2011/7/9 仏教セミナー
過去を思い出し何に気づくか
①見たくないところを観る
私は観音として現れてきたエネルギーです。今日の皆さん方の内観というテーマについてお話をしていきます。自分の心を見るというのはとても難しく、心を見ようと思った段階で心がいろいろ変化していきます。自分で見たくない心は陰に追いやってしまい、見ても良いところだけを表に出してきます。
心はすはぐに変化してしまい、その時々の自分の思いによっていくらでも姿を変えていきます。今日は自分の母親や小さい頃に関係していた人々に対する思いを心から見つめていくという作業を行なっていきました。
それでもその当時の本当の自分とはやはり変わっており、大人になっての視点で眺めていることが普通です。できればその当時の気持ちに戻り、その当時の子供として接しているという雰囲気、そういう状況にまでもっていき、少しでも自分自身がその当時どういう風にして親を見ていたか、感じていたかを思い出してみるようにしてみてください。
Reiさんのワークにおいて、小さい頃のいろんな思い出の中で特に自分が感じたこと、受け取ったもの、いろいろとあると思いますが、あなたにとって一番大事なのは自分自身がそれによってどう変化してきたか、自分がその後の行動にどう影響を及ぼしてきたか、その後の変化にもっと意識を向けてみると自分のことがよく分かってくると思われます。親との関係でその時は何もなかったかのような言動でありながら、その後にいろいろ自分の心が変化してくる、何故自分で心を変化させてしまうのか、その時の実際のやり取りと、その後で自分で頭でつくってしまったいろんな思い、考え、それによって心がどんどん変化していきました。自分であれこれつくり出したりしないようにしていくと、その後の生き方がかなり楽になっていくと思われます。
Naoさんのワークにおいて、あなたのいろいろ思い出したことや、感じたことの多くが、まだどちらかというとぼやけた段階、明確でない感覚として思い出されていると思います。明確なその時のやり取りではなく、大まかな感覚で思い出されてくる、これをもっと細かく思い出していくためには、日ごろの過ごし方そのものに意識を変えていく必要があるのです。日ごろの生活において自分が感じたこと、自分が思ったこと、これを意識をしっかり向けておくと一つひとつの自分の心の動きを感ずることができ、また思い出すことも楽になっていきます。普段あまり意識していないと後で思い出すことも難しくなっていきます。普段からいろんなところに意識を向けておく、そういう意識を持っておいてください。
Shigeさんのワークにおいて、自分の小さい頃を思い出す時、自分の嫌なところ、見たくないところ、避けていたところがまず真っ先に思い浮かんできます。それは避けているというのはある意味では意識しているという証でもあり、意識していることによって真っ先に出てくるのです。避けよう、避けようとしているとそれから先に出てくる、つまり本当に思い出したくなければ無視する、初めから何も考えないというやり方の方が繋がりが弱くなっていきます。自分自身にとってどうしても避けていく、そういう思いを持っていると余計にエネルギーを引き寄せていき、現在に至ってもそのエネルギーと繋がったままの現実を進むことになります。したがって、毎日をそのエネルギーと共に過ごすのであれば早めに解決し、早めにエネルギーを浄化したり、取り除いておく必要があるでしょう。今回のワークにおいてある程度その繋がりを修正したり、エネルギーの浄化が行なわれたりしておりました。したがってあえて避けるとかいうことをしなくても自然にエネルギー的な問題は解決されていくことになるでしょう。
Eiさんのワークにおいて、今日のワークはおそらく自分にとってあまり馴染みのない、よく馴染んでいないやり方だったと思われます。そのために深く入ることがうまくできなかったかもしれません。それでも自分の小さい頃のエネルギーはしっかりと表に出てきて、明確に言葉に出せなかったにしてもそれなりにエネルギーはワークされておりました。これからをうまくもっていくためには自分は何が苦手で、自分が何が得意なのか、そういうところに意識を向けていき、苦手になった原因が何であったのか、得意になった原因が何であったのか、それ追求していくと小さい頃の親とのやり取りがかなり強く影響していることが分かってきます。自分の才能をうまく伸ばしていく、それを考えた時に自分が
うまく才能が伸びるように親がいろいろとやってくれている、それに気付いてくると、自分が心の底から良いエネルギーで才能を伸ばせるように変化していくでしょう。
今日のエネルギーにより皆さん方は少しでも自分の小さい頃や、あるいは見たくないところを少しでも見られることができるようにエネルギーが修正されております。今日に限らず機会がある度に自分の心をよく見て、少しでも自分にとって流れが良い方向に変わるようにワークを進めていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。