20170723 of Central Sun Ascension Report

/空海/人類による破壊を防ぐために日本人ができた/日本人の意識レベルを上げるために空海がやってきた/宗教だけではなくさまざまな技術や文化を高めた/本来、生命はひとつ/生かし合う/

2017/7/23 特別セミナー:空海

このメッセージのいいねポイントは

すべてが一つの生命につながっている


①日本人の意識レベルのが目的

空海の意識としてお話をいたします。皆さん方が密教という学びの流れで空海と学びを共にしようとしております。空海というこの人間的な存在、この空海と呼ばれている人間的な存在は、あくまでも人間の意識によって理解され、把握され、とらえられた一つの姿になります。

人間が空海と接して感じたこと、聞いたこと、理解したこと、それをまとめて記録し、また別の人間が解釈していく、したがっていうまでもなく空海という存在そのものが人間の理解している空海と同じではありません。本来の基本的なところから説明をしていきます。

日本というこの国が大きな役割を受けることになった時、天の世界において日本の流れをどのようにつくり上げていくか、さまざまな日本の流れがある中で、いわゆるシャンバラの世界、新しい地球の世界に入っていくために、日本がなしうる役割が何であるのか、その基本的なところを多くのマスターや天の存在たちが計画をつくっておりました。

当初日本という国そのものは必ずしも大きな役割は入ってはおりませんでした。元々この地球の文明が動き出した時、多くの力のある者たち、それは他の星からやってきてこの地球を彼らの自由に好きなようにつくり変えていく、そういう状況の流れの中で日本の民族や日本という国はなすすべがなく、ただそういう他の者たちからの流れに任せてしまう、あるいは流れに負けてしまい、本来の地球や日本の力は何一つ発揮できなくされてしまう、こういう流れが明らかに見えておりました。

他の星からやってきた者たちはとても強い力を発揮し、次々と自分たちの力でこの地球を自由にコントロールできるように仕組みをつくり上げていきました。しかし本来の天の計画は他の星からきたものたちが主導権をとるのではなく、あくまでもこの地球で育った生命、この地球の生命と共にするもの、こういう地球という大きな生命とつながりのあるものを最後までしっかりと進化の流れとして見ていき、またこの地球の流れに重要な力を発揮するように考えておりました。

また、その天の計画を知った他から来たものたちはなおさら地球とのつながりの強い人類を消滅するように活動していき、この地球の本来の能力を発揮できないようにする、そういう民族や国を滅ぼしていく、そういう計画で力づくで自分たちの世界をつくり上げようとしておりました。

アトランティスが沈没した後、天の存在たちと宇宙の存在たち、そして他からやってきた者たち、これらが同時に一つの場で話し合うことになり、これからの地球の流れに関してそれぞれがどのように地球の人類の進化を見ていくか、どのような形でそれぞれが関与していくか、そういったことが議論されていきました。

もうすでにこの地球の大半の人類が他から来たものたちの意識の中にあり、他から来たものたちが圧倒的に主導権をとっていること、それを理由して他から来たものたちは彼ら自身が今後の地球の流れの主人公であるように訴えてきました。しかし天の本来の計画をつくり上げたものは、他から来た人類ではなくこの地球において地球そのものと強いつながりをもち、地球と一体感をもっている人類こそがこれからの地球の人類の流れとして中心になるべきである、そのように主張しておりました。

銀河連盟はこれら多くの人類たちの意見を聞きながら、宇宙のレベルで銀河のレベルで見た時に一番ふさわしいことは何であるのか、それをいろいろ考えていきながらいろんなテーマやチャレンジをそれぞれのものたちに与えていきました。アトランティスの破壊の原因がそもそもが他から来たものたちによる勢力争いによってアトランティスが悲劇を受けたこと、この地球とつながっている民族が次々と滅ぼされたことにより、人類と地球とのつながりが極めて弱くなり、それによって地球自身の維持が不安定になっていること、しかし宇宙での大きな進化の流れにおいて、地球の強い意識だけでは宇宙的な意識に発展するのには時間が掛かること、こういったことを考慮していき、うまくいくための計画をいくつかつくり上げていきました。

まずアトランティスが破壊され多くのカルマを背負った以上、アトランティスの清算をしなければならないこと、アトランティスの清算をするためには他から来たものたちがその清算をする必要があること、他からやってきたものたちがこの地球を自分たちの勢力争いとして使い始めたために、この地球が破壊的な状態になってしまう、そのカルマを清算するために他から来たものたちは常に争いの歴史、戦争の歴史を繰り返していくこと、まずこれが一つの方向性としてつくられていきました。

しかしアトランティスのカルマを清算するために戦いの連続であれば、地球人類の進化は極めて難しく、平和に向かうための状況がなかなかうまく進むことができない、そういう状況においてこの地球との強いつながりをもつ民族、あるいは人類がこの地球を破壊しないように、他から来たものたちの勢力争いによって地球が破壊しないように、一つひとつの分岐点において重要な鍵を握ること、他から来たものたちは他の星からのさまざまなテクノロジー、さまざまな技術を身につけているために、そういう高度な技術を使いこなしながらもそれを自分たちだけの勢力争いに使うのではなく、この地球の人類の発展のために有効な使い方を見つけ出していくこと、またこの地球に強いつながりをもつ民族や人類においては、必ずしも争いや戦いに巻き込まれずにうまく成長することが望まれていても、まったく関与しないということも不可能であるために、重要な時期、この地球自身の重要な転換期や地球にとっての大きな分岐点になる時に、地球の意識につながっている人類や民族が大きな計画の中で動かされていき、新しい地球の流れに常に向かうように働きかけていく、こういうような流れがつくられていきました。

他から来たものたちは常に争いを繰り返す流れの中でアトランティスの時代に身につけていた高度な技術や他の星からもってきた技術を少しずつ使いこなせるようになっていき、いずれ高度な科学兵器なども使うような流れに入っていく、そのまま進んでいけばまたアトランティスと同じような大きな破壊を招く可能性が強くあること、それを食い止めるために地球に強いつながりをもつ民族がその分岐的において大切な働きを行ないながら地球の流れをうまく良い方向へと進めていく、こういうような仕組みや計画がつくられていきました。

大きな文明や流れが進んでいったとしても、最終的にこの地球が目標としているのは、いわゆるシャンバラという世界、ユートピアという世界であり、人類が皆平和で、平和な心を身につけ、争うのではなく他を生かすという意識を身につけていく、自分がすべてを支配したり独占するのではなく共存するという意識でお互いに生きていく、こういう心を身につけることがはじめからの目標、目的になっておりました。

この日本という国がそのための一つの役割のある国として指定されていき、日本の民族がそこに向けて大きな働きを行なっていく、ただその場合に日本という国が支配するとか、強い力を発揮するという形で日本が発展するのではなく、いかに協力し合うこと、共存すること、許すこと、生命を生かすこと、そういったことを他の国々に教えていくか、見せていくか、そういうことが大きな目標として設定されていきました。

日本という国がはじめの頃は日本という国の中だけで成長していき、その中でいたわりや思いやり、さまざまな特質を学び身につけていきました。しかし日本という国も大きく変化する必要があり、自分たちだけでただ小さな平和を感ずるのではなく、いかにこれを地球レベルの平和へと展開していくか、そこにおいての大きな変化が必要になっておりました。

最初は日本の国の中だけの平和をつくり上げながら、それを地球規模の大きな変化へと広げていく、そのための仕組みをどのようにしてつくり上げていくか、そこにおいて選ばれたのがこの密教という一つの世界になります。元々天の計画において日本という国を一つの大きな鍵として新しい地球をつくり上げていく、新しい地球の平和を実現させるという方向性が決められておりました。

ただそのためにはさまざまな問題が入っておりました。いわゆる他から来たものたちはある意味では進化レベルがとても高く、いろんな面において日本人よりも先に体験している、すでに学んでいる、すでに分かっているという人類がとても多くこの地球にやってきました。

それに比べると日本の民族はまだそこまでは進化していないために、どうしてもテクノロジーや高度な科学技術、高度な意識においてはうまく使いこなせない状態が身についておりました。そんな日本の意識を一段階引き上げていく、他から来た国々のものたちと同じような意識レベルに引き上げるためにどのようにもっていくか、そこで選ばれたのがいわゆる空海と呼ばれた意識体になります。

天界からの働きかけによって空海と呼ばれた意識がこの日本へと降ろされていき、日本人全体の意識レベルを他の星から来たものたちと同等レベルに引き上げるために空海が何を行なっていくか、そういったことが試されていきました。当時の日本の人々の意識は平和的な意識という面では十分ですが、一人ひとりの能力を高めていく、科学においても文化においても一人ひとりの能力という面ではやはり他の星から来たものたちに遠く及ばないところがありました。

そういう日本人の能力を高めていくために空海がさまざまな技術や能力、いろんなものを使いこなして人々に伝え、人々に広げていき、日本人全体の意識レベルを上げることを願っていきました。空海は密教の師として理解されておりますが、本来は密教の師という働きをはじめから設定していたわけではなく、さまざまな領域において日本人の意識レベルを引き上げていく、それは文化的な能力にしても、算術的な能力としても、科学的な能力にしてもさまざまな領域において日本人の意識レベルを引き上げていく、当然宗教的な世界においても意識レベルを引き上げていく、そういうすべての分野において日本人の意識レベルを引き上げることが目的になっておりました。

確かに密教という世界においては、神との在り方、信仰心においてとても大きな役割を演じております。正しい神とのつながり方、接し方、そういったものにおいては他の宗教とは比べ物にならないくらい、本来の理想に近いものが伝えられております。多くの日本の人々は最初の頃はそれが理解できずに、いわゆる世俗の宗教の方を選ぶ人が多くありました。

ただ念仏だけ唱えておけば良い、ただ何か与えられたことを与えられた通りにすれば良い、そういう意識レベルの低いやり方で宗教が広がっていきました。その意識レベルの人はそれで十分だったかもしれません。しかしそれに限らずやはり正しく神とつながる、正しく如来や菩薩とつながり、その力を使いこなす、如来や菩薩の力を正しく使って、それによって心が健康になり、心が健康になることによって肉体が健康になり、肉体が健康になることによってさらなる学びができる、さらなる意識レベルを上げることができる、こういう本来の目的をうまく達成することができました。

本来今の時代のレベルにおいて、もっともっとこの空海の教えや導きが広がっていれば日本人の全体としての意識レベルも上がることができるでしょう。しかし日本だけがうまく進んでいくわけではなく、いわゆる日本が高い意識レベルに上がろうとすれば、逆にそれを落とそうとする働きが行なわれていきます。

いわゆる他から来たものたち、他の星から来たものたちは逆に日本を陥れようとする、日本を下に引き落とそうとする、そういう働きを行なっていきます。空海の教えを人々が信じて上に上がるものが多くなればなるほど、世俗の宗教を広げて下に落とそうとしていく、こういう働きが行なわれていきます。

その中で普通の人々が何を選んでいくのか、何を選択し、自分自身はどこに向かうのか、そういったことが常に与えられていきます。空海はとても素晴らしいものをこの地球に残して地球から離れていきました。今は空海そのものは別の意識として別の領域におりますが、それでも彼の超能力的な力によっていつでもこの日本を見、感じて指導することができます。

いわゆる高野山を中心にしてさまざまなトレーニングをしているものたちの中では、かなり強い力をもっているものもおり、そういう一部のものたちは空海と意識レベルでつながっているものがおります。本人は気づいておりませんが、空海が思うこと、願うことをしっかりと受け取り、それを弟子たちに教えたり伝えたりしているものがおります。

その意味においては今でも空海が何らかの影響を与えているということはいうことができます。ただそれでも空海そのものが直接現れたり、直接伝えることは不可能な状態になっております。今の私にしても空海と呼ばれたものの意識を通して皆さん方に伝えているだけであり、空海そのものの言葉ではありません。

もうかなり違う世界にいるために直接的なつながりをつくることはとても困難な状態になっております。皆さん方がこれからこの時代をどのように生き、日本をどのように進ませていき、この地球上でどういう貢献をしていくか、そういったことが強く望まれていきます。空海が本当に望んでいたこと、それはせめてこの日本の人々の半分以上の人が本当のことを理解できるようになると、恐らく地球はとても高度なレベルへと引きあがることができるでしょう。

本当の自分たちの世界のこと、あるいはいわゆるあの世とか、死後の世界とかいわれている本当の状態、そして本来は死後の世界とか今世とかあるわけではなく、ただの意識の違いで同じ側面を体験していること、いろんなことの真実がこれから少しずつ分かるようになっていくでしょう。

しかしそのすべてを解明することはまだまだとても難しいといえるでしょう。今の日本人にしても日本人の特有の意識構造があり、どうしても受け入れたくないもの、信じたくないものもたくさんあります。日本人が正しいとして信じてきたこと、正しいとして信じていることの中には間違っているものもたくさんあります。

願望で真理をつくり上げているものもあり、必ずしも伝えられていることがすべて真実とは限りません。それらを一つひとつ自分たちで見つけ、真実を見抜いていく、そういう作業が行なわれていきます。日本の人々がこの地球の流れを左右する一つの鍵を握っている、これは確かですが、だからといって日本人が特別な民族とか優れているという意味ではありません。

むしろ能力的には日本人は遅れている進化の流れから進んでおります。やはり他の星から来たものたちの方が進化レベルは先を進んでおり、いろんな意味において新しいことや特別なことはそういった先を進んでいるものたちから教わる必要があります。ただ他から来たものたちは支配欲、征服欲がとても強く、それによってこの地球を何とかして支配しようとして常に意識が動いております。

日本の人々はそういう人々からいろんな技術や情報をもらうことは必要ですが、しかしだからといって支配するとか、自分たちが中心とか、パワーで圧倒するという、そういったものを真似する必要はありません。日本人の本来の心を大事にして常に地球と一つになって地球を大事にする、すべての生命を大事にして、すべての人を大切し、すべての人と一緒になって生かし合う、この心はとても大切な心になります。

どれだけ進化しても、どれだけ高度な発展をしたとしても、この心だけは絶対に忘れないようにしてください。先を行っているものたちから見れば、そういう心は未熟、愚かという風に見られることが普通になっています。日本の人々が自然を大事にしたり、自然とのつながりを強く感じているのを先に行っているものたちから見れば何か特殊な柔術的な信仰、あるいは古い土着の宗教、そのように感じていき、高度な意識レベルをもっているようには感じていきません。

しかしだからといって皆さん方がそういう心を失う必要はありません。西洋の方からさまざまな働きかけ、自然や多くの生命のあるものたちに対して無関心になるのではなく、これまで以上に多くの生命を大事にし、共に生き、共に生かし合う、この心は永遠に忘れないようにしていってください。

皆さん方はこの本来の日本の心をまず大事にし、その上で密教で学んでいるさまざまな手法、さまざまな学びや意識レベルを上げるやり方、こういったことをしっかりと使いこなしていく必要があります。お互いに生かし合うというのはいっけん難しく、あるいは逆に簡単そうに見えたりしますが、実際にはその本質を理解する必要があります。

表面的にただ生かし合うとか、ただ言葉だけで生かし合うという表現ではなく、生命を生かし合うということはどういうことなのか。本来生命そのものはすべての生命がつながって一つになっていること。今は一人ひとりが別々の肉の体に閉じ込められているために、自分は自分、自分の生命は自分の身体、このような錯覚を感じております。

しかし本来生命はすべてつながっており、自分の生命というものはなく、人の生命というものもなく、すべてが一つの生命なのです。ただそれが肉体的なもの、物質的なものにだけ意識が向いてしまい、生命のつながりが分からなくなっております。これからの日本人はこれを取り戻す必要があります。

他の人に限らず、植物にしても動物にしても本当に生命を大事にし、生命に興味をもち、生命に関心をもっていくと、必ずどこかで自分とつながっている、あるいは自分そのものである、こういうのが分かるようになっていきます。生命のつながりが分かってくる、一つの生命だということが分かってくる、こういう意識が育つことによってだんだん自分の意識も広がっていき、生命あるものすべてを大事にする、本当に自分そのものという感覚が出てくる、今の自分の生命はただ今の肉体で与えられた一つの生命に過ぎず、いくらでも自分はこの生命をまた使い、生まれ変わってくる。いくらでも生命の姿を変えながら永遠に生きていく。この本質が分かるようになっていきます。まず日本の人々がそれをしっかりと感じとる。しっかりと受け入れ、まず生命を大事にして生かし合う。慈悲し合う。これを自分のものにするようにしてください。

身体を楽にしながらエネルギーを感じてもらいます。皆さんにつながっているこの生命、自分の生命と他の人の生命、植物や動物、空気でさえも自分の生命とつながっている。このすべての生命が一つである、まずこの波動、意識を流していきます。自分の肉体だけの生命ではなく、つながっているさまざまな生命を感じてください。

生命は一つの生命であり、すべての生命あるものがつながっている、この生命は生命を包む身体によって生命が進化の状態を変えていく。肉の体に入ることにより、そこで生命は肉を生かすための生命のエネルギーとなって動き出し、肉体を動かそうとする。肉体をもっている間は肉体の中に生命が閉じ込められてしまい、肉体が生命そのものであるように感じられてしまう。しかし肉体がなくなると生命は肉の体から解放され、また一つの大きな生命をはっきりと感じとっていく。本来肉体をもっていてもこの感覚が蘇る場合があります。

肉体をもっていながら生命はすべてつながっている、一つの生命である、これを感じとることも可能なのです。今何とか感じてみてください。大きな生命に包まれている。一つの大きな生命だと感ずる。いろんな感じ方があるでしょう。生命はすべてがつながり一つである。

一人ひとりの心の中に空海の生命をつくり、置いていきます。

空海の心につながる、空海と共に生きる、その種を置いていきます。この種をそれぞれが育てていってください。そして空海とつながりをつくり、空海の意志を具現化する。ぜひそこまで種を育て、種と共に生きていってください。



それでは休憩をとります。





如来の世界からアドバイスをいたします。

Aさん、あなたの毎日の学びにおいて、常に自分を探すことが目的になります。嫌なことがあったり思い通りいかないことがあった時、常に自分は何者なのか、自分は何を求めどこに向かおうとしているのか、常にそこに戻るようにしてください。何か嫌なことがある、気に入らないことがある、うまくいかないことがある、一つひとつ常に自分に意識を向けてください。嫌だという心、自分のどういう心で嫌だと思うのか、何が嫌なのか、なぜ嫌だという感情が動くのか、一つひとつ自分の心を見ていくことです。外の世界は単純に自分の心を映し出しているだけであり、外の世界は本来自分そのものなのです。外の世界を見て不快感を感じたり嫌な気持ちになったとしても、それは自分そのものである、自分が自分を見て不快感を感じているに過ぎません。なぜ思う通りにいかないのか、なぜ計算通りにいかないのか、世の中がうまくいかないのではなく、自分自身が自分の心でうまくいかないのです。なぜ自分が自分の思う通りに動かないのか、自分を見つけていないからなのです。自分を見つけようとしない、自分を探そうとしない、そういう人のために余計に外の世界が強く働きかけてきます。外の世界から強い現象が起きてくるということは自分が自分に強いメッセージを与えているのです。自分に意識を向けなさい、自分を追及しなさい、自分を探しなさい、すべて外の世界が自分自身であること、自分が自分に気づかせるために外の世界が騒いでいる、自分を探すために外の世界を見るのではなく、そこから自分の中、心の中を見つけていく、思い通りにいかないという心がどこから来るのか、自分で自分の心を見ていない、自分で自分の心をコントロールしようとしない、いろんなところから外の世界が自分をうまくいかせないように感じさせていきます。自分はこれからどこに向かうのか、あなたのこれまでのいくつもの人生の流れにおいて、常に人に自分を預けてきた人生がありました。誰かに任せる、誰かに合わせる、常に他人を自分のように感じてしまい、そこに思い入れてしまう人生がありました。今その人生のエネルギーを完全に自分から抜き去るために自分で自分の人生に責任をもつ、しかしそこに大きな鍵があります。では他の人は何なのか、他人として無視して良いのか、そういうわけではなく、外の世界は自分の心の反映であるために、他人も自分の心を現しているのです。他人を大切にする、他人を生かすこと、それが自分を生かすことになり、他人と自分を切り離していると自分をいつまで経っても見つけることができなくなります。他人に関心を持ち他人とのつながりを強くする、それが自分を理解する方法になります。外の世界は鏡であったとしても、自分を知るためには他の人とつながりをつくる必要があること、この関係を理解して自分を見つけていく、自分を成長させていく、そうやって現実世界を楽しむことができるように学びを進めていってください。

Bさん、空海の意識を学ぶ流れにおいて、自分自身の心の中に宗教、神、教え、いろんなものに葛藤が起こっております。本当の世界はどうなっているのか、いろんな情報、いろんなメッセージがある中でどれが偽物で、どれが本物なのだろうか、自分が感じている神の世界、これと同じものがあるのだろうか、自分はどこまで正しく神の道を歩き、神とつながっているのだろうか、いろんな思いがある中で学びを進めております。あなたの頭に思い浮かぶこと、あなたの頭で感じとれるもの、すべてが神のメッセージということができます。しかし神のメッセージだからすべて正しい、すべて合っているという意味ではありません。神そのものは真実であったとしても、神から出る言葉、神が現す現象、神から感じられる光、これらはあくまでも人間の一つひとつの場に応じて現されてきます。あくまでも人間の状態、意識、使命や役割、いろんな状況に応じて神がただ何かを見せたり、何かを感じさせているに過ぎません。人間がさまざまな迷いやつくり上げる、神とは何なのか、本当の神はいるのか、本当の神はどういう姿をしているのだろうか、こういう思いを持てばもつほどさまざまな神を見せてきます。一つの神ではなく、さまざまな神を見せることになります。その人がもっている疑問、その人がもっている信念、それに応じて神はさまざまな見せ方を現してくるのです。迷っている時、神は正解を現すということはありません。迷っている時にはさらに迷うように神は姿を現すでしょう。あなたが迷っているということを見せるためです。神として感ずるものすべてが必ずしも正しいことではないこと、でもその現象そのものは真理であること、これをよく理解してください。頭が混乱している時、さらに混乱させる情報が来るでしょう。自分はこれが真実だと思い込んでいたら思い込んでいる真実をさらに見せてくるでしょう。しかしだからといってその真実が本当の真理とは別になります。神とは何なのか、神という存在と神を通して与えられるもの、感じられるものはまったく別であること、神そのものは真理であったとしても人間が理解できるものは真理ではないこと、さまざまな学びをする必要があります。何かを信じて裏切られた、間違ったことを教わった、そう感じたとしてもそれを信ずれば信じた通りになります。うそを教わったと思えば教わったことがうそになります。すべてその人の心の持ちようで変わっていく、これが真理であり、真理そのものは見えるものではありません。さまざまな現象からいかに真理を見抜いていくか、真理を見抜いたと思ったらその途端にそれは真理ではなくなります。神との付き合い方、神との接し方をよく身につけていき、さらなる意識を上げていくようにしていってください。

Cさん、スピリチュアルな学びを進める流れにおいて、二つの重要なポイントがあります。まずあなたが一番気をつけるべきことはスピリチュアルな意識を高めていることと、優れている人間は別であること、自分は何を目指しているのか、スピリチュアルな人間として上に上がっていくことと、人間として素晴らしいことは別であるために、自分は何を目指しどこへ向かおうとしているのか、これを理解する必要があります。スピリチュアリティをただ高くしても、それは自分だけの世界になり、自分がどんどん神に近づいていったとしても、それも自分だけのものなります。優れている人間というのは他を生かし、社会のために多くの人々のために自分を捧げる、自分がその流れにおいてより多くの役に立つことを考えていく、本来こうやってスピリチュアリティを高めることと良い人間は別の流れにあります。しかしここでの学びは基本的に仏の教えをベースにしながら、いかに奉仕として心を捧げることができるか、人のために世のために自分の身を捧げることができるか、これを教わっております。人のために世のために自分が捧げる、この時に日常生活において何気なく宗教心もなく、ご褒美も何も期待することなく、自然に人のため世のためになっている、これは良い人、素晴らしい人として意識が身についていくことになるでしょう。しかし自分のやったことが評価される、良く思われるようにする、確認する、いろんな意識が働くと、それは自分のためになります。自分のためという意識は自分のスピリチュアリティを高めるためには一つの方法として良い動きにはなるでしょう。でもどうしても自分を高めること、自分が上になることがつきまとってしまうために、どこかで自分を捨てる働きが必要になります。スピリチュアリティを高めることが悪いわけではありませんが、スピリチュアルの世界だけにはまってしまうと、いつの間にか自分の世界の中に閉じこもってしまい、外が見えなくなってしまうのです。最終的にはいかに人のために自分の身体を尽くすか、世のために自分の身体を尽くすか、これが最終的な目標になります。仏教は最終的には人を生かすこと、人のために生命を捧げること、これを望んでおります。仏教を学ぶ上において、ただ高度な学びを進めていく、本当の教えをさらに解明しようとする、そういう方向に進むといつの間にかに自分のための学びになってしまい、人のため社会のための学びではなくなってしまいます。また多くの人は理解しないと行動できない、ちゃんと分かっていないと人のために役に立っているかどうか分からない、こういう言葉を使ってひたすら学びを続け、一向に行動に移せない人がおります。これも最終的には自分のことしか考えていない人になります。分かってから行動するのではなく、行動しながら分かっていく、行動することによって分かっていく、これが世のため人のための生き方になります。はじめから理解する、分かる、それから行動に移そうとするのではなく、まず世のため人のためにできること、奉仕できることを通してそれで分かっていく、これは仏教における一つの大きな方向性になります。自分が学びをし社会のために役に立つ、そういう流れにおいて自分は本当はどこに向かっているのか、何を求めているのか、他人とのかかわりをどのように理解し、どう他人と接していくか、そこのところをよく自分で見ていくと、自分の普段の毎日の言動でもっとしなければならないこと、注意すべきこと、いろんなものが改めて分かってくると思われます。一つひとつの言葉、行動、考え方、これを大事にして常に人のためになること、人のためになる考え、行動の仕方、これをはっきりと理解しながら丁寧に丁寧に人のために尽くしていく、こういう行動を普通にできるように目指していってください。

Dさん、あなたの背後にとても大きな存在が常についております。自分の何気ない行動、何気ない言動においても、この強い存在があなたに働きかけております。この強い存在はあなたから見た時、ある意味では天使のように見えたり、ある意味では菩薩のように見えたりするでしょう。人間的な意識で見ると人間的に感ずるかもしれませんが、大きな世界観、大きな意識で見た時、そこにはとても大きな体を持ちながら、多くの手と多くの頭をもつ存在の中の一つの分身、そのような形態としてあなたをしっかりと守っている存在がいます。自分が心の中で感ずるもの、念仏的なもの、そういったものを自分で良いと思ったものを念じてみてください。恐らくその存在につながる一つの言葉が浮かび上がってくるでしょう。その関係を強くしておくと、あなたのいわゆる閃き、直観力、察する力、洞察力がかなり高まると思われます。本質的にあなたは人のために何か良いことをする、困っている人がいたら助けようとする、こういう心が動いております。常に何か自分からしてあげる、助けてあげる、こういう心が動いており、その心によってこの存在が活動することができます。これからの学びの流れにおいて、自分の心をもっと大きな心だと感じてください。相手によって心の大きさが変わってしまったり、その時の状況によって心が小さくなったりする場合があります。小さくなると後ろの存在が活動できなくなってしまいます。むしろ自分が小さく感じる時ほどわざと心を大きくして、背後の大きな力を使いこなせるようにする、自分が気まずい時、あまり合わないと思う時ほど大きな心をもって暖かく優しく場を過ごせるようにしていく、こういうトレーニングを積んでみてください。そういったことを重ねていくうち、自分の閃きがどんどん強くなり、感じとる、先が見える、こういったことがかなり身につくようになっていきます。自分の心と背後のつながりをしっかりつなげていき、さらなる学びを進めていってください。

Eさん、あなたのさまざまなスピリチュアルな学びの流れにおいて、自分が何のためにスピリチュアルな学びをしているのか、自分はスピリチュアルな学びを通してどこに向かおうとしているのか、この方向性が時々分からなくなる場合があります。いわゆる方向性が一貫している時、自分がスピリチュアリティを高くする、意識レベルを高くする、あるいは世の中で人のために奉仕できる心を身につけていく、何らかの方向性か感じとられるのであれば、そこに向かっていく力が身についていくはずです。しかしあなたの場合はその方向性が見えていないために、どこに向かっているのかも見えない状態になっております。自分を探すことが目的なのか、そであるならばもっともっと自分に興味をもつ、いわゆる周りの人、前の人、隣の人を感じながら自分を見ていく、他人を鏡として自分を見るという作業を進める、ここにもっと進んで良いはずですが、まだこの他人を通して自分を見るという力が身についておりません。では自分はただ意識レベルを上げることを目標としているのか、しかし意識レベルを上げるというトレーニング、あまりそういったものは実践されておりません。自分はどこに向かおうとしているのか、何のために学びをしているのか、そこに自分でもっと意識を向ける必要があります。そして確実にその方向を自分で見つけ、そこに進む必要があります。自分は何を目的とするのか、自分を知るためなのか、あるいは能力を身につけるのか、意識レベルを上げるのか、漠然とただ学ぶのではなく、はじめのうちは明確な意識を持った方が良いでしょう。意識を持った方が方向性が確認でき、成長した自分を確認できるからです。漠然とした学びをしていると成長したという意識が身につかないまま時間だけが過ぎてしまいます。何かを身につける、あるいは目的をつくる、そうするとどこまでそれができたかが自分で分かるようになり、自分の成長した方向性も見えるようになります。学びにおいて漠然とした学びではなく、明確に自分の目標をつくる、方向性をつくる、レベルを設定する、そういう心をしっかりともってスピリチュアルのトレーニングも進めていく、こうやって自分をしっかりと見るようにしてください。今は他の人を見ても他の人の心が見えていません。他の人の心が見えていないというのは自分で自分の心が見えていないからです。もっと自分の心に意識を向け、心を何とかしようとすると他の人の心をもっと見るようになります。他の人の心にもっと意識を向け心を探っていく、それが自分の心を探ることになること、そういったことを理解しながらさらなる心の学びを進めるようにしていってください。

Fさん、あなたの日常の学びの方向性において、自分という存在を自分でどのように理解し、高め、さらなる自分の能力を上げていくか、このような日常の流れの中でやはり自分自身がまずハイヤーセルフや自分のガイドとつながる、自分の周りのさまざまな存在たちとしっかりつながりをつくり、そして大きな大きなグループとして活動していく、これがあなたの方向性として位置づけられております。何かを感じとる、何かが分かる、あなたはこの能力を身につけております。しかし何かというところでいつも終わってしまい、それが具体的に何なのか、それが何を現しているのか、そこまで進むことが難しくなっております。実際にはハイヤーセルフやガイド、その他多くの存在たちが常にあなたの周りで活動しようとしております。そしてあなたに指示を出し、あなたがさらなる活動ができるように望んでおります。漠然とあなたは感じていても、それが具体的にどうしようか、そこが分からなくなってしまい、結局何もしないまま終わることがあります。まず何かを感じた、何かしなければならない、その時にマインドをいっぱい使ってしまう傾向があり、マインドによって本来のやるべきことが見えなくなってしまう、マインドを動かすことによっていわゆる心のつながりが切れてしまう、こういう現象が起こっております。何かを感じた、何かをしなければならない、そういう時に頭で考えるのではなく、心で感ずる練習、あるいは体そのもので感ずる練習、それを進めてください。頭で理解しようとするとほとんどが間違った方向に進んでしまいます。いわゆる概念や思い込み、先入観があるために、本来伝えようとしていることとは別の答えを引き出してしまいます。そういう頭で理解しようとせず、ただ心で感じとる、今すべきことをただ心で感じとって、それをそのまま具現化できる、このトレーニングが必要とされます。これを行なうことによってハイヤーセルフやガイドとのつながりが強くなっていくと、少しずつあなたのスピリチュアルな学びが進んでいくことになり、いわゆる光の存在、他の多くの仲間たちともつながりがつくれるようになっていきます。自分の日常の中で何かを感じたら、ガイドやハイヤーセルフを心で感じとってみる、それが自分の頭で考えたことと違ったことであっても、心を優先させ感じたことをやっていく、こうやって現実的に自分の世界が変わっていくことをどんどん進めていってください。

Gさん、あなたの周りのエネルギーが今急速に変化を起こしております。いわゆる流れの再調整、新しい流れに向けてのすべてのエネルギーの再調整が行なわれております。あなたから見れば必ずしもそれが良いこととは感じないかもしれせん。しかし大きな観点から見ればあなたにとってとても良い方向へと流れが変わっております。この流れを感ずる中で、あなた自身の心をどのようにコントロールしていくか、これまで通り天を信ずる、神の流れに任せる、良い流れをそのまま信じそこに向かっていく、このやり方は十分に有効となるでしょう。あなたに新しく身につけるべき心の働きとして、自分がこの現実をつくっている中心であること、自分の望む通りに現実が動いていること、これから自分が計画し計画した通りに流れが進んでいくこと、これを心から信じてください。これまでは流れに身を任せる、天の流れに自分が従う、こういう意識で流れが進んできましたが、今変化しているあなたの大きな流れは、あなたの計画通りに流れが進む、そういう流れへと変化が進んでおります。もちろんその時のあなたの計画は必ずしも世俗のマインドという意味ではなく、あくまでもハイヤーセルフやガイド、天の存在と一つになったあなたの考えであり、その考えによってすべての方向性がつくられ進んでいく、そういう状態になります。したがって何か方向性や自分なりの計画がある時、自分一人で考えている雰囲気ではなく、天の存在たちと一緒に考えている、天の存在たちと一緒に計画しそこに向かおうとする、この意識を強く感じてください。そうすればその方向に向かって時空の流れが進むようになっていきます。そうすることによって自分の計画通りに進んでいる、自分の計画した流れに入っている、こういうのが実感できるようになっていきます。だんだんそれが分かってくると天と一緒の考え方、あるいは何をどう考えたらそこにうまく進むのか、うまく進ませるための考え方としてどう考えたら良いのか、いろんな考え方のコツが分かるようになっていきます。この天と一緒の考え方のコツを身につける、コツを掴み流れを自分でコントロールできるようにする、これがあなたにとってのこれからのテーマになっていきます。今年その感覚を身につけながらあと一年二年の範囲内で、完全にこれをコントロールできるようにトレーニングを進めていってください。

Hさん、あなたの今年の流れにおいて、当初予定していたあなたの流れから少しずつ変化が起こっており、はじめに想定した流れよりはもう少し楽にうまく良い流れに入ることが可能になってきている傾向があります。自分自身の身体を心配することが何度もありますが、自分の身体を何とかしたいと思う時は実際に人間関係を良くすること、人間関係を良くすることがあなたの体を良くすることになります。自分の身体に意識が向いてしまい、人間関係をおろそかにしてしまうと、身体がうまく動かなくなってしまいます。自分の身体が大事な時ほどいろんな人との人間関係を大事にする、もちろんそれによってエネルギーが下がったり、身体がうまくいかなくなることもあるでしょう。でもその時にあまり自分に意識を向けすぎると余計に波動が下がってしまいます。人のために活動して自分のエネルギーが下がってしまう、それでも人のために何かできることを喜びとし、常に喜びの中で自分の体のメンテを行なっていく、こういったことができるようになると自然と自分のエネルギーも高まっていき、人とかかわりをもつこと、人のためになることが自分の身体の健康に大きなヒントになることが分かるようになっていきます。身体のエネルギーが少しずつ自分で理解でき、コントロールできるようになっていくと、あなたの意識も大きく変化していき、自分の能力、自分のもっている本来の才能がどんどん輝き出していきます。今は余裕がない、自分の体がかなり心配なために、余裕がない状態ですが、身体が安定してきて余裕ができてくると、だんだん隠れていた才能が表に出てきて、本来のあなたの能力が表に発揮できるようになっていきます。自分に対してもっともっと自分を解放させ、やりたいこと、活動したいことを行動していき、溜まっているエネルギーを動かすようにしてください。自分の中で動けなくて溜まっていたエネルギーを動かすようにどんどん発揮させていくと、それによって身体のエネルギーが動いていき、才能がどんどん目覚めていきます。先に発揮される才能として、予言的なものや今後が分かる、流れが分かる、そういったことは自然に発揮されていくでしょう。しかしそれをさらに身につけ次の段階までいった時には、また別の能力が目覚めてきてさらなる深いレベルで人間の心を感じ理解できるようになっていきます。いろんな能力を少しずつ少しずつ目覚めさせていき、発揮させていくことによって自分自身の役割を思い出すことができます。あなたにとってこの密教、この学びと教えというものは、自分の身体を解放させ自分の能力を使えるようにしていくとても大事なツールになります。教えながら実践しながら自分の身体を解放させ、天の身体へと戻していく、こうやって自分の本来の才能を表に出させるようにしていく、そのための重要なツールとして密教をしっかりと教え学んでいく、こうやって自分を取り戻すような流れにもっていってください。

それではここまでにいたします、ありがとうございました。


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