2011/7/4 月曜交流会
西洋化で女性性が失われてしまった
①新しい時代の金銭のエネルギー
私たちは光の仲間としてお話をいたします。私たちは光の世界から日本の女性の波動についてお話をいたします。日本人がこれから世界に向けて目覚め、動き出し、大きな影響力を与えるようになっていきます。その中でも一番大切なものが日本人の女性としてのあり方にあります。
これまでは世界的な男性型のエネルギーによって日本も男性的な波動が少しずつ歪んだ形で取り入れられていき、いつの間にか西洋と同じような男性を中心にした意識がつくられていきました。
しかし本来は日本には男性を中心とする意識構造は存在していませんでした。他からの文化、文明、芸術を取り入れる時に、男性中心の波動が一緒に日本に入ってきて、いつの間にか男性が文明を、芸術を、技術を発展させるという状態になっていきました。
それによって女性が自分たちの置かれている状況についてあまり女性性を発揮できなくなってしまい、単に男性を補佐する、男性を助けるという波動へと変化していきました。他の国々においては権力や力で支配を奪い取る、力づくで上に上がっていくという流れがあり、それを徹底的に学ぶ流れがつくられております。
しかし日本においては、そういう流れは存在せず、本来の芸術や文化、技術、そういったものをただ取り入れるだけであり、男性的な支配権を取り入れたり、力づくで相手を打ち負かすということを取り入れる必要はありませんでした。
日本の人々がいつの間にか西洋的な生き方に意識が変化していき、それと共に男性がすべてを支配するという社会へと変化していきました。他の国々がすべて男性を中心にした社会構造である場合には、生きるためには男性的なパワーが必要であるともいえるでしょう。
もし日本が男性的なパワーを身に付けることなく、ただ男性性と女性性をうまく生かした文明だけになっていると、マヤを初め多くの文明が西洋文明に滅びたように日本も滅びていたかもしれません。日本が今こうして生き残っているのは、ある意味では男性的な力が発揮され、西洋文明を完全には取り入れることなく、ほどほどのところで抑えておき、完全に日本の文明が失われないように残していた証ともいえるでしょう。
しかしその後のいろんな流れの変化により、今日本を襲っているのは男性的な支配のパワーではなく、むしろ日本人の持つ精神的強さを腐らせ、弱らせ、日本人が確固とした信念を持つことができないようにされてしまっているという悲しい現実があります。
表面的には力づくで日本を押え込むという状態がないようにしていながらも、心の面で次々と日本人の本来の心が弱まらせてしまい、強さが失われていき、むしろ精神的なものも西洋に合わせるという状態へと変わってしまいました。
今日本人は自分が何であるかをまったく見失ってしまい、ただ西洋文明の真似をする、西洋社会に合わせていく、日本独自のものをつくったり、表現するのではなく、西洋文明に合わせ取り入れていく、こういう意識へと変わっております。
この流れを進めていくと、日本は表面的には西洋文明と似たような文明をつくり上げながらも、心の中はまったく独自性がなく、自己主張もできず、ただ西洋の真似をするだけの心に変化していきます。日本人の本来の役目を見失ってしまい、すべてを西洋に合わせることだけが本来の役割であるかのように錯覚をしていきます。
今この流れを本来のものに変えるには、日本人一人ひとりが目覚めていかなければなりません。日本人として目覚める以前に、日本人に覆いかぶさっている心を腐らせる仕組み、精神を堕落させる仕組みに気が付くことが必要となります。
心や精神を堕落させてしまう、その一番の問題は金銭の扱い方にあります。金銭を手にすることがまるで支配権を手に入れるかのような感覚に陥り、多くの金銭を手に入れることによって自分が自由になったかと思ってしまう感覚があります。多くの金銭を手にすることにより好きなものが手に入る、自由に生きられる、他の人よりも自分が裕福であるという感覚が手に入る、これらの理由により金銭を手にすることが幸せであるかのような錯覚を得ていきます。
しかもこの錯覚はかなり強く影響を与えており、親が子供に対して連日のようにそう言い続けているために、子供の段階ですでに金銭がいかに大事なものであるかを身に付けてしまいます。完全に金銭の奴隷になってしまった日本の人々は、この洗脳から抜け出る方法をほとんど身に付けていません。
金銭がなくては何も始まらない、金銭がなければ幸せになれない、もうそういう思いが完全に染み通ってしまい、昔の日本人のように金銭がなくても笑い、喜び、楽しんでいた生き方はできなくなっております。すべてが金銭に付随しており、金銭がないとすべての人生が不幸であるという認識になっていきます。
日本人をここまで堕落させてしまった西洋文明のパワーはとても強く、日本人の心が完全におかしくされております。これからの時代に向け日本人がいかに大事な役割を持ち、いかに地球の人々のために日本人が貢献していくのか、それを考えた時、金銭がないという認識によってすべてのパワーが封じ込められてしまい、何もできなくなってしまう、何も喜びを感じられない、不安ばかりが毎日やってくる、こんな意識につくられてしまいました。
日本人はこの洗脳から自分の手で抜け出す必要があります。金銭には支配力はなく、金銭は単に物質を与えるだけであり、それが幸せになるかならないのか、喜びに繋がるのかどうかはまったく保障されません。一般に金銭という物質を通して手に入れたものは争いを招いたり、自分のエゴをさらに増大させる働きをつくり出していきます。
金銭がなければ何も始まらない、金銭がすべてと思っている人は金銭で手に入れたものをただ自分の証、素晴らしいものという証、あるいはただ満足したいという思いだけでエネルギーをつくり上げていきます。真の喜びではなく、ただ金銭で手に入れたという喜びだけがつくられていくために、実態のない喜びをつくり上げていきます。
心は本当には満足しておらず誰かに認めてもらったり、見てもらったり評価されて初めて喜びに繋がる喜びとなります。本当に自分に必要なもの、本当に大事なものは金銭で手に入れたとしても本当にそれを大切に扱い、自分の体のように使い続けていくでしょう。
しかし単に見てもらいたい、自慢したい、分かってもらいたいという思いで手に入れたものは他の人から評価されない限り、不平不満がずっと存在し続けていきます。物質に目がくらみ欲しいもの、手に入れたいものばかりが膨らんで、それを手に入れることが幸せであるかのように勘違いしてしまった日本の人々、これから世界のために働き、活動をする時期になってもこの欲はすぐに消えることはありません。
この欲はどこまでいっても付きまとい、見てもらいたい、分かって欲しい、こういう欲が常に付きまとっていき、最終的には人間関係をおかしくさせていきます。日本の人々がこのような幻想から目覚め、はっきりと自分を認識するためには、金銭というものに対する考え方を根本から変えていく必要があります。
手に入れたいものを入れるという認識ではなく、神がその人を通して与えたいものを与えていく、多くの人間の中で必要なものを手に入れていく、あくまでもそういう使い方になり、金銭を一杯蓄え、金銭で物質を手に入れることに意味があるわけではありません。
この金銭にまつわるエネルギーをつくり変え、物質と金銭とのエネルギーもつくり変えていく、これが必要になってきており、ただ意識を変えるだけでは中々うまく変化しません。今日は皆さん方の金銭に関するエネルギーを再調整し、金銭によって物を判断したり、人を判断することがないように、金銭のエネルギーそのものを浄化し、アセンションさせ、新しい世界での金銭の扱い方へと調整していきます。
新しい世界での金銭は常に愛や光を広げるために使われていき、自分が物を手に入れるために使うわけではありません。金銭に愛や光のエネルギーが一緒に入っており、金銭を渡すことによりその人が光に目覚め、愛に目覚めていく、そうやって金銭を使えば使うほど、愛や光が広がっていく、これが新しい世界での金銭の波動になります。
皆さん方の心にある金銭をまず思い浮かべてみてください。自分が持っているすべての金銭、自分が手にしているすべての金銭を心の中で思い出し、それがどんなエネルギーなのかを感じてみてください。
Ekoさんの金銭の波動には、他の人には持っていないものを手に入れたい、何か自分だけに良くなるものを手に入れたい、他の人にはないものを多く手に入れたい、このエネルギーが金銭にまとわり付いております。
Reiさんの金銭には、手に入れても、手に入れても、何かすぐに無くなっていく、自分のところには中々たまらない、もらっても、もらってもまた減っていく、こういう思いが金銭に付けられていき、あなたのところに入ってきた金銭はすべてこのエネルギーに変化されていきます。そのために金銭はたちどころにして出るように変換されていきます。
Kazuさんの金銭のエネルギーは、多くの人とのやり取りの中でめぐりめぐって自分に入ってきた金銭、この金銭はとても強いパワーを持っており、社会を変えることもできれば人間を変えることもできる、とても大きな可能性を持っている。しかし使い方を誤ると人間が滅び、会社も滅びてしまう、こういう認識を持っているためにあなたのところに来た金銭もこのような波動へと変化していきます。
皆さん方の手にしている金銭はこのような波動で変化され、使うということはこの波動を世の中に広げていくことになります。この金銭のエネルギーを変化させていきます。
Ekoさんの金銭は、あくまでも幸せの波動が金銭に秘められており、人々が幸せになるために伝わっていく、金銭が自分の領域に入ると同時に他を幸せになるという波動がつくられ金銭に入っていき、この金銭を使う人は幸せを感じていく、こういうエネルギーへと変化をさせていきます。
Reiさんは、金銭のパワーはとても偉大であり、その人の家族や会社においてさえも変化を与えるくらいの大きなパワーを持っている。その人の心に金銭が反応すると心が大きく変化していき、家庭を幸せに、会社を幸せにしようという思いが入ってきて、そのために金銭が使われていく、こういう波動へとエネルギーが変化されていきます。
それでは宇宙から流れてくるエネルギーをしっかりと体で感じ、それを自分の保持している金銭、財布や貯金している所、保管している所をしっかりと意識して、所持している金銭すべてにエネルギーを流していってください。
新しい金銭のエネルギーは他の人を喜ばせ幸せを広げるために使われていきます。自分が手に入れるため、自分の欲望を満たすために使うことはできません。もしそう思えばたちまちにして汚れた金銭が呼ばれて入ってきます。汚れた金銭のエネルギーはたちまちにして心を腐られていき、せっかく身に付けたすべての波動が破壊されていきます。
ぜひ新たなる金銭の波動を自分のものにして、それで社会を、地球を豊かにするために広げていってください。
②女性性とはバランス
アルテミスの波動からメッセージをします。日本の女性が力強くなると同時に本来の女性性が失われていき、男性と同じような意識構造へと近づいてしまいました。女性がお金を手にして自分で望むものを手に入れることができるようになってから、心がどんどん変化していき、自分の欲しいものを金銭で手に入れるという意識へと変化してしまいました。
社会を良くするとか、家庭を良くするという波動がどんどん失われていき、自分の喜びを満足させる、自分が幸せになる、そのために金銭を使っていく、こういう波動へと変化してしまいました。今女性として何が大事なのか、それは金銭を得ることではなく、欲しいものを手に入れることでもなく、社会を育んでいく、地球を育んでいく、地球のために自分は何ができるのか、社会のために何ができるのか、これを本当に考える必要があるのです。
地球にとって必要な栄養は何であるのか、家庭にとって必要な栄養は何であるのか、金銭は栄養にはなりません。いくら金銭を手に入れても家庭や地球を栄養で満たすことはできません。地球にとって良い働きをするということがどういうことなのか、真剣にそれを考えてもらう時期にきております。
欲しいものを目指してひたすら頑張る、手に入れたいものをずっと追い求める、これは女性性とはまったく違う波動になります。文明を育てていく、そのためには文明をよく見て、その文明が偏っていたり、力でぶつかり合っていたり、支配者的になっていたり、攻撃的になっているのであればその文明はバランスが取れておらず、女性性の力によってバランスを取っていく必要があります。
欲しいというエネルギーばかりが充満している時、さらに金銭を使ったり、売れるものを考えるのは欲しいというエネルギーをただ強くするだけであり、バランスを取ることはできません。本当に自分に必要なものがあるのかどうか、必要なものだけが手に入る、これが宇宙の仕組みであり、欲望で望んでいるものは手に入れたとしても幸せにはなりません。
必要なものだけが必要な人に届く、これを女性的なエネルギーでつくり上げていく必要があります。それによってバランスが取られ、金銭の流れも正常なものへと変化していきます。女性的な観点で見てバランスを取るということ、それは必要なところに必要なものがうまく流れていく、このシステムを理解し、常にその観点で自分が動くことになります。自分に日常の行動をよく見てバランスが取れているかどうかを見ていってください。
Ekoさんのエネルギーで見ると、バランスという観点で見た時には自分を表に出す、自分を外に出すという波動と、他の人の存在や表現を正しく受け取る、その人の主張を正しく理解する、これがバランスを取ることになります。自分が表現したい時は相手の表現を正しく理解する、これがバランスを取る働きになっていきます。あなたの場合はここに時々バランスがうまく取れない現象が起こり、相手の主張を素直に取り入れることができなかったり、ただ自分の主張を言ってしまったりしてバランスを欠くことがあります。自分を正しく主張すると同時に相手の主張や表現を正しく受け入れていく、これによって人間関係のバランスを取り戻すようにしてみてください。
Reiさんのバランスのエネルギーは、何かを尽くすということと人から何かしてもらうということ、これは本来は同じエネルギーであり、何かしてもらいたい時は何かしてあげるという、尽くすという波動が動く必要があります。他の人に尽くすという波動がそれほど強くない時は、相手から何かを求めていたり、要求してもエネルギーとして動かない場合があります。このバランスをしっかりつくるために、自分が他に尽くす、これをもっともっと強くつくり上げて他の人が自然に自分に尽くしてくれるように育てていく、このエネルギーのバランスをつくるようにしていってください。
バランスを取るということは女性性のエネルギーの基本的な役割になります。常に自分と他人とのバランス、良い流れとしてのバランス、それを理解して日本を新しい波動の世界に変えていってください。それでは少し休憩をとります、ありがとうございました。
③喜んで他のために尽くすのが真の強さ
私たちはハイアラーキーの仲間としてお話をします。心の強さを身に付けるにどうトレーニングをしていくか、昔の日本人は精神修養ということを大事にし、たとえ理不尽なことであっても、とりあえずは精神を修養することを目的として取り組んでいく、社会のため、人のためになることであれば自分の欲望は抑えておく、他の人を傷つけないようにするために自分の個人的な感情は抑えておく、こういったことが精神を強くする言動として行なわれておりました。
しかし近代社会に入り、個人を重視する、個人の願望を満たすというエネルギーが入ってきて、他の人の幸せよりは自分の欲望を満たしていく、社会に貢献するよりは自分を尊重する、こういう方向へと変換されております。そのために多くの人が精神的強さを身に付けるのは自分が得になること、自分の欲望が満たされること、こういったことに対してはある程度忍耐力を使うことができます。
欲しいものが手に入るまで頑張る、必要な金額になるまでお金を貯めていく、すべて自分の欲望を満たすための忍耐強さになっています。しかしこれは真の強さではなく、ある意味ではエゴを満たすための強さであるために、本当の強さとはいうことができません。
真の強さは他をどれだけ認めることができるか、他をどれだけ愛することができるのか、社会のため、人のためという意識の中でどれだけ他を許し、他のために自分が働くことができるのか、これが本当の強さになります。
したがって自分の欲望を満たすために忍耐力を使ったとしても、それは真の強さとしては身に付かず、社会のため、人のためとして努力したものは忍耐力として身に付いていくでしょう。ただ社会のため、人のためとしてやりたくないことを無理やりやっていく、心では望んでいないけれども我慢してやる、こういう意識は真の強さにはなりません。
結局そういう思いが出ている段階で弱さを現しており、弱い波動のままでただ自分に言い聞かせて続けているに過ぎません。つまり真の強さは社会のため、人のための努力でありながらそれを喜んで行なっていく、ただ他の人が幸せになることを望み、社会が明るくなることを望んで喜んで忍耐強く努力していく、これが真の強さになっていきます。
ただ闇雲に耐え忍んだとしても、嫌々やっていたり、無理やりやらされていたり、仕方なくやっていても、それは強さには反映されません。一見それで強くなったように見えても結局は、それは他の人にも無理強いしたり、自分はこれだけやったんだという自慢話をすることになってしまい、それは弱い面をただ強く見せようとする働きにしかならないのです。
真の強さは心から他を喜ばせる、社会を明るくさせる、そういう気持ちから起こされてきます。意識を自分に向けるのではなく、他に向けていく、そういう方向性で意志の強さを身に付けるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。