2011/8/15 月曜交流会
平和時での精神性の堕落
①戦後の心の堕落
私たちは宇宙の仲間で皆さん方の星に何らかのかかわりを持っている集まりといえます。日本が終戦記念日という時点において、これからの日本の流れや日本人の意識の変化についてお話をいたします。
終戦記念日というエネルギーのかかわりによって日本の人々が過去につくられた痛ましい出来事を思い出し、そして二度と過ちを犯さないように、本当に心からの平和を求めるように気持ちを引き締めております。この地球のあらゆる国で戦争が起こり、今においても内乱や貧困を含めると多くの国々で悲しい現実を体験しております。
日本において原子爆弾が投下され多くの生命が犠牲になり、日本が敗戦国となって戦争が終わるという状況が設定されました。日本が敗戦国となり、そして西洋の国々の意識レベルを日本人の文化の中に取り入れ、日本の流れが急速に、また西洋化するという現実を体験してきました。
今日本は西洋文明がかなり広く入り込んできて、考え方、生活のスタイルのいたるところに西洋の文明が取り入れられております。西洋の文明のすべてが悪いわけではありません。個人が自立し高い波動へと向っていくという意識は日本にはなかった波動であり、それは良い意識レベルへと移行させてくれるでしょう。
しかしそれと同時に失ったものも大きく、日本人が心の奥底で身に付けていた大いなる天に対する思い、自然界のすべてを尊敬し、一体となる思い、宇宙の生命たちを身近なものとする思いが急速になくなっていき、物質を追い求める、個人の快楽を求める、競争して自分が優位に立つ、このような波動ばかりが強調されるようになっていきました。
今日本人の心に宿っている波動は大部分が競争意識であり、優越感を身に付ける、少しでも他より先に進む、多くのものを手に入れる、狙ったものはどんな手段を使ってでも手に入れる、こういう思いが人々の心の中に入り込み、さらに急速に広がっております。
今となっては子供たちに限らず幼いものたちまでもが親の影響により物質を追い求める、快楽を追い求めるという流れに巻き込まれております。物質を手に入れることにより失ったものはあまりにも大きく、日本人の心の精神性は完全に物質主義に破壊されてしまいました。
今の日本人の心にはかつての日本の心はほとんど見えなくなっております。ここまで完全に日本の心が破壊されるとは予想はつきませんでした。どんなに破壊されても心の奥底では素直さや謙虚さ、他を思う気持ちは残るであろうと想定されておりました。
しかし今となっては時すでに遅く、日本人の心のあらゆる分野において比較競争、優越感、自己満足、快楽へと変化しております。終戦記念日が日本人の心に何を思い起こさせるでしょう。悲劇を繰り返してはならない、同じ過ちを繰り返してはならない、そう述べているだけであり、戦後破壊されてしまった日本人の心を取り戻そうとする声はまったく聞こえてきません。
まるで戦前は悪い心で今が良い心であるかのような雰囲気さえ漂っております。しかし日本人の心を見た時、今ほど日本の心を失った時期はないといえるでしょう。もう日本人の心にはわびさびをたしなむ気持ちや心を静かにして自然の流れを感じ取る、生命を感じて自然を喜んでいく、星の移り変わりや自然の移り変わりを感じながらも世の中の変化を楽しんでいく、こういう心は完全に失われております。
日本人が身に付けたものは何だったでしょう。西洋諸国と対等に渡り合う、あるいは西洋諸国に打ち勝つ、そして快楽を手に入れ、経済的な喜びを手にしていく、こういう考えがかなり支配的になっております。まるで物質を手にしなければ満足が得られないかのように、喜びが得られないかのように感じられております。
今日本人が終戦を通して感じ取ることは何でしょう。単に戦争を否定したり、戦争を止めて平和を叫ぶという行動だけでは日本は復活することはないでしょう。日本の心が完全に失われてしまったのはなぜなのか。これを戻すにはどのようにしたら良いのだろうか。戦後平和と思われる経済の豊かさが日本人の心を堕落させてしまいました。
日本人が物質に満足を覚え、次々と堕落してきたのはある意味では平和の影響といえるでしょう。平和という見かけの中で心が次々と堕落していったのです。皆さん方の求める平和は何だったのでしよう。戦争をしないことが平和、原爆の投下以降、終戦記念日により平和を常に訴え、原爆を持たないようにする、戦争を仕掛けないようにする、このような宣伝の中で日本人の心は次々と堕落していったのです。
今改めて日本のためには何が必要なのか、このまま日本人が平和という波動の中で漫然と過ごし続けていたのであれば、精神性はさらに堕落を進めることになるでしょう。そして日本を堕落させたそもそもの原因が何であるのか。日本人の精神性が堕落したのは、たまたま平和によって堕落したとか、気を抜いていて堕落したとかいうそういうレベルではありません。
日本を堕落させようとする強い波動があり、その強い影響の中で日本人は文字通り堕落していったのです。日本が戦争に巻き込まれている時、ほとんどの西洋諸国が日本を手に入れようとして戦争を行なっていました。戦争に勝った国はどの国も日本を自分たちの領土にしようとして主張しておりました。
アメリカに限らず、ロシアもそして他の先進国も日本を手に入れようとして主張しておりました。日本を古来から守ってきた大いなる意志がそれを望まず、今の日本のレベルで留まるようにエネルギーが流れておりました。したがって今の日本の状態は古来からの大いなる波動のエネルギーの中でつくられたものともいえます。
しかし日本人自身の精神性がどこまで堕落するかは日本人に任されておりました。大いなる意志は日本という国自身を守り、日本という国が西洋諸国に占領されないように働き掛けていたのです。しかし肝心の日本人の心が西洋諸国に負けてしまい、欲と物質を求める思いによって自ら堕落していったのです。
今日本人は自分たちの本当の敵が何であるかを知る必要があります。ほとんどの日本の人々は日本に入ってきている敵を理解していないと言えるでしょう。敵というのは他の国々から来ている否定的な人間のことを言うわけではありません。日本人の心の中に入りこみ、堕落させようとしている心といえるでしょう。
堕落させようとしているこの心がどこから来ているのか、もちろん西洋文明の領域からやってきているともいえますが、元々日本に住み着いていた波動ともいえるでしょう。日本人の心をうまく利用し、どんどん堕落するように仕向けていたのです。
この働きにより日本の人々は何をする場合においても比較競争、そして他より少しでも良いものを手に入れる、自分が少しでも優位になるように持っていく、そういう心によって堕落が始まっていったのです。自分が少しでも優位に立とうとする、自分が上にいこうとする思いにより自分の心が堕落していったのです。
本来の日本人の心は他を尊重する、他の人の心を明るく優位に持っていく、こういう気持ちがありました。しかし今は自分が優位に立とうとする、自分の方が上であるようにする、そういう意識が強くなり、結果的に自分の波動が下がっていくのです。日本人の心を堕落させた自分の本当の原因が何であるのか、一人ひとりが自分の堕落した心を見つめる時期に入っているのです。
この終戦記念日という時期において日本の人々は自分の心を見つめ、堕落した心をしっかりと見る必要があります。戦後日本がどう変わり、人々の心がどう堕落していったか、それを見つめ、戦争が悪いわけではなく、戦後の意識レベルがもっと悪かったということ、自分たちの心をないがしろにし、どんどん落ちていった、日本という国を守り、日本人の心を大事にするという波動がまったく壊されてしまったのです。
戦後により日本という国、日本人の心が破壊され、よりどころがなくなり日本人はさまようばかりになり、どんどん堕落していったのです。今こそ日本人はそこに目覚め、本来の心を取り戻す時期に入ってきています。自分たちは何を求めているのか、どこに進むのか、本当に日本人がそれを理解する必要があるのです。
日本人の一人ひとりが自分の心に目を向け、自分を堕落させた原因が何であるのか、何故日本がだめになってしまったのか、これをしっかりと見てもらう必要があります。自分の心に目を向け、自分自身は堕落していないかどうか、自分自身は物質的なもの、快楽的なものばかりを追い求めていないかどうか、まず自分の心を今探ってみてください。
自分の心を見つめ、堕落させた心が何であるのか、なぜ堕落してしまったのか、今そこに目を向けていただいております。
Takaiさんの心の波動を見た時、あなた自身の心と本来あるべき日本の心を見た時、人間を大事にし人間を愛で包み、他の人のために自分を使うという意識はとても素晴らしいものがあります。自分の言動の中で自分自身の波動に何らかのネガティブな影響を与えているものとして、自分が何かを行なう時、これがなぜ必要なのか、なぜ行なうのか、いろんな観点から考えることがあります。いろんな観点から考えて価値観を見出し、自分が何かを行なう、何かを決断するという時、本当に自分の判断が正しいかどうか、決断が良いかどうかを悩む場合があります。自分の決断に迷った時、結局は世の中の基準、一般的な基準で回答を見つける場合があります。その時に社会の一般的な基準、一般的なルールで考えてしまう傾向が出てしまい、せっかくの本来の素晴らしいもの、本来の高い波動が最終的な判断のところで世の中の普通の原理に変更されてしまう場合があるのです。それによって高くなるべき波動が結局は普通の意識レベルの波動になってしまい、それを良い人間の方向へと使うことができなくなってしまうのです。自分の心を堕落させないようにするためにはいろいろ自分の頭の中で考えたこと、見つけたことを概念やルールで判断するのではなく、そのまま認めていく、そのまま自分のものとして使っていく、こういうことが必要になります。自分の感じたことをそのまま行動に移していく、これができれば自分自身を取り戻すことができます。しかし何かを考えようとした時に普通の価値観に戻ってしまい、心が堕落してしまう可能性があります。
Reiさんの心を見た時、あなた自身の心の動きの中で自分の弱さとなっている波動が何であるか、心の波動の中にはいろんな波動が入っており、自分自身の成長や周囲の人の願い、いろんな思いが沸き起こってきます。自分を堕落させてしまう大きな原因は、他の人との関係を考える時、自分自身の否定的なことやできないこと、分からないことをかなり見つけていき、そこに焦点を当ててしまう癖がついております。そのために自分自身の考えや思いが否定的な波動を強くしてしまい、それによって行動が進まなくなり、思っていても行動できない、やろうとしても動けないという状況がつくられてしまいます。自分自身を良い流れに持っていくためには自分の影響しているところ、これを少しでも高い意識レベルへと引き上げていき、低い方にこだわらない、低い方にばかり合わせていないという意識が必要になります。なるべくいろんな観点から見ていき、いろんな可能性を広げていく、同じようなものに見えても違うものがたくさんあります。惑わされず本当に自分に合うものが何であるのか、自分の望むものが何であるのか、常にそれを見分ける意識を持っていってください。
皆さん方の心の堕落に繋がる波動を見てきました。楽な姿勢をとりながら自分の心の中の堕落する波動、堕落させようとする波動をしっかりと見つめ、そこに意識を持っていってください。
大いなる神々の力により皆さん方の心の中にある堕落に通ずる波動を修正していこうと思います。自分の心を見つめ、心の中の堕落に繋がる波動をしっかりと見ていってください。この堕落に繋がる波動に光を当てることにします。自分で光を当てるか、あるいは天から光が当たるか、それを感じて自分の堕落させようとする領域に光を流していってください。
また多くの人々が自分の心に目を向け、同じように堕落した心をしっかりと見てこれを克服しようとする思いがあれば、それを変容させていきます。堕落させようとする自分の心をしっかりと見つめ、そこに光を当てていきます。そして自分の心からもう堕落にいたる波動がなくなっていき、本来の素晴らしい光がそこに宿っている、それをしっかりと感じていってください。
皆さん方の心から堕落に繋がる波動が変化、変容されていきました。これからはそこに意識を向けずに新しい魂になったこと、新しい波動になったことだけを感じ、これまでの堕落させる波動がもうないということを信じておいてくだい。
②自分をコントロールできない
宇宙のマスターとしてお話をいたします。日本人の心を見ており、また今日終戦以降日本人の心を堕落させてきた波動をワークしておりました。日本の人々が自分の心に甘くなり、何でも許してしまうという状況にあります。以前は自分を律する気持ち、自分を高める気持ち、自分自身をしっかりとコントロールする力が備わっておりました。
しかし戦後自分を律する気持ちがどんどん弱くなっていき、今となってはまったく自分の心をコントロールできない、自分の心を育て、進化させ、しっかりとコントロールしていくという能力が失われてしまったのです。日本人の心は徹底的に弱くなってしまい、自分でもコントロールできなくなったのです。今のままでは日本の人々は自分の心をコントロールすることがかなり難しいと思われます。
結局誰かに指示してもらい、誰かの言う通りにする、誰かに合わせていく、誰かと一緒にやっていく、こういう考えばかりが広がっていき、自分で何かをつくり上げ、自分で率先して行なっていく、こういう波動がほとんどなくなっていくのです。今のままでは日本人は自分で判断して行動するということができなくなってしまうでしょう。
これは日本にとって良い波動ではありません。他の国に利用されてしまうという流れをつくってしまうかもしれないのです。今こそ日本人はよく自分たちを見つめ、利用されないようにする、率先して自分で行動していく、こういう意識が必要なのです。ぜひこの戦後という時期を向え、世の中のことを見る時、戦争だけに関して述べるのではなく、戦後日本をだめにした心と一緒に新たなる心を正しくつくり上げていく、正しく接していく、常にこの意識を忘れないようにしておいてください。
Takaさんの今後の精神性を見た時、日本人としての心を大事にし、高めようとする意欲がとても強くあります。それは自分自身を変える強い力となって現れてくるでしょう。ただ現実の中に入った時にどれが日本としての素晴らしい波動で、どれが良くない波動なのか、進化成長させる波動と堕落させる波動の違いがどこにあるのか、そういったところで迷いが生ずるかもしれません。自分のこれからの流れにおいて何が自分に合っていて何が自分に合わないのか、いろんな思いが出てくるでしょう。基本的にあなたに必要なのは自分の意志で自分をコントロールしていく、どのような選択肢であろうとも自分がしっかりと自分をコントロールしていく、これがとても大事になります。自分を見失わないよ
うにする、しっかりと自分を見ていく、常にそこに意識を向け、自分自身を素晴らしいエネルギーの中へと導くようにしていってください。
Reiさんの心や精神性を見た時、いろんな人々との関わりの中で自分自身の求めていたものが本来の目的だったのかどうか、本来の流れをうまく使っていたかどうか、いろんな思いを感じたことと言えるでしょう。これからの流れにおいてあなたは確実に新しい流れを見つけることができます。ただ自分がそこで追い求めているものが何であるのか、これは付きまとうことになります。自分自身の精神性を見ていく時、自分自身の心を強くするものが何であるのか、自分の心を強くして自分を正直に正しく持っていかせる力が何であるのか、まだそれが自分でも理解できていない状況と言えます。何かを訓練して自動的に身に付く、自動的に手に入るというものではありません。自分自身の心をよく見て、そこにないものが何であるのか、自分自身の心をよく見た時、やはり他人に負けないようにする、比較して馬鹿にされないようにする、こういうエネルギーがしっかりとあるために、負けないようにするというエネルギーが流れをつくっております。自分はそれに負けないようにするにはどうするのか、基本的に自分自身の弱さ、負けたくないとか、比較されたくない、下にいたくない、こういう思いがそのまま弱さになり自分を堕落させてしまいます。自分自身の心をよく見つめ、無理して勝とうとしない、戦おうとしないようにする、この思いを大事にし、本来のあるべき状態をただ維持していく、これをしっかりと身に付けることです。これは難しいかもしれません、競争や比較で動くのではなく、あるがままに見つめ、あるがままをそのまま認めていく、あるがままという自然をしっかりと理解するのです。そうすることによって自分の波動が少しずつ変化していき、自分で自分の流れをコントロールすることもできるようになるでしょう。
日本人の心を堕落という観点で眺めてみました。一人ひとり自分が堕落しないように、堕落の波動に負けないようにしっかりと自分自身を見ていってください。それでは少し休憩をとります、ありがとうございました。
③堕落しない平和とは
私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今の話において平和とは何であるのか、平和によって心が堕落するのであればそれは平和なのかどうか、多くの人が戦争がなく、皆が楽しく生きられる状態を平和と称しております。しかしそういう平和の時期において心はどんどん堕落していきました。
堕落しない平和とは何であるのか、常に何らかの緊張感、自分を高める意識、自分を成長させる意識が必要となります。つまり多くの人は平和という概念で楽、何もしないでただ欲しいものが手に入る、これを平和と思い込んできました。
また平和と称しながら欲しいものを手に入れようとして競争する、この競争するという波動は戦争の状態とほとんど同じ波動になります。つまり平和と称しながらも心の動きは戦争と同じ波動になっており、それによって心が堕落していったのです。
何かを手に入れよう、自分が楽になるために他から手に入れようという思いは心を堕落させていきます。自分を高める、自分を律して自分の精神性を高める、こういう意識がある時には平和であっても自分自身の成長が成り立っていくでしょう。
つまり自分自身の克己心、忍耐力、持続力、こういうものが備わっており、自分自身を高めていくという意識がある限りは、自分自身の心の堕落はそれ程起こらず、また高いところへと向う気持ちが備わっていくでしょう。日本人は平和を勘違いして忍耐や努力を必要としないで手に入ること、お金だけ手に入れればそれで欲しいものが手に入る、これを平和と勘違いしていたのです。
実際に自分自身の精神力を強くし、忍耐力を備え、律する心を高めていく、これによって初めて心が豊かになり精神性が高くなり、平和な状態においても自分は成長していけるのです。常に心が成長していく、高まっていく、それを見失うことなく自分自身の心を常に見ることができるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。