/光と闇/欠点や弱点を隠そうとする/自分の方が上であるという意識/指摘されると暴れ回る別の自分/
2017/11/25 特別セミナー:自分の中の光と闇 |
このメッセージのいいねポイントは |
|
優越感やプライドにしがみつく闇の自分 |
①理性でコントロールしていく
光の世界からお話をいたします。光と闇というテーマは人間にとても難しく、また興味のあるテーマになるでしょう。もちろん光が皆さん方の求める方向性であり、光でありたいと望み、光と共に歩もうとしております。自分は光を求め、光であることを願っているにもかかわらず、一瞬一瞬、別の自分、闇のような自分が顔を出し、常に闇と一体化している、こういう感覚に惑わされてしまいます。光を願い、光を求めているにもかかわらず、闇の自分が常に自分を妨害してくる。闇の自分と決別したくても常に追いかけてくる。忘れようとしても思い出してしまう。自分の中の闇が常に自分を追いかけてくるのです。
自分の中のこの闇、自分が求めている光、これを自分でどのようにコントロールし、どのように生きていくのが良いのか。自分の中の光や闇を自分はどう扱っていくのか。これまでも散々悩み、考え、辛い体験をしてきたことでしょう。まず、多くの人が自分の中にある闇、これについてかなり不快感を感じ、本当に自分自身が嫌になり、こんな自分から早く変わりたいと思ってる人がたくさんいるでしょう。
皆さん方の心の中で常に囁きかけてくる闇の声、誘惑、忘れたくてもすぐに現れてくる別の自分、まずこの関係そのものは急に変わるわけではありません。しかし皆さん方はこの闇の自分、不愉快な自分の心のおかげで成長することができ、強くなることができ、また光を理解することができるようになりました。
皆さん方が求めている光は、この嫌な自分、闇の自分とは違う良い自分、それを光の自分として認識することができます。闇が自分がいることによって、光の自分を考えることができるのです。もし闇の自分ということに気がつかず、闇の自分が完全に自分と一つにもなっていたのであれば、光の自分を考えることはできないでしょう。闇の自分が自分そのものであり、何の疑問も抱くことなく、それが自分の声、自分の思いとしてとらえることになります。
皆さん方は光と闇という学びをしているために、自分の心の中から話しかけてくる別の自分、ささやき、頭で思い出させるように誘惑してくる別の自分、この別の自分が存在することによって、良い自分、光の自分を考えることができ、またそこを目標にしていろんな学びを続けることができるのです。
もしこの類の闇の自分というものがいっさいなかったとき、皆さん方の光の方向性を理解することができるでしょうか。そのままでいよい、何も頭に思い浮かばなくてもこのままの自分でよい。おそらくそういう考え方になると思われます。闇の自分が働きかけてくることによって、光の自分を目標としてそこに進むことができるのです。ただこの闇の自分、不愉快な自分はしつこく付きまとってきて、ちょっとした隙があればすぐに自分の心を埋め尽くしていきます。
したがって、南の自分に対していっさい油断することなく心を明け渡すことなく、自分の理性で正しく自分自身を進ませていく必要があるのです。皆さん方は実践を正しくもちながら、心の中の闇の自分と光の自分をうまく使い分け、コントロールしていき、自分自身がさらなる理性を身につけるように学びを続けていくのです。
自分の中の心から話しかけてくる闇の自分、それを初めから割り切ってとらえる必要があるでしょう。それを自分と思わず、ただの闇の声、声亡き声、ただの誘惑、そのように認識し、その声に自分が騙されないこと、どのように自分を誘惑し、自分に呪いの言葉をもってきたり、惑わすような考えをもってきたとしても、それにいっさい窓わされず、自分は正しい理念、正しい理性を使ってしっかりと判断し、行動をとっていく。これが皆さん方の目標になります。自分の心の中からどのような誘惑、どのような誘いがあってもいっさい負けることなく、理性を使って正しい行動をとっていく。これが皆さん方の正しい行動の仕方になるのです。
この闇の自分が動き出す時がどういう時なのか。どういうときに闇の自分が自分に誘いかけてくるのか。ほとんどの場合、自分が何らかの弱みや引け目、自分が苦手としていることや、自分自身に欠点、未熟と考えているところ、そういったところに意識を向けると、ついそこで闇の自分が動き出してしまい、自分の自信をなくさせる、逃げ場を作ろうとする、他人から隠れようとする、屁理屈を言ってごまかそうとする、いろんな手段を使って、劣っている自分、よくない自分を隠そうとするのです。
自分の中の、いわゆる欠点、弱み、弱点と自分が思ってるもの、それを指摘されたり、表に出すことがとても嫌な時、それらを隠そうとする、見せないようにしようとする、こういう時に闇の自分が強く働きかけ、いろんなことをして、自分の弱点を見せないようにしようと暴れまわっていきます。
単に無視するだけの場合だったら構いませんが、状況によっては怒る、相手のせいにして、相手を罵る、欠点を隠そうとして良いところだけを見せようと頑張ってしまう、いろんなことによってごまかそうとする、嘘をついてしまう、こうやって闇の自分が暴れまわっていくのです。
弱みや欠点、他人から指摘されたくないこと、そこに目がいくとき、闇の自分が暴れまわってしまう。この弱みや弱点、ここに意識を向けることが自分でもイヤという気持ち、表に出させたくないという気持ち、人に知られたくないという気持ち、これが闇の部分を作り出していきます。
苦手、不得意、そういったものがあっても気にすることなく、単純にその事実を認め、それだけで終わってしまえば、本来、何も問題は起こりません。自分と同じように皆、同じ欠点をもっている、同じ弱みをもっている者同士、同じ苦手意識をもっている者同士であれば、おそらくお互いに理解し合い、闇の自分が暴れることはないでしょう。
しかし自分よりも優れている、明らかに自分よりもレベルが上である、そういう人と一緒の時、相手はかなり上であり、自分が下である、この意識が作られてしまい、自分が下であるという事実を認めたくないため、ごまかそうとする、見せないようにしようとする、こうやって闇の自分が暴れ回っていくのです。
したがって皆さん方はそういう自分の苦手なもの、不得意なもの、それを素直に認め、事実としておき、そこを指摘されても何にも思わない。それを他者から指摘され、取り上げられても何も文句は言わない。こういう何も心が動かない状態であれば、闇の自分は暴れまわることはありません。
なぜ自分はそれを隠そうとするのか、なぜ暴れ回るのか。それは少しでも自分をよく見せよう、欠点を人に知られると自分が低い人間だと思われる、自分がまだ不完全な自分だと思われる、そういう意識が動いてしまい、それによって自分の本当の姿を隠そうとします。そして不完全な自分を隠そうとして、完全な自分を演じようとする。その時に自分の中の闇が暴れまわってしまうのです。
自分をよく見せようとせず、そのままの自分を受け入れ、そのままの自分をただ認め、理解していく。自分の力、自分の能力、自分の心をそのまま受け入れていく。これができるようになっていけば、よく見せようとする心はそんなに動かなくなっていき、自分が自分の心を指摘されたとしても、そんなに大きく心が動くことはないでしょう。
やはりどこかで少しでも自分の方が上であるようにもっていきたいと思う、欠点はなく、自分自身はそのままの良い人間である。それを作ろうとしているために、欠点の自分を表に出すことが許せなくなってしまうのです。まず自分自身の心をそのまま受け入れる。できること、できないことをそのまま受け入れていく。これを自分でできる必要性があります。自分自身の心の状態を正しく理解し、欠点があってもただの一つの特徴として認識するだけ。欠点と思わず、他者と比較することなく、ただの自分の本当の姿と認識していく。こういう意識が要求されていきます。
こうやって自分の心の中にあるさまざまな欠点、苦手なもの、うまくできないもの、これを一つひとつ自分で見つけていき、そして自分自身の意識のレベルを上げていく。これを行なうことによって自分自身のネガティブ自分、ネガティブ意識をもっている自分から少しずつ離れていくことができます。
苦手意識をもってそれをを隠そうとしていると、このゲームはずっと続くことになります。自分で苦手意識を克服すれば別になりますが、苦手意識を克服することなく、ただごまかそうとする、見せないようにする、こういうゲームを続けていくと、これはずっと何度も何度も続くことになります。自分の弱さ、苦手意識、欠点、それを単純にそのまま受け入れ、自分自身がそれを受け入れることによって自分で変えていきたい、強くなりたい、そういう思いも作り上げることができます。
いろんな面において楽な方法、安易な方法、楽で安易な方法は自分をうまく成長させることは難しくなります。自分に欠点や苦手意識、いろんなものがあったとしても、時間をかけてゆっくりゆっくり変えていく。心のレベルを修正していき、自分の欠点を長所にもっていこうとする。こうゆう意識が必要とされます。
自分自身の心の中に、執着しているもの、自分自身の心の中で何か自分の欠点がありそうになったときに、暴れてしまう別の自分、これを自分でしっかりと認め、理解し、正しい行動で乗り切ることによってこの別の自分を少しずつ弱くさせることができます。
普段の自分の日常生活を振り返りながら、自分がむかついたり、怒りを感じたり、イライラしてしまうのはどういう時なのか。他者のある言動によって心が動いてしまうのか、それとも人間ではなくただの状況や状態、それだけでも自分は嫌になってしまうのか。
自分が特に何度も何度も同じようなことを繰り返してしまう。こういう何度も繰り返してしまう別の自分、それはどういう時に顔を出してくるのか、それを少し自分で観察し、分析してみてください。普段の自分の生活を思い出しながら、怒りや相手に対する批判、判断、いろんなものが動き回る時は何が原因で自分はそういう状況の中にはまってしまうのか。それを見つける必要があります。
自分の心を感じながら最近の自分の言動によって、自分の心が大きく揺れ動いた時はどういう時だったのか。まずこれを思い出していってください。
自分の心の中で別の自分が動き出してきた。多くの場合は、自分よりも下と思っていた人に何か指摘され、自分の方が上であると思っていた相手から自分が何か指摘されたり、注意されたり、何らかの助言的なものを受けたとき、それだけで心が嫌になったり、不愉快になったり、反抗的になってしまう自分は、素直に物事を受け入れる心の動きが必要となります。他人から話される言葉や、他人から自分に出てくる言葉は、その人が自分に話しているというよりは、その人のハイヤーセルフや大きな神のレベル、そういう存在が目の前の人の身体を使って話しかけてくる、そういう意識を変えてみてください。
自分よりも下と思っている人に注意されると不愉快になる人は多いと思いますが、神や天使が自分にアドバイスしている。神や天使が自分に話しかけている。そのように認識すれば、それほど不愉快にはならないでしょう。自分が下と思ってる人から何か指摘されたり、注意されたりしたとき、その人の顔で判断するのではなく、この世界の神や天使、そういう存在がその姿を使って自分と出会いを作り、アドバイスをしている。そのように意識を変えることを工夫してみてください。
また自分が何か良いことをしていて、それが間違ってしまった、良いことではなくよくない方になってしまっていた、こういったことによって自分が嫌な気持ちになったり、不愉快な気持ちになって、自分の中の闇の部分が動き出す場合があるでしょう。自分の中の何らかの不愉快によって出てきた別の自分、こういう別の自分が自分に対していろんな罠を仕掛けていく場合があります。仕返しをしてあげるとか、相手の悪口、欠点を言ってやる、倍返しをしてやる、いろんな思いをもたす自分がさらなる好ましく状態に陥れようとする罠を仕掛けてくる場合があります。
そういう罠にはまらないようにする。いろんな気持ちが動き、いろんなことを心の中で感じたとしても、罠に陥らずに、自分は冷静に心を維持しておき、常に自分自身の心を維持している。常に自分自身をコントロールしている、こういうやり方も必要とされます。相手から何かされたとき、一気に不愉快になったりせずに、いろんなことをして、常に相手を尊重する、相手を尊重した上で相手の言葉や内容を正しく理解していく。自分は何を理解し、何に反発し、何をしようとしているのか、そういう心の動きを正しく認識していく必要があります。
単純に自分が何かをしようとして、できなかった、皆はうまくできているのに自分だけがうまくできなかった、こういう時にも自分の中の闇の自分が暴れまわってきて、自分を否定するような意識を作り出していきます。できない自分、分からない自分、そういう自分に強く働きかけてきて、自分の存在価値を否定するような意識を与えていきます。
自分には価値がない、自分にはできない、自分は役に立たない、いろんなことを働きかけることによって、自分の価値を下げていき、それによって自分の闇の部分がより強く大きくなっていきます。自分の価値を下げるような意識が心の中で動いても、それに惑わされないようにしてください。自分の価値が低いというのではなく、今の自分に必要な人、常に必要な人が自分に現れてきて、自分ができる範囲内で、自分ができる人が自分の目の前にいるだけなのです。基本的に自分の前にいる人は自分が必ず何かできる人になります。
自分は何ができるのか、いろいろ工夫していきながら自分ができることを正しく行なっていく、できないこと、うまくいかないことに意識を向けるのではなく、できることに意識を受けていく。こうやって自分の強さをうまく高めていくやり方ができます。
基本的に皆さん方は強い心を身につけ、強く社会で生きていく、これが要求されていきます。強い自分になって強く生きる、そのためには自分という存在感を正しく理解する必要があります。
他人との比較競争で作られた自分ではなく、そもそも自分は何ができるか、どういう奉仕ができるのか、何をすると人の役に立つのか、こういったことを普段から考え、理解しておく必要があります。特別な時だけ自分を評価するのではなく、普段から自分の言動を評価し、理解し、正しい自分になろうとしていく。こういう自分が必要とされます。自分自身を正しく理解し、強い自分を作り上げる。そして正しく生きてていく、この生き方を身につけることが大事になります。
自分の日常を感じながら、自分の中の弱い自分、すぐに自分の欠点や弱さ、できないところに意識を向けてしまい、それに惑わされてしまう自分がいたとき、欠点をもつ自分よりも、ついごまかしてしまおうとしたり、良い面を見せようとしたり、あまり皆に知られないようにしようとする、その部分そのものが問題となっていること、隠そうとする自分、これ自身が問題であること、まずこれを理解しておいてください。
なぜ隠そうとするのか、なぜ逃げようとするのか。自分の欠点やできないことを知られるのが恥ずかしい、不愉快、そういう場合があるでしょう。しかしそれは単純に自分自身が作り出した心の働きであり、。恥ずかしいとか比較されるとか、うまくないことをしられる、これは本当に自分だけの心の動きになり、自分でしか解決することができません。
これを解決するためには気にしないこと、気にならないようにする。他人からの指摘されたり、他人から何かを言われたとしても、気にしない。ただ聴くだけで気にしない、気にしないという意識、これが重要になります。一つひとつを気にして相手にしてしまうと、どんどん自分の心の波動が下がってしまいます。自分の心の波動を下げることなく、そのまま高いレベルを維持するために気にしない。この気にしないということを身につけていき、実際に活用するだけで心の波動を何段階も引き上げることが可能になります。
皆さん方の心の中に、光の世界から光のエネルギーを送り届けていきます。皆さん方の頭の上から光のボールのようなものが身体の中に入っていきます。光の世界でつくられたこの光のボール、これはただの光のボールではなく、意志をもち、強い光のボールになります。この光のボールが少しずつ降りていき、マインドのところで自分のもっているマインドと一体化していき、人を判断したり、人の欠点に目がいくのではなく、自分は自分の意識の成長のために、自分の学びを進めていく。自分のために自分が、自分を成長させるために頑張っていく。こういう意識をしっかりと身につけてください。
自分の欠点やできないことに意識を向けるのではなく、できること、あるべきことやしたいこと、そこに意識を向けていき、自分にしっかりと良い思いをできるようにしていきます。
自分自身は決して悪い自分ではない、自分の中で動き回ってくる別の自分が悪い自分を演じていく。この別の悪い自分を表に出さないようにするために、自分の理性でコントロールしていき、自分は自分に一番良い生き方を進めていく、これを心の中でしっかりと認識し、維持できるようにしてください。
光のボールが心の中で少しずつ大きくなっていき、光を出しながら自分の中に素晴らしい光として動くようになっていきます。自分が惑わされたり、方向性を見失ったりしたとき、この光のボールが働きかけてきて、何らかの解決策、アドバイスが与えられるようになります。光の自分が心の中で輝き、新しい自分の心の世界をつくり上げていく。こういう自分の光のボールを感じていてください。
では少し休憩をとります。
※個人アドバイスは省略します。