なうのか、なぜ先祖を大事にするのか、こういう疑問を持つ人が当然多くなるでしょう。今の時代において先祖を大事にしようとしても以前の日本の先祖を大事するエネルギーとはまったく違うエネルギーになっているために、ただ先祖供養をしたとしても昔と同じような効果があるわけでありません。

昔はそれこそ家族、親戚一族が全員一つになって同じ意識を持っていましたが、今は一人ひとりがまったく違う意識であるために、先祖を敬ったとしても一族全体が良い光に包まれるわけではありません。どうしても一人ひとりのエゴが入ってしまい、私が先祖を何とかしてあげた、私の先祖を何とかして欲しい、どうしてもエゴが入った先祖供養になってしまいます。

日本という民族はこの地球において一番大事なものを保持する役割を持っております。いわゆる心であり、自然を大事にし、相手を大事にし、そして見えないものを大事にする心です。見えないものを大事にする心、これこそがとても尊い心であり、見えるものを見て美しい、素晴らしい、そういう気持ちを持つだけではなく、本来は見えないところで美しさを感じ、尊さを感じ、素晴らしさを感じていく、見えないものほど価値をたくさん見つけることができる、こういう心を持っているのが日本人でした。

そしてその心をこの地球に残すために日本人がつくられております。先祖という目に見えない存在を大事に敬い、そして彼らが明るく元気に過ごせるように、常に喜びの波動を送っていく、こういう先祖に対する思いはとても貴重なものです。今日本における先祖のものたちがかなり混乱しており、どこにいってよいのか分からなくなっているのです。

肉体を失ってもそのまますんなりと死後の世界に行くことができず、執着を持ったりあるいは何も分からずにただぼっとうろうろしている、生きていた時の感覚を持ったままただ人間世界に留まっている、そういうものたちがとても多く、明確に成仏できなくなっているのです。

こういう人々を誰が救い上げていくのか、皆さん方はまるで光の存在たちが彼らを救い、光の世界に導いていくと思っているかもしれません。しかしそれはまったく違います。光の仲間たちはあくまでも自分で這い上がってくるのを見守るだけであり、無理して引き上げるということは一切できません。自分で気付かないものは気付かないままそこにずっと留まることになります。

したがって肉体を失って、行き場を失ったものは自分で気付くまで何百年でも何千年でもそこで気付くチャンスを待ち、自分で気付くようになっていきます。したがって肉体を失ってもまだ行き場がなく留まっているもの、もしそういうものがいたのであれば、生きている人間がそこに何らかの意識を投げかけ、もう肉体を去ったから次の世界に行くように、もう物質的な世界に未練を持たず、執着も持たずそのまま元気に光の世界に上がってください、そのような思いを出して、物質世界に対する執着をなくしてもらうことが必要となるのです。

こうやってさまよっているものたちに皆さん方自身が何らかの働きかけをして、そして本来の世界へと導いてあげる、これが本来供養するやり方になります。したがって供養するという場合には、自分自身がそういう状況をまずしっかりと理解し、自分自身が変な霊的な影響を絶対受けない状態にもっていきながら、さまよっているものたちに何らかの光ある言葉を与え、目覚めさせる、気付かせる、新しい世界に行くように導いてあげる、これが供養となっていきます。

一人ひとり必ず何らかの先祖のエネルギーを従えております。これは先祖のエネルギーを持つことによって自分が出来る供養があるからです。行き場を失った先祖のものたちがかなりたくさんいるために、それを多くの人に何とかして手助けしてもらい、気付き、成仏できるように頼んでいるのです。

ただ生きている人そのものはそういったことはまったく理解していないために、ただ自分のことを考え、好きなように暮らしていくでしょう。そうすると行き場を失った先祖のものたちも同じような生き方を進めてしまいます。自分のことだけを考え、ただ楽しもうとする、ただ好きに生きようとする、こういう状態になってしまい、さまよっているものたちが余計に混乱した意識の中で動き回っていきます。

今日本人は大きな変化の時期に来ているために、この先祖との繋がりもまた新しく変わっていくでしょう。今大きく変わろうとしている状態は、まず一連の先祖との繋がり、さまよっている先祖たちを一人でも多く光の世界に戻し、自分としては余計なものたちとの繋がりをつくらないようにする、多くの光のものたちと一緒になって自分自身が光ある行動を取り、余計なエネルギーを出さないようにする、これが今の人々に要求されている生き方になります。

先祖のエネルギーは皆さん方の私生活に影響を与えていきます。日常の家族でのやり取りや不平不満、望むこと、いろんなところに先祖が介入してきます。したがって一人ひとりの言動を細かく見ると、まるでおじいさんと同じような言動を取っている、あるいはおばあさんと話し方がそっくりだ、親戚のおじさんととても似た言動を取っている、こういったようなことが時々見受けられるでしょう。

それは霊的な影響として実際に起きている状態ともいえます。すべてが霊的な悪い影響とは限りませんが、自分自身が何らかの影響を受けていることは明らかになります。皆さん方にはそのエネルギーを少しでも浄化してもらい、先祖に対して自立した生き方、あるいは正しい先祖とのかかわり方を持って過ごしてもらえることを望んでおります。

まず一度皆さん方の体をもう一度光の柱で繋げていただき、マスターとの繋がりを光の柱を持って正しく設定しておいてください。一人ひとり自分にとって直近の先祖がいるでしょう。非常に身近な先祖がいて、そしてまた遠い先祖、またほとんど遠すぎて自分には分からない先祖、こういったものたちが何らかの影響を与えております。

こういう先祖たちに対してこれまでこの日本においていろんな働きを成し、影響を与えてきたこと、それらの一連のことに感謝の気持ちを持ち、そしてもう今の時点で自分とはもうかかわり合う必要がないこと、もう自分はしっかりと光の道を歩けるようになり、これ以上の先祖とのかかわりを必要としていないこと、それを心でしっかりと述べ、願い、そして感謝の念を送ってみてください。

ここにいる姿なきものたちにもの申す。これまで人間に近づき、己の欲することを人を通して行ない、己の満たされぬ心を人を通して満たそうとしてきた。もうそなたたちが人間に近づいて人間を利用することは許されない時に至っている。己の心をよく見つめ、人間を利用していたこと、人間を操っていたことを素直に反省し、己の言動を詫び、人間に対して素直な反省の心を持ち、そしてこの世界から引き上がることを選択して欲しい。

大いなる光の仲間たちが少しずつ近づき、反省するものは光の世界に招かれるであろう。反省の心なく人間にさらに近づき、人間を利用しようとするもの、人間を我が物にしようとするものは大いなる光の裁きに合うであろう。姿なきものたちよ、この言葉をしっかりと受け入れ、己の行く末をしっかりと決めて欲しい。皆さんも愛の心を持って周りにいるものたちが光の世界に上がっていくのを感じて欲しい。

私はAに付きまとったものです。何十年もの間付いていました。この子が可愛いかった、この子をいじめるものが許せなかった、でももうここにはいられなくなる、強く生きて欲しい、強く生きて欲しい、私はもう行きます。

私はBに付いているものです。いつも幸せに楽しく考えていることが面白い、そのような考えに惹かれてきました。大らかに考えることがとても好きです。でもいつも側にいると必ず何かが邪魔をしてきます。いつもいつも邪魔をしてきました。今それがはっきりと分かりました。私はここにいてはいけないと。私はもう離れていきます。

C、長い間ずっと一緒にいた、気に入らないことがあるとすぐ怒った、自分のことを認めてくれないとすぐに怒った、すべて私がそうさせた、自分を認めてくれないのが悔しかったからだ。はぁ、もうだめだ、もう一緒にはいれない、はぁやられそうだ、はぁ・・・

Dに付いている私は女。あなたのことをずっと見ている、あなたが他の女性といるといつも壊しに行く、あなたは私といれば良いのだ、他の人なんか近くにいてはいけない、だからいつも壊していく、でももう近くにいけない、私はもう離れなくてはいけなくなった、あぁ・・・

E、私たちの大事な子供、大事なこの家柄の流れを誰が汚す。汚すことは絶対に許せない。我らを何と心得る。人間はくだらない、どうでも良いことにばかり意識を向ける。もっとしっかりと家柄のことを考えろ。自分のことだけ考えるな。はぁ、もうだめだ、これだけ牛耳っていたのに追い出されてしまう。

F、素直で良い子だ、何でも言うことを聞いてくれる、我らの思う通りに動いてくれる、何と良い子だ。本当は嫌な人間でも表向きはニコニコしている、我々はそうやってこの体を使ってきた。しかし楽しくはなかったな・・・肉体を使っても楽しくない、この肉体は本来の人間が使うことしかだめなのだろう、もう我々は人間に介入しない、もう人間には介入しない。我々の世界に行こう。

F、これまで好きにいろいろとやってきました。美しさや自分が楽しくなること一杯見つけてきました。私たちはとにかく目立ちたかった、注目を集めたかった、あなたの体がとても合っていた。だんだん最近意識が変わってきてやりづらくなってきた。私たち自身もだんだん変化してきた。私たちも私たちの世界に上がっていきます。

Gさんの体を利用していた。すぐに弱音を吐いたり自分の価値がない、自分はできないといつも思わせていた。あなたの家柄が本来はとても輝かしいのを私たちは許せなかった。すぐ家柄を出してきて自慢するのが許せなかった、だからその末代まで家柄ではなく価値がない、何もできない、能力がないと思わせようとしてきた。本来の光は奥深いところに隠され、表に出させないように仕組んできた。もう我々の力の限界が来た。もうこれ以上はできない、もうこれ以上はできない。もう私は戻ります。

今皆さん方の背後で何らかのかかわりをつくっていたものたちを切り離し、それぞれの世界に送り込んでいきました。中には本来はとても良い先祖としてやってきながらつい人間の欲に負けてしまい、また世の中のエネルギーに感化され、いつの間にか手ごわい波動になってしまったものもおります。

本来は一人ひとりが正しく生き、正しい生活をしていれば彼らは救われたでしょう。人間がだらしない日常生活を続けていくと、助けに来た者たちが同じようにだらしなくなってしまい、コントロールできなくなり、逆に悪影響を与えるようになってしまうのです。したがって、自分自身が正しい生き方をすること、自分自身が節度のある生き方をすること、それ自体がまた供養の方法ともなります。

常に自分の周りに多くの先祖や家族たちのエネルギーがあること、共に生きていること、自分だけではなく多くのものたちを自分が養っていること、これを決して忘れないようにしておいてください。最後にもう一度光を皆さん方にシャワーのようにして流しますので、もし何か不快感や何か変な感覚があれば光のシャワーで綺麗にしておいてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。

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